劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のレビュー・感想・評価
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1回観て微妙だと思った君たちへ
自分はウマ娘のコンテンツは一通り追ってる身ではあるが、1回目の鑑賞では正直に言って期待した程ではないと感じた。
この評価に落ち着いてしまったのは、この作品の前日譚であるROAD TO THE TOPが面白すぎるからとも言える。
ウマ娘の作品に初めて触れる人には映画ではなくこちらをオススメしたい。エンタメとして純粋な面白いものを観たいと思うのであれば、RTTTは映画に勝っているといえるだろう。
各配信サイトや今であれば公式のYouTubeチャンネルから全4話を観ることができる。纏まりが非常に良く理解もしやすい。映画から初めてウマ娘に触れた人にこそ是非観てほしい。頼む、観てくれ。
先程にも言ったように純粋な面白さではRTTTに分があると感じている。
しかし!新時代の扉はそれを超えていると自信を持って断言したい!
それにこの作品は2回目の鑑賞によって真価を発揮することを伝えたい!
もし君たちに余裕があるのであれば、ジャングルポケットの持つアクセサリーの意味や放つ言葉の一つ一つ、それぞれが勝った時の演出に意識を向けて、再度映画館に足を向けてほしい。
一度映画を観た君たちならそれぞれの演出の持つ意図に気付けるはずだ。それらを改めて解釈することによって評価が一転することを約束したい。
ここからは私個人の感想、というか解釈を述べていこうと思う。
これらを読む前に是非2回目の鑑賞に向かえるのであれば向かってほしい。他人の解釈を一度意識してしまうと、これはそういうものだという正解を持ったうえで観ることになってしまうためだ。
まず、この映画は本当に”よくできてる映画”と言いたい。
急にガキっぽい感想になったなとか何様のつもりやねんなどと思われるだろうが、本当にこの映画はよくできてるんです。いやマジで。
映像作品として本当に凄い。演出の一つ一つにちゃんと意味を持たせている、そしてそれが非常に丁寧であると。それをウマ娘というコンテンツでやるんだから凄いとしか言いようがない。
その中でも印象的かつ象徴的なのはジャングルポケットの持つアクセサリー、あれがもたらす意味について。
アクセサリーが何を意味するか、ここは各々の解釈に依ってくるが、私はあの中にジャングルポケットにとっての”最強”を象徴していると考えている。
最序盤、ポケットはフジキセキのレースを観てトゥインクルシリーズにおいて最強を目指すことを心に決める。
アクセサリーに反射したフジキセキこそがポケットが初めて見出した”最強”であり”憧れ”なのである。
アクセサリーを空に投げそれを掴み取る様子はまさしく、これから最強に向かって突き進む覚悟と憧れに並び立たんとする意識が見て取れる。この時点で後半のフジキセキとの併走を示唆しているようにも思える。
その後、アグネスタキオンにフジキセキと同じく最強を見出し、最強への第一歩としてタキオンに勝つことを宣言するも、願い叶わずタキオンのレース無期限出走停止。つまるところ、ポケットは最強への第一歩を踏み出せないまま、日本ダービーに勝利することになる。
日本ダービー勝利後、明らかにアクセサリーが翳っている様子が映し出される。また、夏祭りにおいてアクセサリーを象徴するような描写がいくつか見受けられる。
スーパーボール掬いでポイが破れる場面や、ラムネの中のビー玉の無機質で一片の輝きもない様。
僅かに付いた炭酸の泡が取れてしまう様子を見ると、ラムネ片手にした会話の中で最強であり憧れであるフジキセキが再び走るという僅かな希望が無くなるようにも見え、ポケットの心情が事細かに映像で示されていることが分かるだろう。
菊花賞での敗北を経て自販機前での語らいののち、フジキセキとの併走、預かられていたアクセサリーをレース開始の合図として空に放り投げ渡す。
改めてポケットが最初に感じた”最強”をフジキセキ自ら示し渡すことによって、タキオンの幻影を払い初心を思い起こさせることができた。
ここでのレース結果は明確に描かれてはいないが、ポケットが勝利したのではないだろうか。
ここに来てタキオンに対して切った啖呵、最強の第一歩目に倒すというものをフジキセキが代わりに担うことによってポケットは改めて最強への一歩目を踏み出し、見事ジャパンカップにて最強になることができたのだ。
更にだ。ポケットが持つアクセサリー、これをアグネスタキオンも所持していることに2回目の鑑賞を経た君たちであれば気付いたことだろう。
それはタキオンの研究室、窓の横に吊り下げられている。
さてタキオンの持つアクセサリーが意味することはポケットと同じであろうか?
いや違う。タキオンがアクセサリーに見出したものは”ウマ娘の可能性”、”限界を超えたその先”であることが作中を観ていれば容易に想像がつく。
そこで窓の横に掛かっているという点がとてつもなく活きてくるのだ!!!これ本当に凄い。自分で気付けて本当に良かった。
タキオンは最初から一貫してウマ娘の持つ可能性を探ることに重きを置いている。それは自分が達成しても他者が達成しても良いものだった。
つまりはアクセサリーを窓の横に置くことによって、窓を通して外にいるウマ娘が達成しても構わないことを示しているのだ!!!
これはすごい演出ですよ…。
しかしジャパンカップ前、ポケットが研究室を訪れジャパンカップに出ることを宣言した後、タキオンは窓のカーテンを閉める。
これが示すことは言わずもがな、他者が達成することへの拒絶である。そして間もなく研究室から出ていくのである。
ここでタキオン自身が”ウマ娘の可能性”に対してのスタンスに思い悩んでいる様子が描かれているといえる。ただ悩んでいる描写は菊花賞の映像を観ているときの様子や部屋の片付け具合からも察せられることではあるが。
アクセサリーだけでこんだけ言えることがあるんだよ。いや凄くないかこの映画。正直軽い論文なら書けるんじゃないかこれ。
他の演出もまた細かい!
ポケットが自販機前でフジキセキに悩みを吐露する場面。タキオンに敗北した際のことを思い出しているときに飛行機の音がする。タキオンが勝利した場面でもまた飛行機が飛んでいる。
映像にはポケットしか映っていないが、敗北した光景をフラッシュバック、トラウマとして思い起こしている様を飛行機の音のみで表現しているのだ。
また日本ダービーでポケットが勝った時の雄叫び。正直1回目の鑑賞ではどうにも違和感があった。いまいち伸び切らないというか勝利の感覚がないような印象を受けた。実際それが正しかったと思い知るのは映画を全部鑑賞してからになる。
改めて2回目を観に行った際、ポケットが最強ではないという意識のもと、日本ダービーを勝ってしまったという認識で雄叫びを聞いた際、声優さんの凄さを思い知った。
あの雄叫びは勝利の雄叫びではなく、自身が最強ではないということを思い知ったうえでの叫び、どうにもならない感情の発露だと理解すると、ポケットの心情が直に伝わってくるような感覚がした。この雄叫びを聞いた瞬間、2回目を観に来て正解だったなと心からそう思った。
まぁ長ったらしく自分の解釈を書いたわけではありますが、最後に本当にすごい作品だなと。それぞれの心情を画面で、音で、映像で、しっかりと描いている。その上で、レースやストーリー的にも面白い!
演出をしっかりと噛み砕いてみると、それぞれがパズルのピースとして役割を果たし、ちゃんと噛み合ったときの心地よさがとてつもなくある作品だなと感じています。
ただやはり、一回観ただけで伝わるような情報量ではないこともまたいえるでしょう。ウマ娘好きであればあるほど、間に挟まる小ネタやキャラクターに気を取られ見逃すことも多くあるかと思います。
だからこそ! ぜひ2回目を! 観に行きましょう!
1回観ただけでは貴方はジグソーパズルのパッケージを一通り眺めて終わっただけに過ぎません!
2回目を観ることによってパズルをはめる感覚、伏線を一つ一つ拾い、嵌めていくことで、初めてこの作品のすべてを楽しんだといえるでしょう!
レビューを書くのは初めてだったため纏まりも悪かったとは思いますが書かずにはいられませんでした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
貴方が2回目を観たことを信じて、次は3回目を観ましょう!
自分は4回目を観に行きます!
粗さはあるけど、良さもあった
まず、マイナス点を上がると、無駄な描写がちらほら散見されるところですね。
トレーニング中やレース前の些細な描写で細かい振動などの描写は正直入れずに完全に『静』の表現としてやった方が良かったと思います。
ただ、逆にキャラクターの心理描写の絡むところは中々良かったと思います。
例えば、タキオンのレース休止時のポケットの動揺の様子を席を大ぶりにゆっくり揺らしていくのは、動揺で視界が定まらない描写や場面の色彩描写も相まってより、精神的動揺がわかりやすくなっていました。
また、特に細かく描写してたのはやはりレースですね。
序盤に振動を比較的緩やかにすることでどのキャラクターも序盤は様子を見ている様子を表現したり、スパートに入った時にちゃんとウマ娘ごとで振動の種類や強さが違ったりもそうですが、ポケットがタキオンに抜かれた時などは、それまでの強く荒々しい走りがガタガタになったり、日本ダービーの競り合いの時などはより、力強い走りの表現になっていました。
その中でもジャパンカップは国内外の有力な選手の出走ということもあって、力強くも安定感のある走りだと感じるくらい振動が強いんですけど、安定してるので、それまで競ってきた相手とは別格というのがよく表現されてました。
その中でも、最後のオペラオーとの競り合いまでの流れは他の選手が強く安定感のある走りの表現がされていることで、よりジャングルポケットの力強い走りがラストでさらに強くなることで精神的な成長も落とし込んでたと思います。
なので、ウマ娘が好きで通常とは違う表現の仕方を楽しむなら、個人的に見る価値はあると思います。
これを見に行かない選択肢はあり得なかった
私は、この映画に対する真に驚くべき感想を書き込みたいが、この余白はそれを書くには狭すぎる。
というのは流石に冗談で、自分の記憶力と文章力の問題である。ネタバレ無しで少し書いていきたい。
一つに、カメラワークの業がある。1度目はわからなくても2度目、3度目と繰り返してみると「頭がおかしいんじゃないか」と思いたくなる大胆で美麗なカメラの動きに驚くことと思う。
二つに、演出の妙がある。冒頭数秒で出てきたアレ(ここでの明言は避けたい)を含め、この映画には世界観に入り込む余地が大きい。「ウマ娘がどういう存在で、彼女たちとその周囲の人々は何をするか、何に魅せられるのか」が直ちに理解できる。これは、自分のようなほぼウマ娘を知らない人間にとっては有難いくらいの前置きで、しかも、その前置きが蛇足になってない点でも素晴らしい。
三つに、中の人の演技力がある。声優は失礼な話ぜーーーーんぜん知らないのだが、なんと、主人公ジャングルポケットと同期たるダンツフレームの中の人は、映画は初挑戦で、声優歴もあまり長くはないのらしい………が、それを感じさせない迫真の声であった。正直なところ中の人抜きで「本人(キャラそのもの)が喋ってる」ようにしか感じられなかった。
四つに、ファンサが激しい。前作RTTTとのつながりや、ゲームでお世話になったかの人もスクリーンに映る。他にもたくさんのウマ娘の姿が彼方此方に見ることが出来、推しのウマ娘や好みの子を探してみるのも一興かもしれない。
五つに、タキオン!
タキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオン!!!!!!
ンンンンン!!!!!モルモット!!!!!!プイーーーーーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwタキオンタキオンタキオン大怪獣総攻撃だろ!!!!主役食い!ベテラン声優(らしい)当てられた俺たちの情緒ぶっ壊すやつ!!!!やーーーーいお前また(ネタバレ)失敗してやんの──────!!!!!!!
ちぐはぐな表現が目立つ、妄想を見るのはやめよう
この文章にはアニメ1期のネタバレが含まれます。
率直な感想として「伝えたいことは分かるが、それを活かして心を動かすには尺が足りていない」を挙げたい。
全体として比較的低い評価になるが、まずはこの映画の勧められる点を挙げる。
まず、レース表現としての豪華さは映画館で鑑賞することも相まって相当な迫力となっている。煌びやかなレース演出、固有スキルの再現のような表現は大画面で見るのに最適で圧巻だった。
また、110分という短い尺の中にこれでもかとウマ娘を詰め込んでおり、自分の推しが映画に出ているという事実をファンに与える分にはいいことだと感じた。
また、全体として話の構成は競馬やウマ娘に詳しくない人でも理解しやすい、比較的平易なものになっていたと感じる。そのため、映画をきっかけにウマ娘コンテンツに触れてみよう、という人は見て楽しめるものだと思う。
一方で、この映画には大小さまざまな構造的問題を孕んでいると考えている。
まず、キャラクターの心情を言動に落とし込むのがかなり不十分だと感じた。タキオンに関してはこれの例外で、Bプランに移行した後でも抑えきれない自らの走りへの欲求を様々な点から精緻に表現し、最後にはA'プランに向かうという昇華が出来ていると感じた。ポケットに関してもある程度の表現がなされており、例えばレース後のどこか虚しさを感じる咆哮や心の奥底にへばりついた諦めから来る影の自分など、ライバルと自分の能力に板挟みにされながらも成長していく心情をよく表していると感じた。
しかしながら、それ以外のキャラクターの心情は多少表面的には示されていようとも、それが言動に表れることが少なく感情移入することが出来なかった。全体としてセリフは少なく、今回新たに出たダンツフレームに至っては「自分には武器はないけど諦められない」以上の表現がなされていなかった。これでは、「そうなんだ」以上の感想は得られないだろう。
対極の例としてここではアニメ1期のサイレンススズカを挙げるが、スズカが故障後に最初に行ったレースで選んだ脚質は追込で、その心中も細やかに表現されていた。私はここに、史実を超えあの大ケヤキの向こう側に生き残り、仲間に支えられながら新たな世界に進む様を見出して大いに感動した。今回はそのような表現は(タキオン以外に)特になく、「走りへの想い」一辺倒というのが残念なところだった。
次に、タイトルにあるように表現がちぐはぐ過ぎた。例えばマンハッタンカフェの弥生賞は、あれだけヘロヘロな走りの表現をして史実ベースの順位だと4着である。5位以下のウマ娘は散歩でもしていたのか。同キャラの話をすれば、夏合宿期間から調子を上げて菊花賞に間に合わせたという表現だが、出走枠獲得のためのレースには出ていないようだった。この世界、もしかして6人くらいしか走っていないのではないか(ジャパンカップは沢山走っていたのでそんなことはないが)。
それだけならまだ描写の都合で省いたと言えるかもしれない。個人的に最も大きな問題として挙げたいのはジャパンカップの所謂モブウマ娘の所作である。作中、全員が勝つために全力を尽くしていることの表現かは分からないが叫び声を上げ始めるシーンがある。しかしその場面のレースは第二コーナーを抜け向こう正面に入ったばかりである。一体どこで本気を出し始めているのか。レースの演出を良くするのは分かったが、謎の場所で謎の気合を見せつけられても、観ている側からしたら困惑するだけである。
そして最後に突然歌い踊り始める。ウイニングライブであることはゲームやアニメを通じて当然理解しているが、何を伝えたいか分からぬまま歌が始まり、終わる。インド映画ならいいが、ウマ娘に求めているのはそれではない。GIRL's LEGEND Uと共に実装されたグランドライブシナリオであれば表現されていた歌に込める想いもそこにはない。アニメ1期であったスペのライブ失敗から来る、ちゃんとファンに感謝を伝えるための練習をしていたんだなという描写もない。一体何を伝えたいのかが分からないライブ映像だった。
この件に関する総評は、映画全体として存在するこのちぐはぐさが、没入感と高揚感に針を刺ししぼませて来るせいでテンションが上がることもなく、ただ困惑しながら豪華な演出を見ていた、と言える。
最後の問題点としては、とにかくウマ娘ファンを楽しませようとしたのかは分からないが、無駄に登場するキャラクターが多すぎた。足りない尺の中、二桁のキャラクターにセリフが付き十数秒の描写が大量に入るのであれば、もっと人数と時間を削りメインストーリーに(映画自体も客側も)集中できるようにするべきだと感じた。時たまその足りない尺を脳内で補間して無限のストーリーを生み出す方々もいるようだが、あくまで映画館では映画を見るのであって妄想を見るのではない。ストーリーを際立たせてのめりこませられるよう、いらぬ要素は削り前述の問題点であるメインキャラの心情描写を増やし、誰もが(妄想以外で)楽しめるようにするべきだと感じた。
総評として、まず尺が足りないこと、演出は豪華だが内容が軽薄でちぐはぐであることが目についた。ストーリー自体も焼き増しされた内容(これ自体は悪いとは思っていないが)であることから特に機微な内容に目が行き困惑した。妄想を見て無い内容を生み出せれば楽しいかもしれないが、映画を見に行ったのでそれらの記述には納得がいかず、それらがまた映画のちぐはぐさを思い起こさせた。決して手放しでお勧めは出来ないが、映像としてのクオリティは高いのでそちらに注目してみるのが正解なのかな、と思う。
この路線がもっと見たい
チグハグさはあるかもだけど…
想像していたよりも面白く、スポーツ物の鉄板である越えられない壁、スランプも気持ちいい形で打ち砕くラストは本当に熱くなれた!
3期の反省を活かしたのか、葛藤も視聴者に納得のいくような物でよりジャングルポケットに感情移入出来た。
「ただ走るだけ」である競馬を面白くする為の描写や演出もかなり良かった
だけども前半の謎のギャグ描写の多さ(後半壁に当たるにつれてどんどん真剣になっていき、そういった描写は減っていくので必要なのかもだけど)
気持ちの良いラストバトルから余韻に浸るどころか間髪入れずにライブが始まり、エンドロールに半ばネタ的な曲でもある馬ぴょい伝説で終わるのはこの物語の気持ちの良い熱さに水をかけてしまったように思う。
ライブする事はゲームしてればわかるし、馬ぴょい伝説もウマ娘の顔みたいな曲であるとはいえ…
特にゲームをやったことのない、知識の無い人は人はビビったのでは
それでも満足! 良かった良かった
4DX版はオススメできない
通常版を見てから4DX版を鑑賞
通常版の方が良い雰囲気かと思います
レース中の振動が激しすぎて、ガルパンやトップガンなどの戦闘作品のバトルシーンよりも激しくシートが揺れる。レース終盤は激しい振動がゴールまで続くため映像に集中できない
そもそも戦闘モノの作品よりレースの振動が激しいのはどうかと思うし、ウマ娘の物語はあくまでウマ娘のものであってトレーナーのものではなく、激しい振動がすごくすごい!とか言うためのものでもない
風がでる演出も多すぎる。屋外シーンやレースで場面が変わるたびに風が吹き、目やのどが乾くレベル
こういう演出はキャラクター同士の掛け合いやキーシーンなどの決めどころのみで使用する方が印象的で良かったと思う
アクション映画ではないのに4D演出が総じて激し過ぎるためウマ娘作品として魅せる部分を半減させてしまっており、通常版を観る方が楽しめる
ように感じる
通常版より4DXが面白いと言う人は、アトラクションを楽しんでいると思う
ポッケが持っているアクセサリーはサンキャッチャーと言うらしい
9日、ネタバレの為に警告を追記
これを知っているかどうかでも大きく評価が変わるのではないだろうか?
光を全周囲に拡散させる事で楽しむ物であり、劇中ではジャングルポケットが肌身離さず持っている物と、アグネスタキオンの部屋の窓辺に飾ってある。そう、2つあり、彼女達2人の物語なのである。
もし2つ目の存在に気が付いて無かったのであれば、この先のレヴューに目を通す前にもう一度映画館に行って考えながら観てほしい。
空に投げた光のアクセサリーを掴む所から物語は始まり、タキオンの圧倒的な走りの残光にあてられ、ダンツフレームと言うライバルと共に輝き、東京優駿の輝きに照らされたフジキセキが道を見失ったポッケに道を示す。
一方で東京優駿の輝きに自らの道を見失いそうになるアグネスタキオンは、輝きを取り戻したポッケを直視出来ず拒絶を顕にする。
ジャパンカップ前の並走をお願いするシーンだ。
眩いばかりのサンキャッチャー、カーテンを閉めるタキオン。俺はアニメ映画を観ていたはずなのに、こんな表現をされるとは思ってもみなかった。意味、意図に気づいた時は震えてしまった。娯楽映画でする表現じゃないだろ。夏祭りのお面もだよ。なんとなく不気味で怖さをなんて物じゃないじゃないか。凄く心が痛いよ俺は
佳境、輝きに手を掛け、自身に落とす影を払ったジャングルポケットと、彼女の光にあてられて走りだすアグネスタキオン
マンハッタンカフェが云々と言う人が居るが、彼女は初志貫徹で前を向いて走り続けてるんだよね。タキオンの走りに心折れることなく前を、おともだちを。
ダンツフレームも同じで、自分の道を目指して輝いたからこそダービーの2着。
この2人は主役2人の別の対比として存在してるからこれ以上もこれ以下もないよ
光の強さに負けてしまうけど、光が拡散してまた光り輝く物語。サンキャッチャーを理解した時に、この作品の評価が変わるんだと思う。
コンテンツのおまけ〜
ペリースチームがクロフネだとわかる人ならピンとくるだろうが、ジャングルポケットという強いんだか弱いんだかわからないウマ娘が主役
作中でも描かれているがタキオンが健在なら、それこそ2番手以下のままだったと思うので、むしろ競馬に詳しくない人に推奨したい
完全に妖怪ウォッチを流れを組むようなコンテンツを盛り上げるための企画でしかないので、まあそれぐらいの出来栄えです
とりあえず見た方がいい
作画的にどうか、別にジャンポケ好きなわけじゃないし、と見るのを悩んでいたがこれは見て良かった、本当良かった。
ウマ娘アニメ3期の出来を考えても見ない方が良いんじゃないかとすらも思ったが今回はバラバラ視点ではなくしっかり主人公のジャングルポケット1人のストーリーに完璧にフォーカスしていた。
もちろん他のキャラクターにもスポットライトは当たっていたが主人公の路線から一切脱線せず〆まで待って行った。
他キャラ出演の小ネタも多くてウマ娘ファンとしては終始目が離せなかった。
そしてラストライブのダンスシーン、CGをつかわなダンスの作画、昔のアイドルマスターを思い出してグッと来た。
3期の気分のまま特に期待せず見たから想像を遥かに超えた、と言うのも拭えない、しかし、その辺を抜きにしてもこの映画は面白かった。
唯一、唯一難癖をつけるとしたならば夏合宿の水着をもう少し見せて欲しかった、ミラ子の水着も拝みたかった。
やはりウマ娘は良いと思えた、サポートカード連続イベント未完走だけは許せない。
フジキセキの物語
良いところ
主役のジャングルポケットよりもフジキセキの方が演技含めてすごく魅力的
?なところ
ファンには悪いが、やっぱりライブシーン要らない
わかりやすい主役よりも魅力的な脇役の方が記憶に残る事があるが今作は特にそうだった。絵面として演出が過剰になる程、対比的に動きのないシーンでの演技と音声が印象に残るが、花火のシーンでの演技や河原のシーンの会話が素晴らしい。新人さんと経験豊富な役者さんという差もあるかもしれんが、とにかく予想通りすごい作画のレースシーンよりも予想外の静かなシーンがほんとに良くできてた。
ラストのライブシーンはなんだあれ?と普通に間が飛んでるのかと訝しんだわ。エンディングにあの曲使うためとはいえ、テロップに被せてライブするなりしても良かったのでは。無理矢理感が半端ない。黒バックのテロップとうまぴょいとライブシーンでダブルエンディングで良かった。そうすれば全く知らない人にもそういうものと最後まで違和感なくいさせられたのでは。
とは言え観にくる人のほとんどがゲームかアニメから打ろうから仕方ないのだろうが単品としてはなぜライブ?となる。
作画と演出は昔のガイナか最近のカラーか?と思うほどの崩して勢いのある極太作画だったりケレン味たっぷりの決めポーズとかなり攻めた感じ。間延びとは言わんし、意外とレースのリアルタイムな経過時間に合わせてるのか、一つ一つのカットが長めだし、劇場版ならではの作りとは思う。
やっぱり生理的に無理でした(特にハイテンションな部分)
映画館鑑賞45作品目
6月1日(土)イオンシネマ北上
ファーストデイ1100円
競馬に全く興味無し
美少女アニメ苦手
オタク好みの声を出す女性声優苦手
それでもガルパンのように実際に見てみたら面白いこともあったし話題になっているので興味がありチャレンジしてみたがダメだった
やっぱり戦車で街中を競争するのと女の子が競馬場でかけっこじゃやっぱりワクワク感が違うかな
苦痛苦痛の108分だった
初めて途中で本気で席を立って逃げ出したくなった
お金を払って苦行したようなものだ
アニメは好きな方だがこれは自分には向いていなかった
最近では『トラペジウム』とか良かったし
その点では勉強になった
ありがとうございました
緒方賢一さんだけは良かった
本来の演出家と違うらしい
テレビアニメの方も観てみます
どうやらテレビアニメファン向きというレビューもあるので
やっぱり玄人向けのやつって世の中にはあるのね
初心者さんお断りってあるよ
店の味に慣れてもらってから挑戦してもらいたい特別メニューがこれなんだよな
地元にもあるよそういうラーメン屋
それにしてもウマ娘ってなんですかね
人間でもない?馬でもない?ウォーズマン?
アマゾンでいえば獣人?それでもかなり人間寄りでリスアマゾンの人間態に近い感じ
馬なのにコンプライアンスなのかフリフリの素敵なお召し物を着ているし
イギリスの全裸マラソンとか全裸自転車レースみたいなこと日本では映像化無理かな
エッチな同人誌みたいだもんな
擬人化は否定しませんけど美少女化はあまり好きじゃないみたい
戦国武将とか怪獣とかもなんじゃこりゃだし
猫の美少女化ならわりと受け入れることができるのに
馬そのものは嫌いじゃないし地元の牧場で飼われている馬を撫で撫でして可愛がったりするし
なんで合わなかったのかよくわからないな
それもテレビアニメの方をじっくり観れば解消されていくでしょう
ウマ娘の悪い評判を読むと概ね同意してしまいました
でもあれ多くはテレビアニメ観てないんだと思うよ
他のアニメとテンションが違うせいかな
特に走るとき
スポ根モノがダメなのかな
そんなこともないんだけどな
それもまたテレビアニメの方を観たら解決するかもしれない
ウマ娘以外を馬にすればそういう世界なんだなとすんなり受け入れることができたかもしれない
藤子・F・不二雄先生の『ミノタウロスの皿』みたいに
もうちょっとコメディー要素があったほうが良かったかな
メリハリをつけるためにもレースとレースの間にコメディーリリーフ的な存在が随所に存在すれば良かった
全体として構成的に退屈な感じになったのは否めない
映像凄いけど唐突なライブシーンで興ざめ
レースシーンの連続ですが、そのつど飽きさせない演出、
音の使い方などいちいち素晴らしく、
お金を払って見る価値はあります。
・・・ただ、それ以外の全てがイマイチという作品でした。
シナリオ面はダービーでピークを迎え、その後はダイジェストで流すため
序盤から出ているマンハッタンカフェの扱いがかなり雑に。
後半は主人公ポッケの「自分との戦い」みたいになっていて、
ラスボスであるテイエムオペラオーもポッケにとっては割とどうでもいい奴であり、
「自分に勝ったので勝ち」という展開。
相手がオペラオーである必然性があまりなかったし、
史実のオペラオーを知っていたらありえない、あの軽いナルシストキャラも相まって、
ラスボスとして魅力に欠けた感は否めません。
また、そういったキャラ、シナリオ面以上に不満に思えたのがラストのライブシーンです。
よく言われる「ライブシーンがレースと比べてしょぼい」のが理由ではありません。
最後あのキャラが戻ってきて、皆でレースしようぜ!という流れはベタですが、
かなり良展開だと思いました。
・・・が、それを台無しにする唐突なライブシーン。
「いやおまえは走りたくて戻ってきたんやろ」と心の中でツッコミ不可避の展開で、
これまでの流れをぶった切ってしまう唐突さのせいで感動がかなり薄れてしまった。
皆でレースしながらエンドロールに入るような自然な終わり方ならもっと余韻があったのに・・・。
良展開を唐突なライブで自ら腐らせたと言わざるを得ません。
私はアプリやTVアニメも知っているため、ウマ娘という作品にウイニングライブが付き物であることは重々承知しております。
ただ、その上でこの作品のラストには必要無かった、展開として不自然だと声を大にして言いたい。
一般受けを意識して萌え要素を排除するという思い切った采配をするなら、
ライブこそ無くしてしまっても良かったのではないでしょうか?
タイトルなし(ネタバレ)
スタジオKAIのキャラデザでは無いので作画に関しては悪くない。
ウマ娘の走りを大画面で見れるのはすごく良いと思う。
主人公ジャングルポケット(走りで1番になりたいヤンキー)と、フジキセキ(憧れの人)、組み合わせはすごく良かった。
が、お話が同じことの繰り返しなんだよね。
憧れた人がいて自分も学園に入って、生涯のライバル出来たと思ったらライバルがケガで走らなくなって
主人公の今後の方向性がわからなくなってスランプになって克服する的ないつものうま娘展開。キャラだけを変えただけ。
TVアニメ2期以上の面白さのウマ娘は今後無理なのかもしれん。
アプリやってる人は満足いくが、アニメだけの人はもう観るのいいやってなると思う。
全221件中、61~80件目を表示