「自分的には集大成でも最高傑作でもない」ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争 エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
自分的には集大成でも最高傑作でもない
2022年9月に逝ったジャン=リュック・ゴダールの遺作となった20分の短編。
写真、映像、絵、手書きの文字などのコラージュを淡々と映し出すスタイル。時に音楽やナレーションが重ねられた。
我々信者はこれらからゴダールの心情を勝手に読み取る術を知っている。ただしゴダールの思いと一致しているか否かは定かでない。
チラシに「ゴダール芸術の集大成的作品」とあり、ゴダール自身「これが私の最高傑作だ!」と言ったようけど、自分的にはこれが集大成でもなければ最高傑作でもない。
そう、45年前に「女と男のいる鋪道」で出会って以来、幾度となく衝撃を受けてきたのだから。
ということで東北の震災から13年経った今日、2024年3月11日現在のゴダール・ベストスリーは、
①女と男のいる鋪道
②ウイークエンド
③気狂いピエロ
コメントする