劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXXのレビュー・感想・評価
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中毒
レビューに惑わされず観てほしい
初めにこれはカルナイの映画ではなく、カルナイが作るライブを映画館で観ていると言った方が正確だと思う。
ライブ内で各人が3キャラを演じながら、それになぞらえた楽曲を披露していくスタイル。スタツアのカルナイVer.を想像していると、戸惑いが大きいと思う。
でもカルナイが好きな人なら、ずっと応援してきた人なら彼らが作りたいもの、目指したもの、挑戦していることが分かってもらえるはず。低く評価してる人に流されずに1度観てほしい。私たちファンを信じて進化、挑戦し続けてくれてる4人のアイドルが本当にかっこいいから。
賛否があるのも理解できるが、今のカルナイが出せる全力で最高のパフォーマンスだと、あちこちのシーン、演出、表現でわかる。
舞台挨拶では「彼らの新しいことに挑戦し続ける、進化し続ける様子を一緒に応援してほしい。」といった旨の発言がキャストからあった。そしてツアーという名に違わぬ、公開2週目以降もまだまだ進化する彼らが観られるらしい。(平たく言うと内容が少し変わるということ)
1度とは言ったものの2度3度と通って繰り返し観て、新たな発見をしてほしい。
新しいことへの挑戦
スルメ映画って言葉に激しく同意
この映画はスルメみたいに噛めば噛むほど味が出て美味しくなるやつだ…!と誰かが言っているのを聞いてうわぁそれだ!!!と思いました。キングダムやスタツアを経てきていてもうプリンセス達は1回や2回行くだけでは終わらない事が分かっているからこそ、1度観るだけでは把握し切れない複雑で難解さのある構成になっているのかなと思ったし、それができるのがカルナイ先輩だよな、と思いました。
もし理解できないな?これは面白いのかな?設定履修するべきか?と思った方はアニメや原作ゲームに手を伸ばしてみてほしいです!!
コレが彼らのやり方 はじめましての人には伝わらん
表題に書いたのが本音です!
今回のライブまじてやばい!!!大好き!!
元々カルナイ推しである程度しか彼らのバックボーンは知らない。キングダムもスタリツアーも見た。この2作品から来た人にとっては分かりにくいかも。ライブだからぜんぶライブでやる。とは違う。元々出してる楽曲、特に4人曲聞くとわかる。もともと怪盗がコンセプトにあった。4つの島を統治とも書いてある。あらすじにしっかりと書いてある。このことからも前作2つとは何か違う!それがQUARTET★NIGHTという先輩組の意地であり、彼らのやり方だと思う。なかよしこよしでみんなで作ろ!ライブを!ではない。各々が高め合い最強で最高の存在になる!それが見れた最高の時間でした!舞台挨拶もおわり、色々情報で出ると思うのでそちらも見てね。
QUARTET★NIGHTたる所以を見れてとっても嬉しかった!
リピート確定!!!
カルナイを心から好きな人向けだけど
知らない人でも楽しめます。
知っている人はみれば見るほど味が出る作品です。
沢山、いろんな形のライブをやってきたのでしょう。
そして、次のステップに向かうための新しい形のライビュ「タブー」に挑戦したって感じです。
劇中劇だとかいろんな世界線がありますが全てがカルナイの過去、現在、未来に繋がってると感じました。
考察しなきゃわからないライブ映画なんて…と思う方もいると思いますがそこは自由。
劇中劇があるテーマタイプのアイドルライブ。
衣装がダサい、カッコ悪い、似合ってない。
そんな声も聞こえますが…「うたプリ」だぞ?
(ライブ衣装、全然似合ってないと思いませんでしたが)
アニメ時代から来てる服がダサいでお馴染みのうたプリ。
古の伝統を守ってるんです(笑)
オタクという生き物…特にプリンセスは考察が大好き。
格好の餌だと思います。
スタツアはわかりやすくST☆RISHらしいライブ
タブナイはわかりずらいけどQUARTET NIGHTらしいライビュだと感じました。
■ 完全体を見たい方は5週目以降の鑑賞をお勧めします。
『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』は、従来のライブ映画やアニメとは少し違った、“カルナイの物語に巻き込まれていく体験型作品”です。
楽曲や演出、構成すべてに意味が込められており、観客はその問いかけに触れながら、自分なりの答えを見つけていく。そんな作りになっています。
だからこそ、「いつものカルナイ」を期待した方ほど戸惑うかもしれません。でも、“今ここから”彼らに触れる方にはむしろ入りやすい作品かもしれません。
ライブは本来、楽しければそれでいいもの。難しく考えすぎず、まずは感じるままに受け取ってみてください。
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■ 完全体を観たい方へ
本作は週ごとに内容が変化していきます。ナレーションやアンコール演出が追加され、少しずつ完成形に近づいていく構成です。
1回でしっかり堪能したい方には、5週目以降の鑑賞がおすすめです。ただ、今しか観られない演出もあります。最初の断片も、ひとつの宝物として心に残せたら素敵だと思います。
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■ 1度でわかる映画ではありません
この作品は、1回観ただけではわからないことが多いです。むしろ、最初に「よくわからなかった」と感じた方こそ、2回目・3回目で繋がってくるはず。
視線、衣装、セリフや演出──繰り返し観ることで「あのときの意味」がふっとわかる瞬間が訪れます。それがこの作品の醍醐味です。
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■ 初めての方にもおすすめしたい理由
「カルナイを知らないから……」とためらっている方も、安心して観てください。
これは“新しいQUARTET NIGHT”を描いた作品。彼らの物語は、今まさに進行中で、初めて出会う人にもちゃんと届くように作られています。
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■ “宝石”とは何か
物語の中で繰り返される“宝石”というモチーフ。それは装飾ではなく、“歌うこと”や“覚悟”“愛”の象徴です。
4人はそれぞれの想いを胸に、歌を通して自分の形を見つけ、グループとして歩みを重ねていきます。その姿がライブのようでもあり、舞台劇のようでもあり──観客はいつのまにか、彼らの生き様を見届ける存在になります。
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■ あなたもまた、“証人”になる
カルナイというグループが何を選び、何を背負ってきたのか。そのすべてが歌に込められています。
観客はその歌を通じて、ただ観るだけでなく、彼らの物語の“証人”になる。そんな特別な時間が、劇場の中で広がっていきます。
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■ 最後に
「ちょっと物足りなかったかも」──そう感じたとしても、それはまだ“全体像”をつかんでいないからかもしれません。
この作品は、情報量も感情の深さもぎゅっと詰まった濃密な60分。違和感も、戸惑いも、どうか大切にしてください。そしてもう一度、彼らの声に耳を傾けてみてください。
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この映画は、「わかりやすさ」や「共感」ではなく、“本気”や“譲れないもの”をぶつけてくる。
それが、カルナイらしさ。
どうかこの60分が、あなたにとって特別な“体験”になりますように。
劇場で、彼らと出会ってみてください。
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追伸:
辛口な意見を寄せている方は、きっと彼らをずっと見てきたファン。
「もっとできるはず」と感じているからこそ、何度も劇場に足を運んでしまう。それは裏を返せば、この作品にそれだけの“引力”がある証拠だと思います。賛否両論あるということは彼らにはそれだけ可能性が秘められているということ。
もし、これでカルナイを知った方が「昔のカルナイってどんなだったの?」と気になったなら、ぜひ原作ゲームも手に取ってみてください。彼らの魅力、もっと深く感じられると思います。
劇中劇と美声のカルテットが紡ぐ、進化系ライブアニメ
QUARTET NIGHTの臨場感溢れるライブパフォーマンスに、劇中劇という斬新な試みが融合し、アニメライブ映画の新たな頂点を築いています。怪盗と宝石、独創的な世界観の中で、劇中劇がストーリーに奥行きと驚きをもたらし、寿嶺二、黒崎蘭丸、美風藍、カミュの個性がより鮮烈に輝きます。特に後半では、4人の圧倒的な歌唱力が観客を完全に魅了するんです。彼らが織りなす美声のハーモニーは、情熱と切なさが交錯するメロディで、誰をも虜にする魔
法のような力を持っています。ソロの魅力、デュエットの化学反応、そしてカルテットとしての完璧な調和は、観る者の心を掴んで離しません。この革新的な試みと、ファンへの愛が詰まったライブ演出が一体となり、物語と音楽が響き合う「禁断のライブマジック」を創り上げており、このライブに至った経緯も本人達から説明があります。
今まで応援してきたファンも新たにファンになった方も皆が楽しめる映画になってると思います。2週目からが本格始動です。ぜひ1週目で観るのやめようかと思った人は2週目以降を1度でいいので観てください。
1回しか観てない人の低評価はあてにしないで欲しい
初見で混乱するのは自分もそうだったからわかる。
でもうたプリ、カルナイ好きな人達はマジで、低く評価してる人に流されずに1度、そして2度3度観てこっちまできて欲しい。何故このライブの形式、演出なのか?の意味がわかった瞬間に一気に引き込まれて没入するし、ファンを信じて進化、挑戦し続けてくれてる4人のアイドル像が本当にかっこいいから。
賛否両方覚悟の上でQUARTET NIGHT4人の全身全霊の想いが綿密に計算されて創り上げられた最高のパフォーマンスだと、あちこちの歌、演出、表現でわかる。
舞台挨拶で声優陣4人も、まずは混乱すると思う。でも彼らの選び進化に挑戦し続けるアイドル像はこれだと熱い想いを伝えてくれてる。そして公開2週目以降もまだまだ新しく観られる何かがあるらしい。
"普通のライブ"の枠におさまらないQUARTET NIGHTの集大成は、1回観て終わり、なんてあまりに勿体無い。
斬新だけどカルナイの良さがある作品
全編ライブ形式の映画となっており、うたの⭐︎プリンスさまっ♪に登場する先輩グループ「QUARTET NIGHT」が全国ツアーをしている様子が描かれています。
他のライブ映画と違うのはストーリー調ということ。まるでミュージカルのようにストーリーに合わせて曲や衣装、演出が展開されていきます。1人のアイドルが三役演じるということで展開が早くはじめは混乱するかもしれませんが、何を伝えたかったのかあとからゆっくり考えると2回目以降発見の多い映画です。
うたプリに触れるのが初めての方は前作やアニメなどに触れておくと世界観に入り込みやすいと思います。(うたプリは魔法やかなり未来な演出などが多い作品なので)
古くからカルナイ推しの私からすると彼らのプロフェッショナルな姿を見られること、大きな劇場で動く彼らを見られることだけで感動の一作でした。映像も綺麗で、アイドルが映る姿がとにかくかっこいい!そして歌声や曲も素敵で聴き入っているうちにあっという間に終わってしまうくらいの感覚でした。
何度観ても新しい発見がある
テーマパークのような面白さ
テーマパークのように楽しませてくれる劇中劇のあるライブ、面白かったです!
原作ゲームのトンチキさが好きな人には刺さるかと。
まだ曲も聴き込めてないしパンフも読んでいませんが、何度観ても展開や曲、演出が目新しさや3Dの見映えの良さで飽きることなく楽しめます。
役を演じている間の普段見せない表情と、QUARTET NIGHTとしての感情豊かな表情の違いにもグッときます。演劇仕立てにより4人の様々な表現が見られて素晴らしい演出だと感じました。
今回は初の劇場版全国ツアーということで、今後の展開が何も分からずとても楽しみです。
長らくうたプリを追っていますが、まだまだ新しい試みをしてくれることが嬉しいですね。
見れば見るほど体に馴染む、不思議な映画
「うたプリ」シリーズ3作目であり、引き続き全編ライブ映画である本作。だが前作までとまったく同じだと思って見に行くと、戸惑いを覚えるだろう。
前作との違いは、ただのライブではなくストーリーがあるタイプの(例えるならミュージカルや舞台のような)ライブである、という点と、それゆえに詰め込まれた構成と演出。最低限のリアルさは残しつつも、全編に渡ってこれまでより派手な映像が繰り広げられる。その情報量の多さに、最初は「いったい何なんだこれは」と驚かされるだろう。とにかく突っ込みどころが多い。
しかしあとから冷静に振り返ってみると、曲の良さ、アイドルの演出(特効から繊細な体の動きまで)、グループとしてのコンセプトや一体感など、我々の見たかった要素自体はすべて揃ったライブであり、そこに加えられたこの「意外性」が次なる「挑戦」のために必要なピースであったことが腑に落ちる。これまでと同じでは意味がない、というカルテットナイトの意思や矜持のようなものを感じるライブだと言える。まさしく「新たなる到達点」なのである。
特筆するべき点は、前作も含めたこのシリーズは、それこそ何十回と繰り返し見るファンが多く、そのようなファンのための仕組みが多数組み込まれているということ。これが一見したときの演出の過剰さと、それによる困惑にも繋がっているのだが……。しかしライブの全体像を把握したうえでもう一度見てみると、その過剰さが次々と楽しさに変わる、不思議な体験が出来る。この体験は、特に2次元アイドルファンの方には映画を楽しむ上で是非とも味わって欲しい感覚である。
それからちょっとメタ的な話をすると、3Dモデルの表情の繊細さが今作はフィーチャーされているように感じる。特に中盤は切ない表情や、諦念じみた表情がよく見られるのだが、これが本当に見事。このちょっとした表情の機微を、ぜひとも感じ取ってみて欲しい。
衣装についても前作以上に複雑になっており、特に道化の衣装のフリルはこれまで3Dモデルで見たことが無いほど。ましてやそれで激しいダンスを繰り広げ、布と布が干渉して埋まるような所が一切見られないのだから驚かされる。
総じて前作より各要素も構成もパワーアップしており、それ故の困惑というのも確かにあるだろうとは思うものの、新規ファンの方には「なんだがわからないがすごい!」という驚きを、そして既存ファンの方には何度も繰り返し見ていただき、この挑戦の裏にある彼らの積み重ねてきた歴史と、それに基づく彼らの高い実力が魅せるエンターテイメントを楽しんで欲しい。
期待していた分、顧客のニーズとの乖離が残念
端的な感想としては、なにを伝えたいのか、なぜこのような構成になってしまったのか理解できない。
前々作「マジLOVEキングダム」から前作「マジLOVEスターリッシュツアーズ」にかけて構成、内容、映像の質、衣装、演出、全てにおいてブラッシュアップされていたので、3作目となる今回はどんなにクオリティが高く感動的なライブを見られるかと非常に期待していた。
しかし蓋を開けてみればミュージカルのように完全に演劇仕立てで、「素の彼ら」は本編にはほぼ出てこない。
ライブというものは演者が見せたいものをただ見せつけるというものではなく、観客と一体になって共に作り上げるものだ。しかし、本作はストーリーの脈絡のなさ、衣装や演出などの細かい部分がノイズとなって、完全に私たち観客を置いていっているように感じた。
結果として全くアイドルとの一体感を感じられず、何が起こっているのか消化しきれないまま終わってしまったという印象を抱いた。
もちろん良い部分もある。うたプリならではの楽曲の良さや歌唱力の高さは際立っていたし、3D技術も前作よりさらに進歩を感じた。
「QUARTET NIGHT」自身の人生や軌跡と、ストーリーに重なる部分が多くあることもファンであればよく理解できるだろう。
しかし大半のファンが求めていたものはおそらく「QUARTET NIGHT自身によるライブ、パフォーマンスによる表現」。その一方で、今作で見られるのは「演じられた役である何者かもわからないぽっと出の人物たち」である。
うたプリを愛していればいるほど求めていたもの・期待していたものとの乖離があり、逆にうたプリを知らない人にとっては理解が及ばない。正直新規の方に勧められる映画とは言い難いと感じた。
「スタツア」のように、QUARTET NIGHT自身の絆が詰まった感動的なライブを見られることを楽しみにしていたので、個人的には期待を裏切られたようで非常に残念に思った。
演出は豪勢で迫力があり見応えは十分である。しかし、何しろ伝わらない部分やトンチキに走ってしまっている部分が多く、初見で理解するのは難しいように思えた。
コールアンドレスポンスも楽曲の良さを邪魔する騒々しさである。
衣装ははっきり言ってダサい。曲ともキャラクターとも合っておらず、せっかくの良い楽曲を楽しむ上で非常にノイズになってしまっている。
そしてストーリーは冗長な上に分かりづらく、ファンが、少なくとも私が求めていたものとは全く異なっており残念だった。
繰り返すが、このストーリーにはアイドルの彼ら自身と重なる部分も多くあり、何度も見れば解釈が進んで理解できることも多くあるだろう。
しかし、何度も繰り返し見て理解してもらうことが前提になっているのは如何なものだろうか。
繰り返し見てもらいたいのであれば「非常に良かったから、何度でも見たい」と思わせるべきで、「何度も見ないと理解できない」というのは、本来のあるべき姿ではないと思う。
最後になるが、このような感想を抱いたのは彼ら「QUARTET NIGHT」が悪いわけではない。
監督、制作陣がファンのニーズを把握せず、独りよがりな姿勢で制作に臨んだことが全ての元凶なのだろう。
新たな試みとしてこのような形に挑戦したことは評価できるが、私たちファンが何を求めていたのか、それを今一度考え直して欲しい。
いやこれ最初にやらないと…
※2巡目 5/16 星2.5→4.0に修正します。
仙台まで連行されました。
やはりダブルアンコールが追加されてました。
正直な感想としては「これを初週でやらなかったのはマズい」ですね。追加要素の全部でなくとも、どうにかならなかったものか。
「初見が考察するにも限界があるだろ」と思った部分が、かなり補完されていました。むしろこの部分がないと、構成自体が意味不明なまま鑑賞終わる。
初週の事前期待を下げて、顧客満足度を上げる作戦だとしたら、まぁ…やりすぎでしょうね。
映画は、そもそも同作品を何度も見る顧客ばかりではありません。
「うちの客層はなんだかんだ絶対リピートしてくれるだろう」という算段なのかもしれませんが、動員できなければ追加要素入れた以降の上映回数が絞られ、リピート鑑賞自体が難しくなります。初週で付いていけなかった客をどうやって引き戻すかにかかっているかと。
ツアーで地方に来ているんだという要素は、新しい試みで僕は好きです。斬新なことに果敢にチャレンジしている姿勢が、この作品に惹かれた理由だと思ってます。
果たしてこれが吉と出るか凶と出るか、この先も見守りたいと思います。
※初回レビュー 5/9
過去作がかなりハマったので期待して初日に行きましたが、これは良くも悪くも冒険し過ぎですね。
おそらく今回のグループを追いかけてきたファンであれば、深堀して背景を読みといて楽しむことが出来るんだと思います。
ただ、これ映画ですから。「事前知識不足の一般客」は付いていけず、動員には取り込めない。それに尽きます。
曲はいいです。あっシカマルがいると思ってしまい、最初集中出来ませんでした。※アイというキャラ、僕スタッフロールまで声優が男性だと分かってませんでした。
歌の技術的に、申し訳ないが、彼は他メンバーより群を抜いている。が、綺麗に重なるもんですね。
CGは「こんなことも出来るんだぞ!すごいだろ!」というのは伝わります。伝わりますが、蜷川映画以上に目が痛い。
グループの背景とかを感じさせたいのは分かるが、それをこの短い尺で「背景を知っていること前提。深読みしないと解釈できない」ものにしか仕上げられなかった、監督や演出の技量不足じゃないですかね。勿体ない。
とはいえ、やっぱりライト振って観るのは楽しいですし、アンコールが追加されるかもしれないと聞いているのでそれも行こうと思います。
舞台挨拶も…すみませんパシフィコ横浜で観てきます!ただのファンになってないかな、浮いてたら本当にごめんなさい。
あと、コスチュームが全体的にセンスが無いのがとても良かったです。皮肉ではなく、アイドルって結構謎センスの衣装着てたりするものだと思ってるので。
目撃したのはユートピアではなくナイトメア
キングダム、スタツアに続く劇場版うたの☆プリンスさまっ♪三作目となった今作。キングダムで「全編ライブ映画」という新境地を切り開き、スタツアはキングダムでの反省点・改善点を技術構成共にテコ入れして一級品のエンターテインメントへと昇華された。さてこの映画では一体どんな到達点を見せてくれるのかと期待に胸を膨らませていたが、失望した。
問題点は多々ある。何から書けばいいかわからなくなるほどに。我々は「ライブ」を観に劇場に足を運んだというのに下手な小芝居から始まり、素晴らしいパフォーマンスが始まっても挿入される語りが余韻と疾走感を阻害する。衣装に関しては、好みの問題になるかもしれないが、私は全く好きではない。あんなものを着せられているアイドルに同情する(けれど衣装デザイナーを責める気にはなれない、理由は後述する)。歌は聞き取れない上にコーレスはガヤの如くやかましく、振り付けやファンサも地味だ。カメラワークも「何故そこを、その角度から抜いた?」と疑問に思うばかりで、アイドルの表情も固い。そしてライブを彩る演出は総じてダサい。
一体、何故、どうしてと上映終了後も私の頭には疑問符ばかりが浮かぶ。前作、前々作を観終わった時は真っ先に「楽しかった!」「すごいものを観た!」と興奮に飛び跳ねていたのに、今作を観て心動かされるものは何もなかった。あるとすれば失望だけだ。
映画が始まる前から予兆はあった。劇中歌CDのジャケットは素人が描いたのかと絶句するほどにクオリティが低くく、スタツアにあった前日譚アニメ及びアニメにちなんだ大掛かりなコラボもない。けれどそういった不安を、映画で、圧倒的なパフォーマンスで吹き飛ばしてくれると信じていた。まさかこうも大胆に裏切ってくるとは想像だにしなかった。
上で「衣装デザイナーを責める気にはなれない」と書いたが、この方は前作スタツアにおいて最高の衣装を仕立てていた。CG担当の方々も前々作からうたプリに関わっており、仕事それ自体にケチは一切ない。出力された形が最悪であっただけで。であれば誰が悪かったのか? 制作の指揮をとり、作品の方向性を決めた監督だろう。
作品を預かっている身にも関わらず、肥大した自己顕示欲をちらつかせる低俗な輩とは前々から思っていたが、一体この作品のどこに、それほどまでの自信があったのか直接話を聞きたい気分だ。観客が観たいと望んでいた純粋なエンターテインメントも、「このアイドルならこうする」という深い考察もなく、スクリーンに映し出されるのは監督がやりたかったであろう混沌とした落書きばかり。この監督の自己満足に時間と金銭を奪われた怒りと、うたプリというコンテンツに彼女の名前が刻まれた絶望、そして今後発表があると予想される四作目にこれが関わるかもしれないという恐怖。本当にどうしてくれようかと。
今の私が望むことはただ一つ。このレビューを読んで、一人でも多くの人がこの映画を鑑賞する気力を失い、別の映画にお金を払う。「この映画は失敗作である」と世間にもファンにも製作陣にも証明される。それだけだ。
新しいライブ映画を模索した結果
・本作は「ライブ映画」という枠組みにありながら、これまでの『キングダム』や『スタツア』とは大きく異なるアプローチが取られています。
・ミュージカル調の演出や劇中劇的な要素が強く、観客に新しい形のライブ表現を提示しようとする意欲作でした。しかしその挑戦が、すべての観客にとって等しく楽しめるものだったかといえば、疑問が残る作品でもありました。
■ 構成・演出
・ミュージカルや群像劇に近い構成で、ライブ映画というより舞台劇を思わせる内容。
・宝石をめぐる物語を軸にキャラクターが目まぐるしく変化し、前提知識がないと物語の把握は困難。
・演出には現実のライブでは実現し得ないギミックが多く、好みが大きく分かれる要素。
■楽曲・パフォーマンス
・歌とダンスのクオリティは高く、楽曲も作品の軸を支える重要な柱。
・アンコール曲ではキャラクター同士の関係性が丁寧に描かれ、ファンにとってのご褒美的な場面となっている。
■没入感・理解度
・初見の観客や事前知識の少ない層には非常にハードルが高い構成。
・展開が早く、歌詞や台詞が聞き取りづらい場面も多いため、内容を完全に理解するには複数回の鑑賞が前提。
・世界観に入り込むための導線が少なく、映画に没入しにくい印象を受ける。
■視覚演出・技術面
・一部演出は過剰に感じられたり、画面が見づらくなることも。
・視覚的な“見せ方”を重視しすぎたあまり、物語としての説得力や一貫性が犠牲になっている部分もある。
【個人的な感想】
過去作で魅せてくれた「楽曲を中心にしたライブパフォーマンス」や「グループ内の関係性の丁寧な描写」を期待していた分、本作の方向性には大きな戸惑いを覚えました。もちろんミュージカル形式が悪いわけではありません。その構成に説得力や一貫性が乏しく、感情の流れを追いにくかったことが没入を妨げた要因です。
また、物語の理解を深めるには、カルナイや各メンバーの背景を相当程度知っておく必要があり、初見では内容を把握しきれない構造に難しさを感じました。コーレスや歓声を重視した演出も、楽しめる人には楽しめるのでしょうが、私には音楽そのものがかき消されるように感じてしまい、波に乗れなかった感覚が残りました。
最終的には「もっとカルナイを知っていれば楽しめたかもしれない」「複数回通えば解像度が上がる映画」と思う一方で、「ライブ映画を楽しみに行ったはずなのに、これは誰のための作品だったのか」と疑問も残りました。
【総評】
この作品は、“ライブ映画”の新しい可能性を模索した挑戦的な作品である一方で、その完成度や鑑賞ハードルの高さゆえに、観客を選ぶ内容となってしまった印象です。
推しが出る・歌が聴けるという最低限のライブ要素だけを楽しむならそれなりに満足できるものの、作品全体の構成や意図を理解し、心から楽しむためには事前知識や複数回の鑑賞が必要不可欠です。
よって、誰にでも勧められる作品とは言えず、カルナイに深い愛情を持ち、演出そのものを楽しめる方にこそ向けられた作品と言えるでしょう。
全101件中、81~100件目を表示
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