「ホワイトコーヒーwithホワイトロリータ」コーヒーはホワイトで uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ホワイトコーヒーwithホワイトロリータ
導入から複数の事件、そしてモナコの過去までを絡ませながらも、話はテンポよく展開してゆく。
小説の文章のような台詞は、まぁご愛嬌。
最初の事件のキャラが本題にムリヤリ絡んでくるのは予算の問題か。
正直、論理的に犯人を当てられる構造にはなってない。
そもそもモナコですら「証拠はない」と断言してるし、あれで逮捕できたかは甚だ疑問ではある。
それでも一応は破綻なくまとめてあり、十徳ガムなど伏線も効いていたのはよかった。
動機はまだしも、そのために無関係の人を2人も、しかも人目につきやすい場所で殺すのは無理があるけど。笑
しつこいくらい回想を挟んでくれるので理解はしやすいが、丁寧すぎる気もした。
モナコのミチルへの依頼内容が未回収なのは不満。
(人によっては大したことないのに、刺殺されてしまうようなものとは…?)
マスターの存在も活かされておらず勿体ない。
単体でも成立してはいるが、連ドラの方が映えそう。
本作でも加藤小夏のJKやスーツ姿が魅力的だったが、依頼によりまた様々な衣装が見られそうだし。
ただ肝要な事件と謎解きのレベルは上げてほしい。
また、演技はそこそこでも楽しく観られたが、優奈役クラスはご勘弁を。
演技、脚本、演出、BGM、何もかも安っぽいTVドラマ的ではありました。
しかし、連ドラの劇場版でもない単発作品でオーソドックスな探偵ものは珍しいので、応援はしたい。
ちなみに、大貫さんの救出は忘れてないですよね?
今晩は。
コメント有難うございます。
私は映画館で観る映画はほぼ総て面白く感じる異様な脳の持ち主ですが、今作は脚本もナカナカ無理な繋ぎでしたし、内容も”何で、それで名探偵なの?”と思ってしまったり・・。
東京では舞台挨拶上映の回には満席だったそうですが、地方都市では120名のシアターでお客さん5名でした。
あの、白い服を着た主演の加藤小夏さんと言う方は「身代わり忠臣蔵」にも出演していたそうですが、存在感がなく。(凄く、怒られそう・・。)地方でも、たまーに、こういう映画にも出会えます・・。では。