フォールガイのレビュー・感想・評価
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映画愛、スタント愛に溢れた作品
ジャッキー・チェンの「ライドオン」と同じく、映画愛、スタント愛に溢れ、映画ファンのハートを掴んでくれる。
大物スターのスタントマンの役を、大物スターであるライアン・ゴズリングが演じているのがなんとも面白い。
そして監督役がエミリー・ブラントだもの。👍👍👍
事件に巻き込まれるまでが長いのと、最後がドタバタすぎるのと、笑わすところであんまり笑えないのと、字幕が?と、あとなんだっけ、ちょっと残念なところもいっぱいあったけど「ブレットトレイン」と同じで楽しんだもん勝ち。(ブレットトレインには、どハマりしたけど、あれは伊坂幸太郎の原作がよかったのかな。)
主人公がスタントマンと映画監督だから、映画ネタいっぱい出てくるし、映画の裏方さんが題材の作品って、出来不出来関係なく楽しめる。
撮影現場で手間ひま掛けて作ってる作品は面白いですよね。
初日に駆けつけたくなる作品、ラージ・フォーマットで観たい作品。ULTIRAの上映は最終回夜の9時50分からの一回だけ,近くの劇場では小さなスクリーンでしかしていないので遠くの劇場まで観に行って帰ってきたら深夜2時でした。その期待に充分応えてくれる作品でした。
次は4DX吹替版で観てこよう。
「メタルストーム」の上映希望!笑
予告から楽しみにしていた本作。今週末公開作品の大本命であり、初日からけっこうな客入りでしたが、その期待にしっかり応えてくれるご機嫌な作品でした。
ストーリーは、撮影中の大けがで業界を去ったスタントマンのコルトのもとに、プロデューサーのゲイルから、元恋人で今や監督となったジョディの作品への出演オファーがあり、コルトはそれを受けて現場復帰したものの、現場ではかつてスタントダブルとして支え続けた大物俳優トム・ライダーが失踪しており、その捜索をゲイルから頼まれたことで、コルトは否応なく事件に巻き込まれていくというもの。
開幕直後、ことの発端となる撮影中の事故をテンポよく描く中で、主要人物の人柄や立ち位置、それぞれの関係性も理解させる見事な立ち上がりです。ストーリーの主軸に関わる人物が少なく、把握しやすいのも好印象です。以降もずっとテンポがよく、抜群の没入感を得て、ラストまであっというまに感じます。
内容も、アクション、サスペンス、ロマンスをバランスよく盛り込み、全く飽きさせません。ライダー失踪の真相を追うメインストーリーの一方で、コルトの再生物語としての側面を持たせている点もおもしろいです。さらには、そこにもライダーとの因縁があったことがわかるラストの展開もよかったです。これだけの内容を淀みなく破綻なく、おもしろくまとめ上げた脚本が秀逸です。
そして期待のアクションがとにかくすばらしいです。スタントマンとしての演技はもちろん、事件の真相に迫る中で訪れるピンチも、スタント経験を生かして乗り越えていくコルトの姿が超絶かっこいいです。さらには、映画制作の裏側が垣間見える現場の撮影風景、名作映画の小ネタやオマージュやセリフ等、映画ファンならニヤつく仕掛けがそこかしこに散りばめられているのもうれしい限りです。ラストは、劇中作品「メタルストーム」のお披露目もあり、その主演には大笑いです。
また、コルトとジョディのやりとりが、たまらなく楽しく愛おしいです。現場復帰したコルトにジョディがダメ出しを繰り返し、二人が演技論の体で互いの思いをぶつけ、コルトを何度も火だるまにしているのがかなり笑えました。他にも、画面分割と動きのシンクロで見せる電話シーン、ジョディのカラオケ熱唱、トレーラー内での格闘など、どのシーンもめっちゃ素敵です。
もうどこを切り取っても映画愛に溢れていて、ずっと観ていられる本作。1本で何本分もの楽しさを味わえる作品で、控えめに言って最高すぎます!ぜひ多くの人に観てもらいたいです。
主演はライアン・ゴズリングで、優しい笑顔と本気のアクションにほれぼれします。共演のエミリー・ブラントは、その美しさと凜とした佇まいにうっとりします。二人がお似合いすぎて、それだけで眼福です。脇を固めるのは、アーロン・テイラー=ジョンソン、ウィンストン・デューク、ハンナ・ワディンガム、テリーサ・パーマー、ステファニー・スーら。
【2024.08.19】
ネタバレとのご指摘をいただき、タイトル変更しました。
失礼しました。
分析
軽く楽しめる
オリジナルのTV版は記憶にない。ゴズリングのBR2049での痛めつけられ具合が好きなのと、「ブレット・トレイン」の監督というので鑑賞。期待に違わず楽しい映画だった。
ショービズ舞台らしくストーリーやキャラは軽妙だが、ボディ・ダブルのスタントが主題なのでアクションは結構重厚・肉弾的で迫力ある。マニアックな劇中作の製作部分、実演にこだわる撮影(特効)シーンや演出をめぐる対話が、ストーリーの本筋にうまく絡んでいて、2時間超でも飽きさせなかった。特に、主役たちが自らの専門知識と能力で立ち向かい、無駄な血が流れない点が後味よく感じた。
蛇足。タイトルよろしく落ちるシーンは(スタントマンらしく)何度もあるが、英語のfall guyには別の意味もある(と最近の某賭博事件で知る。ネタバレになるので関心ある向きは観てから検索を)。あと、swimming costumeというイギリス英語も学んだ。
ギネス更新は伊達じゃない
4DXにて鑑賞。
最高に面白かった!もともと「だらしねぇライアン・ゴズリングのスマイルでも観に行くか」っていうのが観に行く動機だったのですが、予想を遥かに上回る大迫力のアクション!特にカーアクションは必見です!
本作はギネス記録を更新したことでも話題になっていましたね。カーアクションにて、「車の横転8回転半」!もう転がり過ぎてわけわからん(笑)街中でのカーチェイス、狭い屋内でのバトル、落ちたり燃えたり吹っ飛んだり……もうやりたい放題😂主人公がスタントマンという設定ならではのアクションシーンは見どころ満載です!
やりたい放題といえば、映画界のメタネタがかなり盛り込まれてましたね。過去の名作映画の台詞とか。分からなくてもストーリーとは関係ないのでスルーでOKですが、映画好きにはたまらない小ネタが多かったのでは?私もほとんど分からなかったけど全く問題無しでした。劇中劇を通してのコメディはかなり笑えました。
アクション全開になるのは中盤以降。前半はラブコメ要素が強めなので、アクション観たさに来た人には、その部分だけはちょっと物足りなさを感じてしまうかも。それにしてもライアン・ゴズリングの筋肉エグいな…。サービスカット有りです🤭
ストーリーはスッキリ爽快の単純明快、怒涛のアクションだけでなく爽やかなラブコメも。カップルで観にいくのも良いかも知れないですね。
あ!肝心の4DXについて!「マッドマックス」の時もそうでしたが、やっぱり4DXってカーアクションとの相性抜群ですね。エンジンかけるところからもうワクワクが止まりません。特に本作、車の横転やら爆発シーンやら、4DXならではの臨場感MAXで最高でした!
スタントマンのギャラは秒給‼️
『13歳のハローワーク』という本がありました。
あの村上龍さんが、バブル崩壊後の失われた10年とか言われていた頃に、自信を失って、これからどう生きたらいいのか、と迷える親子に向けて書いた(と私は思ってます)本です。
色々な業界、職種について、どんな仕事なのか、どういう人が向いているのか、どうしたらなれるのか。そんなようなアレコレが中学生でも分かるように丁寧かつ具体的に書かれている、とても親切で著者の日本人に対する問題提起と優しさが伝わってくるものでした。
映画業界については、監督、脚本家、俳優から撮影技師、照明技師など普段、私たちがあまり気にすることがない職種のことまで細かく書かれています。
で、スタントマンについての記載は、というと…
『炎に包まれるなど、特に危険なシーンの報酬は、「秒給」である。つまり、一秒間いくらでギャラが計算される。危険なアクションやカーチェイスや爆発炎上のシーンが多いハリウッド映画では、スタントマンのレベルが非常に高く、スタントマンを抱える会社も多く、ビッグビジネスになっている。』
なるほど!
余談ですが、この本の中で、フランシス・コッポラのこんな発言も紹介されています。
『映画監督っていうのは誰にでもできる仕事だ、世界一簡単な仕事だ。俳優は訓練がいるし、脚本家は哲学と文才が不可欠だし、プロデューサーには資金と人望と信頼が要るけど、監督は、何もできない人でもやれるんだよ』
これを真に受ける人はいないと思うけれど、なんかゆるりと勇気がもらえますよね。
仕事としての映画の世界に興味がある人もない人も、この映画を見れば、裏方さんの仕事も含めて、色々と想像が膨らむはずです。
スタントマンの落下を受け止めるクッションやそれを管理する専用車両、音声録音、セットの製作、爆発物管理…
実に色々なスタッフがいます。
お子さまの将来について心配の尽きないお父さん、お母さん。
〝映画というお仕事〟に興味のあるお子さまがいたらぜひこの映画を見せてあげてください!全ての要素が詰まった一本です。
♪Do do do do do do do do do...!!! 愛すべき命知らずたちのスタント!もっと見たいオレたち I can't get enough !
なーんにも考えずに楽しんだ127分、なんて言ったらスタントたちに失礼か。いつもカラダを張って我々を楽しませてくれて、ありがとうなのである(サムズアップ!)
本作はハリウッド内輪ウケ映画になってしまう一歩手前で、ここらで抑えられてるところに好感が持てた。個人的に、ブラピさんあたりがお得意な業界内輪オマージュ映画は嫌いじゃないが食傷気味で・・・。きっとスタントによるスタントのためのアクション技術を純粋に楽しみ作り上げた、プロ根性スパイスが効いていたためかと思う。
随分と長くプロモかけてたせいか、あたかも大作のような印象で迎えたのだが。見たあとの感想はいい意味で異なった。どちらかと言うと地上波OAウケも良さそうなファミリー映画の位置づけか。
見どころのカースタント「キャノンロール(カッコエエ~)」8回転半はお見事も、細かなカット割りしていないモノを見たかった。記録は勝っていても”スゴさ”では『カジノ・ロワイヤル』を超えていなかった印象で残念。
あまり良くないレビューになってしまったが、いやいや楽しみましたよ!スタントお疲れ様 ★4
スタントマンの方々へ愛をこめて‼️
この作品は映画にマジックをもたらしてくれる、スタントマンたちへの素敵な素敵なラブレター‼️あるスタント事故により一線から退いていたスタントマンのコルトが、元恋人のジョディの監督デビュー作でスタントマンとして復帰。さらに主演男優の失踪を調べるうちに、思わぬ大事件に巻き込まれてしまう・・・‼️とにかく主演のライアン・ゴズリングが楽しそうに主人公を演じてます‼️約70メートルのカージャンプやカッコいい8回転のキャノンロール、ヘリコプターからの落下、ゴミ収集車でのチェイスシーンなどの数多くのスタントアクションシーンはワクワクするし、主演男優が絡む大事件はスリリングでサスペンスフル、エミリー・ブラント扮するジョディとのロマンス・パートもホント微笑ましい‼️時折挿入される映画ウンチクの会話もホント映画愛にあふれてる‼️もう映画ファンにはたまりません‼️そして監督のデヴィッド・リーチは前作「ブレット・トレイン」では素材を生かしきれてない印象がありましたが、今作ではスタントマン出身というキャリアにふさわしい愛に満ちた演出で素晴らしい作品に仕上げてくれたと思います‼️エンディングに流れるスタントマンの方々の実際の仕事ぶりの映像は胸がアツくなる素晴らしさですね‼️そして劇中映画である「メタルストーム」‼️まるで「スター・ウォーズ」と「砂の惑星」と「マッドマックス」を合わせたようなその世界観‼️しかも主演はジェイソン・モモア‼️これは観たい‼️この「フォールガイ」のようなスタントマンを讃えた作品が増えてくると、アカデミー賞でスタント部門が設立される日も近いかもしれませんね‼️
映画らしい映画
犬可愛かったなぁ。
アタケ
大物アクション俳優トム・ライダーの失踪騒ぎを追う彼のスタントマンのコルト・シーバスの話。
トムのスタントマンをして6年のコルトが撮影中に事故にあい仕事をやめて18ヶ月後、Pから元カノが初監督を務める作品のスタントのオファーが突然入り巻き起こっていくストーリー。
監督たっての要望だった筈なのに、行ってみたら、あれ???そしてPからトムの失踪を知らされて…。
ドタバタコメディっぽい作りだけれど、ドタバタが中途半端で単にチャラく感じてしまう。
ジャンクロード登場辺りからだいぶ面白くなったけれど、陰謀のネタがなんだそれ?あっドタバタコメディなんだったっけ…。
大切なデータはすぐにクラウドに保存しようね。
それにしてもあんなに派手にチェイスや銃撃戦やってるのに、オーストラリアの警察は何してるんでしょう?
「コミカルさを織り込んだ」程度の「アクション」として最初から最後まで突っ走ってくれたら、もっともっと面白くなりそうだったけれど、ちょっとポンコツ過ぎて勿体ない感じだったかな。
もうすぐ爆発するのにデートの話をするイライラ感
“スタントの 意地と誇りの サムアップ パックステージものに 外れなしかな” 期待度○鑑賞後の満足度◎ リピート:是非 シェア度:出来ればオールドファンと
①『ブラッド・トレイン』でも思ったが、この監督は音楽の選曲のセンスがなかなか宜しい。でもまさか頭からキッスで来るとは思わなかった。♪I was made for loving you, baby~♪だもんな。(70年代~80年代に青春を過ごしたものにとってはアガる。)
それに、外ではコルトが必死のカーアクションしてる時にジョディがカラオケで選曲して歌うのが“Against All Odds”とは。ジョディの気持ちとシンクロして上手い選曲。私もカラオケで何度か挑戦したが何とも下手でした。
その点、エミリー・ブラントは上手に歌って当たり前なんだけど、ちょっと素人っぽく歌っていたのが流石です。でも『カリブの熱い夜』観たことがある人、どのくらいいるかしら。
②ラストの警官役がリー・メージャズという楽屋落ちも楽しい。隣の婦警はもしかしてヘザー・トーマス?パメラ・アンダースンかと思っちゃた。
③主演の二人がライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントだから安心して観ていられる。
ライアン・ゴズリングは『グレイマン』でもアクションに挑戦していたけれども、アクションの中に惚けた味とロマンチックな味を出すのがとても上手い。
その人間味のある演技がコルト役を、単なるアクション俳優とは違う立体的な人間像にしている。
本作ではとてもハンサムに見えた。
④一方、車の中でジョディとの日々を思い出してコルトが涙するシーンには今をときめくティラー・スィフトの歌を選んでいて、紛れもなく「今」の映画であることを感じさせると共に、歌詞がコルトの心情を表していて改めて選曲のセンスが光る。
⑤しかし、“I was made for loving you” も“Against All Odds”も今から50年ほど前に流行った曲である。これって私が映画を本格的に見始めた70年代~80年代の映画に20年代(20世紀です)~30年代の流行歌を使っていたのと同じ感覚で今の若者たちは観ているのだろうか。
⑥と、オールドファン丸出しの感想ばかり述べてしまったが、映画自体は話がやや底が浅いうらみはあるけれども、監督がスタントマン出身だけあってスタントの裏側が覗けて面白かった。裏方あってこそ面白い映画が出来るんだ、と今更ながらに感心する。
※追記:ジェイスン・サモア、ちょっと太ったんじゃない?衣装のせい?
メメント森にようこそ‼️❓ヒーハー‼️❓モグライダー‼️❓
IMAXがお勧め
楽しいよ!
ポストイットのメメントな話
映画クイズのジョークやスタントの裏側をとことん見せてくれ、コメディ仕立てで盛り沢山で楽しかった。
その盛り沢山がポストイット仕立てで何度も繰り返され取り直しされ質の悪いメメントなんだ。
特にラスト、エンド、おしまいまで何度終わりがあるのか?
最後まで席を立たないようにご注意ください。
(o^^o)
フォールガイ
「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督が、
ライアン・ゴズリングとタッグを組んで描いた痛快アクション。
1980年代に放送されたテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクし、
危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを、自身もスタントマン出身のリーチ監督がリアルかつ斬新なアクションで活写する。
大怪我を負い一線から退いていたスタントマンのコルトは、
復帰作となるハリウッド映画の撮影現場で、監督を務める元恋人ジョディと再会する。
そんな中、長年にわたりコルトがスタントダブルを請け負ってきた因縁の主演俳優トム・ライダーが失踪。
ジョディとの復縁と一流スタントマンとしてのキャリア復活を狙うコルトはトムの行方を追うが、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。
主人公コルトの元恋人ジョディを「クワイエット・プレイス」シリーズのエミリー・ブラント、
失踪した主演俳優トム・ライダーを「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソンが演じた。
フォールガイ
劇場公開日:2024年8月16日 127分
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