「共感性羞恥」劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX Rさんの映画レビュー(感想・評価)
共感性羞恥
恥ずかしい
って何回も思ってしまった。
高熱の時に見た悪夢みたい。
ネガティブでフィーリング感想なので、いい映画だった!って思う方はは読まないほうがいいです。
私はもう10年以上、大人でかっこいいカルナイが好きだった。
今回の映画も楽しみにしていたし、きっとキングダムとスタツアを超えたすごいライブが見られるんだと思っていた。
映画が始まってすぐ、そんなふうに感じたくないのに、恥ずかしいって気持ちでいっぱいになった。
観てる間、かっこいいんだって何回も言い聞かせようとした。いいところを見つけようとして頑張った。私はカルナイが好きだから、うたプリが好きだから肯定できると思ったし、しなきゃいけないと思った。
アイドルの顔はいい。曲も多分いい。
でも他が全部私には無理だった。
謎の世界観設定とか、衣装とか、理解ができなかった。
なんだろうこの既視感…ってずっと考えてたけど、学生の時に演劇部がやってた中二病全開の劇だった。
最初から観る人に伝えようとしてにない、自分たちのやりたいことをやりたいようにしてる自己満足。
伝わる人にだけ伝わればいい、みたいな。
好みの問題だって書いてる人が結構いるし、私もそうだと思う。
きっと私の全然好みじゃなかったというだけ。
共感性羞恥が発動してしまう程に。
うたプリには変な設定とか、ダサい演出とか、元々あったと思う。今までのアニメシリーズにもキングダムにもスタツアにも『これはダサくてちょっと恥ずかしいな…』って思うシーンはあった。
でも今回はずっと恥ずかしかった。
前作みたいに、うたプリを全然知らない人にオススメはできないし、オススメしたいとも思えないし、正直『これが好きなんだ』って思われるのがしんどい。
肯定的な感想を書いてる方々のように、この良さがわかるファンでいたかった。
楽しみたかった。
きっと『分からないなら観なければいいよ』ってことなんだよね。
私がうたプリの対象ではなくなってしまっただけ。
そろそろ卒業なんだな、と思った。
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