「最初はレゼの前髪がうっとおしくて内容に集中できなかったがそんな事も忘れるほどの楽しさ」チェンソーマン レゼ篇 Oliverさんの映画レビュー(感想・評価)
最初はレゼの前髪がうっとおしくて内容に集中できなかったがそんな事も忘れるほどの楽しさ
(飲食店でバイトしててその髪型が通用するのか?)というマジレスが頭から消えず
最初らへんはレゼの前髪がうっとおしくて「頼むから切ってくれ!!」、そればかり思っていたが
そんな事もバケモノに変身した後はすぐ忘れるほどの疾走感と楽しさ。
配色もスプラトゥーンのような奇抜な鮮やかさと、不良バトル感のある音楽もマッチして、鬼滅の刃だけでなくここにもクリエイターの才能が光る。
米津もよくもまぁあんないかにもチェンソーマン!といった世界感を音楽で表現できたもんだ。天才だな。
チェンソーマンはジャンプの新連載をリアルタイムで読んでた勢である。
しかしながら途中から読まなくなって、今回も予習もせずに何となくやってるから観てみるか程度のノリで観たため、かなり初見の感覚で楽しめた。
バトルシーンもド迫力があってすごくいい。漫画だけでは表現できない楽しさである。
それにしてもあんなに強い敵が現れたのに一向に強い援護部隊も出てこなく、いつまでたってもデンジと戦わせて放置してるのが何でやねん状態。
まぁそうしないと映画にならんというのは分かるが。
そしてあんな無敵だった奴が最後はあんなあっさりやられるんかーい。
あんな血も涙もなさそうな火薬の塊のような悪魔が、
思いの外心があって、無邪気にプールで遊んだり花のことも忘れてなかったり、
後ろ髪を引かれて結局戻ってくるのがなんだかとても情が溢れてよかった。
いやー、連載当初もなかなか面白いなぁと思ってたが数年の時を経てもう一度この世界感は面白いなぁと思えた。
ちょっとぶっ飛んでる感がいいね。
いろんなキャラの背景など、すっかりいろいろ忘れているのでもう一度一巻から読んでみたくなった。
やはり少年漫画作品はいくつになっても楽しめる。逆に楽しめなくなったら終わり。
童心を忘れないために周りがキッズばかりでも、若いカップルに前後左右座られようとも、関係ない精神でこれからも映画館に一人で足を運んでやるぞ。
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