六人の嘘つきな大学生のレビュー・感想・評価
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少しモヤモヤ感が残る映画
就職活動をする6人の優秀な大学生たちが、ある有名企業の内定をめぐって、最終選考バトルに臨むお話。
そもそも、隣の部屋で最終選考の様子をカメラで見ていた面接官は何をしていたんだ?と突っ込みたくなる展開でしたが、そこはグッと飲み込んで物語に集中。陥れた犯人探しの奴か?と思いきや、あっさり犯人決定!からの…。
本当の犯人探しが始まり、まさかのみんないい人です。みたいな結末に、心がどうもついていかない。結局この映画の一番の盛り上がりはどこにあって、何を一番伝えたかったんだろうとモヤモヤ感が残る。
そもそも赤楚くんは死ぬ設定にする必要があったんだろか?途中までの設定と展開は面白かっただけに、終盤の展開が惜しい気がします。原作を読んでいないので何とも言えませんが、横浜流星くん主演の「正体」みたいに原作とは違うけど、主人公は最後生きていて希望をみせるラストであってもよかったような…🙄
個人的には、いろいろと惜しい映画でありました。
ともかく、就活って大変なんやな〜
頑張れ!就活生♪
そこがダメでも、あなたを必要としている場所は必ずあります!
今をときめく若手の共演楽しかった。 協力モードからの裏切り、腹の探...
設定よりは、若者の葛藤に注目
現実的な就職面接と照らすと、何かとありえない展開ではあるが、そこはフィクションであり、棚上げ。就職という人生の岐路に直面した若者の、純な心と欲の葛藤を描いた作品だと思った。
自分の経験から言って、小学生から大学生までの公と私は、「公」がテスト・学業成績であり「私」は友人・家族関係であった。公での評価に人間性は関係ない。私の評価は人間性が深く関係する。そこには明確な「壁」があった気がする。
就職活動は、公の評価には従来入ってこなかった「人間性」が入り込むことで、二十歳そこそこの若者は混乱する。良い人でありたいという「純な心」と、お人好しでは勝てない、他人を蹴落としてでも勝ちたいという「欲」が葛藤する。
まぁ、こうやってオトナになるんだけどね、みんな。
テーマは、若者の成長譚なのかな。
ミスチルの「Tomorrow never knows」を思い出しました。
原作は良いらしい、知らんけど。
実にキャッチーなタイトルで、映画館で見逃して気になっていた作品。僕は家内とWOWOWで観たのだが、娘は原作を読み、映画も映画館で観ていた。娘の感想は”悪くないけど原作の方が良かった”、だったが、僕と家内の感想は”途中までは面白かったのだが後半はボロボロ”。犯人の動機が理解出来ないし、過去を探ると皆悪い奴等ばかりだと思っていたのに実は皆いい奴だった、などという都合の良い話には説得力が皆無。出演者はほぼ6人だけで有名俳優も出ていないので低予算作品なのだろう。
サスペンスっぽくないサスペンス。
最初、おもしろいと思ってみ始めたんだけど、徐々に
ありえない話が加わってきて、トーンダウンしました。
原作は読んでませんが、つめの甘さみたいなものを感じましたね。
描ききれてないんじゃないかな。
「いやいや、それはないだろう」が連続する映画。
1万人の志願者の中からたった一人しか採用しない大企業なんてあるのか...
簡単に波多野クンを殺さないで
会社訪問したことないけど、
あり得ないストーリー展開としか思えない。
何の目的を持って本作を作ったのだろうか。
ラストにも面接のシーンがあるので
就職活動中の学生への手引きとして?
誰もが自分が受かりたいと思い同席する他の人を
蹴落としたいと思ってしまうもの。
そんな醜いことに負けちゃダメですよって?
就職活動中の学生にそんなこと必要ある?
月の表だけではなく裏もあるよって?
だけどここからは月🌕の裏側なんて見えないだろう。
どういう目的での本作なんだ?
話を運びやすくする為に波多野クンを殺す、とは⁉️
波多野クン、人がいいからか、バカなのか。
みんなと同じく生かさせて欲しかった。
ラストに6人全員での笑顔があればポイント上がったかな。
あなたが見せているのは月の表側…? 裏側…?
アクション『シティーハンター』、サスペンス『ストロベリーナイト』『累/かさね』、ラブコメ『脳内ポイズンベリー』、コメディ『守護天使』、青春ドラマ『シムソンズ』などなど。
佐藤祐市監督も多岐に渡るジャンルを手掛けているが、やはり最も印象あるのは出世作となった『キサラギ』のようなワン・シチュエーション/どんでん返し。『名も無き世界のエンドロール』もその類いか。
本作はまさしく同系統。就活で集った六人の大学生の嘘と秘密と真実が明かされていく…。
これは期待。確かに面白く見れた。面白く見れたんだけど…、何と言うか、もうちょっとこう…。
一流エンタメ企業“スピラリンクス”の新卒採用で、最終選考に残った6人の大学生。
九賀。フェアをモットーに、冷静・的確でリーダーシップを執る。
矢代。英中韓の語学力と人脈で、世界に目を向ける。
袴田。スポーツマンならではの快活さで、ムードメーカー。
森久保。人見知りな性格だが、分析力に長ける。
波多野。穏やかで真っ直ぐな性格。
嶌。5人と比べ何の取り柄も無いと言うが、鋭い洞察力を持つ。
会社からの課題。6人でチームとなり、一ヶ月後のグループディスカッションに臨む。
自己紹介兼ねての集まりを皮切りに、定期的に皆で会うようになり、様々なアイデアを出す。時には和やかにフレンドリーだったり、時には白熱し激論したり、仲が深まっていく。
6人全員で内定を獲得する為に。
これからの社会人生活。大海に飛び込む訳だが、心細い。
そんな時、絆と志を共にした仲間がいたら…。生涯の友に巡り合った。
…その筈だった。
会社から突然の変更通知。諸事情により、内定確定は一人だけ。しかも誰が相応しいかその一人を、6人で話し合って決めて欲しいとの事だった…。
せっかく出会って仲間となり、これから一緒に頑張って行こう!…と絆を深めたのに、それを崩壊させる突然の変更。作為か、本当に急遽か…?
酷な選考をさせる企業批判も込められているのだろう。
疑わしさを感じずにいられないが、皆思ってる事は同じ。
せっかく出会った仲間だが、自分が絶対に内定を貰いたい…。
仲間から一転、ライバルに…。
スピラの一室に集められ、一人を決める日。
選出方法は…?
九賀が提案。15分置きに投票。その間話し合い、最終的に最も票を多く集めた者が内定の権利を得る。
皆、意義ナシ。早速最初の投票が始められたのだが…、
この投票システム、利に適ってるようで、果たして平等正当性はあるのか…?
リーダーシップある九賀やムードメーカーの袴田には票が入り易いが、案の定、ツンとした矢代や人見知りの森久保はゼロ票。無記名投票ではなく、誰が誰に投票するかボード上で。遺恨やぎくしゃくも募る…。
そこに、思わぬ爆弾投下。
部屋の片隅に一通の封筒が。中には6人各々の名が記された封書が。
怪訝しながらも、まずは袴田が自分の封書を開く。中にあったのは…
“袴田は人殺し”。怪異な告発文。
学生時代、野球部でいじめで後輩を自殺に追い込み…。
激しく狼狽する袴田。デマか、真実か…?
写真もある。中には嫌悪する者も。
その時、2回目の投票。結果は目に見えている。
袴田にはゼロ票。よほどの事でもない限り、袴田が逆転する事は難しいだろう。
封書には各々の悪行が書かれているのだろう。それらを暴露し、印象変動する投票を続けるのか…?
そもそも、一体誰がこんなものを…?
スピラか? 試されているのか…?
だとしたら悪質過ぎる。スピラの手中に踊らされてはいけない。
封書を開くのは止めよう、純粋に話し合おうが大半の意見。
しかし、これも不平等だ。開けてしまった袴田の印象はずっと悪いまま。圧倒的劣勢。
九賀が言う“フェア”で進めるなら、皆のも開けるべき。
意見が対立する中、次の封書を開ける。
それも先に開けた封書に指示されている。次は、九賀…。
“九賀は人でなし”。交際相手を妊娠させ、中絶させ…。
次の投票では勿論、それまで最も多くの票を集めていた九賀がゼロ票…。
次は矢代。“矢代は商売女”。ファミレスでバイトは嘘で、キャバクラでバイトしている…。
次は森久保。“森久保は詐欺師”。老人をターゲットにした詐欺に加担していた…。
皆、いい奴らだと思っていた。しかし、その裏の顔は…?
ある人物が例え。月の表と裏。我々は月の表しか見えない。裏側は知らない。
本当の顔はどちら側なのか…?
冷静な九賀や洞察力が優れた嶌がある事に気付く。
暴露にも差が。九賀や袴田や森久保は犯罪レベルだが、矢代は…。キャバクラバイトが悪行と言うなら職業差別に当たる。
嶌が室内の監視カメラに気付く。それを巻き戻し、誰が一番最初に部屋に入ったか。即ち、誰が封筒を置いたか…? 収められていたのは…、森久保。
一気に森久保犯人説。森久保は否定。自分の家のポストにこの封筒が投函され、誰にも知られる事なく部屋に置けと指示されたと訴える。皆は信じない。
九賀が写真に不審な点を見つける。傷や模様。つまりこの写真は、同一人物によるもの。撮った日時も判明した。その時、アリバイの無い者が疑わしい。
各々、アリバイあり。一人だけ、アリバイが無い者が。
波多野。
普段穏やかな波多野も動揺。アリバイが無いってだけで犯人扱いなのか…? 何の予定も無い日だってある。それがたまたまその日だっただけ…。
またまた一転して、波多野に疑い。
波多野は皆の感心を集めていた。暴露や疑心暗鬼、修羅場のようなこの場で、皆の事や正当性を訴える。今一度、もう告発文を開けるのは止めよう。
投票の時間。皆の票が波多野に。フロントランナーに躍り出た。
それが窮地に。波多野の告発文の内容は…?
他と比べ比較的軽い者だったら、自作自演の可能性が…。
“波多野は犯罪者”。未成年で飲酒。
これで決まった。犯人は波多野だ…。
否定していた波多野だが…、認める。
また、最後の告発文=嶌の封書は何も書かれてないと破棄する。
皆、知っていた。嶌も。波多野は嶌に想いを寄せている…。
明かされていく罪、秘密、嘘、真実。変動する印象。
無傷が一人。最後の投票。
最終結果。最も多くの票を集めたのは…
嶌だった。
自分では何の取り柄も無いと言っていた嶌だが、物事を客観的に見、洞察力に優れ、性格も温厚で真面目。暴露されるような悪行も無い。
最も相応しい。皆の意見も一致。
しかし、思った。例えばそう仕向ける、嶌の自作自演だったら…?
どうやらその気配は無く、波多野が部屋を飛び出した事で、ディスカッションは終了。
一応スピラへの内定者も決まったのだが…、6人の絆は何とも後味悪いものに…。
しかし、これで終わりではなかった。
8年後、再び…。
8年が経ち、嶌は手腕を振るい、エリート社員として、スピラの顔となっていた。
仕事に取材に多忙な嶌に、ある日訪問客。
波多野。…彼ではなかった。波多野の妹、芳恵。
妹曰く、数ヶ月前に兄が病気で亡くなった。
遺品を整理していたら、何かの調査書類などが出てきた。
それには嶌に宛てた手紙も。“犯人、嶌さんへ”と…。
波多野は亡くなる前まで例のディスカッションの事を調べており、自分の無実を晴らそうとしていた。
真犯人も。嶌が真犯人だと言うのか…?
妹に疑われるも、嶌は否定。
奇しくもあの事に再び。波多野が残した調査品を元に、嶌も調べ始める。
そして辿り着く。あの時は見えなかった不審な点、真実、真犯人を…。
人気、実力、注目の若手のアンサンブル。
最初はちと混乱。私ゃ男なので魅力的な女優陣=浜辺美波や山下美月はすぐ覚えられたが、イケメンズは同じ顔に見える…。
見ていく内に個性はくっきりと。二転三転、スリリングでもある演技バトルを楽しませて貰った。
やはりまた、佐藤祐市監督のワン・シチュエーション劇を見たかった。手堅い職人手腕。
ベストセラー小説の映画化。原作既読者からすればはしょられている部分もあり、辻褄や納得いかない部分もあるらしいが、未読の者としてなかなか面白く見せて貰った。
…終盤までは。終盤も悪くなかったんだけど…、ちょっと腑に落ちない点や消化不良もあり。
嶌は8年ぶりに皆を集める。
九賀、矢代、袴田、森久保。
皆、エリート会社勤めだったり、企業したり。それぞれの道を歩んでいた。
あの時の事は忘れてはいないけど、とっくに昔の事。それが何を今更…。
嶌が言う。波多野くんは犯人じゃない。真犯人は別にいる。
皆がうんざりする中、嶌はある映像を見せる。あの時の室内の映像。
告発文が暴露される中、不審な動きをする者が2名。森久保と矢代。封書に告発文とは別に何か別の紙があり、それを知られぬよう破棄。問いた出すと、二人は強迫と読んだら破棄するよう指示が書いてあったと。
あの暴露写真についても新事実。あの時は気付かなかったが、全員同日時の撮影は無理。しかし一人だけ、実は離れた場所におり、アリバイを作れば可能な者が。その者は写真の不審さを訴え、あたかも誘導するように…。
九賀。
勿論否定する九賀だが、幾つかの証拠を揃えられ、白状する。
告発文は自分が作った。アリバイを作り、写真も加工し、波多野の嶌への想いも利用し…。
動機は…?
この動機が真犯人と真相の肝になる筈が、ちと…。
九賀には慕っていた一個上の先輩がいた。超優秀。その先輩もスピラ希望。
絶対受かると思っていたのに…、不合格。
これにショックを受けた九賀。スピラの人事の奴らなど、人を見る目が無い。
それを証明してやる。6人の上っ面だけをスピラ人事に見せ、裏ではこんな悪行を…。
それにスピラ人事は気付くか…? お前らに人を選ぶ資格は無い。お前らは無能だ。
この九賀の動機がどうも弱いと言うか、ピンと来ないと言うか…。
いやいや、きっとこれは第一段オチ。あっと驚く大どんでん返しが控えているに違いない…。
波多野が生前残した肉声テープ。それに収められていたのは…
最初は自身の不名誉挽回。5人に対して憎悪に似た感情も持っており、5人の裏の顔を暴露してやろうと。
途中途中の過去を知る関係者へのインタビュー。聞き出していたのは波多野だった。
しかし、そこで知ったのは…
袴田、九賀、矢代、森久保の悪行。それは誤解だった。
裏の裏。つまり、表だった。
関係者皆が弁解する。誤解なんだ、間違いなんだ、悪くないんだ。
悪行は本当は善行であった。
それらを聞く内に、波多野は改めて気付く。
やはり皆、いい奴らだったんだ。
あの時育み、感じた絆や好意は偽りの無いものだった。
生涯の友になる筈だった。
それが疑心暗鬼に振り回され、失われ…。
自分も卑屈だった。こんないい奴らを陥れようとして…。
誰も悪くない。
今なら断言出来る。皆と出会えて良かった。最高の友だった。
二転三転して、最後の最後に皆の“表の顔”と欠けがえのない友情に気付く。遅すぎたかもしれないが…。
最終的にはいい話になるが、これが一番の大オチなの…?
何だかいつぞや見た密室サスペンスなのに殺人が起こらなかった『ある閉ざされた雪の山荘で』の何とも言えぬ肩透かし感と似たものを…。
つまらなくはなかった。けど…。
ハッピーエンドに思えて最後の最後。
実は、波多野は生きていて嶌と共謀していたとか、やはり嶌が全て仕組んだ真真犯人だったとか、期待していたんだけど、それも無く、ちょっと物足りなさを感じてしまった。
切なさ滲むハッピーエンドに満足すりゃあいいのに、自分の貪欲な“裏の顔”を見てしまった。
ところで、波多野が破棄したけど、嶌の告発文の中身は何だったんだろう…? やっぱり気になる。
時間の無駄
タイトルなし(ネタバレ)
LA行く飛行機の中で視聴🎥
浜辺美波ちゃんがとにかく可愛かった♡
でも内容としては、?な部分が
多くてすっきりしない終わり方でした。
原作の小説とは違いがあるらしいから
映画だと伝わりにくいのかな...
面白そうって思ってみたけど、途中最終面接の課題が変更になってからか...
面白そうって思ってみたけど、途中最終面接の課題が変更になってからからちょっと非現実的な展開に思えて、胸糞悪くて見るのやめました。サスペンスにしたかったのかもしれませんが、あんなのないって・・・・
途中で見るのやめたからあまり言う権利ないかもしれませんが、仮にこれがハッピーエンドで終わっても、又は大どんでん返しで終わってもこういう設定は多分好きになれません。
比較できそうな映画として愚行録の方が全然良質だね。
あの小説の内容を2時間でやるのは無理とはいえ
先が読めない展開でした
評価高くないが、それなりに楽しめた。
就活最終選考でひとりだけを選ぶということになり、知られたくない部分の暴露合戦になる。暴露されるたびに人格崩壊していくさま、犯人と指名された人によって、最終選考のひとりが内定する。
8年後、それぞれの道を生きているなか、犯人と思われた人物は無実だということが判明し、真犯人が分かる。
密室での話で、どちらかというと舞台に向いてるような感じかな。
犯人は嶌、というあたりはちょっと思わせぶりで「うーん」と思ったが、ちゃんと8年後が解答編になっている。
やっぱり終始静かにして存在感ないのに有名俳優もってくるところが犯人と示唆しているようなもんだよね。
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