チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
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期待通りの面白さでした
今年一番期待の一作、本当に楽しい映画でした。
1.大迫力
現代の大作アニメにおいては、手書きアニメの頃には不可能だった、緻密な絵を破綻せずに動かすというのは最早当たり前になってしまいました。本作では、戦闘が加速していく中で、より色はビビッドに、画面はサイケデリックに、動きは荒々しくなっていった。これは新しい映像表現の取り込みだと思われます。アニメーションの楽しさを再認識出来ました。
2.原作通りで映画としてまとまっていた
原作通りというのに拘りすぎてもいけないと思うのですが、本作では映画に最適なサイズで、非常によく話がまとまっていました。偶然なのか、原作の切り取りがうまいのか、いやいや、藤本先生が最初から映画を描くように漫画を描いていたような気がします。
3.レゼが可愛い
本作の魅力の1つがこれでしょう。レゼがとにかく可愛くて、そしてエロい。エロトーク可な女の子って、理想っすよね。でも、それは全てデンジ君用に調整されたペルソナ。もう一面の彼女は冷酷な暗殺者。そして、それとは別の面が学校デートで生まれている。プールのシーンでクモに絡めとられる蝶はもしかしたらレゼだったのかも知れません。彼女自身も気づいていない、デンジ君を好きになってしまった彼女が、最後の最後に表面に出てくる。色々な顔が見れて、魅力的でした。
さて、映画を離れて、この作品は漫画全体の位置づけで言えば、デンジ君が恋をする話。同僚が死んでも何も感じず「自分に心があるのだろうか」と悩む彼が、はっきりと性愛を超えた恋心を感じる重要な回です。
仮にデンジ君が他者と愛を育む事が出来たら、彼は普通の大人になれるかも知れない。でも、そんな事はこわーいあの人が許さないでしょうけどね。
とても良かった
2回鑑賞しました。
1回目、前半長ぇ…レゼの演技過剰でない?ぶりっ子すぎるでしょ、引くわ。。。学校シーンとか眠い、チェンソーに青春とか求めてないんだわ、血をみせろ!!からの後半戦闘シーンで一気に目が覚める。
そう、このめちゃくちゃな混沌が見たかった!!
「ボムだ!!」でビームが好きになる、「だって、ごめんな!」で暴力の魔人を忘れられなくなる。
この後、ビームを更に好きになるんだけど一先ず置いといて、首のピンを抜き、可愛らしいお顔を吹っ飛ばして変身するボムが最高にカッコいい!
指パッチンと爆発の相性良すぎ。中学の頃なら間違いなくハマってた。今はいい歳なので指の脂少なく擦れるだけ。
劇場音響と爆弾音がマッチしすぎて、これだけで映画館で見る価値がある。
爆音だけだとお腹いっぱいになっちゃうけど、いい具合に台風の悪魔が暴風と「ボム様!」の心地よいアクセントを加えてどんどんグチャグチャになっていく。
良いよ。。。言うことなし、完璧。原作の空白を映像できちんと補完してくれる。
スピード感、映像の迫力、デンジとビームのバディコンビ、30分前の自分へ、眠いとかほざいてんじゃねー。この先のドンぱちは劇場でご鑑賞下さい。
レゼに戻って、海辺のシーン。嘘だろ、何でこんなに情緒的に描けるの。
原作をあまり覚えていなかったので、このまま新幹線でどこかに逃げるんだっけ?と思ってたら、約束の場所へ向かうレゼ。
足下にネズミが這う、なんか不吉だなぁと思ってたらいっぱい集まってきた!
ネズミに埋もれた中から刺客でも現れるのかな?と思ってたら、マキマさんですか。。。
鼠を好きな方や愛着を持っている方にはごめんなさい。
自分にはネズミは不衛生の象徴ですが、マキマの美貌との対比にハッとさせられる。
このシーンでしっかり心を掴まれる。
重い扉を開けて、少しずつ原作を思い出してくる。
そうだった。あっけなかったね、そういえば。
今際の際に一言。
どうせ「好きだった」とかでしょ、と思ってたら初めてレゼという人物の血の通った言葉を聞く。
ビルの上で天使の悪魔が呟いた言葉に、塗り薬にもならんなぁと思いつつ、宇多田ヒカルの声が劇場に響いてEND。パワーちゃんのおバカさにホッとする自分がいました。
1回目の感想を5行くらいにするつもりでしたが、長すぎましたね。ごめんなさい。
語り残したことは多いが、なんてナウ⚪︎カをパクりつつ、2回目は下記の通りです。
2回目はEDの宇多田ヒカルが聴きたくて、再度、劇場に突撃。
前半シーン、あれ?前回より退屈じゃない!寧ろ、しっとりとして良いシーンじゃない!
おいおい、デンジくん、君はどんだけなんだ。でも、なんか純愛で良いじゃない!
180度、見方が変わる。
レゼの媚び媚びに動じなくなる。
皆の言う通り、これはこれでありだな!上田麗奈、最高!
プールのシーンもすっごくいいじゃない!音楽と蜘蛛の捕食が相まって、悪い予感するじゃない!裸のプール、最高!
1回目を見ているので悪い予感なんて知らないふりしましたが、殺人鬼と対面するんですね。
殺人鬼を前に顔がピクつくレゼ。慄く自分。どういう感情なの。怒なの?
首の絞め方がプロじゃないですか。蝋人形の様なお顔が非常に怖い。
感情の整理がつかないまま、夏祭りへ。1回観ているはずなのになぁ。。。こんなに揺さぶられるはずないのに。。。
サクッといきます。デンジくんの舌が噛みちぎられて、血まみれからの「ボムだ!」
いただきました、2回目。ビームが愛おしくなる。そんなに◯次郎っぽいかな?
首のピンを抜くシーンは何度見てもカッコいい。
退魔ニ課の訓練施設に逃げ込むデンジとビーム。ノモさんは自分が死ぬだろうことを分かってたのかなぁ。。。複雑な気持ちになる。
ボムさん登場して、首のピンを引き抜く。顔を潰さないことも出来るんですねと思ってたら
、頭無くても動けるの!しかも頭爆弾になる。よく見るとちょっとグロいな、これ。
そして、胴体走ってきます。ノモさんに取り付いて、こっちも自爆。
ノモさん、ごめんなさい。ここの爆発シーン、カッコいいんですわ。訓練施設が爆風と爆炎で燃え盛るところが綺麗。
ボムとチェンソーの削り合いは本当にエンタメしてる。ボムの爆発音が何度見ても聞いても劇場にハマっている。爆音上映があったら、是非観たい。
チェンソー、ボム、ビーム、台風で、もみくちゃになりながら、ボムとチェンソーが海に沈む。プールのシーンとこう重なるのか。
海底はとても静か。このまま、二人で沈んでいても良かったのでは?
心無しか、ボムがデンジに心を預けているように見えた。
海辺の3人、陽の光は暖かいよね。暗闇にしか光は灯らない。
デンジって憎めない奴だなぁと思う。
女の嘘にショック受けても優しく出来る。自分は応援したくなる。
ニャーコにバイバイ、デンジのちょっとした仕草がとてもいい。
花火が見える丘で一緒に逃げようと言ったのは本心だったか。
心臓を持ち去るための嘘だと思ってた。
音楽が心に染みてくる。あぁ、その路地に入ってはダメ。。。
ネズミの群れから出てくるのは、もはや名前を呼んではいけないあの人。
天使さん、あなたいい仕事しますね。的確ですよ、何もかも。
最後の言葉はもう知ってるからね、何てことは無いですよ。
と思ってたら、思わず涙腺が緩んでしまった。
そう言えば2回目を見ようと思ったのはEDを聞きたいのもあったけど、もう一度、この言葉を聞きたいからだった。
と、思うほどに今年観た映画の中で最高に素晴らしい映画でした。
少年漫画の筈ですが、妙に大人っぽさがあり、爆発があり、それらが破綻せず混じり合って成立している不思議な映画です。
本当に不思議です。1回目を観終わった時、2回目を観ようなんて思いもしませんでした。
デンジの素直さ、音楽、ボム、レゼの最後の言葉、たったこれだけの要素が劇場に足を運ぶ原動力となりました。
自慢でも何でもなくて、世間受けはしない作品だと思いますが、自分はとても好きな作品です。
館内でライトがついても立てない人がいた
原作でも随一の悲しい話、レゼとの初恋のストーリーが突如血で血を洗う高速バトルになる、戦闘はもう原作通り、圧倒的なレゼの爆弾能力だけどまさか水が弱点とは知ってもいても手に汗握る。。出来ればデンジと逃げて欲しかったな。
圧倒的な力でレゼを始末してしまった。。マキマの得体のしれないボス感を再認識した。
あのまま終わるとかなり落ち込むからあえてエンディングの後少しパワーとイチャイチャさせたんだろうけど対比がキツく、レゼは物語にもういないんだと言う事実が重く伸し掛る。。館内の灯りがついても足が重い、鼻をすする音。。立ち上がれない人が何人もいた。。近年稀に見るせつない映画だった。
すごく完成度の高い作品だけど…
賛
内容に関しては、大好きな原作をそのまんま映像化したんだから面白いに決まってるし特にいうことなし。
アニメーションは文句なしの出来。テレビシリーズの美麗なデザインを完全に引き継ぎつつアクションシーンの迫力も満点。
映画ならではのオリジナル演出もすごくパンチが効いてた。
デンジとレゼがプールで戯れるシーンと並行して蜘蛛が蝶を狩るショットを挟む演出は恐ろしくて鳥肌立った。
雨が降ってるのに目を見開いたまま男の首絞めてるレゼは完全に"ノーカントリー"のアントン・シガーだし。
他にも"青い春"のラストシーンさながらの飛行機のショットとか、映画のオマージュも見れて満足度高い。
否
んー原作読んでるし面白いのはわかってたんだけど、テレビアニメを映画館で上映すること自体あんまりよく思ってないから複雑。
もちろん漫画で読むのとは違った映画でしかできないような演出が足されてたのは良かったんだけど、途中から始まって途中で終わるつくりは初見さんを完全に突き放したスタンスだから、映画館で上映することに対してはかなり疑問。
映画ってフラッと来て直感で「これ面白そう」って観にくる人も100%楽しめるものでなきゃいけないと思うから、テレビで放送しているアニメシリーズの続きを映画館で上映するのには反対。
「じゃなんで観たん?」って思う人もいると思うけどそれは単純にチェンソーマンが好きだから。
内容とは関係ないからここをツッこむのはずるい気もするけど、鬼滅やチェンソーマンのような大ヒット作品を金儲けの道具にしてる気がして嫌なのが正直な気持ち。
原作はもはや
グダグダで惰性で読んでいる。
アニメは原作がめちゃくちゃ面白い時期のレゼ編。
あらためてアニメでじっくり観ると、もう青春映画!
小っ恥ずかしいと言うかデンジの妄想ぶりが笑えない、でも、笑うと言うかはるか昔に自分もあったかもしれない…。
緩急、恋愛パートからレザが本性を現し血まみれな地獄爆発バトルに!
もう、動きまくり爆発、点滅しまくりと観ていてハイテンション!
ラストは逃げられない運命の悲しみ…。
体感は50分!どっぷり浸らせて頂きました!
笑いあり涙あり爆発あり
親の借金返済のため幼少期からヤクザに利用された挙句殺された少年「デンジ」が、相棒のチェンソーの悪魔「ポチタ」と契約し、「チェンソーマン」として蘇り、公安のデビルハンターとして悪魔と戦うダークファンタジー作品の劇場版です。
チェンソーマンは原作コミックとアニメのBDを全巻揃えるぐらい好きな作品ですので、この度の映画も楽しみにしていました。レゼに関するエピソードは、劇場版の正式発表以前から映画向きな構成だと思っておりましたが、今回のそれは私の期待と想像を遥かに凌駕する出来栄えでした。
ストーリーは概ね原作通りで、映画館の大スクリーンでデンジ達が見れただけでも満足ですが、そこにレゼが加わったとなればもう言うことはありません(単純人間)
レゼはデンジの心臓を入手するためにソ連が送りこんだ刺客な訳ですが、孤児であった頃から戦闘マシーンとして訓練された彼女は、当然学校で教育なんか受けた訳もない。彼女は自身と似たような境遇にあったデンジを懐柔しようと接触している内に自然と彼に惹かれており、任務に失敗した後はマキマの存在を知っていながらも、デンジと共に逃亡する道を選ぶほどの恋心を抱いた訳です。
結局、デンジが知る由もないままレゼは人生の最期を迎えるわけですが、こうした叶わぬ恋の物語は「タイタニック」や「ローマの休日」などの数多くの名作にも通じる普遍性を帯びており、悲劇的でありながらも鮮烈な恋の一幕として描かれることで、単なるバトル漫画の映画化に留まらず、青春映画や恋愛映画としての余韻をも残していました。
間違いなく今年一番になるであろう映画
原作は1部は読破済み、アニメも1期と総集編は全部見ました。
正直レゼ編が一番好きだったという感覚だけは覚えているのですが、
内容はそこまで覚えておらず、内容を確かめつつも映画を見ました。
映画のPVや予告などはほとんど見ず、「IRIS OUT」だけ聴いて映画館に足を運びました。
見終わった後、何も言葉が出てきませんでした。
終わった後に喋れなくなるという映画は初めてです。
まずオープニング。「IRIS OUT」が割と早めに流れたのに少し驚きましたが、
その曲と同時に映し出される映像は非常にセンスを感じるものでした。
いかにも藤本タツキっぽい表現が盛りだくさん。まず最初に心が躍ったのはここでした。
そのまま物語が進んでいき、レゼが登場するシーン。
声優が上田麗奈さんということで、「そういう感じの声なんだ~」と自分が予想してた感じとは違いましたが、喋れば喋るほど役と声がマッチしていき、終盤ではこの声以外レゼは考えられないと。この人でなければいけなかったんだと思うようになりました。
そしてなによりも前半のデンジとレゼの絡み!!!!!
レゼの可愛さが存分に発揮されて、見てるこっちも魅了されるほどの声と表情!!
前半がいらないや、何を見せられているんだなどという声がありますが、むしろここがなければ後半にはつながらない。デンジの気持ちに火がつかない。
人それぞれの感想なのはわかっていますが、どうしてもここだけは譲れないです。
絶対に必要なシーンだったと思います。
そこから花火大会からの例のキスシーン…!
ここからジェットコースターのように一気に盛り上がり、物語に火が付きます。
迫力のある映像とデンジの演技、なによりもCGが一切なく絵だけで表現されているため、戦闘シーンには思わず見惚れてしまいました。
個人的にはアキくんがカーステレオをぶん殴って曲がかかる「刃渡り2億センチ」が一番好きです。あそこはあまりにも熱すぎた。演出が天才すぎます。
鬼滅も2回見にいきましたが、正直それをあっという間に超えてしまうほど素晴らしい映画でした。良くも悪くも鬼滅は大衆向けだからという部分もあるとは思いますが、僕はチェンソーマンが間違いなく今年一番。
この作品が見れただけで今年は満足です。
一部では「なんであんな強いなら早くデンジを殺さなかったのか?」「なんでデンジは最後レゼを生かしたのか?」など書かれておりますが、その方たちはちゃんと物語を見ていないのでしょうか?
作中ではレゼが「なんでもっと早く殺さなかったんだろう」のような発言もしておりますし、あの映画を見たのならばその理由も分かるはず。単に任務のためにデンジを殺すことはもちろん簡単です。初めて会ったときからきっと出来たでしょう。でも…って感じです。
デンジがレゼを最後生かした理由は、一度好きになってしまった女だから、彼女と過ごした時間だけは嘘じゃない、だから情が湧いてしまったのでしょう。
それがデンジです。それでこそデンジなんです。
映画だけ見てよく分からないという人は総集編を見ましょう。
そのための総集編です。あくまで続き物なのですから。鬼滅の時もいましたが、続き物の映画に対してなぜ本編を見ていない方が文句を言えるのか?と疑問を感じてしまいました。
話が逸れましたが、とにかくよかったです。完璧でした。
必ず2回目いきます!!!!
原作かアニメは見ておいた方がいい
アクションシーンが素晴らしく特に後半は圧巻でした。(個人的には少し長く感じたけど、そこは好みの問題かと思います)
基本的には原作やアニメのファン向け作品で、これまでの粗筋や登場人物の紹介が一切ないので、予備知識は入れた方が何倍も楽しめると思いました。
特に藤本タツキ先生のキャラのセリフやリアクションは独特の間の取り方で初めて成立する部分もあり、映画の序盤のやり取りなんかはシュールで置いてきぼり食らう人もいそうな気がして、個人的に原作マンガは少しでも読んでおいた方がいいと思いました。
プールでのシーンは最後まで見るとあそこの印象が変わって良かったけど、あの場面だけだとエモさよりエロさが強い気がして、欲を言えばもう少し雰囲気ある感じにして欲しかったかな。
アイトボーリョク
チェンソーマンは公安編と学園編で大きく分かれていて、爆弾の悪魔が出てくるのは公安編の結構始めの方だったかと思います。本筋の流れとは少し脇にそれた感じのエピソードだったので、最初から映画化を考えていたのかも知れませんね。
個人的に、どれだけグロ描写があってもやっぱりチェンソーマンはボーイミーツガール系の純愛物だっていう決めつけがあるのだけど、あながち的外れでもないんじゃないかと思いました。電話ボックスでの出会いから深夜の学校まで昔のヌーベルバーグ風の恋愛描写が素晴らしくて、恋愛に幻滅する前の年頃ならその魅力に抗えないかもしれませんね。このまま原作改変してアクションなしで進めたら、カンヌとかベネチアって感じになったかも知れない。まあファンが許さないと思うけど。
台風の悪魔との出会いから怒濤のボディーホラーに突入して、唯一無二の純愛ホラードラマが成立する。これはこれで傑作だと思う。できたら鬼滅みたいに世界でヒットして欲しいですね。外国人にはこっちの方がハードルが高いと思うので、これが理解されたら「アニメ」盤石ですね。
迫力のバトルシーンとレゼのエロさ
チェンソーマンは、アニメ、漫画ともある程度履修済み。内容はかなり満足できるものでした。もともと結構グロい作品なので地上波ではやれなそうな振りきり方を劇場版ではさらにつきつめている感じで良かったです。レゼが演技とはいえデンジに接近していく様はとても好き。作者の願望を垣間見た気がします。レゼの正体が判明してからの怒涛のバトルシーンは迫力満点。ピンチの乗り切り方もデンジっぽいはちゃめちゃなもので素晴らしかった。とりあえず漫画を読み返したくなりますね。個人的に米津さんの主題歌はおなかいっぱいで…まったく違う人にやってほしかった。アニメ版やっていたので当然の流れなんですが。
総集編観とけば良かった(笑)
TVは、ザックリ観てました。好きな部類ではあるのですが、ハマるほどではなく、「レゼ編」と言われてもTVの続きかなと。
違いますよね?まあ、でも何となく分かる感じで鑑賞。
パワーの出番が少ない!(笑)
少ないので、エンドロール後にサービスで出しました!っ感じ。(笑)
前半、後半で静と動のように分けるのは良いのですが、(コテコテの恋愛模様からの殺し合い)アクションが凄いんですけど、何やってるか分からん。タイフーンの悪魔が出てきてから、もうグチャグチャ(笑)
レゼの最後は、悲しいですが「まあ、そうなるよね」っ感じ。
そもそも何で、心臓狙われてるんですかね?(苦笑)総集編観なきゃ(笑)
そう言えばポチタも出てないよね(笑)確かポチタが凄い悪魔でそれが狙われてるとか何とか(笑)
鬼滅のランキング落とす程ヒットしているようですが、コレもTVシリーズありきの映画化で。しかし、鬼滅よりは、ちゃんと物語があるので(苦笑)、多少は、初見で観ても分かるかなと。
結局…
原作未読、アニメは鑑賞済みで行きました。
デンジくんとパワーちゃんのおバカな感じが好きなのですが、今回はなかなか刹那いお話し。
花江夏樹さんがCV担当のビームくんがまたいい感じなのですが、特異4課は既に魔人だらけでクセが強い🤣
結局はマキマさんが出てくるわけなのですが、最初からマキマさんが出てくれば即解決違うんですか?と毎回思うのですが、皆好きなので良しとします。
失ってなお、何して生きるのか
原作未読ながら、チェンソーマンのおおまかな世界観と設定は何となく知っている程度の人間です。なので、あくまでこの映画だけのことを書きます。そういう人間の文章でも良ければありがたいです。
当然、全体の中の一部を映画にしているので、物語はこれからも続いていくわけです。なので、物語が途中であることは当然であり、特に書くこともありません。同様に、マキマを中心とした、今後明かされていく「実は」の部分も特に言及しません。
まず映像について、後半のアクションシーンが放つ疾走感は1級品であり、それまでの日常場面との乖離が激しい分だけ溜め込んだエネルギーを解き放った気持ちよさがありましたし、カメラワークもちゃんと目に映る程度にグルグル動いて刺激的でした。日常場面も、鮮やかでしなやかで、瑞々しく、情緒に溢れた演出となっていたと思います。
また、音響も迫力があってオープニングや挿入歌なども含めて、ソリッドでドライで殺伐としていて、個人的にこの物語の世界観を表現していて好きでした。
ここからは、個人的に思ったことを書いていきます。
始めに、わたしは、この話が原作者の藤本先生の著作ある「ルックバック」と似ている印象を持ちました。ルックバックは、漫画という媒体をとおして出会った二人の少女が掛け替えのない時間を過ごし、その後、死別によって永遠の別れを迎えるというものだったと思うのですが、今回のレゼ編の流れも大きく見ると同じ導線を辿っていると思いました。レゼとの鮮烈な出会いからデンジの思春期じみた恋心をギャグタッチで描きつつ、青春の輝きを綺麗に描き、学校と祭りでそれらをすべて裏切ってからの大虐殺を一気に展開させ、最後はデンジの知らぬところでレゼは死んでいくというハードな流れとなっており、ルックバックと似た印象を受けました。
原作者の藤本先生の作品は、この二つしか認知していないので細かいことはあまり言えないのですが、何となく、「取り返しのつかない喪失を経て主人公が「ある印象的な行動」をすることで生きていくことを示す」という話(テレビシリーズ1期もデンジとポチタとの融合や、姫野先輩の死を受けてのアキなど)が多いように思いました。
例えばルックバックは、主人公が親友の死を受けて、静かに漫画を描き続けるという終わりを迎えている訳ですが、これはつまり、「生きる=漫画を描き続ける」という行動に出ているのだと思いました。今回のデンジでいうと、最後、喫茶店でレゼが来ないことを悟ったデンジは花を食べていました。食べるという行為は、他の命を奪うことで自分が生きるためのエネルギーを貰うという行為であるとともに、ある種、色々なものを「飲み込む」という意味も持っており、デンジが思春期の失恋を経て少しだけ大人になった印象を受けました。
少しだけ登場人物のことを書くと、デンジは酷い幼少期を過ごしてきたせいで一般的な社会性がなく、自分の感情にすら疎い人物なので、マキマへの気持ちも信仰と恋慕と性欲が混じったようなものになっています。なので、レゼとの出会いによって、デンジは16歳にして初恋を知ったのだと思いました。個人的に切ないのは、デンジがそういう自分の感情の流れすら自覚できていないまま、この初恋が終わっていったことでした。
加えて、実は、ソ連で学校にも行けずに訓練だけ受けていたレゼも、あまり自分の気持ちを育てていなかったことがうかがえます。だからこそ、死に際の台詞が「わたしも学校に行ったことなかったんだよ」という、遠回しな同情を示すような言葉だったんだろうな、と思いました。つまり、レゼもイマイチ自分の感情というものについて無頓着かつ無自覚に生きてきたと思えたということです。だからこそ、デンジを最初の時点で殺せなかったのだろうな、とも思いました。それだけ自分の気持ちに鈍感で、「国の使命を果たす」という理性の一方で、「同じ年ごろの男子との関わりが楽しい」という欲求が無意識的にせめぎ合っていたのかも知れません。デンジを騙しているだけのように見えて、実はレゼも学校に行ったり祭りを見ている時に意外と青春していたのかも知れないですね。
あと、話は逸れますが、個人的に何か似ているな、と思った映画として、北野武監督の「キッズリターン」が浮かびました。物語は、二人の不良がボクシングやヤクザ稼業の中で青春を費やし、最終的には社会のシステムやそれらを動かす大人たちの厳しさと恐ろしさに打ちのめされ、元いた学校の校庭に戻ることになり、もう自分たちは終わってしまうのだろうか、という不透明感を残して終わりを迎える話だったように思います。わたしは、マキマという登場人物は上記の大人や社会のメタファーだと思っており、マキマという冷徹で絶対に動かないシステムに敗北した結果、子供であったレゼは敗北した(死んだ)、という話のようにも思えました。それでもデンジは(レぜの死は知らないけれども)生きるために喪失の悲しみを乗り越えるために、二人の想いでの始まりともいえる花を食らうことで吸収し、飲み込んでいったのかも知れないと考えると、個人的に納得がいきました。
最後に、個人的に刺さらなかったところを書いてみます。
まず、①エンディングテーマがちょっと本編と合わない印象を持ちました。楽曲自体はとてもしっとりした大人のバラードという印象で素晴らしいのですが、個人的にレゼ編はしっとりとした大人の愛情の物語ではなく、子供同士の拙い初恋とその終わりの話のような印象だったので、ちょっとわたし的に食い合わせが良くありませんでした。実際、物語もたった数日間の話なので、この楽曲が成立するほどの月日をこの二人が過ごしていたら、もう少ししっくりきたのかも知れません。
また、②終わりへの余韻が少ないというのも、個人的には「もっと欲しい」と思ったところでした。最初に書いたとおり、原作はこのまま続いていくので仕方ないのですが、①にもあるとおり、今回のような、とてもしっとりとしたバラードをエンディングに持っていくのなら、もう少し情感を持った終わりをオリジナルでも描いてもらった方が感情移入できたな、と思った次第です。
他にも、序盤の映画鑑賞の場面なども思うことはあるのですが、雑多ものばかりなので、これで終わります。
切ない恋物語…十分に楽しめる。
私は原作もコミックも読んでいません。3年程前テレビアニメで見て面白く、アマプラでもう一度一気見して…続編のテレビアニメを期待していたら数年経ってしまい…そうしたら劇場版チェンソーマン・レゼ編公開と。1時間40分ですから映画好きにとってはアッという間です。レゼとデンジとの恋物語ですね〜。レゼが悪魔だとは分かっていましたが、戦闘シーンが台風の悪魔がうるさくてレゼとの戦いがゴチャゴチャになってしまって分かりにくいのが少し残念でした。
ラスト、気持ちが変わりレゼがデンジの待つカフェに向かいもうすぐカフェの入り口というとこで、マキマさんが現れる。そしてレゼは始末されてしまう。
あれは切ない。
レゼは銃の悪魔の手先で人間を何人も殺してるから?
デビルハンターとしてレゼは生かしておけないから始末した?
デンジの後ろ姿がカフェの中に見えるのに…あれはホロっときました。
デンジは花束持って待ってるのに…。
デンジは超単純人間だから3日あれば元に戻るだろうけどね。
レゼとの出会いから戦闘から永遠の別れと…。
十分に楽しめたエピソードでした。
劇場版ってのはこう!
チェンソーの悪魔の心臓をもつ主人公デンジは、突然の雨に見舞われ公衆電話で雨宿りをしていた。そこへ1人の少女レゼが入ってきた。彼女は、デンジの顔を見て、飼っていた犬にそっくりであると突然笑い出す。喫茶店で働くレゼと公安で働くデンジは徐々に距離を縮めていくが…。
原作は読了し、最低でも10回は繰返し読んでいる。本作が映画化することを知ってまず思ったことは劇場版の尺があまってしまうのではないかということである。結果として、戦闘シーンを膨らませて描いたことにより尺はちょうど良くなっている。
観賞後の第一の感想としては、原作とは別物だなと感じた。チェンソーマンの原作の特徴として最も印象的なものは、しゃべらないコマの多さである。ある発言に対して、まず表情のみの描写が多い。それがシュールな笑いにつながる場合もあるし、不気味な雰囲気を醸し読者の恐怖心を煽る場合などもある。無言のコマを読者に考えさせて言わんとしていることを言葉よりも伝えてくるのである。
さて、それがアニメ化することによりどうなるのか。当然このような描写は存在しなくなる。原作ファンはなんだかふつうのアニメになったちゃったな感が強い。ただこればっかりは映像化なので仕方ないことである。
本作を見て最も嬉しかった点としては「この扉は絶対に開けてはダメだ」と言うシーンを最初に入れてくれたことである。レゼ編はあくまで、このあとに続く本当の敵マキマとの戦いの大きなフリのひとつの要素でしかない。このシーンがこのあとに続くストーリーにとって重要な意味を持つようになる。
原作の雰囲気が好きすぎることとストーリーをすべて知ってしまっていたため感動が少なくなってしまったのかもしれない。もし原作を観ずに本作を見て、序盤のマキマとのデートでマキマが映画を見た帰りにデンジへ言った言葉やラストシーンが気に入った人はぜひ原作を読んでほしい。お気に入りの漫画が1つ増える可能性が高い。
十分楽しめる今回のレゼ編がチェンソーマン一部の中では最も平凡なストーリーになっている。この後に続く怒涛の芸術性溢れる展開をアニメではどう見せてくれるのか。期待している。
戦闘シーン大満足です(ライトファン)
漫画はゴチャついていて途中で挫折、最近 Getした u-next の無料視聴でアニメ(TV版)で一気見して、あと最終的な結末をちょっとwikiでチラ見してw、なるほどこういう世界観とストーリーだったのか、人気なのも宜なるかなと思い、この度、映画館に足を運びました。なので、TVアニメより総集篇が良いだとか、そんなコアなファンではありません(なお、アニメ版も十分面白いと思いました)。レゼ篇も未読です。
これまでのTV版/総集篇を見て感じたのは、戦闘シーンがどれもイマイチという感じがありました。それは、今回のレゼ編も見て改めて思ったのですが、監督の腕とか、編集云々というより、元々のストーリーで、アニメ映えする素材が無かったのでは、と思います。
ただ、今回の爆弾の悪魔は、極めてアニメ映えするなあ、と思いました。爆弾の能力というと、JOJOの吉良吉影のキラークイーンのイメージがあったので、爆弾の能力ってこんなに攻撃方法が多彩で恐ろしいものか(吉良吉影のシアーハートアタックなんて鼻くそレベル)と、感心してしまいました。尺が長いという批判も見受けられ、それも理解できますが、有らゆる爆弾攻撃を描くに必要な長さだったと思います。台風はちょっと邪魔だった気が。
あまりに動きが多すぎて途中ついていけなかった所はあり、いったいどうやって倒したのか(又は負けなかったのか)、不思議なのですが、それは些細な話かと思いました。
前半のラブストーリー&日常編は、早く本篇に入れというセッカチな思いがあり、さらっと見ていましたが、そこも含め、全編目を離すような隙は無く、最初から最後までガン見しました。前半は、マキマさんの映画漬け辛口ばっさり論評と、映画も10個に1個は当たりがあって私はそれで救われた、みたいなクダリが、映画という文化のメタ批評的な感じで面白かったです(マキマさんは何の映画で救われたのでしょうか・・・嘘なのか・・・気になります)
マキマさんと早川パイセンが出番あるにはあれど、それでも活躍不足気味なのが残念、ポチ太も本編は冒頭の声のみ。また、個人的に好きなパワーちゃんも出番少ないですが、出だしのキックと最後の締めを飾ってくれたので、そこは満足です。あとレゼはもっと可愛く書けたような気がします。姫野先輩の方が遥かに可愛かったです。OP/EDと劇伴は、余り印象に残りませんでした。
元々独特の世界観のある作品であり、無残様みたいな分かりやすいラスボスが描かれている訳でもなく、新規のファンを取り込む要素は弱かったような気がします。アニメ総集篇の無料配信という大盤振る舞いとセットで、これが起爆剤になって、マキマ編まで映像化が続いて欲しいです。
やっぱ、パワーちゃんか
天然キャラがいてこそ!って感じだよなあ。現在の第二部もあれれ?なのはそのせいのような、、、
というかレゼ篇こんなもんだっけ?というのが率直な感想。原作読んだ時、もっと「すごかった感」あったような、、、というのは個人的な感触なんですかね?
この映画を挟んでテレビシリーズへと繋がるのだとしたら、いい感じなのかもね。そして、ラストはまた劇場版、、、なんですかね?
今作のマキマさんの存在感がやや中途半端な感じが、、、レゼの描き方も、もっとデンジのテンションを共有できるくらい観客がのめり込む描き方してほしかったんだよなあ。あ、これも俺だけの感想?なのかも、、、OP&ED曲も、悪くはないけど、大絶賛ではなかったかも。
2025年度劇場鑑賞42作品目(43回観賞)
レゼのさいごの台詞がきた
元々絵が好きで、原作は少し読んでたので登場人物が何とかなくわかる程度で鑑賞しました。
予告編がスピード感あり、そのイメージで観に行ったら全然違いビックリ。
日常?というかゆっくり丁寧に話が進む感じに感じで。
勘違いだったら少し恥ずかしいですが、OPの米津玄師のが、あえてガチガチャ聞こえるように流しててすごくチェーンマンっぽいなと思いました。
レゼの最後の台詞も予想とは違ったけど、ジワジワ心にくる感じ。なんか凄かった。
もっと予習してから観ると入り込めるのかな。
10/4から4DX版の上映するそうなので、そっちでも観てみる予定。
米津のMVが大〜正〜解〜
米津さんのIRIS OUTのMVが素晴らしすぎてハードルが上がってしまった。
あのテンポ感を期待して観たので、全体的に間延びした印象だった。
原作既読だとどうしても答え合わせ的な見方になってしまうから、原作未読で観ればよかったかなーとも思いつつ、そうするとアキくん周辺の事情が全く掴めない。
原作既読は前提として、MVは見ずに行くべきだったかもしれない。
あと演出もツッコミ所が多かった。(映画館と同じくらいカフェをはしごしまくるマキマさん、天使が遠くまで飛ばされ過ぎてゴムゴムの実を食べた可能性すらあるアキくん、リンゴ飴を一踏みで割る悪魔の脚力を持ったモブ等)
とはいえ、バトルシーンのボムのシアター映えで元は取れた気分。
細かい部分では、レゼを屋上に追い詰めるモブチンピラのリアリティあるキャラデザが素晴らしく、あの人だけ実写でした〜と言われても信じる。
そしてなにより、藤本先生の描く「女の子の悪魔」は強い!
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