告白 コンフェッションのレビュー・感想・評価
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良い意味で、74分が丁度良い。
冒頭、雪山での遭難シーンを見て
『おっと、コレはハズレか…?』と、思ったが
想像以上に面白い。
普段、字幕が煩わしく感じるタイプだが、
時折出てくる韓国語が更に不穏な空気を増長させ
良いアクセントになっていた。
何度もビクッとする怖さがありハラハラが止まらない。
中にはツッコミを入れたくなるシーンもあるが、
夢の中の話ね。と、納得。
目が覚めてからの流れがあっという間だったが
ハラハラ続きだったのでコレが限界だろう。
良い意味で74分で丁度良い。
配信されたらまた観ようと思う。
想定外の展開ではありました
予告を見たときは、ヤン・イクチュンの一挙手一投足を過剰に怖がる生田斗真という構図のコメディだと思ってました。
実際の作品は、物語の入り方こそ秀逸でしたが、想像してた通りには展開せず、サスペンス的な流れがそのままホラー風味に。
上映時間も短く、限定された登場人物と舞台設定でオチの付け方が一番重要と思っていたら、中盤はすべて夢か妄想で、最後はあまりに捻りのない終わり方……。
第一の殺人が仕組まれたものようには見えず、第二の殺人も発作的に起こってしまったように見えるため、「もっと悪い奴がいました」よりは、罪を告白して解放される男と、告白できずに2人分の苦悩を抱えたまま生きる男、みたいな展開の方が綺麗な気もしますが、それだと中盤の展開が浮きますね。
主演2人の緩急の効いた演技もよく、出番は少ないものの奈緒さんもキュートで良かったんですけどね。
いずれにせよ、予告と序盤の出来のよさに期待しすぎたせいか、ちょっと残念な終わり方でした。
和製ドント・ブリーズ
個人的な推測による感想です。
中盤までは、浅井の高山病による夢オチということでしょうか。さゆりの妊娠トラブルで、浅井がジヨンに逆告白し、ラストシーンに至る感じかな。
ジヨンの動機(さゆりに対する殺人未遂動機)がよく分かりませんでした。
体感100分ぐらいの長さを感じ、いつの間にか映画に没頭していました。「ドント・ブリーズ」のような攻防を思い出します。
ホラーやってみました
って感じですかね。スパイダーウォークとかエイリアン、物体Xとかの引用が見え隠れ。大ネタも後出し感で、新味が感じられなかった。韓国語の時、解らない、字幕が出るのはちょっと上手い。
生田斗真くんって今一つ役に恵まれないなー、「渇水」とか「湯道」とか。「REIJI」が最高傑作かなぁ?
告白は死ぬ間際に
『カイジ』の福本伸行と『沈黙の艦隊』のかわぐちかいじによる、ワンシチュエーションスリラー。想像通り、しっかりとB級映画。でも、たまたまではなく狙ってやっている。この振り切り方、1発もの感、そして74分という短尺、全てがちょうどいい。
見事な1アイデアを映画用に無理矢理引き伸ばしている感は否めないが、暇つぶしにはもってこいで、絶賛するほどでは無いけど、なかなかに面白い作品だった。映画と言うには物足りないけど、たまにはこういうのもいいよね。
終始暗闇かつ1つの小屋から物語が展開されるため、絵変わりせず、所々睡魔に襲われる。バトルシーンも行ったり来たりで、まあ退屈っちゃ退屈。でも、切羽詰まった生田斗真の演技はそこそこ良かったし、ヤン・イクチュンの不気味さも作品とマッチしていたから、決して完成度が低いわけじゃない。まあ、このテーマなら仕方ないかなレベル。
オチも若干雑だけど上手いことまとめられているし、原作者2人のらしさ全開で個人的には心地よかった。ハッピーエンド?バットエンド?どっちとも捉えられる終わり方、かなり好き。なんでもかんでも、ペラペラと人に話すもんじゃないですぞ。
脚本にもう一捻り欲しかった
ものすごい何かを予感させる出だしだったが、ほぼ全編が2人だけで、2人の会話(日本人と韓国人なので込み入った会話はない)と殺し合いが続く。せっかくの生田斗真がもったいなかったかな。
勢いで押し切るホラー
エンドクレジットのマキジムザホルモンで全てを悟る。
ここまで勢いとスピードで押し切られると笑える。
事前の予告だけだと、心理スリラーなのかと思っていたけど、良い裏切られ方をした。
やはりヤンイクチュンの不気味さがめちゃくちゃ効いていた。韓国語でボソボソ喋られると怖い笑
なかなか面白かったです。
ミニマム・サスペンス
登場人物は生田斗真とヤン・イクチュンの、ほぼ二人だけ。
舞台は吹雪の山小屋の中だけ。
上映時間はたったの74分。
しかも後味悪いサスペンス。
観客少ないのも当然の映画だが、ぎゅっと詰まっていて、そこそこ面白かった。
60分以上90分未満の邦画に限定するなら今世紀最高傑作
2024年映画館鑑賞47作品目
6月2日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1400円
原作未読
原作は『カイジ』の福本伸行
作画は『空母いぶき』『沈黙の艦隊』のかわぐちかいじ
監督は『ぼくのおじさん』『ハード・コア』『1秒先の彼』『カラオケ行こ!』『水深ゼロメートルから』の山下敦弘
脚本は『劇場版 リケ恋 理系が恋に落ちたので証明してみた。』の幸修司
脚本は他に『まともじゃないのは君も一緒』『さがす』『死刑にいたる病』『グッバイ・クルエル・ワールド』『夜、鳥たちが啼く』の高田亮
大学時代に山岳部の西田さゆりが遭難し行方不明になった
それから山岳部OBの浅井啓介と韓国からの留学生リュウ・ジヨンは2人でさゆりのために毎年追悼登山をしている
ジヨンは怪我で死を覚悟し啓介に「自分がさゆりの首を絞めて殺した」と告白してしまう
近くに山小屋があることを発見した啓介はジヨンを連れて避難した
死ぬはずだったのが生き延びてジヨンとしては気まずい状況に
もちろん啓介にとっても
『告白 コンフェッション』は令和の『シャイニング』だ
足が不自由でモンスター化が本来の意味でやばすぎる
山小屋の一階と二階を行ったり来たり追いかけっこ
夢かよ
夢が覚めても本当の悪夢はここから
人間切羽詰まると何をやるかわかったもんじゃない
孕ませといて責任取らないどころか締め殺すなんて死刑でいいよ
配役
さゆりと付き合っていた山岳部OBの浅井啓介に生田斗真
留学生の山岳部OBのリュウ・ジヨンにヤン・イクチュン
遭難し行方不明になった山岳部部員の西田さゆりに奈緒
山岳救助隊の1人に吉岡睦雄
ホラー
山下敦弘監督、今年公開作3本目デスヨ!(カラオケ行こ!、水深0メートルから)
前知識なく観に行ったので、心理的サスペンスかと思っていたら、まさかのホラー
ヤン・イクチュン、10年以上前の主演監督作「息もできない」では長渕剛風味でありましたが、今作では笑い飯西○に‥
鑑賞中ずっと、なんで生田斗真はこんなヤツ(不気味で暗い、実は殺人犯)と友達なんだよ!と思っていましたが、まさかの…
時間も80分と手頃で観やすくなっておりますので、広~い心でどーぞ
オワリ!
ヤン・イクチュンありき
山小屋に閉ざされた男二人の死闘を描くサスペンススリラー。
舞台劇のようなワンシチュエーションものは、山下敦弘監督の得手ではないと思ったが、「自分としてはB級ホラーと思って作った」との発言を目にして、納得。「遊星からの物体X」を明らかに意識したようなシーンもあって、怖いけれど、ちょっと笑ってしまう、という感じは、持ち味が出ているとも言える。
とにかく、ヤン・イクチュンありきの作品。原作では日本人同士の設定とのことだが、あの役柄をあのように演じきれる日本人俳優はいるだろうか。韓国語でぶつぶつ独り言を言うのも、結果的に、不気味さを増す効果をあげていた。生田斗真は、受けの芝居に徹していたが、後半はもっと狂っていく感じがほしかった。
今どき1時間20分弱の劇映画は珍しいが、無理にエピソードを加えずに、作品としてはすっきり仕上げている。それでも、わざわざスクリーンで観るべきか、というと...
秘密は墓場まで持っていこうと思う
原作未読。
最後、まさかの夢オチと思わせてからの、衝撃のラストシーン。終わった後考えないと、ここのつながりがよくわかりませんでした。
まあでも、極限状態にあるなか、本来墓場に持っていくべき秘密を他人に話してしまうと、人間こうなるかもしれないなぁとか思いました。
それにしても、二人とも殺人犯でのクズで、結局のところクズ同士が吹雪の山小屋で殺しあうという映画だったのかな。
山で遭難死した女子学生が実は自分が殺した、と告白した親友と山小屋で一晩過ごすと新たな事件が起きる
大学山岳部OBの浅井と韓国からの留学生ジヨンは、16年前の卒業登山中に遭難死とされた同級生さゆりの慰霊登山に出かけるが猛吹雪で遭難してしまう。
脚に大怪我を負ったジヨンは死を覚悟し、吹雪の中、遭難死したとされたさゆりは実は自分が殺害したのだと浅井に告白するが、直後眼前に山小屋が現れ2人は命を取り留める。
親友の告白を聞いてしまった男と、うっかり言ってしまった男が、山小屋の中で猜疑心にまみれ、ジョンは口封じの為に浅井を殺害しようとするが、、。
しかし、夜が明け救助隊が山小屋に到着したら浅井がジョンを刺殺する場面に出くわしてしまうと言う恐ろしいラストですが、その理由は映画をご覧下さい。
役者は生田斗真と韓国人俳優ヤンイクチュンのみ。
二人の鬼気迫る演技は見ものです。もう一人殺されたさゆり役の奈緒には科白がありませんが、こう言う役に彼女はハマります。
メッチャ恐ろしく、メッチャストーリーが面白いスリラー映画。 本年度ベスト!!!
予告編が面白そうだったので軽い気持ちで鑑賞したけど満足度はかなり高め!
スリラーと言うよりも本作はホラーだった。
思った以上の面白さ!
予想を上回る恐ろしさが満載!
上映時間は74分と短いけど内容はかなり濃い目!
考えられたストーリーでなかなか面白かった!
大学時代、山岳部だった生田斗真さん演じる浅井と韓国人のジヨンの二人がメイン。
登山中に行方不明になった奈緒さん演じる、さゆりの慰霊登山中、二人が遭難。
ジヨンは左足を負傷。
猛吹雪の雪山の中、絶体絶命な感じ。
死を覚悟したジヨン。
行方不明となった、さゆりは自分が殺したと浅井に告白するものの、目の前に山小屋が出現(笑)
本作は浅井とジヨンの2人が山小屋で一夜を明かす時の出来事を描いたストーリー。
生き延びたジヨンが浅井にさゆりを殺した事を告白した事で、ジヨンが警察に捕まる事を恐れ浅井を襲う展開。
左足を負傷しているジヨン。
でも浅井にも高山病の影響で体の一部に障害が発生。
このシチュエーションが面白い!
グロいシーンもありスクリーンに釘付けなんだけど、この一夜のシーンの仕掛けが面白い!
一方、さゆりを殺したのはジヨンなんだけど、これにも仕掛けがあった!
かなり騙された感じと迫力!
まるで韓国映画を観ている感じ!
たまにジヨンが韓国語で喋るのもそう思わされた感じだった。
原作が日本人と言うことにビックリ(笑)
日本もこんな原作書けるのね(笑)
たまに出てくるベッドで横になってる奈緒さんがメッチャ美しい!
でも彼女のメッチャ恐ろしい顔のシーンが頭から離れません( ´∀`)
16年目の告白 私が殺人犯です
吹雪が止んだ一瞬で山小屋を見つけるのかと思えば、むしろヒドくなってませんでした?
というツッコミから始まりましたが、小品とすれば中々の良作でした。
ジヨンの態度や言動は、どちらとも取れる絶妙な塩梅。
その中で、「いやでも、流しに新しい血があったしなぁ」などと疑心暗鬼が募る前半。
風切音や棟の軋む音などで相乗効果を出しつつ、ジワジワと緊張感が増していく演出は見事。
それにしても浅井さん、その疑念を抱いた状態でよく背中向けて寝られますね。
中盤以降はかくれんぼと殺し合い。
ここでも浅井が徐々に殺意に傾いていく様子が丁寧に描かれていました。
ホラー的な動きやジャンプスケアに頼った部分はあったが、緊張感もバッチリ。
手負い同士とはいえあの狭い小屋の中なので、短く纏めたのも英断。
動いてない時計で夢オチは読めたが、何のフリもないよりは良かったか。
個人的にラストは、直接見せずに「要救助者1名確保」という台詞だけで終わってた方が好み。
韓国人設定も、浅井に分からないことを活かすのかと思えば大した意味はなかったかな。
そもそも今さら証拠も出ないだろうに、殺すかな…とか。
しかし、エンディングのホルモンまで含めてかなり楽しめました。
ちなみに、タイトルの他の候補は『ある閉ざされた雪の山荘で』と『おまえの罪を自白しろ』でした。
期待しすぎたな
2024年劇場鑑賞126本目。
原作は昔バイトの休憩所にたまに置いてあった雑誌でところどころ抜けて読んだので結局良く覚えていない感じです。それでも福本伸行原作だから心理戦のサバイバルが繰り広げられると思ったのですが・・・。
途中で「おいおい」となった後はもう福本テイストは皆無、ヤン・イクチュンの起用はカタコトセリフが怖く聞こえるだけじゃないのかと勘ぐってしまいます。原作もこんなのなの?最近復刻販売された単行本買ったので読んでみようと思います。
秘密は墓場まで持っていけ!
劇場内のポスターに興味をひかれて鑑賞予定に入れていたのですが、初日のレビュー評価はまさかの2点台! というわけで、人柱覚悟で公開2日目に鑑賞してきましたが、案外悪くなかったです。
ストーリーは、16年前の大学登山中に行方不明となり事故死とされた西田さゆりの慰霊登山に訪れた親友の浅井とジヨンが、猛吹雪に見舞われ遭難する中、脚に大怪我を負ったジヨンが死を覚悟してさゆりを殺害したことを自白した直後に山小屋を発見し、二人はかろうじて命を取り留めるが、二人の間には気まずい空気が流れ、しだいに疑心暗鬼になっていくというもの。
冒頭で軽く背景を説明して、開幕からわずか数分で舞台のお膳立てを終える立ち上がりがお見事です。さあ、ここから二人の人間ドラマや心の動きが丁寧に紐解かれていくのかと思いきや、予想外のホラー展開!往年のホラー作品のオマージュを感じさせるシーンを盛り込みながら、迫り来るジヨンとの恐怖の一夜が、これでもかと描かれます。吹雪で小屋から出られず、外との連絡も取れない中、命を狙われる恐怖を描くという、典型的なシチュエーションホラーです。
ラストはまさかの夢オチ!と思わせてからのひねりが効いていたのはよかったです。ここまで執拗に描いたホラーシーンが、きちんと生かされた展開です。鑑賞後の胸くその悪さは残るものの、作品としてはなかなかおもしろかったです。ホラーは苦手なのですが、頑張って観たかいがありました。そして、人に言えない秘密は絶対に墓場まで持っていかなければいけないと学びました。
主演は生田斗真さんとヤン・イクチュンで、二人の迫真の演技が恐怖の一夜を見事に演出しています。特にヤン・イクチュンが淡々と投げかける一つ一つの言葉の不穏さと、激昂して見せる狂気の落差が秀逸です。脇を固めるのは奈緒さんで、わずかな登場シーンながら存在感を放っているのはさすがです。
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