「サンダーボール作戦もどき」オーシャン・クライシス 沈黙の核弾頭 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
サンダーボール作戦もどき
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中国の領海近くに沈んだ外国の潜水艦に核爆弾が有りテロリストが海底で爆破し地震を起こさせようという企みを阻止すべく警察の女性秘密捜査官シア・スーと海軍のリン・ジャンの対策チームが奮闘する中華版ミリタリー・アクション。海底に沈んだ核弾頭騒動といえば「007 サンダーボール作戦(1965)」が思い浮かびます、元ネタかも・・。
領海近くに不審な貨物船とテロリストらしき所在は分かっているのだから早く海軍が出動し拿捕すればいいのに、リン・ジャンとシア・スーの込み入った恋愛事情を織り交ぜて下調べ、テロリストも反撃となかなか話が進みません、ロマンスを絡めたこの手の尺稼ぎの手法はB級映画の定番ではありますが雑味に思えてまどろっこしい。クライマックスはリン・ジャンが潜水艇で海底に投下された核爆弾の回収に向かうところ、無線が切れたり繋がったり、装置が壊れたり治ったりとハラハラさせる演出ですがヘリコプターから潜水艇の減圧装置の再起動ができるのは無理だろうにとか、何故、核爆弾は爆発しなかったのかもよく分からない。タイトルが沈黙の核弾頭だから爆破しないのは予めのお約束ということか・・。
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