スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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ヘルシンキ女と哀れな6.5人の男達
『鎌倉殿の13人』で高評価を得た三谷幸喜が、久しぶりに監督・脚本を手掛け、コメディー・ミステリー。ミステリーと言っても、三谷作品であるから、緊迫感や緊張感は無く、クスクスと笑いを交えた楽しい作品となっているが…。三谷作品だから期待値は高まって鑑賞したが、残念ながらこれまでの作品の面白さには及ばなかったように感じ、レビューの低評価も頷けた。
当然、三谷作品だから出演者はいつもの様に豪華。長澤まさみを主演に据えて、演技力ある個性派俳優が彼女を囲んでいる。しかしながら、全体のシーンが、大豪邸のリビングシーンに終始し、俳優達の言い回しや立ち居振る舞いが、舞台演劇のようで、映画としての自然さにかけていたように思う。「それが三谷作品だ」と言われればそれまでだが、三谷監督が出演者と共に楽しんでいる内容で、結末も途中から予想出来てその通り。ミステリーとしてのサプライズも無く物足りなさを感じた。
物語は、詩人で大豪邸に住む寒川の妻・スオミが失踪するところから始まる。そこで、寒川は、スオミの行方を追う為に、スオミの4番目の夫で刑事の草野とその相棒の小磯に隠密に調査を依頼する。草野達は、直ぐにでも警察に失踪届を出すように寒川に迫るが、寒川は自分の保身の為に断固拒否する。そんな中で、スオミの行方を心配した最初の夫で、寒川邸で庭師をしている魚山、2番目の夫でユーチューバーの十勝、3番目の夫で警察課長の宇賀神、そして、現在の5番目の夫で詩人の寒川の5人が集結する。そこで、互いにスオミの行方を心配しながらも、彼女との思い出話に花を咲かせる。しかし、そこで語られたのは、全く違った人格のスオミだった。果たして、スオミの本当の正体は…と言う物語。
スオミ役の長澤まさみは、5人の夫に対して全く違った女性を演じ分け、三谷監督が、彼女の魅力を、大いに引き出していたのは認める。また、5人の夫役の西島秀俊、遠藤憲一、小林隆、松坂桃李、坂東彌十郎は、それぞれ個性あるキャラで、スオミに翻弄される男達を演じていた。また、瀬戸康史と嫁巣純貴も展開のうえでは、よいアクセントにはなっていた。それでも、今ひとつと感じるのは、展開の切れや内容の面白さと言う点で、三谷作品に求める面白さとは、少し違っていたように感じたのが残念だった。
そんな中で、私にとって壺ったのが、遠藤憲一の「7000円」のセリフだった(笑)
良くも悪くもおもしろいだけ
笑う要素は何個もあって、周りのお客さんみんな笑ってたから、笑いを抑えなくてよかった。1人で映画を見に行くとリアクションはあまり外に出さないようにしちゃうけど、素直に笑えた。長澤まさみが七変化するとこが特に面白かった。大きい展開はあまりない。特に何も考えずに笑いたい人にはおすすめ。
The film of Masami, by Masami, for Masami
「みんな大好きよー!」
大富豪の詩人・寒川(演:坂東彌十郎)の妻・スオミ(演:長澤まさみ)が突如失踪する。スオミはバツ4であり、彼女の行方を追うために集まった4人の元夫(演:①遠藤憲一②松坂桃李③小林隆④西島秀俊)と関係者(演:瀬戸康史、戸塚純貴)。しかし5人の夫達の口から語られるスオミという人物はそれぞれまるで異なるものだった。このスオミという女、果たして何者か?そしてどこに消えたのか?
三谷幸喜監督・脚本最新作。今回は東京サンシャインボーイズを主とした「三谷組」+「鎌倉殿の13人」のカラーが濃い。というか「鎌倉殿〜」での出会いに味をしめて本作が製作されたとさえ感じる。そして新しいスパイスとして西島秀俊、松坂桃李、戸塚純貴を迎えた。
長澤まさみの長澤まさみによる長澤まさみのための映画(The film of Masami, by Masami, for Masami)で、とにかく長澤まさみに色々させたいから映画を1本作っちゃいましたという三谷幸喜の欲望を前面に押し出した作品。「さすがにふざけすぎでは?」と少し引いてしまう場面もあったが、まあまあ楽しめたし何より長澤まさみがかわいい。昔はそんなに好きではなかったが知らない間に綺麗になった。そして終盤の髪の毛を使った演技は素晴らしい。
僕は三谷作品は基本的に好きだし、「古畑任三郎」に至っては大ファンであるが、こと映画に関しては「作・三谷幸喜」に一抹の不安をおぼえる。というのも、三谷幸喜自身が言うように「大脱走」(1963)のようなスター勢揃いで何かやるのが傾向として強く、そうすると2〜3時間という映画の限られた枠では不完全燃焼に終わりやすいからだ。また、自身の創作の根本が喜劇であるため、真剣なシーンで笑いに走ってしまい話の腰を折る場面がしばしば見受けられた。だから常々三谷作品を観るときは「どうか三谷幸喜がスケベ心を出さずに最後まで書き上げていますように」と祈るような気持ちになったものだ。
今回は所謂「羅生門スタイル」のコメディになるわけだが、これまでの羅生門スタイルはひとつの出来事に対して複数人が証言するもので、事実そのものは動かない。しかしこちらでは1人の人物像について複数人が証言するため、矛盾していながら誰も嘘をついていないという状況があり得る。これに笑いの要素が加えられたため話が脱線しがちで、「もう15分削ってくれれば...」という気持ちはあるにはあったが、でも長澤まさみが綺麗だから大目に見よう。まあもう少しシリアスでもよかったかな、面白かったけど。
ヘールーシンキヘルシンキ!ヘルシンキイイイイイイイ!
向島さんが出世している……
この題材、演出、会話劇……演劇という媒体で見たかったな。
その方が絶対面白かったと思う。
三谷幸喜は長澤まさみや西島秀俊といった多忙な俳優たちを使って演劇をやりたかったのか?などともやもや考えてしまった。
全体的にギャグが滑っていて、劇場内から漏れ聞こえてくる笑い声との温度差を感じてしまった。
また、良いとか悪いとかではないんだけれど、松坂桃李が便利キャラすぎた。
松坂桃李が登場してから一気に話の展開は動くしテンポも良くなった印象。
チャラチャラした胡散臭い実業家YouTuberというキャラクターは個人的に大好きです!
極めて演劇的で普通 三谷幸喜ファンも含めて客を選ぶ
本作 空前絶後の ホームページ充実
逆にいうと ホームページ文字数が多い
有料🈶パンフは 日誌が長くて 重複では無い。
三谷幸喜さん 原点回帰
ホームページに出てるけど 『天国と地獄 黒澤明 権藤邸』が企画の始まりの模様
ただ 天国と地獄のサスペンス とは全然違うから
本作の 笑いのツボ😆 ハマらない人は チコっと間延び感が気になる
5人の旦那・元夫 プラス 瀬戸康史 戸塚純貴 宮澤エマ
そして 大御所 主人公 長澤まさみ は豪華であった。
しかし 私には 3番目の夫 小林隆さんが 映像本編見るまで 宇梶剛士さんに似すぎててビックリ
映像本編で他人と分かった 三谷幸喜さんの舞台の常連
ということ。
裕次郎ならぬ ゆうたろう さんが やっぱ面白かった の ②点だけ 感想は
基本 ほぼ室内のこだわりが 皆さんに 吉と出るか凶と出るか それはわからない
俺の隣の席の人 ポイントポイントで爆笑🤣してたけど
能面の顔の俺が居た ゆうたろうさんだけだった笑いどころは
俺は 三谷幸喜映画 中級だけども 『清洲会議』と同様のイマイチ作品
ただ 『清洲会議は登場人物多くてカオス』に対し 本作は 登場人物絞られてて演劇的だけども平板
まあ 事前にホームページ熟読しすぎの俺も悪かった ホームページのプロダクション・ノートが全てかもな
ミステリー・コメディといえば確かにそうだが
俺は眠かった🥱
スオミは何がしたいの❓ 某北欧諸国が唐突❓ 少なくとも ☠️どく の部分が無い 💊薬作品。ほのぼの作品ではあった
有料🈶パンフは三谷幸喜ファン 映画ファンは是非 どちらでも無い人は不要かも。人による
長澤まさみをもっとFeaturingして欲しかった!
長澤まさみの出番が物語のリアルタイム進行ではなく、
基本的に5人の元夫(現夫含む)たちの回想シーンでの登場なので、
そこはかなり不満でした。
三谷幸喜監督作だからというよりは、長澤まさみ目的が強かったので
余計に残念でしたね。
とはいえ、さすが三谷作品だけあって、
クスッと笑えちゃうところはすごく良かったです。
特に瀬戸康史の存在が大きいと感じました。
瀬戸康史と言えば、「鎌倉殿の13人」でも光っていたので、
三谷作品には欠かせぬ存在になっているのではないかと思います。
ミステリーはミステリーなんですが、
タルい進行なので、スピード感がないというか、いまひとつリズムに乗れないんですよね。
たぶん本作は舞台でやると臨場感があって面白いのでしょうけど、
映画向きの脚本ではないように感じました。
映画ならではだったのが、セスナのシーンですね。
ここで瀬戸康史が忍者ハットリくんばりにレジャーシートで空を飛んだのは爆笑でした。
ここが一番面白かったです。
最後になって長澤まさみ演じるスオミがようやくリアルタイム進行に加わるのですが、
そこはやっと面白くなったというか、面白くなって終わるという感じでしたね。
しかもミュージカルシーンもあってカオスな感じなのですが、
まあ魅力的にあ長澤まさみをたくさん観れたのでうれしかったです。
というわけで、面白くないわけではないけれど、すごく面白いわけでもないという
なんとも自分としては不完全燃焼な作品でした。
そこそこ笑えて長澤まさみをたくさん観れたので、少し甘めの評価としています。
普通
130本目。
誘拐だ、携帯この袋に入れろとか、アビゲイルの始まりと被ってんじゃんと。
BGMが、ウッディ・アレンっぽいなあと思い観てたけど、リビングのシーンで動きつけて見せてるは舞台っぽい演出。
あて書きしてるのは今更だけど、三谷幸喜自身がこうさせたら面白いと言うのが、こっちから見てどうかっては、個人差があると思うんだけど、三谷作品の枠に収まってる感じで、型にはまった感じがしてならない。
それでいくと、松坂桃李は合ってなかった感じがする。
作品だから、流れを上手く作ってるは見てとれるけど、それも結局は三谷作品の型にはまってるだけかなと。
面白いと思う所もあったけど、突き抜けない感じで、最後の方も間延びしてるかな。
妻が料理を作ってない事に気づかない?
金持ちの詩人、寒川の嫁、スオミが突然いなくなった事を聞いて、やってきた刑事の西島秀俊演じる草野と瀬戸康史演じる小磯は、誘拐事件として捜査を始めようとするが、5番目の旦那の寒川は、絶対に事件じゃないと言い張る。怪しっ!4番目の旦那の寒川は刑事なので、事実を見つけたい。そりゃそうだ。あら、掃除をしていた遠藤憲一演じる魚山は、元中学教師で教え子のスオミと結婚!?何十年も昔のシーンだろうけど、現代とそれほど変わらないオッサンだったのが、はて?それから訪れる過去の旦那達。自分たちの記憶の中のスオミのシーンだらけ。それぞれのスオミは別人の様な性格だったが、なぜなのかは後半に伏線回収。今でもみんなの事好きなんだって。皆んなとチョコチョコ会ってるってか?でも何で別れてるのよ?個人的に無関係の小磯が、刑事としてとても良かった。飛行機から落ちて死んだかと思ったけどね。
登場人物全員が怪しくて、ずっとモヤモヤ。サスペンスコメディなんだけど、自分的には笑えるシーンは無かった。なんだか分からなかったのが最後のミュージカルシーン、何のためにあったんだろう?それにしても長澤まさみ、迫力あったね。まさか中国語喋るなんてね。
もっと笑えたなら良かったのに、ちょっと残念でした。
自分とは何か
映画館告知でめちゃくちゃ流れてたので気になって見に行きましたぁ〜
見る前はどんな話になるのか分かりませんでしたがある種淡々と進んでいったなー
ほとんど豪邸内で話が進んでいくのはどうなんだ(笑)
松坂桃李くんが出てきてから整理されたし話が進んでいってよかった
他の夫も個性的で良かったけど年齢は高めなのはどうなんだい😔
瀬戸康史くんがちょいくどい演技だったけど一歩外からみたツッコミ良かった!
スオミがなんで相手に合わせるような性格になったかの過去がもう少しあればなー
というかもっとスオミの話をみんなでせい!(笑)
スミオの目的もぼんやりなのがなあ
わらしべ長者みたいに金持ちに繋がってそれまでの夫たちに共通点が!?みたいなのでも面白かったかもかも
ちょこちょこ出てくる柿ピーにはなんか意味あったのかな?
混ざり合ってこそ人間だよーみたいな?
特に何にも考えずに見ておくのが良いかもですね!
長澤まさみのいろんな側面がとにかくキュートでした!🙌🙌
長澤まさみさん好きなんだけども
作品自体はぬるくなったビールみたいな感じでオススメはしづらいです作品です
前作より明らかにスケールダウンしているし、オチが最初から見えていてワクワク全く出来ませんでした
三谷作品の良いところって奇想天外で最後まで目が離せない感じが持ち味なはずなのに完全に形をひそめてましたね
細かく言えばシーンシーンでウケている場面は何箇所もありましたが、それは長澤まさみさん、遠藤憲一さん、瀬戸康史さん、宮澤エマさん辺りの熱演に対しての称賛だったと思います
最後のミュージカルっぽいシーンは良かったので作品自体をミュージカルベースにしたら多少は違った感じになったような気がします
この作品で長澤まさみさんの評価下がらないといいな…
変わらないのが素敵
映画という事で考えると
ちょっと物足りないのかな
と思いますが
三谷監督が
やりたかったのは
結局
これなんだと
思えば
素直に
楽しめました。
ひとつ思ったのが
いつもの作品だと
割と平等に俳優陣が目立つのに
今回は
長澤まさみの存在感が群を抜いてました
そういう作りなんですが
そう思いました。
ヘルシンキ
先入観を持たずに観ると良いのでは
(厳しい意見が結構多くて少々躊躇しましたが)
とても面白かったです。
画面が丁寧に創られているし、登場人物間の対比(例 : 寒川しずお と 十勝左衛門)が上手く仕込んであるなぁ など楽しめます。見終わって元気が出ました。
先入観を持たずに観ると良いのでは、と思います。
うっせい💢ジジイは黙ってろ!
まさみとエマの話をしょうやね(๑˃̵ᴗ˂̵)
好きな俳優さんばかりで、得意のワンシチュエーションコメディと期待は膨らんでたんやけどな…
くすくすと笑えるとこはあるがそれが大きな笑いに昇華していかなかった。最後の落としも肩透かし…正直なんじゃこれって感じやった。深みがなく説得力に欠けるそんな話をされてもなー(-。-;
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