「“結婚=幸せ”なのか?」アバウト・ライフ 幸せの選択肢 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
“結婚=幸せ”なのか?
結婚を望む女性と結婚を躊躇う男性のカップルが互いの両親を招いてディナーを開くも、その両親はW不倫していた…というコメディ。主要人物6人によるワンシチュエーション舞台劇みたいだなと思っていたら、監督はブロードウェイの戯曲家にして、しかもあの『クイズ・ショウ』の脚本家と知り納得。
“結婚は人生のゴール”とはよく云うが、はたしてそうなのか?「愛」は永遠なのか?「幸せ」とは何か?といったテーマを3組の老若カップルを通じて考察していく…といってもそんな小難しくもないし、ランニングタイムも短めなのでサクッと観られる。結婚を考えている人、老後の人生の在り方を考えている人にはいい指針になるかもね。
熟年カップルの4人は見た目通りのイメージの人物を演じているが、ダイアン・キートンとリチャード・ギアが、おそらく『ミスター・グッドバーを探して』以来、しかも夫婦役で共演というのもなかなか感慨深い。にしても御年78歳というキートンは若すぎるし、若い女性役のエマ・ロバーツが可愛いすぎた。
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