「試練があっても生きているうちは、前に歩かなくてはいけない」アイアンクロー 酷評zeroさんの映画レビュー(感想・評価)
試練があっても生きているうちは、前に歩かなくてはいけない
ケビンが最後まで、足掻いて生きることを選択したことにまず感嘆の意を示すと共に、この作品を今観られて良かったと感じている。というのも、日本公開した日から2日後にはレッスルマニアがあり、その絶対王者たるローマンレインズもまた、白血病という試練と闘いながらプロレスラーを続けているからだ。私には姉がいるが、ケビンみたいに身内の不幸が続いたらまともな精神状態ではいられる自信はないし、もっと父を責めていたと思う。
彼はケリーがこの世を去った時でさえ、父を本当の意味で責めてはいなかった。それは、彼の持って生まれた優しさであり、強さだからだ。
ケビンを演じたザック・エフロンをはじめて観た時、CGかとおもうくらい身体が仕上がっていて、この作品にかける想いをひしひしと感じた。今年は5月に岩谷麻優の家出レスラーや、Netflixでダンプ松本の作品もあり、プロレスがどんどん盛り上がってくれることに嬉しく感じている。
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