「呪われてると言うよりも」アイアンクロー ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
呪われてると言うよりも
パストライブスを観た翌日は2日連続のA24作品で、まさかファイティング・ファミリー的な家族愛や兄弟の絆の話?かと思いきや、アイアンクローで頭押さえつけられてんのは誰かって話で…。
前半はスポ根オヤジに忠実な四兄弟のわちゃわちゃなかよし加減が楽しい分、哀しい未来が待っているのがツラい。バイクと銃とか伏線がわかりやすすぎだが、Inspired by the true storyで脚色多めにしても事実ならしょうがない。プロレスの格闘シーンはリアリティがあって楽しめたけど、パムがプロレスの微妙なところを突いてくる発言には笑った。
実質長兄ケビンのムキムキボディと顔かたちが、ザック・エフロンなんかヤバいものやってんのか?レベルの変貌ぶりですごいのだが、マッチョな肉体とは裏腹に心やさしくオクテな性格が微笑ましく、パム役リリー・ジェームズに誘ってもらってカーSEXで童貞喪失とは、担任高校教師に女を教わる俺の空・安田一平級のうらやましさだった(各論)。
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