六人の嘘つきな大学生のレビュー・感想・評価
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フェアじゃない
就職活動の最終面接。仲間と言えるはずだった6人の過去と嘘。
限られた人間が密室で時間制限のある中に起こるパニックミステリーはメチャメチャ入り込める! ナニが嘘で誰が嘘つきでどうする事が正解かを一緒に考えるうちにドンドン時間が迫る。 そして最後には。。。
ただこれの難しいところは人数が絞られる=犯人も絞られやすいと言う所。犯人ではないフェイクの人間の演技力、更に犯人を指摘する人間の演技力が必要になる所。 今回は密室での問題提議までは良かったが答え合わせの所でほんのチョット物足りなく感じた。盛り上がりが最後まで持続しなかった。。。
この、ほんのチョットはきっと最後ちゃんとフェアに終わって欲しかったところだと。。。
凄く面白かったです。
今年最後の映画
こちらの評価もあまり高くなかったし、キャストに思うところがあって(☆)食指が動かなかったけれど、夫に誘われ年末になって鑑賞。
原作未読ですが、想像していたよりは面白く見られました!
就活の選考方法なんかは「そんなわけないだろ」の連続でしたが、まーこの手のミステリーではわきに置いとくとして。
おそらくこの作品が伝えたかっただろうこと、人の裏の顔や触れられたくない過去を暴き出すことの意味、その人の本質を月になぞらえる表現は、沁みました。
私自身が「嶌さんの過去が書かれた封筒の中身って何!?」なんてことが気になってしかたない、ゴシップ好きな人間なことを自覚しているので、そんな自分の下品さを指摘されたようでもあり、ちょっと耳が痛かった。
たぶん時間的な制約で全体的に浅い感じでしたが、きっと原作ではもっと深堀りしているんでしょうね。そちらも読みたくなりました。
(☆)ミステリーとしてキャストを観た時点で「主人公2人は犯人じゃないな」とハナから察しがついてしまった。
だってこの2人、いつも【善人】しか演らないから笑
いや、私が知ってる作品なんてごく一部だし、私の知らない作品で嫌な犯人役とかがあるのかもしれないけれど、私の中では「善人しか演じない人」の印象があります。(もし違っていたらすみません)
嫌いなわけではないけれど、好き嫌いは別にして、それって役者としてはつまんないことだと思うんだけど、どうなんだろう。イメージ優先の売り方で、べつにいいんでしょうかね。
ただ、犯人捜しを楽しむミステリーではちょっと萎えるというのが本音です。
近所の映画館は、年末大入りでした。良き良き。
来年も、いい作品に出合えますように。
人間ドラマとして観ればあり
それでも最後の封筒の中身が気にかかる
鑑賞予定に入れていたものの、なかなか上映時間の都合が合わずに先送りにしているうちに、すこぶる低評価を目にしてスルーしようかと思っていた本作。やっぱり気になったので、今さらながら鑑賞してきました。
ストーリーは、人気企業の採用試験で最終選考まで残った6人の就活生が、会社から与えられた最終課題のグループディスカッションに取り組む中で親睦を深めていくが、直前になって「採用される1名を自分たちで決めろ」と課題が変更され、6人が集められた会議室には6人それぞれに宛てた過去の悪行を告発する封筒が置かれており、疑心暗鬼に駆られた就活生たちは本音をさらしながら互いを追い込んでいくというもの。
低評価作品だと思ってハードルを下げて臨んだのですが、予想以上におもしろくて、いい意味で裏切られました。大筋は予告で観ていたとおりなのですが、悪行を告発された就活生が吐き出す本音と、そこから犯人探しを経てのどんでん返しがなかなかよかったです。
お互いに疑心暗鬼となる中、次々と暴露される秘密が6人の関係を崩壊させていくさまに現実味を感じます。もともと就活のための表面的な仲良しごっこだと思って見ていたので、関係性崩壊のシチュエーションになんら心が痛むことはなく、むしろ醜い本音をぶつけ合う姿が滑稽で心地よいです。若手俳優陣の熱演とテンポのよさも手伝って、どんどん加速する展開に引き込まれます。
この日から8年後に舞台を移したところから、いよいよ真相解明編となり、犯人とその意図が明らかになります。本来ならここで、観客はあっと驚かされ、なるほどと納得しながら満足感を得るのですが、残念ながら本作はここが少々弱いです。もともと最終選考直前の課題変更であり、犯人が短期間でこれだけのことが仕込めるのかと疑問だったのですが、そのあたりのことには触れられていません。そもそもそんなに簡単に掘り起こせる悪行なら、企業側も簡単につかむことができ、告発のネタとしてはあまり価値がないように思います。それに犯行動機が浅すぎて、ちょっと共感できないです。
確かに、現代の就活に一石投じるという点ではおもしろいアプローチの作品ではありますが、真相を聞かされてもちょっとファンタジーが過ぎるかなという印象を受けてしまいます。しかも、告発の裏取りが、結果として人事担当の目は確かだったということの証明になってしまっているのは、致命的ではないでしょうか。せめて、唯一採用した人物こそ、最も極悪な過去を隠しているクズであってほしかったです。そうであれば、表面だけを取り繕った採用面接の是非を問うというメッセージが生まれたように思います。やはり最後の封筒の中身が気にかかります。もっとも、社にとって必要な人材を就活生に決めさせるなんて、こんな悪趣味な会社こそが一番のクズのように思います。
主演は浜辺美波さんで、抑制のきいた落ち着いた演技が魅力的です。脇を固めるのは、赤楚衛二さん、佐野勇斗さん、山下美月さん、倉悠貴さん、西垣匠さんら。若手俳優陣の演技合戦も見どころの一つです。
A276 ここまで激怒するか?
2024年公開
原作未読
40年前の就職活動した身からすれば
みんなしっかりしてまんなあ。
でも、こんな面接してたら
あっちゅう間に外部へ拡散されるでしょう。
人事も隣の部屋で見てるなら
「おいおい、こいつらエキサイトしすぎ」と
ストップ入りますよね。
どんな状況でも自我を保つ、と診ているのなら
大したもんだけど。
ただこの程度が月の裏側?
もっと人間って醜いでしょう。
社会人の裏表ってもっと堪えるよ。
美波ちゃん、何をしでかしたんやろね。
妹さんのツッコミも薄すぎるしノイズ出しまくりまでは
全然到達しないなあ。
赤楚クンも中途半端
60点
鑑賞 2024年12月25日 イオンシネマ草津
配給 東宝/KADOKAWA
原作の方がいいかな
原作を読んで、これは映像化しそうだなーと思い、キャストまで予想してました。
自分が思った俳優さんではなかったけど、まあまあ納得できるキャストでいざ鑑賞。
原作もちょっと無理があるなーとは思っていたのですが、自分のいいように解釈するからか、すごく面白く読めたんですよね。でも映像化したらなんか違う…
特に最終グループディスカッション?の場面ではただみんな大声で言い合うばかりで、もううるさーい!と感じてしまった。興奮して大声出せば思いきった演技とでも思っているかのようで…
あとキャストの皆さん、とても合っているとは思いますが、森久保君以外似たり寄ったりの見た目だったので少し残念。もう少し個性を出して欲しかった。
しかし、こんな選考する会社でも入社したいんですかね。学生の弱みにつけこんでるとしか思えない!
最後はみんなそれぞれご活躍で良かったです。
えー😱動機が…
原作よんでの映画を観た。
見終わったあと、そこそこ感動する部分はあったんだけど、なんかモヤモヤする。ストーリーに腐が落ちないからなんだろかな。
しかしコレ映画が悪いとかじゃないよ。
原作すごく面白かった。読むって行為が止まらなくなる中毒性のある流れのある書き方だった。しかし小説でも引っかかるのは、❶波多野君がホントに死んだままだったこと。❷久賀の謎で弱い動機。である。
波多野が亡くなったからこそ、動き出したストーリーだったが、実は、生きてたんだよね〜(妹ニヤリ)みたいなオチが、ハッピーエンドなミステリー的には面白かったんじゃないかと思うんだ。
あと久我の動機がやっぱ共感できないんだよね。結局、誰も悪者にしないオチは良いんだけど、人事が無能だと証明するだけのために、ここまで波多野をはめるため奔走した久賀ってふつうにサイコパスなんで、良い人になり得ないし、だから久賀の動機の納得感を証明するために熱弁させるより、サイコパスだからやった。そういう単純な動機の方が腐に落ちるわけよね。
そう。これは小説の問題。原作がすでにこうだから、映画にしてもこうなる。
ただ、繰り返すが、小説はやっぱ引き込まれ方が違ってて、映画はそれを同じようにを映像化は難しいってことなんでしょうか。かなりストーリーも見せ方を変えたり、編集したり、嶌さんのお兄ちゃん大事なのに全くでてこなかったり。
配役と演技ついてはなす。
前半のみんなの演技、全体的に臭かったかなあ。印象です。若いんだよな。
だんだんと後半に良くなった印象。みんなストーリーに入っていったからなんだろうね。
★役柄別、個別に話したい。みんな若い俳優達だ。
嶌→彼女は演技はもう鉄板です。文句のつけどころがない。ベテラン女優。ショートカット素敵。ただ、原作の印象とは違う。めちゃ現在悩んでる暗い重い印象だけどな。
波多野→良かったです。人の良さ伝わりました。
久賀→ちょっと演技が下手かもしれない。後半のうわわわあって、叫ぶとこ下手だなあ。ちょっと冷めた。しかし彼の役が一番難しいんだよ。無理キャラだから。
袴田→彼は、ミッマッチとまず思いました。野球部のキャプテンは小説の印象だともっと大柄で体格よく存在感だけで全体的をまとめる人格者の器ってイメージなんよ。へなちょこ印象過ぎる。
八代→山下美月は演技うまいんだけど
う〜ん。小説では確か客もそんなつかないキャバ嬢で、人に媚びない、もっと強さのある印象。設定ちょいちょい変えてるんだよなあ。
森久保→彼、演技良かったな。ハマり役だったかもしれません。彼は一番泥臭い役なんだ。でも、飲み会で確か間違えて飲み放題にしちゃう下りをはしおったのはちょっとダメだよな。
全体的な、感想として、結論は同じでも、ストーリーって見せ方がナン通りも変えられるんだなってことを感じた。私も拙いながら、小説を書く人間だから、そこはなるほどって思う。
見せ方でストーリーが全く変わり得るって話です。
月の裏側のはなし、波多野の絶望、嶌の思い、このあたり、もっと印象づけを工夫すると、もりあがる映画かな。ひとりひとりの人間が素晴らしいっていう原作の趣旨も素晴らしいし、原作も面白いんだけどね。モヤモヤ。
期待し過ぎないで良かった
うーん
なんか微妙に分かりにくい
思いの外、楽しめた。
就活ってこんなギスギスしてたっけ?
最後だけ物足りないかもだけど良作
元々原作を読んでいたが犯人等を覚えていなかったのでわくわくしながら視聴。レビューは高くないが、個人的にはかなり面白かった。
特に中盤(全体の)6割はゾワゾワドキドキとした緊張感が止まず、何よりキャスト陣の演技力の高さがかなり良い味をだしている。
疾走感やアクションも無ければホラーでもないがこの内容でここまで映画として出来上がっているのは音響やカメラの見せ方もうまい。
終わり方は「納得感がない、しっくりこない、ゾワゾワ、モヤモヤしたまま」となるかもしれないがそれで正解の作品に思う。
特に大学生に見てほしい。就活や学歴コンプが近い人ほど「こうするしかなかった」が遠くない存在で考えさせられる。
友達でもカップルでも観られる。
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