劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のレビュー・感想・評価
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絶対劇場で見た方がいい傑作
これまで漫画やアニメ等でも展開していたアプリゲーム作品であるウマ娘プリティダービーが、初めて映画作品として世に出した本作
出来栄えとしてはアニメ映画として十二分に出来の良い傑作でした。
※以下内容紹介(少しネタバレあり)
主人公のジャングルポケットというウマ娘(モデルは2001年に活躍した競走馬ジャングルポケット号、以後ウマ娘にはモデルの競走馬がいる)が競走場で出会ったウマ娘フジキセキの走りに魅了され、ウマ娘を育成する「トレセン学園」に入学し最強のウマ娘を目指す。
その中で出会う同期の仲間たち(ダンツフレームやマンハッタンカフェ)、ジャングルポケットを上回る速さで幾度となく彼女を打ち負かすライバルのアグネスタキオンとの出会いや勝負の中で、壁にぶつかり悩んだりしながらも、周囲の励ましや自分自身の努力で克服して行き、最強のウマ娘の座をかけて当時最強だった「世紀末覇王」テイエムオペラオーに挑む
...という、ストーリーとしては王道的なスポ根ものの内容となっていて、ウマ娘を知らない、ゲームも何もしたことがない人でも物語内で「ウマ娘とはどんな存在なのか?」とかちゃんと説明しているので、ウマ娘初見の方でも楽しめるようになっています
元々ウマ娘はテレビアニメやYouTubeで何作か出ていますが、今作はテレビシリーズではなくYouTubeで無料配信されている
「ウマ娘プリティダービーRoad to the Top」全4話
(以下rtttと略)
の続編となっていて、映画でも出てきたナリタトップロードや前述したテイエムオペラオー達が中心となって話が進んでいく作品です
こちらは無料で配信されてるので、映画を見る前でも見た後でも、未見であるのなら是非ご覧になってください。
映画が更に面白くなります
新時代の扉は予備知識がない方でも楽しめる王道スポ根アニメとしてできていると思います。
そういうのが好きな方は是非見ることをオススメします
良作だと思うが、自分には合わなかった
なにやら賛々否両論という割合でいろいろ投稿されているようで、辛辣なレビューも多く、他者レビューに対して攻撃的なレビューが出てくる始末。そういったものも、いくつか楽しく拝見させていただいている。
私の感想はタイトルの通りなので是非とも私の粗悪な感性をご指摘していただきたいのだが、どうやってもコメントが有効化できない…。チェックを入れてもコメント無効設定になってしまうためこのまま投稿させていただく。本当に申し訳ない。
結論から申し上げると、個人的には良いところ7割、気になるところ3割くらいの良作だったなという印象。
良いところはファンの諸君らが他レビューにて熱く語ってくれているのでそちらを拝見されたし。一度しか観ていない私よりも鮮明かつ詳細に語られているので一読の余地ありだ。
なので個人的に気になったポイントを。
まず、非常に申し訳ないが、藤本女史の芝居の拙さだ。一部はとても素晴らしく、殆どの箇所は良いと思うが、一部においては確実に至っていなかった。脇役ならいざ知らず、主演であのようなお芝居がちらつくと気が散ってしまう。他の主演級の方々のお芝居にそういった点があまり見られなかったので、彼女だけ特に気になってしまった。どんなに良い構成・演出の映画であっても主演がこれでは満点はつけられない。良くて4.7だ。
次に、演出がやりたいことに対して、劇中での理由付けが曖昧な点だ。よく槍玉に挙げられるクリスタル?のようなもの。あのアイテムが心情を補完してくれていることはよくわかる。ジャングルポケットに至っては導入から中盤、終盤に至るまでこれでもかと見せてくれる。
その上で私が気になっているのは、なぜジャングルポケットとアグネスタキオンの2人が持っているのか、だ。私の推論から申し上げると、「ジャングルポケットとアグネスタキオンの2人が主人公で、それを暗喩するために持たせた」というストーリー外の演出側の都合であり、ストーリー上ではこの2人だけが持っている理由はない気がした。
これがジャングルポケットしか持っていないのなら理解できる。序盤から持っており、フジキセキが写り込むなど幾度となく彼女の心情のメタファーとして登場しているからだ。なので途中まであのアイテムは「ジャングルポケットにとって渇望などの心情を表す大事なアイテム」だと思って鑑賞していた。しかしアグネスタキオンも同じものを持っていたら「なぜ同じものをこの二人だけ持っているのか」と疑問が湧いてしまう。ジャングルポケットが手渡したわけでもない、流行りのアイテムという描写もない。所持している者の心情を表すという役割は理解できるが、あのアイテムがなぜ2人の手元にだけあるのかはついぞ語られることはない。あの二人の視点ではどういうアイテムなのかと掘り下げ始めると、演出側が主人公だから2人に持たせた、以上の理由が見当たらないのだ。そうなるとあのアイテムは「劇中のジャングルポケットにとって大事なアイテム」から「演出側が心情を表すメタファーとして主人公らにわざわざ持たせたアイテム」に成り下がってしまう。お話を楽しんでいるとそこが非常に気になった。
私個人の趣向であれば、ありていに言ってしまえば、タキオンにあのアイテムは必要ない。無くてもお話は通じるからだ。映画を通して鑑賞していればアグネスタキオンも主人公であることは問題なく読み取れるし、それまでのシーンで様々な悩みや葛藤があるのは容易にくみ取ることできる。だが演出側は、それでもあのアイテムをアグネスタキオンにとっても心情描写のアイテムとして持たせたかったし、彼女も主人公であると念入りに示したかったのだろう。加えて、きらきらと反射して雑多な部屋に光が差し込む絵、その後陽が当たらないようにカーテンを閉める絵をどうしても作りたく、そのために所持させたのだ。そのせいで、なぜアグネスタキオンも持っているか、その理由付けに劇中無理が出てきていると感じた。(実はアイテムは一つしかなく、ジャングルポケットが渡していた描写があったのであれば、大変申し訳ない、ただただ私が見逃していただけである。)
他にも、皐月賞後のアグネスタキオンの電車のシーン、こちらも同様に不要だ。あれだけ無理をしたという描写をして、足を気にする素振りのあとにレース場から去ろうとするのだから、すぐに引退の描写に入ってもなんら問題はない。逆にあのオシャレな描写を挟むことで「大きなレースと説明されていたG1開催日の電車が無人?」とか「勝負服着たまま帰るんだ」とか、余計なノイズが入り気になってしまう。もちろん理由はつけられるが、無駄に気になる。
そういった「やりたい演出に対してストーリー上の根拠が曖昧」なものが見られたように感じてしまった。
あとは、表現が重複している箇所も多かった印象だ。上記の2シーンもさることながら、スランプの表現をしながらクリスタルに傷が入っているシーンも被せるのは、同じ表現をしているので片方は無くても実際問題ない。この映画はウマ娘たちが表情豊かに表現されているので、十分読み取ることができるはずだ。
むしろここまでくどく描写されるということは、我々鑑賞側が演出側から信頼されていない証左なのかもしれない。君らでは1つじゃわからないでしょ、と。なんならオシャレ演出いれとけば「エモい!」とはしゃいでくれるとすら思われているのかもしれない。若干悔しい。
しかしその割には1シーンだけ説明されただけで、裏付けとして実感の薄い展開もあった気もする。強さや優しさ、抱擁さや不屈さなどはシーンをまたいで何度も描写することで厚みが増し、我々の実感として刷り込まれるので、そういった情報はシーンをまたいで何度も伝えてほしい。しかし私の印象としては、1シーンに1つでいいところが直後に重複しており、シーンを跨いで重ねてほしいところが1シーンしかなかったので、ちぐはぐさを感じたのかもしれない。
とはいえやはり100分では難しいのだろう。情報を詰め込み、感傷に浸らせる時間も確保するためには、ある程度の鑑賞側への信頼は不可欠だ。……やはり悔しい。そういった尺の都合で念入りに描写できなかったシーンもあったのだろうから、思い切って我々を信頼していただくか、いっそOVAなどの方がそういった無理はなかったかもしれない。なんとも難儀な話である。
以上が気になったポイントだ。
ここまで語っておいてなんだが、総じて楽しかったし、ポップコーン片手に観ることの出来る最高の映画だと言えるだろう。ファンなら観に行ってなんら問題ない。是非劇場でご鑑賞いただきたい。そしてここにレビューをしていただけると盛り上がってなお嬉しい。
余談だが、感じ方は人それぞれなので、自身と異なる感想をいただいた他人を攻撃するのはナンセンスだ。好きなものは好きと言ってよいし、微妙だと感じたならそれでよいと思う。数多の感性を否定するべきではない。低評価レビューに対してお気持ち表明している高評価レビュアー諸君は、マウントを取りにかからず、この映画が素敵な作品でありウマ娘は魅力的なコンテンツであると伝える活動の方にいそしんで欲しいと強く願う。
以上。
絶対に映画館で観たほうがいい作品!!!
今年になってから公開されたアニメ映画いくつか観ていますが、一番好きです。見終わった後、素直に「良い映画を観た」とちょっと脱力しながら思い、またすぐに見たくなってしまいました。(6回見ました)
ちなみに、ウマ娘は1期2期RTTTと3期を途中まで見たアプリユーザーですが、今回の映画でメインとなるジャングルポケット世代の競走成績等はまるで知らなかったです。(アプリも育成キャラはタキオンしか持っていない)そのため最後までレース結果はドキドキして観れました。中盤のポッケが落ち込んでる期間のシーンが少し雰囲気が重く、何度か繰り返し観るともう少し短くていいのでは?とか、カフェのお友達って?と気になる点も少しありますが、初見時は終始飽きずにドキドキハラハラわくわくしながら見れて感情が忙しかったです。
なにより映画館で観る意味のある作品で嬉しいです。音が贅沢。テレビシリーズとは比べ物にならないくらい、蹄鉄の音も風を切る音も走る地響きも吸い込む息の音も、リッチな体験ができました。音響の整った劇場でこそ真価を発揮するタイプの映画なので、円盤化や配信をまったりせず、絶対に映画館で観てほしいです。
以下、好きなシーンです。
・冒頭のフジキセキの弥生賞。ここから既に「この映画好きだ」と直感し、気付いたら泣きながら、笑顔で走るフジキセキに魅入られていました。ポッケと観客がリンクする、美しく素敵なレースシーンになっていたと思います。G2なので勝負服ではないのですが、最後にお辞儀をするフジキセキの所作すべてが美しく好きです。
・伝説の有馬記念、「テイエムは来ないのか!」の実況からゴールし手を突き上げるまでのテイエムオペラオー。かっこよすぎます。プリティーダービーであることを忘れます。ふだんおっとりしているドトウちゃんが、必死な顔で競り合ってるのも本当にかっこよくて、何度観ても手に汗握るシーンになっています。オペラオーが好きで良かった。
・皐月賞の、同期を絶望に叩き落とすほどのタキオンの圧倒的な速さ。加速の際のスキル発動したような演出。ゴールする瞬間の満足そうな笑顔。疾走感の描き方と、同時にどこか不穏な雰囲気。すべてが良かったです。ふつう、セオリーなら修行後の再戦は勝つと思うんですけど、更に突き放す実力を見せつけるのがたまらなく良いですね、史実をうまくストーリーに昇華している。3回目くらいでポッケが3着なことに初めて気付くくらいタキオンに目を奪われました。
・日本ダービー!レースの迫力でいうとこことラストのJCとどっちも同じくらい描写演出が最高でした。ダンツちゃんの「勝ちたい!」が声から絵から音楽からすべてから伝わってきて、だからこそポッケとの一騎打ちが一際白熱したものになっていたと思います。2人ともかっこよくて興奮しながら観て、ゴールの瞬間が観客席のフジキセキ視点だったのも意外性があって良かったです。
・フジキセキとの早朝レースシーン。すべてが良かったです。フジキセキが大好きになりました。作中好きなシーンここに書ききれないくらいありますが、一番好きかもしれない。勝負服は元々知っていたので驚きはありませんでしたが、改めて見ると目のやり場に困るなとは思いました。
・JCの自分の幻影を打ち砕くジャングルポケット、ライバルたちを讃えるテイエムオペラオー、走りたいという自分の気持ちをようやく認めて走り出すアグネスタキオン……映画制作に携わったすべての方に感謝を述べたいです。こんなに素敵な映画を作ってくださってありがとうございます。
初めて2回見に行った映画
オタク向けの萌え系かと思いきや、バチバチに熱いスポ根映画でした。
プリティどころか熱血です。
見終わった後は走りたくなりましたもん。
脚本、映像、音楽、演出どれをとってもほぼ満点です。
主人公が最強を目指しているように、クリエイターの人達も最強の映画を目指して細部までこだわって作られたのがよくわかります。
必要な知識は映画の中で説明してくれますし、他のシリーズの続編というわけでも無いのでウマ娘や競馬の知識がゼロでも普通に楽しめると思います。
公式の旧Twitterにも用語説明が有るのでそれを見てから行くとより細かい所まで見る事ができると思います。
私も1回目より2回目の方が細かく見る事が出来て何度か涙しました。
RTTTの続編と言うのを見かけてそちらも見てみましたが、作品としては素晴らしかったのですがどこが続編なのかはわかりませんでした。
知ってるキャラは出て来ましたが、物語的な繋がりはほとんど感じることはなく、そのキャラも本当に同一人物かというほど性格が違っていましたので。
マンハッタンカフェの出番に疑問を持っている方は感情曲線を意識してみると良いと思います。
例え尺があったとしても感情曲線を壊してまで主人公そっちのけのカフェとモブが競い合う活躍を描かれる事は無い気がします。
スポ根が好きな人は食わず嫌いや偏見を持たずに是非とも劇場に足を運んでみて欲しいですね。
知名度さえ有れば間違いなくニュースになっているレベルの作品でした。
最後のライブがあまりにも唐突だったので星を少し減らしていましたが、レースを見に来たりして応援してくれた人達の為に感謝のライブをする世界みたいなので、映画を見に行った私達に感謝してくれてるんやなと星を戻しました。
ハマる人が多いのもわかる面白さ
ゲームもやったことないし、アニメも観たことなかったし、そもそも競馬についての知識もほぼない。でも、この映画観ようと思ったのは友人が面白いと勧めたから。競馬のこと知らなくても、スポーツマンガ好きなお前なら楽しめると言われたから。
実際の競走馬の名前を使ったキャラクターを使って、実際のレースの結果を踏襲すると聞いていたが、そもそも知らないから自分にはあまり関係ない。キャラクターの名前は聞いたことがあるという程度。でも、あまり関係なかった。圧倒的な力を持つライバル、諦めない心、ともに走る仲間、周りで支える人たち…、どれもが熱く、立派なスポ根だ。そういう意味で友人の言った通り私好みの映画だった。
でも、レースの描写が意外とあっさりめだったり、あの世界観にすぐさま放り込まれる戸惑いとかもあって、感動は薄めだったかも。推しのキャラを見つけて楽しむ人が多いのも納得だ。実際の競走馬は足を怪我すると命を落とすことになるが、本作では復活を遂げるというファンタジー要素が入っているのも競馬ファンだったらたまらない気がする。ゲームに手を出す気にはなれないが、アニメは観てみたいと思える内容だった。
ウマ娘ファンならもちろん、軽く知ってる程度でもアニメ好きなら見る価値アリ
ネタバレなしです。
全体的に良くも悪くもハイカロリーです。
もし、前日譚にあたる『ROAD TO THE TOP』を視聴済みならば、同じ系譜と言えばそれで十分伝わるかと思います。だれることが無い半面、やや駆け足で物語の進行速度が速く説明は少なめなため、本作でウマ娘に初めて触れる人は公式サイト等を事前に参照しておいた方がいいかも。
心理描写はセリフより暗喩や演出に重心を置いていて「説明しなくても、映像から心の内や象徴を読み取ってねと」言っている感じがあります。上記の『RTTT』よりもこの傾向は強め。意味があるんだろうけど上手く飲み込めない点があったのは事実。(※個人的事情で私の鑑賞スキルが低下している点は付け加えておく)
レースシーンの映像・演技はクオリティも迫力たっぷりで、ああいうケレンミあるアニメ演出が好きな人にはたまらないことでしょう。予備知識なんていらない、スポコンを映像の力で押し通すまさにハイカロリー。
ファン向けにそこかしこに小ネタをねじ込んでいるので拾うのが大変です。この辺りも良くも悪くもハイカロリーな印象を強めています。リピート向けという事なんでしょうか。
色々書きましたが、熱く迫力あるレースは「自分もちょっと走りたくなる」そんな作品です。
6/28追記
たまたま時間が出来たので2回目を見に行きました。解釈や理解の準備が出来るので2回目の方が落ち着いて見られました。基本的な感想は上と変わりません。ハイカロリーゆえにリピートに耐え得るポテンシャルはあると思います。
案外、動画配信サービスや同時視聴などで他の人のコメントやツッコミと同時に見た方が親和性が高いようにも思われますね(ニコ動の弾幕とか)。以上蛇足でした。
最高のアニメ映画!
ウマ娘、ゲームは未プレイ、アニメはs1s2のみ鑑賞済みのにわかファンです。
s3を見ていなくとも話は分かると聞いて見に行きました。
すごかった。
最初から最後まで、「素晴らしい映画を作る」という情熱に圧倒される作品でした。
筆者はタキオン推しです。
というか、タキオン推しに変わりました。
研究し尽くしたからこそ己の体の限界を知悉してしまったタキオンが、他の誰かに託そうとして、やはり己自身で到達したいと振り切る様に涙が溢れました。
そうだよね、戦いたいよね。勝ちたいよね。
他の誰でもない、自分の力で。
ポッケちゃんも良かった。
追いかけて、追いつけなかった記憶からくるトラウマを、強く熱い向上心で追い抜いたシーンで固く拳を握りしめちゃいました。
かつこいいよ、ポッケ。
ウマ娘は見れば見るほど推しが増えていく作品ですが、今回もまた沼らせられました。
タキオン愛してる。
ポッケに幸あれ。
ファンだからこその虚しさ
映画のレビューをするのは初めてです。
ウマ娘には月に数万、コンスタントに課金しています。
3期は評判が恐ろしく観れていませんが、1期からRTTTまで視聴済み。
史実も好きでこの世代の映画化をとても楽しみにしていました。
まず、回想と場面転換が多すぎる。
あっちに行ったりこっちに行ったりするから、物語を観ている気分になれません。
とにかく詰め込んでるなという印象。
一人一人のキャラの掘り下げが浅い。
誰にも感情移入ができません。
とにかく中途半端だし、フォーカスが下手すぎる。
どう考えてもカフェの菊花賞もっと描写あっても良かっただろ…。
夏合宿省いても良かった。そんなことしてるならもっと別のところを掘り下げてくれ。
終わらせ方もなに、あそこでライブ入れるならあの4人で走らせてくれよ。
作画はいいんですよ。
まぁ、正直あんなに気合い入れた作画のレースを何回も見せられると、エフェクト入れすぎだろ、白飛びしすぎだろとは思いますけど、かっこよかったですよ。
だからこそストーリーとの乖離がすごい。
中身のない神作画のレースダイジェストを見せられた感じ?
残るものが何も無さすぎてショックでした。
あんなに楽しみにしていたのに。
ウマ娘、もっとできるよ。
もっと面白いよ。
お願いだから初見さんはテレビシリーズみて(3期は除いて)
劇場版観るくらいなら2期を見て欲しい。
ちゃんと学園要素もあるし丁寧だしスポコンだし。胸熱、泣けるし。
なんかもう、同行者が今後ウマ娘に触れることは無いんだろうなっていう虚しさよ。
共に見に行った人が面白いね、ゲーム触れようかな?アニメシリーズ観ようかな?となれる映画を観せてほしかった。
少なくともウマ娘って学園ものなんだ!?ってびっくりされるようなことあかんかったんよ。
全体的に初見には説明不足。史実知ってて原作プレイしてても、尺があるのはわかるけど詰め込みすぎて何が描きたいかわからないよーってなる。
ジャンポケとタキオンの関係性で泣けないの終わってるでしょ。
あとこれは個人的な感想なのですが、ジャンポケの演技に違和感がある。
棒読みに近く感じてしまう。
雄叫びだけじゃなくて、どちらかと言うと通常の会話の発音が聞きにくい。
主人公だから他のメンツとの演技差が悪い意味で目立ってしまった。
声優さんには頑張って欲しい。
あと、テイエムオペラオー推しの方にはおすすめ出来ない。
予告で出演シーンの殆どが出尽くしています。
主要人物っぽく見えるけど全く出演シーンはありません。
強さの掘り下げも特になく、彼女のどこが最強なのかという描写がほぼないので最強が伝わりにくいです。
初見の方や史実に興味無い方には、最強の癖にポッケにすぐ負けてしまうという印象しか残らないのではと思います。
(案の定、同行者はオペラオーの印象が皆無でした)
オペラオー単独の予告編が出たので出番があることを期待しましたが、これならフジキセキの予告編を出した方が良かったんじゃない?と思います。
フジキセキの方が出番が100倍多い準主役のような立ち位置なので、なぜオペラオーの活躍を期待させるような予告編を出したのか謎でしかありません。
RTTTの続きで2000年の覇王無双観れると期待して行くとがっかりすること間違いなしなのでお気をつけて。
最後に、色んなキャラを見せたいのは分かります。
でも、今回の映画に置いてはノイズにしかならないんですよ。
電車のシーンであのキャラがいた、学園であれがいた、ここにあの子がいたとか多すぎる。
そんなところで視線誘導させないでくれ!
あのね、描くことを1本に絞ってください。まずは。
色んなところに分散しすぎている。
本当に悲しい出来だよ。なんでこうなっちゃったの?
マジでショックです。
重複しますが、ウマ娘はもっといいです。
もし劇場版で???となった初見さんがいらっしゃいましたら、どうかアニメシリーズを見てください。
ここでウマ娘を諦めないでください。
こう感じてしまう私の意見が少数派でありますように願っています。
結末を知り史実を知った上でもう一度観たくなる
ウマ娘はアニメ+ソシャゲ、競馬はウマ娘より少し前からしか知らないため、興味ある馬だけ史実を調べるという感じで、今作のキャラは史実を知らないまま鑑賞しました。
史実を知らない私主観ですが それぞれキャラ毎のレース展開にハラハラドキドキしながら、レース後の表情や行動、言動からどういう想いでいるのか考えながら観ることが出来て、終始ポケットに感情移入し過ぎてたので度々涙しながら鑑賞しました。
鑑賞後は、史実をしっかり調べてこの結末を知っている上でもう一度観たいと思わされました。
あとは、ウマ娘ならではの後ろ側でわちゃわちゃしてるウマ娘達を探すのもめちゃくちゃ楽しかったです。
マイナス点としてはカフェのシーンが極端に少なかったことです。
タキオンとの関係性やカフェ自身のレース展開、結果がカットされすぎて分かりづらく残念でした。
素晴らしい
当時はまだ競馬やってなかったかな。
馬自体は後から知って、歴史は知ってる。
良いスポ根アニメですね。
レース知ってるから、結果は分かってるけどやっぱり熱いんだよね。
まぁ正直これまでのアニメで良いところはやってるから、若干物足りない感はあるんだけど、それでもレースは良い出来。
競馬知識なくても楽しめるのでは無いかしら。
自分が競馬やってた時期はそこまで熱い展開無かった気もするからアニメになるかは微妙だけど…
実際の競馬でも熱くはなれるんだけど、違う意味で何だよね。
競馬でこうも感情揺さぶられることになるとはねw
直線勝負
初めてみた。
そして、なぜかレース毎に涙ぐむ。
戦う女性は好きだけど、まさかウマ娘にまで適用されるとは…。
なのだが、脚本は王道で野望や情熱、勝利と敗北、ライバルとか憧れとか、挫折やら諸々盛りだくさんにしっかりと詰め込まれててラストには歌まで歌ってくれる。
作画もいい感じで…特に疾走シーンなんかは素晴らしい。第4コーナーを回った直線に入ってからは、画面も実況も大盛り上がりだ。
…そして涙ぐむオッサン。
いや、おかしいだろッ!とセルフツッコミをせずにはおれない。
競馬が好きなワケでもなく…そう言えば親父が大の競馬好きで、ゲームに縁のない人だったんだけど、ウィニングポストってゲームにどハマりして、独自の攻略ノートとか作ってたなぁ…親父が生きててこの「ウマ娘」にもしもハマってたとしたら…いや、ありえんなw
身の毛もよだつ想像しか出てこん。
スポ根モノとよく似てる作りではあるが、圧倒的に違うのは彼女(?)達がプロである事。
勝ち負けにアイデンティティが直結してる事である。なのでゴール前の狂気じみた表情、勝ちに向かう貪欲さが浮き彫りになる表情なんかはグッとくる。
頑張れとか応援してるわけじゃない。ただただ、何かと被る。それが涙の理由なのだと思われる。
実際、ウマ娘の事何にも知らないし、コレを機にゲームをやる事もないと思う。
でも、最後の直線、心臓が張り裂けようが足を止めないのであろう気迫と、ゴールを見据えるガムシャラな眼差しには惹かれ、とても引きづられる。
あと、なんかエンディング曲が面白かった。
熱い青春スポ根アニメ
1回観て微妙だと思った君たちへ
自分はウマ娘のコンテンツは一通り追ってる身ではあるが、1回目の鑑賞では正直に言って期待した程ではないと感じた。
この評価に落ち着いてしまったのは、この作品の前日譚であるROAD TO THE TOPが面白すぎるからとも言える。
ウマ娘の作品に初めて触れる人には映画ではなくこちらをオススメしたい。エンタメとして純粋な面白いものを観たいと思うのであれば、RTTTは映画に勝っているといえるだろう。
各配信サイトや今であれば公式のYouTubeチャンネルから全4話を観ることができる。纏まりが非常に良く理解もしやすい。映画から初めてウマ娘に触れた人にこそ是非観てほしい。頼む、観てくれ。
先程にも言ったように純粋な面白さではRTTTに分があると感じている。
しかし!新時代の扉はそれを超えていると自信を持って断言したい!
それにこの作品は2回目の鑑賞によって真価を発揮することを伝えたい!
もし君たちに余裕があるのであれば、ジャングルポケットの持つアクセサリーの意味や放つ言葉の一つ一つ、それぞれが勝った時の演出に意識を向けて、再度映画館に足を向けてほしい。
一度映画を観た君たちならそれぞれの演出の持つ意図に気付けるはずだ。それらを改めて解釈することによって評価が一転することを約束したい。
ここからは私個人の感想、というか解釈を述べていこうと思う。
これらを読む前に是非2回目の鑑賞に向かえるのであれば向かってほしい。他人の解釈を一度意識してしまうと、これはそういうものだという正解を持ったうえで観ることになってしまうためだ。
まず、この映画は本当に”よくできてる映画”と言いたい。
急にガキっぽい感想になったなとか何様のつもりやねんなどと思われるだろうが、本当にこの映画はよくできてるんです。いやマジで。
映像作品として本当に凄い。演出の一つ一つにちゃんと意味を持たせている、そしてそれが非常に丁寧であると。それをウマ娘というコンテンツでやるんだから凄いとしか言いようがない。
その中でも印象的かつ象徴的なのはジャングルポケットの持つアクセサリー、あれがもたらす意味について。
アクセサリーが何を意味するか、ここは各々の解釈に依ってくるが、私はあの中にジャングルポケットにとっての”最強”を象徴していると考えている。
最序盤、ポケットはフジキセキのレースを観てトゥインクルシリーズにおいて最強を目指すことを心に決める。
アクセサリーに反射したフジキセキこそがポケットが初めて見出した”最強”であり”憧れ”なのである。
アクセサリーを空に投げそれを掴み取る様子はまさしく、これから最強に向かって突き進む覚悟と憧れに並び立たんとする意識が見て取れる。この時点で後半のフジキセキとの併走を示唆しているようにも思える。
その後、アグネスタキオンにフジキセキと同じく最強を見出し、最強への第一歩としてタキオンに勝つことを宣言するも、願い叶わずタキオンのレース無期限出走停止。つまるところ、ポケットは最強への第一歩を踏み出せないまま、日本ダービーに勝利することになる。
日本ダービー勝利後、明らかにアクセサリーが翳っている様子が映し出される。また、夏祭りにおいてアクセサリーを象徴するような描写がいくつか見受けられる。
スーパーボール掬いでポイが破れる場面や、ラムネの中のビー玉の無機質で一片の輝きもない様。
僅かに付いた炭酸の泡が取れてしまう様子を見ると、ラムネ片手にした会話の中で最強であり憧れであるフジキセキが再び走るという僅かな希望が無くなるようにも見え、ポケットの心情が事細かに映像で示されていることが分かるだろう。
菊花賞での敗北を経て自販機前での語らいののち、フジキセキとの併走、預かられていたアクセサリーをレース開始の合図として空に放り投げ渡す。
改めてポケットが最初に感じた”最強”をフジキセキ自ら示し渡すことによって、タキオンの幻影を払い初心を思い起こさせることができた。
ここでのレース結果は明確に描かれてはいないが、ポケットが勝利したのではないだろうか。
ここに来てタキオンに対して切った啖呵、最強の第一歩目に倒すというものをフジキセキが代わりに担うことによってポケットは改めて最強への一歩目を踏み出し、見事ジャパンカップにて最強になることができたのだ。
更にだ。ポケットが持つアクセサリー、これをアグネスタキオンも所持していることに2回目の鑑賞を経た君たちであれば気付いたことだろう。
それはタキオンの研究室、窓の横に吊り下げられている。
さてタキオンの持つアクセサリーが意味することはポケットと同じであろうか?
いや違う。タキオンがアクセサリーに見出したものは”ウマ娘の可能性”、”限界を超えたその先”であることが作中を観ていれば容易に想像がつく。
そこで窓の横に掛かっているという点がとてつもなく活きてくるのだ!!!これ本当に凄い。自分で気付けて本当に良かった。
タキオンは最初から一貫してウマ娘の持つ可能性を探ることに重きを置いている。それは自分が達成しても他者が達成しても良いものだった。
つまりはアクセサリーを窓の横に置くことによって、窓を通して外にいるウマ娘が達成しても構わないことを示しているのだ!!!
これはすごい演出ですよ…。
しかしジャパンカップ前、ポケットが研究室を訪れジャパンカップに出ることを宣言した後、タキオンは窓のカーテンを閉める。
これが示すことは言わずもがな、他者が達成することへの拒絶である。そして間もなく研究室から出ていくのである。
ここでタキオン自身が”ウマ娘の可能性”に対してのスタンスに思い悩んでいる様子が描かれているといえる。ただ悩んでいる描写は菊花賞の映像を観ているときの様子や部屋の片付け具合からも察せられることではあるが。
アクセサリーだけでこんだけ言えることがあるんだよ。いや凄くないかこの映画。正直軽い論文なら書けるんじゃないかこれ。
他の演出もまた細かい!
ポケットが自販機前でフジキセキに悩みを吐露する場面。タキオンに敗北した際のことを思い出しているときに飛行機の音がする。タキオンが勝利した場面でもまた飛行機が飛んでいる。
映像にはポケットしか映っていないが、敗北した光景をフラッシュバック、トラウマとして思い起こしている様を飛行機の音のみで表現しているのだ。
また日本ダービーでポケットが勝った時の雄叫び。正直1回目の鑑賞ではどうにも違和感があった。いまいち伸び切らないというか勝利の感覚がないような印象を受けた。実際それが正しかったと思い知るのは映画を全部鑑賞してからになる。
改めて2回目を観に行った際、ポケットが最強ではないという意識のもと、日本ダービーを勝ってしまったという認識で雄叫びを聞いた際、声優さんの凄さを思い知った。
あの雄叫びは勝利の雄叫びではなく、自身が最強ではないということを思い知ったうえでの叫び、どうにもならない感情の発露だと理解すると、ポケットの心情が直に伝わってくるような感覚がした。この雄叫びを聞いた瞬間、2回目を観に来て正解だったなと心からそう思った。
まぁ長ったらしく自分の解釈を書いたわけではありますが、最後に本当にすごい作品だなと。それぞれの心情を画面で、音で、映像で、しっかりと描いている。その上で、レースやストーリー的にも面白い!
演出をしっかりと噛み砕いてみると、それぞれがパズルのピースとして役割を果たし、ちゃんと噛み合ったときの心地よさがとてつもなくある作品だなと感じています。
ただやはり、一回観ただけで伝わるような情報量ではないこともまたいえるでしょう。ウマ娘好きであればあるほど、間に挟まる小ネタやキャラクターに気を取られ見逃すことも多くあるかと思います。
だからこそ! ぜひ2回目を! 観に行きましょう!
1回観ただけでは貴方はジグソーパズルのパッケージを一通り眺めて終わっただけに過ぎません!
2回目を観ることによってパズルをはめる感覚、伏線を一つ一つ拾い、嵌めていくことで、初めてこの作品のすべてを楽しんだといえるでしょう!
レビューを書くのは初めてだったため纏まりも悪かったとは思いますが書かずにはいられませんでした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
貴方が2回目を観たことを信じて、次は3回目を観ましょう!
自分は4回目を観に行きます!
粗さはあるけど、良さもあった
まず、マイナス点を上がると、無駄な描写がちらほら散見されるところですね。
トレーニング中やレース前の些細な描写で細かい振動などの描写は正直入れずに完全に『静』の表現としてやった方が良かったと思います。
ただ、逆にキャラクターの心理描写の絡むところは中々良かったと思います。
例えば、タキオンのレース休止時のポケットの動揺の様子を席を大ぶりにゆっくり揺らしていくのは、動揺で視界が定まらない描写や場面の色彩描写も相まってより、精神的動揺がわかりやすくなっていました。
また、特に細かく描写してたのはやはりレースですね。
序盤に振動を比較的緩やかにすることでどのキャラクターも序盤は様子を見ている様子を表現したり、スパートに入った時にちゃんとウマ娘ごとで振動の種類や強さが違ったりもそうですが、ポケットがタキオンに抜かれた時などは、それまでの強く荒々しい走りがガタガタになったり、日本ダービーの競り合いの時などはより、力強い走りの表現になっていました。
その中でもジャパンカップは国内外の有力な選手の出走ということもあって、力強くも安定感のある走りだと感じるくらい振動が強いんですけど、安定してるので、それまで競ってきた相手とは別格というのがよく表現されてました。
その中でも、最後のオペラオーとの競り合いまでの流れは他の選手が強く安定感のある走りの表現がされていることで、よりジャングルポケットの力強い走りがラストでさらに強くなることで精神的な成長も落とし込んでたと思います。
なので、ウマ娘が好きで通常とは違う表現の仕方を楽しむなら、個人的に見る価値はあると思います。
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