スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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変わらないのが素敵
先入観を持たずに観ると良いのでは
(厳しい意見が結構多くて少々躊躇しましたが)
とても面白かったです。
画面が丁寧に創られているし、登場人物間の対比(例 : 寒川しずお と 十勝左衛門)が上手く仕込んであるなぁ など楽しめます。見終わって元気が出ました。
先入観を持たずに観ると良いのでは、と思います。
うっせい💢ジジイは黙ってろ!
長澤まさみファンムービーです
三谷幸喜は舞台のワンシチュエーションでの会話劇コメディを作らせたらピカイチです
しかしながら映画のようなスケールを求められる劇は苦手なような気がします
でもどれも大爆笑というよりクスクス笑いの連続の面白さで、シチュエーションがずっと面白いという感じですね?
個人的には今回の三谷幸喜映画のランキングは
1位「ラヂオの時間」
2位「素敵な金縛り」
3位「マジックアワー」
4位「スオミの話をしよう」
ですかね?
一緒に観た妻が観終わって一言「三谷幸喜がいろんな長澤まさみをただ撮りたかったというだけの映画だね?」と♪
でも正にそれ以上でも以下でも無い映画でした♪
キャストの個性が満載?
映画を観る前にレビューを見たら賛否両論。どちらかと言うと不評が多かったので一抹の不安を抱えながら鑑賞。
率直に言うとスオミはどうなったのか?と言うミステリー要素ははなから排除しお頭を空っぽにしておバカな元旦那たちのドタバタ劇を爆笑こそ無いがクスッと笑いながら時には苦笑いをしながら観れば結構楽しめた。好き嫌いはあると思うが三谷監督史上最高傑作かは疑問。でも長澤まさみさんの魅力は感じたし元旦那たち俳優陣の個性が生かされていた作品だとは思う。ただ惜しむらくは各個性が分散されすぎていたのが残念。戸塚くんももっとはっちゃけていても良かったと思うし。
その中でもスオミの同級生役の宮澤さんが光って居たのが良かった。絶妙のタイミングで現れる場面では思わず笑えた。
ところで最後のミュージカルは必要?
どちらにしろ妙に「ヘルシンキ♪」のフレーズとメロディが頭に残り今でも脳内再生されている。
ほぼ一発芸勝負になっているのが厳しいか…
今年327本目(合計1,419本目/今月(2024年9月度)13本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
ここでは辛口のレビューが多いですね…。
原題のタイトルは「スオミの話をしよう」です。これに誤字脱字はないので注意です(「ナオミの話をしよう」ではない)。
一般的に「すおみ」という名前は日本では普通にはないようなので、ここは何かトリックがあるのではと気が付くのがまず第一のとりかかりで(この点で「アリスとテレスの~」に近い部分も)、逆に第一の関門さえクリアできれば後はあっという間に想定していた通りの展開になってしまうのが、ほぼ「一発芸勝負になっている」という点です。かつこの「トリックとなる知識」も、やや知識を要求はするものの「標準よりもやや上程度の一般常識」程度に過ぎないので(少なくとも学部レベルの何らかの専門的知識を要求するものではない)、ここでかなり好き嫌いが分かれるのかなといったところです。
この部分をクリアしてしまえば、あとはもう怪しい人もほぼ特定できてしまうし、実質本当に「観るだけ」になってしまう(まぁ、映画は「観るもの」ですが…)のが好き嫌い分かれるのかなといったところですが、極端に低品質とまでは思えず。個人的に他の部分で気になった点はあります。
いずれにせよ採点が大荒れの状況で、かなり好き好みが分かれるので、見に行くいかないは他の方のレビュー(今週はほかにアビゲイル、お日さま、シサムほか混戦状況)を待ってもよいのでは、といったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.5/民法93条に関する考察が雑) ※ ネタバレ回避のため条文番号のみで記載
民法93条による意思表示は、善意の第三者に対抗できません(善意の第三者保護規定は2020年の民法大改正で追加されたもの)。
また、96条(詐欺強迫)もほぼ同じ(第三者対抗要件は善意無過失)です(刑法と違い、民法の「詐欺」は、「不実の事実を告げて、相手を誤った判断に陥らせること」で成立します)。この点の解釈が極端におかしく(かつ、なぜか弁護士役の人も出てくるのにこれら論点が完全スルー)はかなり厳しいところです。
(減点0.3/外国語関係)
この映画はその性質上、一定の他言語の話が出てきますが、その他言語の話も字幕がまったくついていないので(掃除機?を購入したいとかゴネるシーンなど)、正直わかりにくい部分があります。
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一応にも有名監督さんの作品なので大ハズレはないでしょうが、好き嫌いが極端に分かれるのかな、といった印象ではありますね。
離婚の原因は納得かな
大金持ちの詩人・寒川の新妻・スオミが行方不明になった。寒川の豪邸に極秘で呼ばれた刑事の草野はスオミの元夫で、すぐに警察による捜査を開始すべきだと言ったが、寒川は警察への通報を拒否した。そこに警察官の元夫・宇賀神がやってきて、庭師兼使用人で元夫の魚山が口を出し、YouTuberで実業家の元夫・十勝も現れ、現夫と4人の元夫がスオミの事を語り出した。現夫、元夫たちの語るスオミはそれぞれまったく違う性格・知識の女性で、みんな混乱していった。そんな中、3億円の身代金要求の電話が有り・・・さてどうなる、という話。
まずはスオミ役の長澤まさみが、中学生の娘からその母親役までのさまざまな年齢の女を演じ、ある時はミリタリーファッションで活発な女、中国語が堪能な上海出身の女、料理の苦手な質素な女、などいろんな性格の女性を演じ、どれも素晴らしかった。
元夫の刑事・草野役の西島秀俊は女性を下に見てるようなウザい男だったし、現夫の詩人・寒川役の坂東彌十郎は金持ちのくせにドケチでこれも妻より自分という身勝手な男だったし、警察官宇賀神係長役の小林隆は大陸の女性に憧れるコスプレ好き、というなんとも訳のわからない男だったし、使用人の魚山役の遠藤憲一は元中学教師が教え子と結婚とかキモいし、ユーチューバー・十勝役の松坂桃李は1番カッコよかったが破産しそうで離婚とか、まぁどいつもこいつもろくでもない夫たちだなぁ、と思った。
コメディと言いながら、ほとんど笑うシーンはなかったように思った。
これが三谷幸喜最高傑作???
面白かったのは、5回も結婚した素敵な女性が何が不満で離婚を繰り返したのかというところくらい。
西島秀俊の後輩刑事役の瀬戸康史とスオミの同級生役の宮澤エマは面白かった。
七変化は面白かったけど
★1つでお願いします
映画ではなく舞台で見たかったです。
元々三谷幸喜作品の映画も舞台もドラマも一通り見るくらい好きだったのですが、今回ばかりは見た後、ガッカリしました。
舞台を意識して作られたことは監督のコメントからもありましたが、演者間の会話を楽しむ話であり。話の展開は意外性もなく。笑いどころも少なく、単調な作品です。
それが悪いとは言えませんが、豪華なキャストを使い、大々的に宣伝して、長澤まさみを主役に据えて、で、やりたかった事はコレですか?と問いたくなる作品です。
三谷作品の常連組で、ドラマでやっていたら、または舞台でやっていたら、演者の味わいで感想も変わるのかもしれません。このタイプの三谷作品は、ドラマや舞台ではあっても映画ではなかったかと思います。見る人を選んでしまうかもしれないと思いました。三谷作品の"映画"に関しては個人的にこのタイプの作品を求めていなかったので、⭐︎少なめにしました。
⭐︎3.3 / 5.0
笑える映画と期待していたが…
まさみさま、エマさま
期待の三谷映画で初日鑑賞。
帰り道でここのレビューが酷評揃いなのに
びっくりしました。
そんなにツボって違うんだ…と
久々に観終わった時に拍手喝采したくなりました。
最後のミュージカル部分の内容云々って
コメントが散見されますが、
あそこは、役者陣に拍手を贈るパートだと思って
耳にも入ってこなければ
記憶にもございません。
とにかく
長澤まさみさま、演技だけでなく歌唱力も最高。
宮澤エマさま、本当に画角に入るだけで笑える。
中国語が理解できるできないで
多少違いが出るのでしょうか、
あの部分、個人的には涙を流して笑いました。
おそらく、直近で上映されてる
「もしも徳川家康が総理大臣に…」系の笑いのツボが好き
な人は三谷作品、ダメなのかも(笑)
今までの三谷幸喜作品を期待すると、悲劇的なまでに喜劇
面白かったのは、長澤まさみの七変化だけ。
いい役者が、息のあった掛け合いで場面は進んでいくが、芝居の味がどんどん薄くなっていく。それは、スオミの秘密というのが、空っぽと言っていいほど、何もないことがだんだんわかってくるからである。
妻は夫が守るべき存在、もしくは夫の従属物にすぎない。そんな夫の傍にいて、自我に目覚める妻。
「女性よ、目覚めよ。」ミレニアムからもうすぐ四半世紀が経とうとしているのに、こんなテーマで堂々と作品を世に出してしまう感覚は、驚愕でしかない。
ジェンダーギャップが先進国で最下位グループに位置する日本。そんな日本に対して三谷幸喜が放つ痛快コメディー。贔屓の引き倒しをすればそんな感想をひねり出すこともできる。
今までの三谷幸喜作品を期待すると、悲劇的なまでに喜劇。そんな作品でございます。
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