劇場公開日 2024年5月10日

「古き良きロマコメ黄金律」恋するプリテンダー とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5古き良きロマコメ黄金律

2024年5月11日
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"愛憎は紙一重"シドニー in シドニー
まだ熱い!グレン・パウエル✕シドニー・スウィーニー=今最もホットですごく好感の持てるチャーミングな2人が、『ピーターラビット』ウィル・グラック脚本監督による大人なロマコメで共演した、一足早く非日常が味わえるバカンスムービー!! 演じるのは、トイレ行くとき何かと騒がしく問題起こしがち(?)ロースクールお転婆娘と、見せ筋(?)イケメン。一昔前の量産されたロマコメ全盛期さながら、昔ながらの白人(ブロンド)美男美女な作品に懐かしさを感じた。今の時代らしいのは、女性同士のカップルが主人公たちをつなぐ友人であることくらいだろうか。古き良き懐かしさグッド・オールド・デイズな及第点がものすごく丁度いい、ロマコメ好きとしては嬉しい一本!
作中、都度出てくる場面場面に合った名言。口は災いの元、ついつい言っちゃうから一言多い?ちゃんと前フリや差異を伴う反復が効いていて、お約束展開も分かっちゃいるけど抗えないやつ。コメディリリーフな頭空っぽ脳筋おバカキャラなど、バカバカしくも時に機知に富んだロマコメの定石に則った脚本から、演者・演出の力でたくさんの笑いを届けてくれる。太陽降り注ぐロケーションと共に、陽性なヒットソングが全編を彩り、包み込む。EDまで小粋で、ついつい笑顔がこぼれるようだった。そんな、人を見に行く。
グレン・パウエルの昔ながらのザ・イケメン白人俳優みたいな感じきらいじゃない、むしろ好き。今の時代に即した中性的でアート系なシャラメに対して、屈強な肉体と真っ白な歯(彼に限らず)の爽やかスマイルが眩しいザ・ハリウッド白人なイケメン像を体現する(そして盟友リンクレイターと2度目のタッグにして自身も脚本に参加した『Hit Man』楽しみすぎる!)、これからのハリウッド大作を担うであろう次世代大スター候補!彼のNetflix映画『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』以来となるロマコメ映画出演。

愛憎は紙一重 "愛より大切なものはない"
Titanic me!
We're just puppets.
♪Unwritten

とぽとぽ