チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
全228件中、41~60件目を表示
総集編が初見、魂を揺さぶらされたが映画は?
マキマさんと銃の悪魔のその後の展開が見たかったが、今回はレぜ編でした。
同じ境遇の男と女の物語。プールと花火のシーンが良い❗️
レゼがロシアの兵器でモルモットと言う設定がイマイチです。
そこから、のれませんでした。
人間を超えた存在になる、チェンソーマンに期待したい‼️
どれほどの紅い薔薇を、レゼに
◉古風な恋
原作の漫画は未読です。
全体に暗く設定された街並みや喫茶店がレトロで、おまけに時の歩みもゆったりしていて、恋心もレトロで温かい。人ならぬ身となったデンジなのに、恋には脆い。
首や腕がもがれ血が溢れても、作品として何よりコミカルで、そしてリリカルに感じました。デンジと言う恋に弱い「普通の高校生」によって目覚めた優しいハートに、苦悶するレゼがいたから?
◉恋は爆発だ
炸裂する少年と少女の夏であり、燃える恋なのだが、少女は可憐で酷薄で、妖艶で強靭。一方のデンジはとにかく純情で容易く、育っていない。悪魔と契約交わした割には、まだまだ旅の途上でもがいているに過ぎない。つまりデンジだけが、ずっと夏の少年だった。
冷水を引っ掛けられて、恋が醒めて先端が開かれると、非日常を力ずくで伝えてくる機械音と、世界を投げやりにさせる爆発音が素敵過ぎた。地中に身を沈めたサメがグッドフェローな奴で、引き裂くデンジの力になってくれるのだが、レゼは強かった。命を失わないだけの惨憺たる海中での幕引きは、引き分け以下の結果だった。
ラストシーン、腕を切り落とされ胸を貫かれて斃れるレゼ。天使はやはり途方なく強かったです。ハードボイルド過ぎる恋の終わり。
最初はレゼの前髪がうっとおしくて内容に集中できなかったがそんな事も忘れるほどの楽しさ
(飲食店でバイトしててその髪型が通用するのか?)というマジレスが頭から消えず
最初らへんはレゼの前髪がうっとおしくて「頼むから切ってくれ!!」、そればかり思っていたが
そんな事もバケモノに変身した後はすぐ忘れるほどの疾走感と楽しさ。
配色もスプラトゥーンのような奇抜な鮮やかさと、不良バトル感のある音楽もマッチして、鬼滅の刃だけでなくここにもクリエイターの才能が光る。
米津もよくもまぁあんないかにもチェンソーマン!といった世界感を音楽で表現できたもんだ。天才だな。
チェンソーマンはジャンプの新連載をリアルタイムで読んでた勢である。
しかしながら途中から読まなくなって、今回も予習もせずに何となくやってるから観てみるか程度のノリで観たため、かなり初見の感覚で楽しめた。
バトルシーンもド迫力があってすごくいい。漫画だけでは表現できない楽しさである。
それにしてもあんなに強い敵が現れたのに一向に強い援護部隊も出てこなく、いつまでたってもデンジと戦わせて放置してるのが何でやねん状態。
まぁそうしないと映画にならんというのは分かるが。
そしてあんな無敵だった奴が最後はあんなあっさりやられるんかーい。
あんな血も涙もなさそうな火薬の塊のような悪魔が、
思いの外心があって、無邪気にプールで遊んだり花のことも忘れてなかったり、
後ろ髪を引かれて結局戻ってくるのがなんだかとても情が溢れてよかった。
いやー、連載当初もなかなか面白いなぁと思ってたが数年の時を経てもう一度この世界感は面白いなぁと思えた。
ちょっとぶっ飛んでる感がいいね。
いろんなキャラの背景など、すっかりいろいろ忘れているのでもう一度一巻から読んでみたくなった。
やはり少年漫画作品はいくつになっても楽しめる。逆に楽しめなくなったら終わり。
童心を忘れないために周りがキッズばかりでも、若いカップルに前後左右座られようとも、関係ない精神でこれからも映画館に一人で足を運んでやるぞ。
主人と犬
この映画を憧れの女性から一緒に観に行こうと誘われた。だが、仕事で即答できず、数日後に会ったときに私は彼女に迷惑をかけてしまった。その翌日、謝罪のメッセージを送り、彼女は一応許す旨のメッセージを返してくれた。それでも私は、自分が嫌われたと思い込んでしまった。不安と焦りに押しつぶされそうになりながら、その日の映画を一緒に観に行きたいと伝えた。既読だけがついて、返信はなかった。それから約半月を過ごし、当日を迎えた。
彼女と出かけるときは、ほぼ毎回、映画館へ映画を観に行った。カフェで少し話した後、映画を観て、食事をしながらその映画の感想や、良かった作品、良くなかった作品を共有した。私は彼女に誘われたら、必ず受け、一緒に観に行った。彼女に勧められた作品は、時間が許す限り追いかけていた。そんな日々を過ごしていたら、いつしか彼女は私の中心にあった。
皮肉にもこの映画はそんなシーンから始まる。主人公の男の子は恋心を抱いている憧れの女性にデートに誘われる。それは朝から晩まで映画館を梯子して、丸一日映画を観続けるというもの。付き合わされている主人公は、最初は新鮮な体験に心躍らせていたが、次第に飽きてくる。2人が心を打たれるような作品に出会えぬまま、残りは1本。その映画に2人は心を打たれ、涙を流し、帰り道にその喜びを分かち合う。
そんなシーンを観ているときに、私は思い出に耽っていた。彼女と会って映画を観に行っていた頃のことを。今日この映画を見る時に、隣に彼女がいたかもしれないことを。この映画を観終わったら、その喜びを分かち合えたかもしれないことを。そんな未練で心がいっぱいになっていた。そのシーンの主人公のセリフを借りるなら「なんでもないシーンなのに、涙が溢れてくる」。まさにそんな気持ちだった。主人公と女性の関係性が、私と彼女の関係性と重なる部分があり、正直、観ていて辛かった。主人と犬のような。
その後、主人公は1人の少女と出会い、急速に関係を深め、恋に落ちる。しかし、その少女が欲しかったものは主人公の命で、深まったように見えた関係は、主人公に近づくための演技にすぎなかった。祭りの夜、花火と共に2人はキスをする。と見せかけ、少女は主人公の舌を噛みちぎり、主人公は瀕死の重症。それを皮切りに2人を中心に市街を巻き込んだ死闘が繰り広げられる。しかし、最後は主人公が起点を効かせ、玉砕覚悟で少女諸共海の中へ、入水自殺を図る。主人公の仲間が2人を助け出し、砂浜に打ち上げられた2人は蘇る。少女は改めて主人公に対する好意は全て演技で、そこに恋心はないことを伝えるも、主人公は、その少女を仲間に引き渡すことを拒み、逃がす選択をする。そしてあの日の夜と同じように、少女が主人公にキスをしようと迫ると、主人公はそれに応じる。が、少女は主人公を殴り、「少しは勉強しなさい」と吐き捨て、その場から立ち去る。体の動かない主人公は、少女と関係を深めるときに通っていたカフェで待っていることを叫ぶことしかできなかった。その後、少女は主人公が恋心を抱いている憧れの女性に殺される。別れ際、主人公が叫んでいた約束のカフェのすぐ側で。全てが演技だったと強がりを言ったが、実際には互いの心の中に恋や愛のようなものが芽生えていた。
この映画のテーマは「禁じられた恋と破滅」だろうか。私の今の心の状態と酷似している点が多々あり、非情なほどに訴えかけてくる。偶然にもエンドロールに彼女のファーストネームと同じ文字が目に止まり、勝手に追い討ちをかけられる。しかし、主人公は自分の気持ちをその都度しっかりと言葉にして、相手に伝えていた。対して私は、今までの関係性が壊れるのが怖くて、何も伝えられなかった。そんな真っ直ぐで正直な主人公が私には眩しかった。気持ちは言葉にしなければ伝わらない。そんな当たり前なことが私にはできなかった。
映画館を後にして歩いていると、彼女がハンバーガーを食べたいと言っていたことを思い出す。1人でハンバーガーを食べながら、スマホを見つめるも、彼女からの返信はやはりなかった。だけど私は、この映画を観たことを、もう一度だけ彼女に伝えたくなった。それが、彼女が私の中に残していったものだから。
田舎のねずみに
アクションが迫力あり。爆発がたくさんあるので、映画向きだったかもしれない。サメにのったチェンソーマンのビジュアルが良い。アクションにも一気にスピード感が出た。
レゼがベロを噛みちぎるシーン、演出がすごい。踏まれるりんご飴と壮大な花火、それに合わせて大量の血。
衝撃的でおしゃれ。
デンジとレゼの最後が切ない。レゼがデンジのもとに戻ろうと思ったきっかけが、あの花。
レゼはたぶん、学校のシーンでは、本当に楽しかったのだと思う。それはデンジ以上に。レゼが学校に行ったことがない、というのは最後の最後に分かる、というのも切ない、、、、。彼女にとっては最初で最後の青春だったはず。デンジにとっては、レゼがどうなったのかを知らない、というのも切なすぎる。
レゼも本当は田舎のネズミでいたかった。
普通に面白い。普通にね
原作全巻所持
それほど悪くもないのにやたらネガキャンされたアニメと違い、やたら持ち上げられてる印象がありつつも好きな作品なので劇場まで観に
アニメも発表当時はどこで切るのか、レゼ篇までやるんじゃないか、そうすると長くならないか、と言われていたレゼ篇
作中でも人気のストーリーでもあり、それまでいまいちパッとしなかったストーリーが、ようやくここから面白くなるというパートでもある
自分もレゼ篇は好きなので期待して観にいった
絵はよく動くし音響も良く、特に不満は無い。ただ、アニメ版でやたらネガキャンされていた声優の演技などは実際大差ないだろう
ボソボソ喋ってて何言ってるか分からないと言われてたが、それはアキの声優さんの声質か、単に耳が悪いか
映画で聞き取りやすいのは演技のせいではなく音響が良いからだと思う
最初の1時間ほどがヒロインレゼとのパートで、とにかくこれでもかとレゼの可愛いところ、魅力的なところをエモっぽく見せる。これが正直くどいし、無駄にエモっぽく見せようとするし、もう少しアッサリしていたほうが原作に近いし面白いだろう
もう少し食いたいと思わせるくらいが、くどく感じるよりちょうど良い
とにかくエモ感を出そうとしすぎで、その部分はやたら酷評されてたアニメと何ら変わらないか、むしろ劣ってるくらいに感じた
レゼは喫茶店あたりの隣の席の女子みたいな気さくな感じから学校を経て一気に急接近するはずが、ちょっと原作との違いを感じ、しかも良くない違いに感じた。面白ければよいが
1時間ほどでのミッドポイントを挟んでバトルパートに移行
変身シーンはよく出来てて、ボン!と手すりからジャンプするシーンもカッコ良い
よく動くしよく描いてるな、という印象
これが後半にいくにつれて、制作スタジオのmappa解釈による無駄なアクションが激増する
指ミサイルのシーンなんかも板野サーカス的な動きをさせたいんだろうけど、まったく及んでないし中途半端に感じた
mappaは割と動かすスタジオだけど、アクションを見せるためのアクションが多すぎて冗長に感じることが多い
呪術の宿儺対マコラのようなシーンもあり、ああ、「こういうのが描けまっせ!」というプロモーションね、というのが透けて見える
呪術のときも感じたが、動けばいいというものではなく、クドい。
呪術の当時も同じような意見は散見した。
クドいし動きが分かりにくい。動かすために動かしているといった感じ
「動いてる!すごい!作画神!」みたいなキッズが多いから、それ向けのアピールなんだろうけど
出来の良いアクションも多いだけに、無駄な描写で足を引っ張っているのが残念
鮫にオラオラ的に拳をぶち込むシーンはまさに「こんなシーンできまっせ!」以外の意図が感じられずに作品のスピード感を削いでいたし、ビルの中で戦うシーンは必要無かったと思う
呪術でもあったよね。やりたかったんだね。と感じただけだった
必要のないアクションシーンが、後半になるにつれて激増したのが残念だ
台風退治はもっとコンパクトにしていい
メインは二人なんだから
原作のビビッドな配色でわざわざ絵を止めて見せるのも無駄。というか、無駄すぎ
「うおー、原作のカラーリングやん!」よりも作品のスピード感を大事にしてくれ
「こんなんやれば『分かってる』感出るやろ」みたいな媚びにしか見えない
どう考えても流れを止めてまでやることでは無いだろう
最後の海へ落ちていくシーンは良かった
原作でもあそこは好きで、心中しているように見えて切なくなる
そのあとのレゼのとぼけた演技も良い
戦闘中もそうだけど、レゼはあんまジメジメしてなくてどちらかと言えばとぼけた感じを装う少女だろう
変にエモに寄せるんじゃなく、その感じを大事にして欲しかった
だからこそギャップで儚さも際立つ
総評として、よくできた普通のアニメ映画だった
あまりこういうことを言いたくはないが、ろくに他の作品を観たこともないひとが知りもしないで「アニメ映画の最高傑作」とか言わないほうがいいくらいの出来
個人的には同じ原作者のアニメ映画ルックバックのほうが脚本含め完成度は高いように感じる
まああれも「雨にうたえば」的なシーンに「そうじゃないやろ」という不満はあったが
不満点と言うか、この辺を直してくれれば自分は嬉しいというのが、前半パートが無駄にエモに寄りすぎて逆にエモのバーゲンセールみたいになってることと、ミッドポイント以降のアクションがあまりに長くてクドいこと
もうちょっと短く1時間ちょいくらいでまとめるか、削って、特異四課の面々の紹介パートなんかを入れたほうが良かったんじゃないかと思う
初見の人はコベニちゃんとか意味が分からんだろうし、関係性が分からないと最後のデンジの全てを捨ててもあの娘と…という決断も十分に伝わらないだろう
脚本がちょっとマイナスだったかなという印象
全体的にはよく出来てて、普通によく出来て楽しめる映画でした
一番の難点はマキマさん成分とパワーが足りないことか
OPとED、ストーリーの前半と後半の緩急がすごい
原作未読、アニメを1巡したけど簡単な設定くらいしか覚えていない程度で鑑賞。(もちろんレゼのことは知らない)
主題歌のIRIS OUTの疾走感がとても好みで、スクリーンで味わいたいが為に観たようなものの、OPはもちろんお洒落で切ないEDに心を奪われた!!
OPもEDもどちらもピアノが印象的だが、こんなにも違う聴かせ方が出来るのかと驚いた。
アニメーションとは思えないほど爆発力のある戦闘シーンは本当に見応えあり。
もう少し仲間と共闘するところが見たい気持ちはあったが、今回はタイマンであることに意味があったのかな。
ストーリーは、レゼの背景があまり見えなかったので目的のためならところ構わず殺戮しまくる部分にあまり感情移入できず。。。
実験体としての存在だったことは最後の方に明かされるので、最後にああなるほどな、だからあんなに無機質だったのかと納得。
最後に少しレゼの人間らしいところを見られてよかった。
(もう少し早めにマキマさん来れませんでしたかね?と心のツッコミは入れたけど)
前半のじわじわデンジの心を侵食していくゆっくりなテンポと、後半の激情的な戦闘シーンの対比は素晴らしかった!原作も読んでみようと思います。
それにしてもマキマさんとの映画デートシーンは一体何の意味があったのか、、、伏線でしょうか。
ジャンプ
ド派手な戦闘シーン
ちょっといいこと風なセリフ
正義、友情、勝利
そろそろ飽きるということはないのかな、と思うのは年を取ったということなのでしょうか
上映終了後の中学生グループの興奮の熱量を、冷めた目でふーんって思いました。
デンジの夏
終始、劇中にピアノの旋律が流れ、さながら「菊次郎の夏」の「summer」のような印象があった。
原作を読んでいるが、藤本タツキ氏の世界観をそのまま映像として昇華するのは、やはり少し難しいかと思った。
特に公安2課の噛ませ犬たちの件は、かなり淡白だった。原作の方がキャラクターがより掘り下げられていたような気がする。
しかし、バトルシーンの作画はさすがの見応え。
これから佳境に差し掛かるチェンソーマン。
あの絶望的シーンや壮大なシーンをどのように映像化してくれるのか、期待したい。
チェーンソーマン様ぁ!!
万歳!!!
いやぁ、とても楽しかった!!!
本当に!
美女!爆発!台風!!祭り!花火!鮫!チェーンソー!!血!!それらが入り乱れる戦闘に加わる爆音のマキシマムザホルモン!!思わず声が出そうになった(笑)
楽しくて仕方なかった!
チェンソーマンの映画を見るつもりはなかったのだが
何かの映画を観た時に流れた劇場予告がとても良く(天使の悪魔が「死ぬ覚悟はとっくに出来ている」と言ってるやつ)
IRIS OUTを映画館で聴きたいな、と観に来たのだが、来て良かった!!ありがとうあの予告!ありがとうIRIS OUT!!
大正解!!
劇伴も良く、アクションもすごく格好良くて
見応えがあった。
チェーンソー様最高!するビーム、おまえも最高!!
レゼとの出会いから別れまでの話。
驚くほど平穏でまるで本当に学生の日常のような、デンジとレゼの交流。
喫茶店へ通うようになり、
夜の学校に侵入して、プールで遊ぶ。
悪魔と契約した殺し屋を簡単に処理するレゼ
ここでやっと私はそうだこれは恋愛漫画ではなくチェンソーマンだったと思い知る。
ただ魅力的な女性キャラではなく
デンジを始末しにロシアからきた殺し屋だった。
色々あり、結局2人はぶつかりあいの殺し合い。
爆風と爆音、台風にめくり上げられる街。
そんな中で美女とチェンソーと鮫が殴り合う。
なんてB級感あふれる言葉の並び。
しかし映像も音楽もSSS級、とびきり最高でぶち上がる。
とにかく、見どころだらけの映画だった。
戦闘シーンだけでなく日常パートがとても良い。
マキマさんと映画デートのシーンでは、
セピア調?というか映画館で見る映画の良さを感じた。
レゼがとにかく魅力的で
自分もすっかりレゼのことを大好きになってしまっていた。
もちろんデンジのことも大好きになっていってるので
俺はここにいたい、これからもこうやってレゼと会うじゃだめなの?と返したことで始まった闘いだっていうのに
デンジがレゼに明日2人で逃げよう、と提案したとき
あぁ、どうかうまくいってくれと願ってしまった。
仙台行きの新幹線。
ホームに立つレゼ、しかし乗ることはなく
その足が向かうのはデンジとレゼが過ごしたあの喫茶店。
デンジが初めて店へ向かったときのように
今度はレゼが喫茶店への道を辿る。
喫茶店の窓越しに、デンジの頭が見えた。花束を抱えている。
初めて出会った時と同じ、先に店に居るデンジ。
居た。
レゼの顔は映らない。でも、どんな表情をしているのか私たちはもう分かる。彼女を知ってるから。
デンジを見つけて駆け足になるレゼが愛おしい。
あと少し、ほんの少し。
暗い路地裏を出れば、もうすぐそこなのだ。
彼女の足が止まった。
レゼの前にマキマさんが立ちはだかる。
田舎のねずみと、都会のねずみ。マキマさんはどこかやはり違う生き物なのだと感じる例え話。
首のピンを抜けなかったのか、
抜かなかったのか。
レゼはあっけなく、屋上に控えていた天使の悪魔が作った槍に突き刺されて倒れた。
暗い路地裏から出ることなく、マキマさんに抱えられて。
本当は早川くんも呼ばれていたようだが、
天使の判断で連れてこなかった。
この天使の悪魔の表情も映らない。
レゼは窓越しにデンジを見れたんだ、と
気づいたとき涙が溢れた。
駆け足になった理由も、ピンを引かなかった理由も。
喪失感がすさまじい。
一方、暗くなった店内で待ちぼうけるデンジ。
デンジの中ではレゼは生きているままなのだ。
しばらくは。
レゼ
米津玄師さんの曲が一気に高揚感を
上げさせ一気にスクリーンに閉じ込めて
行く曲調が流石。
そこにレゼの可愛いさとデンジの
アホさ加減が良い。
出てくるキャラクターも愛おしい。
ポチタ、天使君、パワー、ビーム、マキマ。
マキマは優しいけど怖い。
動物を使い監視してるしね。
スピード感じあるし何度も見る気持ちも
分かる。
ビームに馬乗りになるシーンも
好きだし、レゼの声も良かった。
切ないながらもあのように
笑いっぽくするのも良く考えられていた。
色々な作品を見てインスパイアされた
原作者の気持ちが心地好い描写で
反映されているのも尚善し。
2回目をscreenX 4DXエクストリームで鑑賞
screenX4DXの上映が決まり、2度目を鑑賞。
学校に忍び込んでから屋上での戦闘まで、レゼの表情の意味を知っていると凄く納得。デンジに向けてるのは作り物の笑顔と媚びなのかそれとも素なのか。彼女の過去についてはアッサリすぎる紹介で終わるため、考察のしがいがある。
扉を開けちゃだめだったねぇ〜ってことで合ってます??
座席は後ろの方だったので、座席の動きで足まで上がる人が見えました笑両足を踏ん張って、座席シートを握っていないとずり落ちる。座り直す隙が無い。ビームが走る振動が要所要所にあって面白かった。三面スクリーン上映は初でしたが、あんな感じに使われるんだなと、新鮮な気持ちです。上映後は皆さんはふはふ言ってる様子で、席からすぐには立てない人が多かったです。
10月初旬ログ
4DXで鑑賞。平日に行ったのですが、劇場の人出が割とあって、10代が目立ちました。
皆のお気に入りオープニング、オシャレだしハマる音楽!このレベルの楽曲を毎月(毎週?)生み出す米津玄師どうかしてる。
雨の描写ではしっかりミスト演出が活きてました。台風の悪魔のシーンは涼しいを越して寒いくらい!座席もグワングワンしてやっぱりアトラクション!爆弾の悪魔との戦闘で「アハハハハ」となるシーンでは観客も笑いたくなるレベル。原作は流し見してしまった戦闘シーンが、映像化するとこうなるのかと驚きです。目まぐるし過ぎて目がチカチカしますが、4DXだとアミューズメントパークの乗り物感覚で最高です。
導火線や爆発を利用した空間移動、花火との連動という、兵器キャラクターの動きが凄くて、アニメーターの気合いを感じます。
レゼの脱衣とかデンジ視点の下着姿女性陣とか、アキの先輩が瞬殺される血みどろな作品ですが、年齢制限が甘めで心配。けれど気合い入った作画と演技とで面白い。「いた!悪魔いた!」がめちゃくちゃシュールなセリフなのですが、緊迫感がありました!
最早ストーリーよりも没入と体感の感想がメインになりましたが、二次元のコミックが、ここまで空間的になるんだと感動します。
パワーや天使の悪魔の見せ場がレゼ編ではイマイチ分からないのはもどかしいですね。銃の悪魔編とかも劇場版になると良いな。
アニメから一貫して、写実的(?)な作画が綺麗ですね。デンジの演技力が上がっていて良いです。
エンドロールでもフラッシュ(4DXの演出)が使われるのはなんか珍しいと感じました。
藤本タツキの描くヒロイン像は、なんかああいう感じなんだなあ笑
バトルシーンの激しさに老いた動体視力はついていけず
お話に対して尺が長く感じた。その長さはバトルシーンの長さによるものだったように思います。
作画はすごいのかもしれないけど、あれだけのスピードでバトルを描かれてしまうと、老いた動体視力では何が起こっているのか捉えきれずにつらくって…。
鬼滅を観ていてもバトル中にバトルに飽きてくる自分のような人間には、この手のアニメは合っていないのかなって思うようになってきてる。
デンジくんの清々しいほどの中坊っぷりは相変わらずで憎めないいいキャラだし、レゼ役の上田麗奈さんの声はとても良かった。切ない感じのお話も悪くなかったけど、マキマさんが出てきてさっくりすべて終了ってパターンにはなんだかなぁの気持ち
大人の間口を広げた出来映え
とにかく評価がよいので観てきました。「過不足なく」忠実に作られていて、原作を読まない向きこそ十分に惹き付けられる仕上がりとなっていたかと感じました。甘酸っぱくほろ苦いテイストはともあれ、コアなファンをも裏切らない仕上がりだったとも思います。
原作を知って観た後悔は、台風の悪魔と話すなんだか悪い人の急襲でレゼを喪うようなドキドキが味わえなかったこと。デンジが至福を奪われるのは以降の鍵ともなるわけなのです。ともあれ「身内を残虐に始末してこそハンターを餌食にできる」というセリフによる巧妙なミスリードの誘い方に作家様の映画通を改めて体感し得た訳であります。
自分にとって、チェンソーマンは戦闘シーンはおまけであって、言い訳じみた解説がない点が想像を掻き立てられるのです。物語も直感的で大抵な無茶苦茶っプリが興味をそそるわけなんですが、意外に間口が広いのかも知れないなあ。
IRIS OUT神
IRIS OUT 最高すぎた。
冒頭の歌とポチタのダンスだけで、もう「来たかいあった!」と心の底から思えた。1日中映画を観ずとも、これ一本で十分に名作に出会えたといえる。
バトルシーンの迫力も圧巻。レゼの爆弾の引き金を引く音、爆発のリズムとともに流れる映像のダイナミズム。
漫画では想像しづらかった動きが、スクリーンで息づいていた。
けれどやっぱり胸を締めつけるのは、レゼの運命。モルモットとして飼われ、こき使われ、戦いを終えて逃げると決めたが、それでも希望を見出してデンジに会いに行こうとする。なのにマキマにトドメをさされる。その瞬間の苦しさが忘れられない。
夜のプールで笑い合い、ぶつかり、戦い、最後は海に沈んでいく二人。レゼはきっとデンジに自分を重ねていたのだと思う。「16歳なのに学校行かないのおかしいよ!」と語る彼女の言葉には、“普通の人生を生きたかった”という祈りが込められていたのだろう。
安心した
安心したというのが本当に1番です。ちゃんとチェンソーマンの見たいところが映画館で、アクションシーンにレゼの魅力たっぷりに見られて本当に良かった。
星5でいいんじゃないかと。だがしかし!
あの支配の悪魔!!本当に悪魔!
「あの悪魔に飼われてるの!?じゃあ逃げてもどうにもならなかったね。」本当にそう。
このレゼ編の始まり。一輪の花。どデカい花火。線香花火のような、散ることが前提の美しさ。
評価の点をつけると言うよりも、私怨。嫌いです
。。ぶっ飛びタツキならば、ハッピーで埋めつくしてくれることだって出来たはず。
もう皆さんざん漫画で呼んだ内容を、もう一度映画で見てどうすんだ!という思いだって無い訳では無い。あと序盤の描写の下手さはアニメ版チェンソーマンからなんの成長も感じませんでした。結構ヒヤヒヤしました。
星5とマイナス50兆円を足して星4です。
二度とその面を私に見せるな。
爆弾の悪魔
デンジがレゼと出会い、別れる話
レゼ篇単体の話なので基本的な設定を知っていればアニメを忘れていても内容を理解できる。
戦闘シーンはド派手で何が起きてるか分からないくらいのスピード感。
総集編を見てから見てほしい
アニメ12話あるけど、それよりも総集編を見てからこの作品は見てほしい。
そのうえじゃなきゃ内容はわからないところある
これからサンタクロースとマキマ編が来るけど…アニメかな?
上映後色々と考えてしまう。
チェーンソーマンの世界観は自分にとって難しく、
面白い!と即答が出来ないのが素直な感想です。
バトルシーンや場面ごとの描写はとても鮮麗でしたし、
こうしてレビューを書いてる
今でも考察するのが楽しいです。
(ほんと好みの問題なので気を悪くさせてしまったらすみません🙏)
が、鑑賞して藤本先生は何を伝えたかったのかを考えるとまた、楽しみが増えるスルメのような作品かなと思ったり。レゼはシンプル可愛いと思うけれど、
最終的には可哀想可愛いに行きつきました。
レゼ⇨ソ連のモルモットとしての道しか知らない少女
デンジ⇨自分の意思の下飼い慣らされる犬みたいな少年
田舎のネズミ、都会のネズミ
両者似た境遇の中で、レゼはデンジとの出会いが価値観を壊してくれたんじゃ無いかなと思いましたね。
ラストの二道でのシーン
きっとレゼはモルモットとして、ボムとしてではなく
レゼとしての道を突き通し、ピンを抜かずに殺されたんだと思いました。
海辺でデンジの誘いを断り立ち去るシーン
(恐らく気持ちの変化に戸惑っている最中)
募金した人に送るガーベラ
デンジがくれた花を思い出す
自分の生き方について最後まで向き合う
電車に乗らない(決意の表れ)
デンジの待つ二道へ
立ち止まり、
一度進んだ道(分かれ道)モルモットとしての人生から
道を引き返す
人を殺すことに躊躇もなければ、
任務のため恋心を抱く演技もこなす彼女が
ただの1人の少女に戻った瞬間だったなと今になって思います。彼女が憎めないなと思える結末でした。
レゼ無双
ずっとレゼが可愛い。原作から可愛かったけど、声が付いて動き始めるともはや手に負えない可愛さで無双してくる。作中ではマキマ/レゼの“可愛さ対決”的な場面もあるが、これははっきり言ってレゼが圧倒的で勝負にならない。出会い頭に口から花を取り出してプレゼントするデンジに呆気にとられるレゼ。そこからのデンジとレゼの心情の積み重ねがとても良い。物語の最期、レゼが一番伝えたかった事が「自分も学校なんて行っていなかったよ」というのが切なさを際立たせる。
爆弾の悪魔も無双していた。爆発で空を飛ぶ、打撃が爆発する、ロケットパンチも撃つ、指パッチン爆破はカッコよすぎるよね〜。見せ場の設計が明快で、見る側を飽きさせない様々なシチュエーションのアクションが連打される。映像的な快感に溺れるような体験で、鬼滅にも引けを取らない素晴らしいアニメーション。爆弾の悪魔は画面映えが大変良い。お尻丸出し形態はナーフされるかと思ったらちゃんと丸出しで、何がとは言わないけどとにかく良かった。
その他ではビームくんが良かった。
殴る蹴る爆破される百裂拳を叩きにまれて潰される。でもグッタリする程度で割とピンピンしている頑丈すぎるビームくん。さすがB級映画の悪魔の鑑。カサカサ動くサメ形態が思った以上に気持ち悪くてグッド。これもまた画面映えの一つ。チェーンソーマンに股がられた時の「こういう事だろ!」「チギャウ・・・」のやり取りがなんせ可愛い。全体的にビームくんはずっと素晴らしい。
作品自体の出来としては、開いてはいけない扉の描写や天使の悪魔へのアキの対応など、映画内だけでは完結しない要素がチラホラ見えるのは少し惜しい。このあたりはもう少し描写を整理すれば原作ありきの構造から切り離すことも可能で、単体作品としての完成度が上がったはず。
とはいえ、作画は良かったけどアニメーションのエンタメとして破綻していたテレビ第一期とは比べ物にならないほどアニメーション作品としてのクオリティは高い。声優の演技も生き生きとしていて、キャラクター同士のアンサンブルがとても楽しい。どうして初めからこれが出来なかったの?
全228件中、41~60件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。








