「フォン・エリック家」アイアンクロー U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
フォン・エリック家
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なんかの記念作品なのかしら?
おそらくなら米国では根強い人気を誇るのであろう。小学生の頃だったか、俺も真似した事があるアイアンクロー。握力は130kgとかの記憶がある。
リング上の華々しい経歴の裏にあんな人生があったとは驚きだった。
…それだけだ。
フォン・エリック家の足跡を辿る作品ではあるのだけれど、プロレスファン以外には需要が無さそうな作品ではある。メッセージ性があるとか教訓が散りばめてあるって手合いの作品でもなく事象を羅列したような構成で脚本的な仕掛けがあるわけではない。プロレスに今尚熱中してるのならば面白いんじゃないかと思われる。
それにつけてもザック・エフロンよ…。
レスラーの体だった。
他の役出来ないんじゃないのと思う程、レスラーの体だった。もっと試合パートとかあるのかなと思ってたのだけど抑えめで、とは言え物足りないって感もなくいい塩梅ではあった。
一度動き出せば、もうレスラーなので説得力は半端ない。髪型といい体付きといい、案外リング上では顔が見えない事も多かったのだけど、吹替とか使うと言ってもあの身体付きなので、本人としか思えず…本人でないとするなら、そのWを担った演者も相当ストイック。あの身体を作り上げたのだから。
4兄弟はもうウェイトトレーニングが趣味でなけりゃ到底務まらない。この役の為にというのならば、恐ろしい程の役者魂である。
物語的にも悲劇色が強いので、しんどいっちゃあしんどい。父親に対し「yes sir」がデフォルトなのにも驚きだ。
プロレスの殿堂に入ったらしいので、やはり自国ではHEROであり色褪せない人気があるのだろう。
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