ランサム 非公式作戦のレビュー・感想・評価
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どこまで本当なのか、面白い
1986年、ベイルートで韓国の外交官が行方不明になる。1年以上経って、彼が身代金目的で誘拐され、なお生存していることが判明する。ミンジュン外交官は身代金を持ってレバノンへ向かい、そこで出会った韓国人タクシー運転手パンスの協力を得て。
実際に起きた韓国人拉致事件をモチーフにした作品。なぜ1年以上も経っていたのかと思ったら、なんと日本人に間違えられていたとのこと。さらに人質争奪戦もおこって、緊迫した展開に。そん中でも、コミカルなシーンを挿入するのは、さすが韓国映画と感心します。アクションもかなり見応えありました。どこまで本当の話なのか興味あります。
不謹慎ですがおもしろかった
やっぱり中東には行きたくないな。行けないか、ほっ。
あの外務省?の職員たちが廊下にズラーッと並び
給料差し出しの同意書を束ねて同僚を助けて欲しいと
陳情するシーン、
働く者にとって生き死にに関わる切実な問題である。
だのに何だ韓国は、払い汚い。
民間人が自分たちの意思で行ったのと訳が違う。
正義感溢れる事務官イ•ミンジョン(ハ•ジョンウ)が
同僚の書記官を救い出すべく志願しベイルートに向かう。
カーター、ハンスという人たちを間に入れて交渉の方法や金の受け渡し方も教えてもらい単身向かうことに。
空港警備隊武装の一人から絵の代わりに金を受け取るが、また同じ武装隊から追い回される。なぜか?
心細くやっとの思いで乗り込んだタクシーには同郷人。
タクシードライバーのキム•パンス(チュ•ジフン)。
現地に詳しく頼もしく思っていたらとんでもないことに。
恋人に諭されて金を返しに来たパンスと共に。
ギャングに追いかけられオ書記官をおぶってビルとビルに
橋渡した梯子を一気に駆け抜けるシーン、
直後追って来たギャングたちとの死闘。
スリル満載。
パンスのタクシーで何台ものギャングの車に追われながら
狭い路地をミラーやドアをぶつけまくり段々も走りまくる
カーアクション🚗必見‼️
とうとう家の壁から抜けなくなったかと思ったら、
バック急発進してギャングを蹴散らす、ナイス‼️
ギャングの車が通れずやっと広場に抜け出したら、
またまた数台💦追いかけて来る。
車の間を抜け上手い具合にギャングの車がハンドル切りきれず横転したりぶつかったりして自滅。
ここも迫力満点。
あわやというところで救援の手に助けられ空港✈️まで。
2人分の席しか無いと、イ•ミンジョンはパンスに譲る。
そして自分はというと空港警備隊に捕まり1ヶ月。
いろいろな手を尽くしてカーターが迎えに来てくれた。
無事韓国の地に、時は🇰🇷ソウルオリンピック真っ只中。
ファンジョンミンの『極限境界線』より救援相手やギャングなど当地の人たちとの関わりがリアルだった。
主人公の韓国外交官、最初は人間の小ささをさらけ出していたが、徐々に...
【"タクシー運転手1986年 レバノン・ベイルートバージョン"前半のコミカル要素と後半のハラハラドキドキのシリアス度合いの匙加減が、絶妙な作品。ラストのムネアツな展開も宜しき作品である。】
ー レバノンで拉致された韓国人外交官の救出に挑む野心家の外交官と詐欺師まがいの韓国人タクシー運転手との序盤はコミカルな駆け引きを、徐々に心を通わせた二人の姿と共に、ベイルートのゲリラとの命懸けの戦いを描いたポリティカルアクション映画。実際に起きた韓国人拉致事件に着想を得てユーモアとスリリングシーンテンコ盛りで描き出した作品。ー
■粗筋
内戦下のベイルートで韓国人外交官が行方不明になった。
その事件が忘れ去られた頃、野心家の韓国外交官のミンジュン(ハ・ジョンウ)は、消えた外交官が人質として生きているという情報をつかむ。
身代金を手にベイルートへと向かったミンジュンは、大金を狙ったギャングに襲われたところを、韓国人のタクシー運転手パンス(チュ・ジフン)に助けられる。
協力の見返りを求めるパンスと渋々ながらも行動をともにすることになったミンジュンは、戦火のベイルートを突き進んでいく。
◆感想<Caution!内容に触れています!あと、べろべろに酔っているので、文章がオカシクても、怒っちゃ嫌よ!>
・今作品は実話がベースだそうである。が、詳細は間接的にしか描かれないが、今作品でもチョンドファン大統領の軍事独裁政権時の闇が関与している。
・序盤は韓国のオ外交官が、レバノン内戦の中、ベイルートのギャングに誘拐されるシーンから始まるが、アメリカの外交官を夢見るイ・ミョンジュンが名を挙げる為にベイルートに赴く辺りは、かなりコミカルである。
・出会った韓国人のタクシー運転手のパンスは調子が良いが、一癖ありそうである。
・そして、パンスはミョンジュンが裏社会と繋がる富豪の画商ヘイスに、ピカソの"朝鮮の虐殺"の画を売り、調達した250マン$を、まんまと盗むのである。
・だが、パンスは恋人のライラにその行為を激しく糾弾され、しょんぼりとしてイに返しに来るのである。クスクス。パンスが根っからの悪人ではない事が分かる可笑しいシーンである。
・この作品は、ここからハラハラドキドキシーンがテンコ盛りになる。捕らわれていたオ外交官を救出するシーンや、ギャングに終われるシーン。
・だが、ミョンジュンはパンスの助力もあり、見事にオ外交官を助け出す。で、ここからが沁みるのであるが、ミョンジュンはパンスの身を案じ、国外脱出の枠が二つしかない事を知りながら、パンスに自分の枠を譲って国外脱出させるのである。沁みるなあ。
・そしてミョンジュンはレバノンの武装部隊に捕らわれるのであるが、韓国の仲間達の決死の行為により、国外脱出を許されるのである。この辺りは、エンドロールでも流れるが、韓国の近代史の謎になっている。チョンドファンが絡んでいるからである。
・そして、ミョンジュンが韓国は漸く帰国した時に笑顔で待っていたタクシー運転手の姿。それは、恋人ライラと共に韓国に帰国していたパンスだったのである。沁みるなあ。
<2024年10月30日
日本で最初に活動写真が上映された1897年(明治30年)に長野県内で初めて活動写真の上映が行われ、1919年(大正8年)に長野演芸館(現 長野映画興行)に買収されて「相生座」と名を改めた日本最古級の営業映画館である名画テンコ盛り上映の長野相生座・ロキシーにて鑑賞。
そして、今から、権堂アーケード通りに呑みに行くのである。キッパリ!
果たして、明日のキッツイ仕事をNOBUはこなせるのであろうか?大丈夫か?オイラ!
それにしても、出張先で、歴史ある映画館で観た映画が面白い僥倖感は堪らないよね。😃じゃあね。>
外交官の受難と奮闘
誠実な青年
かなり序盤から主演の二人が大鶴義丹(筒井道隆風味)と毎熊克哉(王子風味)に脳内変換されてしまったので妙なテンションでの鑑賞となりましたが、劇場で観られて良かった!韓流のポリティカルサスペンスは良い。独裁政権時代だからバッサリ否定出来る強みはあるけれども、少し羨ましくもある。邦画メジャーも頑張って頂きたい。
冒頭の電話を取るまではちょっとアレだったが、現地について三人目に辿り着いた辺りからは感情が行ったり来たり画面共々忙しい。オチも定番と言えば定番なのだろうが、それが良い。それをこそ待っていた。不思議と幸せな気分になれる映画でございます。
蛇足だが、「ソウルの春」を観逃したのは痛い。今なら飛んで行くのにな…
見応えのある救出劇
どこまで事実に基づいているかはわからないが、最後まで「一体どうなる?」との思いで見た。
韓国映画でラストにスカッとすることは稀で、今作も迷ったが、観て良かった❗️
中東の怖さが充分伝わってきた。警察も頼りにならない世界。よくぞ、やり切ったと思う。
カーチェイスもなかなかで見応えあった。
海外で奔走する外交官の物語は熱い!
「極限境界線 脱出までの18日間」「モガディシュ 脱出までの14日間」とか、海外で拉致されたり、内戦に巻き込まれたりする韓国映画は面白い。本作は、ベイルートで拉致された外交官を救おうとする話。
驚くのは、最初に拉致されてから1年以上経ってから救出活動が本格化すること。中東だけど、国際テロ組織というよりは犯罪集団が拉致しているところもちょっと珍しい。ただ、犯罪組織といっても装備がすごいから、ちょっとした軍隊並み。でも、規律がゆるそうだから捉えられている側としてはたまったもんじゃない。ちゃんとした軍隊に捕虜として捉えられる方がマシだ。
個人的に気になってしまうのが誰が大統領だったかということ。全斗煥のときだったが、1987年の民主化運動で政権交代を決断するちょっと前の話。だから、救出作戦自体は軍事政権真っ只中の出来事だ。安企部の力が強いのもそのせいと思われる。なんでも北の陰謀と決めつけるって外務部のセリフは面白い。
救出作戦自体はなかば強引だったが、意外とあっさりと解決する。ただし、盛り上がるのはベイルートからの脱出と最後の終わり方。なるほど、そんな決断をしたあいつは最高にかっこよかった。外務部の職員たちの行動にもちょっと感動。働く人たちのプライドが垣間見える物語は面白い。そして、男の友情物語としても楽しむことができた良作だった。韓国のこの手の映画はやはりはずさないな。
勇気ある行動
韓国映画の「モガディッシュ」「極限境界戦」アメリカ映画の「カンダハル」と、似たようなな作品多々あるが、この手の映画は興味深い。
本作は今ひとつ、緊張感がフルマックスにはならなかったが、それはアクションシーンがサービス的に盛り込まれたせいかもしれないな。
果たして身代金は結局誰が払ったんだろうか?
シリアスかと思ったら
ホームラン!
忠誠心
ファン・ジョンミン主演の「極限境界線」に引き続き異国の地で拉致された自国民の解放のために奮闘する外交官とその相棒。
ただ、前作と違い時代は全斗煥政権下の韓国。人権が重んじられない独裁政権下の時代のためそれが現地での活動の足を引っ張ることに。国からの支援もない中での主人公達の綱渡りの救出劇が繰り広げられる。
我々外交官は国に忠誠を尽くす、だから国もそれにこたえてほしい。仲間の外交官を救うために同僚たちが自分の給与をカンパして述べたこの言葉が胸を熱くさせる。
愛国心や忠誠心などというものは無理矢理植え付けるものではない。国が国民の一人一人を思ってくれたなら自然と国民は国を愛し、忠誠を誓うようになる。国がやるべきことをやっていればおのずと芽生えてくるものなのだ。
現地ロケや現地での役者さんの起用で相変わらず映像クオリティーが高い韓国映画。日本映画だとこの辺はなぜか噓くさくなるのだがさすがである。
すごかった
実際の事件を元にしているというのだけど、ちょっと盛りすぎではないだろうか。敵があんなに統率されているとは思えないし、一回解放した人質を奪い合うなどそこまで執念深くないように思う。外務省の職員が主人公で、エリートすぎて好みではない。自分の身代わりでタクシーの運転手を先に帰国させるのは泣ける。
中東のスケール感を感じられる良作
この手のストーリーは溢れてきたにも関わらず🙄
最後まで飽きることなく楽しめました☺️
運転手が持ち逃げして、その後、自分から改心するんじゃなくて、彼女に死ぬほど軽蔑されたために改心するのも、リアリティがあってよかったなと😏
トランク開けた時に、これも敵の罠で襲われるんじゃないかと思ったのは、いろんなどんでん返しを観すぎたせいで、いかんいかんと思いました(^^ゞ
それにしても、見れば見るほど、韓国の大鶴義丹でした(笑)
外交官の使命と矜持
熱血漫画の主人公っぽかった
重い史実に、派手なアクションなどをぶち込んで、めいっぱい娯楽にしちゃう力技を堪能。
日本車(トヨタ)より欧州車(ベンツ)の方が明らかに頑丈という描き方に苦笑しつつ。
事件の経緯は未だ国家機密扱いで、あと20年以上は明かされないために、想像して創作しまくった経緯が物語として、ある意味ドラマティックに、めちゃくちゃ盛って展開してました、
どこか『アルゴ』や『モガディシュ』を思い出させます。
二枚目枠だがややお調子者っぽくどこかちょっぴり抜けたとこもあって可愛いいハ・ジョンウが主人公で、最初は自分の栄転・昇進のために任務を引き受けておきながら、最終的には誘拐された書記官を絶対に助け出すという目的のために懸命になる姿は、熱血漫画っぽかったです。
頼もしい韓国外交官
約10か月ぶりのバルト9
『最後まで行く』のキム・ソンフン監督、劇場映画に絞ると案外寡作な監督ですし、やはり最新作となれば気になってはいたのですが、、残念ながら公開規模はあまり大きくなく、私の行動範囲だとバルト9一択。新宿かぁ、と思って躊躇していたのですが、毎週聴いているライムスター宇多丸さんの映画評の対象作品にもなったことで、えーいっ、と踏ん切りをつけていざ参戦です。会員サービスデイの午前回、平日の割には結構入っていたと思います。
さて、本作は1986年にレバノンで実際に起きた外交官拉致事件をモチーフにして作られたフィクションです。と言うことで「実話ベース」には違いありませんが、ちゃんと“面白く”作られたクライムサスペンスになっています。
命知らずの犯罪集団を相手に、普通の人である外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)とタクシー運転手パンス(チュ・ジフン)が立ち向かうという荒唐無稽さも、相性のいい二人の掛け合いはテンポがあって引っかかることなく観られます。また、既視感のあるアクションアイディアも、ちょっぴりふっくらした感のあるハ・ジョンウがやることでチャーミングに見えたり、それでいてちゃんとハラハラする緊迫感もあり飽きることなく観続けられ、きっちりエンターテインメントに仕上がっていて流石です。
なお、非常に細かいところですが、前半のシーン、ミンジュンが後輩に出世を追い越された腹いせにするある「行為」。その後に映るそれがちゃんと「ある変化」を起こしていてちょっと吹き出しました。美術さん、グッジョブ。
と言うことで、総じて楽しめる映画に仕上がっていますが、劇場鑑賞必須かと問われれば、、ご都合や熱量次第では配信待ちでもいいかもしれません。もう少し観やすいとなぁ、、クロックワークスさん、すいません。
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