「【”努力しないでズルして願いを叶えようとすると、大きな報いが来るんだよ!”今作は二つの駄菓子屋が登場する、ややお化けテイストのファンタジックムービーである。上白石萌音さん、分からなかったなあ。】」映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”努力しないでズルして願いを叶えようとすると、大きな報いが来るんだよ!”今作は二つの駄菓子屋が登場する、ややお化けテイストのファンタジックムービーである。上白石萌音さん、分からなかったなあ。】
ー 世に、妬み、嫉みは数々あれど、それが募ると悪意のみが増殖し、大きな報いが待っているのである。By NOBU。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・児童小説が原作だそうであるが、ヤッパリ設定が面白いんだよね。願いを叶える黒猫に招かれた小路の奥にある広場に建つ、「銭天堂」。不思議な和服姿の女主人、紅子(天海祐希)が言うには、買ったお菓子をどう使うかでその人の運命が変わるので「銭転堂」としたかったが、転は縁起が悪いので天としたとの事。
そこには、
1.お母さんに怒られないようにテストで良い点が取りたい男の子
2.女の子にもてたい男の子
3.ファッション雑誌社に就職したのに、センスが無いのでセンスを良くしたいと思った女性編集者陽子(伊藤六花)
などが導かれて来るのである。
・一方、薄暗い怪しげな道を進むと、「たたりめ屋」と言う店があり、中には人の悪意を集めるよどみ(上白石萌音)がいて、怪しげな食べ物を供していた。
- で、このよどみさんが誰だか分からずに、ずっと鑑賞していたのだが、エンドロールを見たら、ナント上白石萌音さんであった。ビックリ!あんな役も演じるんだね!-
・陽子の事が好きな小学校の先生、等々力子太郎(大橋和也)が、彼女の変貌ぶりを心配する姿や、彼の美大を目指す妹が、仲の良かった友人にその絵の才能を妬まれるが、その友人は「たたりめ屋」で怪しげなお汁粉を食べていた事が分かるが、銭天堂で買った様々な色に変わる水飴を妹が友人に舐めさせて、窮地を脱するところなどは、ナカナカでありました。
<そして、最後に明らかになる小学生の時に苛められっ子だった等々力子太郎が、銭天堂に招かれて駄菓子を食べて苛めっ子に立ち向かってから、成長し母校の教師になった件なども良かったな。
今作は、チビッ子がいるご家族で見ても面白い作品ではないかな、と思います。>