「ブリーフが似合う」アイアンクロー Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
ブリーフが似合う
毒親の話と聞いていたが、分かりやすい表現ではなく、間接的にもじわじわと兄弟に侵食していく。後で調べれば描かれていない末子の悲劇がぽっかりと空虚な闇を覚える。
肉体の出来上がりにほれぼれする。フォンエリック兄弟はほとんど記憶にはなく、そちらの悲哀もある。プロレスはやはり悪童が記憶に残る。
荒れたケビンに声をかけるリックフレアーの処世論も目を引くところ。プロレスならではの扱いづらさをうまく交わして扱っている。クロー技で悶絶し続けるのも大変だっただろう。
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