「大人の間口を広げた出来映え」チェンソーマン レゼ篇 Zackさんの映画レビュー(感想・評価)
大人の間口を広げた出来映え
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とにかく評価がよいので観てきました。「過不足なく」忠実に作られていて、原作を読まない向きこそ十分に惹き付けられる仕上がりとなっていたかと感じました。甘酸っぱくほろ苦いテイストはともあれ、コアなファンをも裏切らない仕上がりだったとも思います。
原作を知って観た後悔は、台風の悪魔と話すなんだか悪い人の急襲でレゼを喪うようなドキドキが味わえなかったこと。デンジが至福を奪われるのは以降の鍵ともなるわけなのです。ともあれ「身内を残虐に始末してこそハンターを餌食にできる」というセリフによる巧妙なミスリードの誘い方に作家様の映画通を改めて体感し得た訳であります。
自分にとって、チェンソーマンは戦闘シーンはおまけであって、言い訳じみた解説がない点が想像を掻き立てられるのです。物語も直感的で大抵な無茶苦茶っプリが興味をそそるわけなんですが、意外に間口が広いのかも知れないなあ。
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