「チェーンソーマン様ぁ!!」チェンソーマン レゼ篇 そらそうめんさんの映画レビュー(感想・評価)
チェーンソーマン様ぁ!!
万歳!!!
いやぁ、とても楽しかった!!!
本当に!
美女!爆発!台風!!祭り!花火!鮫!チェーンソー!!血!!それらが入り乱れる戦闘に加わる爆音のマキシマムザホルモン!!思わず声が出そうになった(笑)
楽しくて仕方なかった!
チェンソーマンの映画を見るつもりはなかったのだが
何かの映画を観た時に流れた劇場予告がとても良く(天使の悪魔が「死ぬ覚悟はとっくに出来ている」と言ってるやつ)
IRIS OUTを映画館で聴きたいな、と観に来たのだが、来て良かった!!ありがとうあの予告!ありがとうIRIS OUT!!
大正解!!
劇伴も良く、アクションもすごく格好良くて
見応えがあった。
チェーンソー様最高!するビーム、おまえも最高!!
レゼとの出会いから別れまでの話。
驚くほど平穏でまるで本当に学生の日常のような、デンジとレゼの交流。
喫茶店へ通うようになり、
夜の学校に侵入して、プールで遊ぶ。
悪魔と契約した殺し屋を簡単に処理するレゼ
ここでやっと私はそうだこれは恋愛漫画ではなくチェンソーマンだったと思い知る。
ただ魅力的な女性キャラではなく
デンジを始末しにロシアからきた殺し屋だった。
色々あり、結局2人はぶつかりあいの殺し合い。
爆風と爆音、台風にめくり上げられる街。
そんな中で美女とチェンソーと鮫が殴り合う。
なんてB級感あふれる言葉の並び。
しかし映像も音楽もSSS級、とびきり最高でぶち上がる。
とにかく、見どころだらけの映画だった。
戦闘シーンだけでなく日常パートがとても良い。
マキマさんと映画デートのシーンでは、
セピア調?というか映画館で見る映画の良さを感じた。
レゼがとにかく魅力的で
自分もすっかりレゼのことを大好きになってしまっていた。
もちろんデンジのことも大好きになっていってるので
俺はここにいたい、これからもこうやってレゼと会うじゃだめなの?と返したことで始まった闘いだっていうのに
デンジがレゼに明日2人で逃げよう、と提案したとき
あぁ、どうかうまくいってくれと願ってしまった。
仙台行きの新幹線。
ホームに立つレゼ、しかし乗ることはなく
その足が向かうのはデンジとレゼが過ごしたあの喫茶店。
デンジが初めて店へ向かったときのように
今度はレゼが喫茶店への道を辿る。
喫茶店の窓越しに、デンジの頭が見えた。花束を抱えている。
初めて出会った時と同じ、先に店に居るデンジ。
居た。
レゼの顔は映らない。でも、どんな表情をしているのか私たちはもう分かる。彼女を知ってるから。
デンジを見つけて駆け足になるレゼが愛おしい。
あと少し、ほんの少し。
暗い路地裏を出れば、もうすぐそこなのだ。
彼女の足が止まった。
レゼの前にマキマさんが立ちはだかる。
田舎のねずみと、都会のねずみ。マキマさんはどこかやはり違う生き物なのだと感じる例え話。
首のピンを抜けなかったのか、
抜かなかったのか。
レゼはあっけなく、屋上に控えていた天使の悪魔が作った槍に突き刺されて倒れた。
暗い路地裏から出ることなく、マキマさんに抱えられて。
本当は早川くんも呼ばれていたようだが、
天使の判断で連れてこなかった。
この天使の悪魔の表情も映らない。
レゼは窓越しにデンジを見れたんだ、と
気づいたとき涙が溢れた。
駆け足になった理由も、ピンを引かなかった理由も。
喪失感がすさまじい。
一方、暗くなった店内で待ちぼうけるデンジ。
デンジの中ではレゼは生きているままなのだ。
しばらくは。
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