「撃たれても撃たれても死なない体力勝負のスパイ」ブリックレイヤー シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
撃たれても撃たれても死なない体力勝負のスパイ
90年代は迫力あるアクション映画のヒットメーカーだったレニー・ハーリン監督の新作だけど、まあこんな感じな出来でした。パッとしないおっさんが実は凄腕エージェントなんて設定はあるあるだし、一見派手な効果音のドンパチや格闘シーンは暗くてよくわからないし、ストーリーはご都合主義だし、舞台がギリシャなのに観光的なシーンは皆無と、ツッコミどころ満載です。それでも、週末にビール片手に楽しむにはちょうどいい感じです。主人公のスパイ活動が知性より体力勝負なのが潔いです。役者では、知的で善人のイメージのアーロン・エッカートが、肉弾アクションで頑張ってました。ひょっとして、ポスト・リーアム・ニーソンを狙ってたりして。
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