劇場公開日 2024年4月5日

「フリッツ・フォン・エリックというと彼のテリトリーだったダラスに遠征...」アイアンクロー teraoxさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0フリッツ・フォン・エリックというと彼のテリトリーだったダラスに遠征...

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

フリッツ・フォン・エリックというと彼のテリトリーだったダラスに遠征すると「エリックのホテルに部屋を与えられ、エリックのレストランで食事し、エリックの銀行の小切手でファイトマネーが支払われる」という梶原一騎お得意のネタ、特に『プロレススーパースター列伝』のブルーザー・ブロディ編が我々の世代にはお馴染みですが、『ジャイアント台風』でも同じネタが出て来たので事実なら20年位はテキサス州ダラスを実効支配してたことになりますね。

ですが劇中でリック・フレアーが「ホリデイ・イン」に泊まってると言ってたのでアレと思ったのですが、最近でもグレート・カブキさんがインタビューでエリックはホテル・レストラン・銀行経営してたよと言ってたのはあくまでファンタジーを守るためだったのか、Wikipediaにもある実際は共同経営位だったというグレート小鹿さんの証言が事実なんでしょうか。それでも凄いと思いますが。

ケビン・フォン・エリックは実際は線が細いひとだったのでザック・エフロンは本人よりムキムキにカラダ仕上げて来たなと思いましたが、ハリー・レイスやリック・フレアー、ファビュラス・フリーバーズなんか本人にかなり寄せてきてて見てて嬉しくなってきましたし、NWA世界ヘビー級王座のベルトのディテールを完璧に再現してたりこの監督相当プロレス、WWFが全米制圧する前の古き良き時代の、が好きなんだろうなと思いますね。

なんかプロレス好きじゃないと面白くないのではと思われそうですがそんなことないと思いますよ。

teraox