「16年目の告白 私が殺人犯です」告白 コンフェッション uzさんの映画レビュー(感想・評価)
16年目の告白 私が殺人犯です
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吹雪が止んだ一瞬で山小屋を見つけるのかと思えば、むしろヒドくなってませんでした?
というツッコミから始まりましたが、小品とすれば中々の良作でした。
ジヨンの態度や言動は、どちらとも取れる絶妙な塩梅。
その中で、「いやでも、流しに新しい血があったしなぁ」などと疑心暗鬼が募る前半。
風切音や棟の軋む音などで相乗効果を出しつつ、ジワジワと緊張感が増していく演出は見事。
それにしても浅井さん、その疑念を抱いた状態でよく背中向けて寝られますね。
中盤以降はかくれんぼと殺し合い。
ここでも浅井が徐々に殺意に傾いていく様子が丁寧に描かれていました。
ホラー的な動きやジャンプスケアに頼った部分はあったが、緊張感もバッチリ。
手負い同士とはいえあの狭い小屋の中なので、短く纏めたのも英断。
動いてない時計で夢オチは読めたが、何のフリもないよりは良かったか。
個人的にラストは、直接見せずに「要救助者1名確保」という台詞だけで終わってた方が好み。
韓国人設定も、浅井に分からないことを活かすのかと思えば大した意味はなかったかな。
そもそも今さら証拠も出ないだろうに、殺すかな…とか。
しかし、エンディングのホルモンまで含めてかなり楽しめました。
ちなみに、タイトルの他の候補は『ある閉ざされた雪の山荘で』と『おまえの罪を自白しろ』でした。
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