六人の嘘つきな大学生のレビュー・感想・評価
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少しモヤモヤ感が残る映画
就職活動をする6人の優秀な大学生たちが、ある有名企業の内定をめぐって、最終選考バトルに臨むお話。
そもそも、隣の部屋で最終選考の様子をカメラで見ていた面接官は何をしていたんだ?と突っ込みたくなる展開でしたが、そこはグッと飲み込んで物語に集中。陥れた犯人探しの奴か?と思いきや、あっさり犯人決定!からの…。
本当の犯人探しが始まり、まさかのみんないい人です。みたいな結末に、心がどうもついていかない。結局この映画の一番の盛り上がりはどこにあって、何を一番伝えたかったんだろうとモヤモヤ感が残る。
そもそも赤楚くんは死ぬ設定にする必要があったんだろか?途中までの設定と展開は面白かっただけに、終盤の展開が惜しい気がします。原作を読んでいないので何とも言えませんが、横浜流星くん主演の「正体」みたいに原作とは違うけど、主人公は最後生きていて希望をみせるラストであってもよかったような…🙄
個人的には、いろいろと惜しい映画でありました。
ともかく、就活って大変なんやな〜
頑張れ!就活生♪
そこがダメでも、あなたを必要としている場所は必ずあります!
封筒の中身を知りたい
若手の俳優さんたちの6人の競演という感じの作品。浜辺美波がダントツですね。願わくば6人の人物描写の深掘りをもっとして欲しかった。浜辺美波さんの封筒の中身を知りたかったのだが……😩ジャンルは違いますが、就活の映画で言えば2016年公開の浅井リョウ原作の「何者」があります。←佐藤健、菅田将暉、有村架純、二階堂ふみ他が出ています。就活繋がりでレンタルしたくなりました。
フェアじゃない
就職活動の最終面接。仲間と言えるはずだった6人の過去と嘘。
限られた人間が密室で時間制限のある中に起こるパニックミステリーはメチャメチャ入り込める! ナニが嘘で誰が嘘つきでどうする事が正解かを一緒に考えるうちにドンドン時間が迫る。 そして最後には。。。
ただこれの難しいところは人数が絞られる=犯人も絞られやすいと言う所。犯人ではないフェイクの人間の演技力、更に犯人を指摘する人間の演技力が必要になる所。 今回は密室での問題提議までは良かったが答え合わせの所でほんのチョット物足りなく感じた。盛り上がりが最後まで持続しなかった。。。
この、ほんのチョットはきっと最後ちゃんとフェアに終わって欲しかったところだと。。。
凄く面白かったです。
今年最後の映画
こちらの評価もあまり高くなかったし、キャストに思うところがあって(☆)食指が動かなかったけれど、夫に誘われ年末になって鑑賞。
原作未読ですが、想像していたよりは面白く見られました!
就活の選考方法なんかは「そんなわけないだろ」の連続でしたが、まーこの手のミステリーではわきに置いとくとして。
おそらくこの作品が伝えたかっただろうこと、人の裏の顔や触れられたくない過去を暴き出すことの意味、その人の本質を月になぞらえる表現は、沁みました。
私自身が「嶌さんの過去が書かれた封筒の中身って何!?」なんてことが気になってしかたない、ゴシップ好きな人間なことを自覚しているので、そんな自分の下品さを指摘されたようでもあり、ちょっと耳が痛かった。
たぶん時間的な制約で全体的に浅い感じでしたが、きっと原作ではもっと深堀りしているんでしょうね。そちらも読みたくなりました。
(☆)ミステリーとしてキャストを観た時点で「主人公2人は犯人じゃないな」とハナから察しがついてしまった。
だってこの2人、いつも【善人】しか演らないから笑
いや、私が知ってる作品なんてごく一部だし、私の知らない作品で嫌な犯人役とかがあるのかもしれないけれど、私の中では「善人しか演じない人」の印象があります。(もし違っていたらすみません)
嫌いなわけではないけれど、好き嫌いは別にして、それって役者としてはつまんないことだと思うんだけど、どうなんだろう。イメージ優先の売り方で、べつにいいんでしょうかね。
ただ、犯人捜しを楽しむミステリーではちょっと萎えるというのが本音です。
近所の映画館は、年末大入りでした。良き良き。
来年も、いい作品に出合えますように。
人間ドラマとして観ればあり
それでも最後の封筒の中身が気にかかる
鑑賞予定に入れていたものの、なかなか上映時間の都合が合わずに先送りにしているうちに、すこぶる低評価を目にしてスルーしようかと思っていた本作。やっぱり気になったので、今さらながら鑑賞してきました。
ストーリーは、人気企業の採用試験で最終選考まで残った6人の就活生が、会社から与えられた最終課題のグループディスカッションに取り組む中で親睦を深めていくが、直前になって「採用される1名を自分たちで決めろ」と課題が変更され、6人が集められた会議室には6人それぞれに宛てた過去の悪行を告発する封筒が置かれており、疑心暗鬼に駆られた就活生たちは本音をさらしながら互いを追い込んでいくというもの。
低評価作品だと思ってハードルを下げて臨んだのですが、予想以上におもしろくて、いい意味で裏切られました。大筋は予告で観ていたとおりなのですが、悪行を告発された就活生が吐き出す本音と、そこから犯人探しを経てのどんでん返しがなかなかよかったです。
お互いに疑心暗鬼となる中、次々と暴露される秘密が6人の関係を崩壊させていくさまに現実味を感じます。もともと就活のための表面的な仲良しごっこだと思って見ていたので、関係性崩壊のシチュエーションになんら心が痛むことはなく、むしろ醜い本音をぶつけ合う姿が滑稽で心地よいです。若手俳優陣の熱演とテンポのよさも手伝って、どんどん加速する展開に引き込まれます。
この日から8年後に舞台を移したところから、いよいよ真相解明編となり、犯人とその意図が明らかになります。本来ならここで、観客はあっと驚かされ、なるほどと納得しながら満足感を得るのですが、残念ながら本作はここが少々弱いです。もともと最終選考直前の課題変更であり、犯人が短期間でこれだけのことが仕込めるのかと疑問だったのですが、そのあたりのことには触れられていません。そもそもそんなに簡単に掘り起こせる悪行なら、企業側も簡単につかむことができ、告発のネタとしてはあまり価値がないように思います。それに犯行動機が浅すぎて、ちょっと共感できないです。
確かに、現代の就活に一石投じるという点ではおもしろいアプローチの作品ではありますが、真相を聞かされてもちょっとファンタジーが過ぎるかなという印象を受けてしまいます。しかも、告発の裏取りが、結果として人事担当の目は確かだったということの証明になってしまっているのは、致命的ではないでしょうか。せめて、唯一採用した人物こそ、最も極悪な過去を隠しているクズであってほしかったです。そうであれば、表面だけを取り繕った採用面接の是非を問うというメッセージが生まれたように思います。やはり最後の封筒の中身が気にかかります。もっとも、社にとって必要な人材を就活生に決めさせるなんて、こんな悪趣味な会社こそが一番のクズのように思います。
主演は浜辺美波さんで、抑制のきいた落ち着いた演技が魅力的です。脇を固めるのは、赤楚衛二さん、佐野勇斗さん、山下美月さん、倉悠貴さん、西垣匠さんら。若手俳優陣の演技合戦も見どころの一つです。
就活こわい
浜辺美波ちゃんが好きで絶対見に行こう!と思っていた映画でした。6人全員が現実にある大学学部名でリアルなのに対して、6人全員で内定を取ろうと努力していた最中、審査前日にやっぱり1人に絞りますから話し合いで決めてください。ってそんなことあるんか、、ってリアルとフィクションの間で揺れていました笑
5人の封筒は開けられたのに伊織ちゃんの分だけ開けられていなくて内容が気になるので原作読んで確認しようかなーと思います。
A276 ここまで激怒するか?
2024年公開
原作未読
40年前の就職活動した身からすれば
みんなしっかりしてまんなあ。
でも、こんな面接してたら
あっちゅう間に外部へ拡散されるでしょう。
人事も隣の部屋で見てるなら
「おいおい、こいつらエキサイトしすぎ」と
ストップ入りますよね。
どんな状況でも自我を保つ、と診ているのなら
大したもんだけど。
ただこの程度が月の裏側?
もっと人間って醜いでしょう。
社会人の裏表ってもっと堪えるよ。
美波ちゃん、何をしでかしたんやろね。
妹さんのツッコミも薄すぎるしノイズ出しまくりまでは
全然到達しないなあ。
赤楚クンも中途半端
60点
鑑賞 2024年12月25日 イオンシネマ草津
配給 東宝/KADOKAWA
こんな就活は嫌だ。
原作既読。
ただ、一年前に読んだきりだったので、記憶は朧げ。誰が犯人だったかは忘れてました。
原作読後の自分の感想確認したら、「「一面だけを見て人を判断することほど、愚かなことはきっとないのだ。」とても大事。」と満足はしていた様子。
映画でも、そんな感じのことは言っており、結局皆善人だったよ〜って良い終わりでしたね。
以下思ったこと
・九賀の動機がショボすぎる。
人間の小さささえ感じる程。社会に出てない一大学生が、自分が尊敬・崇拝している先輩を落としたからってそうなる?痛い。そんでもってその先輩とその後起業してるもんだから良かったがな!となった。
あと、私はお酒を飲む人間なのでパッケージ的にも状況的にもこれはお酒だと分かるけれど、お酒を飲まない人にはピンとこないのだろうか…と分からなかった。ググる余裕もなかったのだろうかとも思った。冷静じゃなかったんだろうねと自己完結。
・嶌の罪は?
原作ではあったよ?何故消した?どのタイミングで出るかなと思ったら出ずに終わった。
この作品を映画化すると知った時、小説だからこそ隠せた嶌の障害をどう隠すのかなと思ってたらなかったことになってた。それはどうなのかな…!期待してたのに…!
ファミレス行こ!ってなって皆で移動してる時、嶌が皆の後ろを歩くところとかさ、これは伏線か?と思ったらそんなことなかった。
解決パートではちゃんと皆の涙で泣きました。波多野が最後まで一番良い奴。
一番思ったこと
・人事、止めろ。
原作の方がいいかな
原作を読んで、これは映像化しそうだなーと思い、キャストまで予想してました。
自分が思った俳優さんではなかったけど、まあまあ納得できるキャストでいざ鑑賞。
原作もちょっと無理があるなーとは思っていたのですが、自分のいいように解釈するからか、すごく面白く読めたんですよね。でも映像化したらなんか違う…
特に最終グループディスカッション?の場面ではただみんな大声で言い合うばかりで、もううるさーい!と感じてしまった。興奮して大声出せば思いきった演技とでも思っているかのようで…
あとキャストの皆さん、とても合っているとは思いますが、森久保君以外似たり寄ったりの見た目だったので少し残念。もう少し個性を出して欲しかった。
しかし、こんな選考する会社でも入社したいんですかね。学生の弱みにつけこんでるとしか思えない!
最後はみんなそれぞれご活躍で良かったです。
えー😱動機が…
原作よんでの映画を観た。
見終わったあと、そこそこ感動する部分はあったんだけど、なんかモヤモヤする。ストーリーに腐が落ちないからなんだろかな。
しかしコレ映画が悪いとかじゃないよ。
原作すごく面白かった。読むって行為が止まらなくなる中毒性のある流れのある書き方だった。しかし小説でも引っかかるのは、❶波多野君がホントに死んだままだったこと。❷久賀の謎で弱い動機。である。
波多野が亡くなったからこそ、動き出したストーリーだったが、実は、生きてたんだよね〜(妹ニヤリ)みたいなオチが、ハッピーエンドなミステリー的には面白かったんじゃないかと思うんだ。
あと久我の動機がやっぱ共感できないんだよね。結局、誰も悪者にしないオチは良いんだけど、人事が無能だと証明するだけのために、ここまで波多野をはめるため奔走した久賀ってふつうにサイコパスなんで、良い人になり得ないし、だから久賀の動機の納得感を証明するために熱弁させるより、サイコパスだからやった。そういう単純な動機の方が腐に落ちるわけよね。
そう。これは小説の問題。原作がすでにこうだから、映画にしてもこうなる。
ただ、繰り返すが、小説はやっぱ引き込まれ方が違ってて、映画はそれを同じようにを映像化は難しいってことなんでしょうか。かなりストーリーも見せ方を変えたり、編集したり、嶌さんのお兄ちゃん大事なのに全くでてこなかったり。
配役と演技ついてはなす。
前半のみんなの演技、全体的に臭かったかなあ。印象です。若いんだよな。
だんだんと後半に良くなった印象。みんなストーリーに入っていったからなんだろうね。
★役柄別、個別に話したい。みんな若い俳優達だ。
嶌→彼女は演技はもう鉄板です。文句のつけどころがない。ベテラン女優。ショートカット素敵。ただ、原作の印象とは違う。めちゃ現在悩んでる暗い重い印象だけどな。
波多野→良かったです。人の良さ伝わりました。
久賀→ちょっと演技が下手かもしれない。後半のうわわわあって、叫ぶとこ下手だなあ。ちょっと冷めた。しかし彼の役が一番難しいんだよ。無理キャラだから。
袴田→彼は、ミッマッチとまず思いました。野球部のキャプテンは小説の印象だともっと大柄で体格よく存在感だけで全体的をまとめる人格者の器ってイメージなんよ。へなちょこ印象過ぎる。
八代→山下美月は演技うまいんだけど
う〜ん。小説では確か客もそんなつかないキャバ嬢で、人に媚びない、もっと強さのある印象。設定ちょいちょい変えてるんだよなあ。
森久保→彼、演技良かったな。ハマり役だったかもしれません。彼は一番泥臭い役なんだ。でも、飲み会で確か間違えて飲み放題にしちゃう下りをはしおったのはちょっとダメだよな。
全体的な、感想として、結論は同じでも、ストーリーって見せ方がナン通りも変えられるんだなってことを感じた。私も拙いながら、小説を書く人間だから、そこはなるほどって思う。
見せ方でストーリーが全く変わり得るって話です。
月の裏側のはなし、波多野の絶望、嶌の思い、このあたり、もっと印象づけを工夫すると、もりあがる映画かな。ひとりひとりの人間が素晴らしいっていう原作の趣旨も素晴らしいし、原作も面白いんだけどね。モヤモヤ。
期待し過ぎないで良かった
うーん
トモダチゲーム的なアレ
予告でたまたま見かけてキャストが豪華だし何か原作が話題作らしいのでとりあえず見てみました。いわゆるトモダチゲームのような騙し合い心理戦みたいなものです。
と、いうかそれのゲーム性をなくして言葉のやり取りのみで繰り広げられる版的なそんな印象です。
演者のそれぞれ有名な方々は安定の演技力かなと思いました。
その中で気になったのは西垣匠さん。ドラマ「顔に泥を塗る」モラハラ男を演じていて東出昌大風なそれがすごいハマっていた方ですが、今作序盤は例えるならティモンディのオレンジの人みたいなポジティブスポーツマンを演じているのですがそれが何というか彼のキャラにハマってないというかちょっと演技に違和感がありました。
その後、得意のモラハラ男の時のようなブチ切れ本性を曝け出すのですがそこで彼の演技力が爆発的に良くなります。彼はやはりこういったイかれた人間性を持ってるキャラがめっちゃ映える役者さんなんだと思います。
なので、序盤の演技は微妙というか下手くそでしたがブチ切れてからの演技はすごく良かったです。
あとはヤンキー映画「OUT」で主演をしていた倉悠貴さんに関しては個人的にこの人の演技は苦手で何というかもう少し演技力を頑張ってほしいし、なぜに彼はいつもこういったわりと大きい作品に出演できるのかが不思議でなりません。事務所のゴリ押しがすごいのかなんなのか。
ストーリーに関しては人物が少ないので犯人がたいてい予想がついてしまいます。そしてそのオチとなぜにそんなことをしたのかって理由があまりしょーもない理由で、なんならわかりやすくその企業に殺されたとかそういうものにした方が良かったのではないかと思います。
ただ会社に先輩が落とされたから復讐みたいなのがしょーもなってなりました。
劇場で観なくてもいいかなと思います、サブスクで暇つぶしに見る程度の作品です。
否定の否定は止揚というより回りくどい平凡
「ミステリーを、そして人間を否定するようで肯定している」「本作の奇妙な2部構成」という評価を参考に観てみた。初めの否定は驚きの連続だったが、次の否定、そして結論までは回りくどく、止揚されず、平凡なものだった。最終的に、衣織が祥吾のような素直に他人をみる目を学んだということであれば、それで良いのかもしれないけれど。
なんか微妙に分かりにくい
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