「兄弟みんないい子すぎる」アイアンクロー 猫又さんの映画レビュー(感想・評価)
兄弟みんないい子すぎる
父親に対し「YesSir.」と答え、従順にトレーニング、試合に臨む兄弟たち。けして荒くれ者ではなく兄弟仲がよく最年長のケビンはまさに彼らのリーダー。
兄弟だけのシーンは心和むもので、ケリーもマイクもプロレスを選ばなければ、きっと素敵な家族になっただろうに、デビットの死から一気に彼らのメンタルが壊れていくのが見ていて辛かった。
呪いはチャンピオンベルトにこだわった父親なのか、どこか父親と息子たちの間に踏み込めない母親の守りが足りなかったのからなのか。
おそらくプロレスをいちばん愛していたケビンが兄弟を奪ったプロレスから去り、大家族を持てたことは救いだった。
プロレスは全然知らないが、見てよかったと思った映画だ。
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