「間口が広い」告白 コンフェッション La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
間口が広い
冬山で友人と遭難してもうだめだと言う時に、過去の殺人を告白してしまったら意外と山小屋が見つかって二人とも生き延びてしまったというお話。
登場人物が実質2人、山小屋だけのワンシチュエーションとはいえ、無駄な語りを削ぎ落して74分でカッチリまとめて楽しませる手腕はお見事です。狭い山小屋なのに二階や物置のスペースを生かす展開も上手い。そして、登場しただけで「こいつ、何か内に秘めた物があるぞ」と感じさせるヤン・イクチュンのキャスティングも抜群。更に、予告編から予想された通りのお話と思わせて・・の展開も意外でした。
今年だけでも『カラオケ行こ』『水深ゼロメートルから』から本作へと次々と撮る山下敦弘監督の間口は広い! オファーが続くのも納得の一作でした。
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