「期待とは違ったかな…」劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX ayaさんの映画レビュー(感想・評価)
期待とは違ったかな…
ライブというより、劇団•ミュージカル時立て、
前作のツアーズやライブぶっ続けじゃない。作り込まれた演出、配役で進行していく。
ただこの作り込まれた設定がややこしく詰め込まれ過ぎていた気がする。
既存のファンやカルナイ推しは肯定的な意見が多いと思うし、リピートされる方もいると思いますが、新規のファン層は見ても理解できず置いていかれる。
個人的な感想としてまとめ
◎良いところ
曲全て素晴らしい。表情やモーションのクオリティーが上がって生き生き動いている。コンサートとしての舞台装置が奥行きや高さが感じられる立体的な演出。
×良くなかったところ
衣装が本当にダサい。最初の怪盗衣装以外好きじゃない。色味の奇抜さや合わせ方が変に目立って気になる。最後の衣装など形が同じロングコートで色が変わるだけ衣装でキャラに合わせた個性がない。演出の為の語りや世界観の設定がメインになりすぎて、肝心の曲がフルじゃなくて短く感じる。
以下ガッツリネタバレストーリー
冒頭はカルナイ四人それぞれ自分の色の宝石を怪盗として予告状を出し、奪いにいく
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4人が集合しドローンで宝石回収して一つの黄金のクリスタルになる
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暗転後それぞれの宝石たちの過去生い立ちストーリーを演じるソロ曲
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カルテットナイト王国が出来て玉座に四人のそれぞれ領地の王が座る
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一つになった黄金の宝石の力を引き出すには愛の歌のパワーが必要。嶺二&蘭丸(盛り上がりカッコいい系)藍&カミュ(愛嬌、可愛い系)の2人1組のユニット曲を2曲やる
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4人で力を合わせTABOO NIGHT XXXXを歌う。クリスタルの力が解放されて小型のステッキになり、銀色の衣装の色がそれぞれのメンバーカラーになる
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更に限界のその先へJINN-Ω-RAY -を続けて歌う
当然衣装がノースリーブになり二の腕にタトゥーが刻まれる
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それぞれのコンサートやファンに対する思いを伝えて感謝の気持ちを込めてエンディング曲へ
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エンディング 舞台裏やスターリッシュ、ヘブンズ達も来た様子が流れる
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アンコール コンサートTを着てトロッコで会場を回りながら合唱
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ダブルアンコール 音声のみ、今回講演はどうだった?等のメンバー達との掛け合い。おそらくこの部分の内容は毎週変わると思われる。
最後に。
スタリ2作の差別化をしたかったのは分かる。劇団シャイニング的なガッツリとしたコンセプトコンサートより、MCは最初と最後くらいでノンストップでコンサートを見たかった。(ノンストップ歌の中で演出として怪盗とかなら分かるが。)
ヘブンズならまだそこまで印象の強さや世界観が定まり切ってないので、コンセプト系は行けたと思う。
本来であれば舞台裏の届けたい音楽を話し合ったり練習したりするメンバー様子や物語を得て、このコンサートをやったよって過程を飛ばして劇団四季のようなミュージカルだけ見せられた印象。せめて1時間スペシャルアニメで声優のインタビューなど含めて前日談としてあったら、まだより深く楽しめたと思う。
正直台詞単体で愛を囁くのみ、所々出る決めポーズ?が人によっては共感性羞恥を感じたり、クサいダサさがあり正直盲目ファン以外厳しい。既存のファンはクスッと笑える要素でツッこむか、呆れて引くかのどちらかかも。
先輩達が出てきた当初、人気がすごくてスタリを超えてしまう勢いで高貴で大人でセクシーな所が憧れでカッコよかった。今回の映画は自分にとっては期待外れでした。
ただ今回が売れないと今後のうたプリコンテンツに影響が出てしまうのが一番の懸念であるし、そろそろ時代の流れと共にうたプリらしさ以上に、ライバルの競合他社のアニメ3D映画に食われるので運営はただ時間をかけてやりたいことを詰め込むのではなく、ちゃんとファンの声や元のゲームや本来のライブパフォーマンスを取り戻して欲しい。
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