「ポッケが持っているアクセサリーはサンキャッチャーと言うらしい」劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」 がちょさんの映画レビュー(感想・評価)
ポッケが持っているアクセサリーはサンキャッチャーと言うらしい
9日、ネタバレの為に警告を追記
これを知っているかどうかでも大きく評価が変わるのではないだろうか?
光を全周囲に拡散させる事で楽しむ物であり、劇中ではジャングルポケットが肌身離さず持っている物と、アグネスタキオンの部屋の窓辺に飾ってある。そう、2つあり、彼女達2人の物語なのである。
もし2つ目の存在に気が付いて無かったのであれば、この先のレヴューに目を通す前にもう一度映画館に行って考えながら観てほしい。
空に投げた光のアクセサリーを掴む所から物語は始まり、タキオンの圧倒的な走りの残光にあてられ、ダンツフレームと言うライバルと共に輝き、東京優駿の輝きに照らされたフジキセキが道を見失ったポッケに道を示す。
一方で東京優駿の輝きに自らの道を見失いそうになるアグネスタキオンは、輝きを取り戻したポッケを直視出来ず拒絶を顕にする。
ジャパンカップ前の並走をお願いするシーンだ。
眩いばかりのサンキャッチャー、カーテンを閉めるタキオン。俺はアニメ映画を観ていたはずなのに、こんな表現をされるとは思ってもみなかった。意味、意図に気づいた時は震えてしまった。娯楽映画でする表現じゃないだろ。夏祭りのお面もだよ。なんとなく不気味で怖さをなんて物じゃないじゃないか。凄く心が痛いよ俺は
佳境、輝きに手を掛け、自身に落とす影を払ったジャングルポケットと、彼女の光にあてられて走りだすアグネスタキオン
マンハッタンカフェが云々と言う人が居るが、彼女は初志貫徹で前を向いて走り続けてるんだよね。タキオンの走りに心折れることなく前を、おともだちを。
ダンツフレームも同じで、自分の道を目指して輝いたからこそダービーの2着。
この2人は主役2人の別の対比として存在してるからこれ以上もこれ以下もないよ
光の強さに負けてしまうけど、光が拡散してまた光り輝く物語。サンキャッチャーを理解した時に、この作品の評価が変わるんだと思う。