「激しくも儚い物語」チェンソーマン レゼ篇 Taiさんの映画レビュー(感想・評価)
激しくも儚い物語
原作は読んだことありませんが遅ればせながらテレビシリーズを配信で視聴したところナント続編の劇場版が放映中とのこと。今の熱量と記憶が薄れないうちに映画館に足を運びました。
主人公のデンジは街で出会ったレゼという少女に惹かれます。元々好意を寄せている女性上司のマキナと同様謎めいていてベクトルは違いますがエキセントリックかつ距離感がバグっていてグイグイ距離を詰めてくるレゼのことを好きになってしまいます。レゼのCVの上田麗奈さんは小悪魔的キャラが実に巧いですね。デンジ君は女性の好み変えないと絶対苦労するよ(笑)
デンジとレゼは惹かれ合う中で彼が通ったことがない学校に夜間連れて行ってもらいますがどこかで見たようなノスタルジックな展開。終盤でレゼも実は学校に通ったことが無いと洩らします。過酷な生い立ちから学校に通えなかった2人が夜間の学校に忍び込みゴッコ遊びをするなんとも言えない情景。
そこからの急激なバトルシーンへの切り替えと没入感。テレビシリーズと同様流石だと思いました。
バトルシーンの激しさは最新の令和のアニメらしく迫力満点で素晴らしいです。MVPは間違いなくサメ魔人のビームでしょう。ただ「ポケモンショック」程ではないもののフラッシュの連続シーンが数秒あり個人的に眩しくて目を細めるシーンがありましたがここは賛否両論。
他にもデンジの念願だったマキナとのデートや、アキと天子の悪魔とのバディの描写も良かったです。ただ個人的推しのコベニちゃんの出番が少なくて残念。テレビ版みたくもっとネジが飛んでるとこ観たかった(笑)
最期の場面は悲劇とも当然の帰結とも受け取れ正直複雑な気持ちになりました。
作中で度々挙げられた「田舎と都会のネズミの寓話」が何を意味するのか初見だと正直わからなかったので他の方の考察を参考にしたいです。
テレビシリーズから劇場版公開まで3年間が空いてるんですね。テレビシリーズ2期の発表がいずれあるのかとても楽しみです。
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