スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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ミュージカル劇
学生時代から三谷幸喜さんのファンで、テレビ、映画は欠かさずに観てきました。
もちろん今回も周囲の評価は気にせず、これまで観てきた実績をもって期待して鑑賞に臨みました。
なので、あえて厳しく評価します。
この作品の主題でもあるように、人や物事の印象はやはり観る側に左右されます。
その意味で、あくまでも個人的な視点に過ぎませんが、私が好きな三谷作品の絶妙なストーリーテリングや丁寧な登場人物の描写、いずれも物足りないものでした。
そんな風にスオミと向き合っていた元夫たちの滑稽さと重なってしまうかもしれませんが、そんな印象を持った方も多かったのではと想像してしまいます。
長澤まさみさんが好きだからといって自分を納得させられる感じも持てませんでした。
少なくとも、「最高傑作」ではありませんでした。
これまでの数多くの傑作を低く評価されたようで、悔しい気持にすらなりました(「鎌倉殿の13人」は秀逸でした)。
「大豆田とわ子と三人の元夫」とも比べられないストーリーの薄さでした。
しいて言うと、舞台やミュージカル劇として観せてもらえたら良かったのかなと感じました。
次回作に期待しようと思います。
長澤まさみが素敵
演出、演技など全体的に舞台っぽい作品。
三谷幸喜作品ということでかなり積極的に笑わせに来ているので、三谷作品の笑いが合わない人にはなかなか厳しい作品かも。
三谷作品ファン、そして何より長澤まさみファンならとりあえず見ておいて良いかと。
ただ映画館で是非!という作品よりはお正月とかテレビで見るのにちょうど良い作品な気がする。
あとは舞台版とかあっても面白そうだけどなぁ。
「スオミ、いや長澤まさみという存在」
回想シーンでちょいちょい出てくるけど、スオミは誘拐されているので、序盤ほどスオミが出るシーンが少ない。
が、出てくるシーンのスオミ、いや長澤まさみさんがどれも魅力的だったので、それだけで満足。
っていうかまさか高校生役までやるとはね…
その隣で母親役もやってるし…
すごいな…
各夫に合わせた人物になりきるスオミだけど、遠藤憲一さん演じる夫の時はツンデレ、西島秀俊さんの時は控えめな感じ、小林隆さんの時は中国国籍の人、わかりやすい変化があるけど、それに比べると残りの2つの性格?キャラ?はやや特徴が薄かった印象。
ひとつは天然ちゃんか、ぶりっ子キャラのスオミがいても面白かったかも。
とは言えどの性格でもなんだか魅力的なのはある種長澤まさみだからというのも大きい気がする。
「あとは三谷作品が好きかどうか」
俳優人は不足なしだと思うし、ストーリーとしてはそこまで巧妙に練られているわけでもないので、ふんだんに用意されたボケを笑えるかどうかな気がする。
劇場は結構笑い声が聞こえていたし、自分もクスッと何度も笑ってしまったけど、この辺りは、ほんと好みだろうなぁ。
「金持ちYouTuberという存在感」
自分は結構金持ち系のYouTuberを見ていた時期があるので、本作松坂桃李さんが演じるYouTuberのイメージ、描写感なかなかリアルというか、あれこれビジネスはじめたり、元マルチ詐欺の人とか高級車はレンタカーって言われたり、参考にしたYouTuberわかるなぁって感じでそれはそれで面白い。
「ヘルシンキが頭から離れなくなる」
まさかこんなにヘルシンキに興味をもって劇場を後にするとは思わなかった。
フィンランドの首都がヘルシンキということ、今後きっと忘れることはないだろう。
「シング」の吹き替えでも歌ってたけど、長澤まさみ歌も上手いのすごい。
三谷幸喜はヘルシンキに旅行でも行ったんか??
「総括」
劇中語られるようにスオミはフィンランドの言葉でフィンランドのことらしい。
そしてスオミが最期向かうのは世界の住みやすい都市ランキング8位になったこともあるフィンランドの首都ヘルシンキ。
ヘルシンキはある意味理想郷のようなものでスオミはいろんな男性の妻になると同時に自分にとっての理想を、そして男性陣もスオミ(=理想)を追っていた話だったのだと思う。
まさにスオミ(自分の理想とするもの)の話をしようって感じ。
基本的に長澤まさみファンで三谷作品ファンなら大満足でしょうって作品。
男性俳優陣の感じもとても良かったけど、
終盤の質疑応答のシーン、ある意味ボケまくりのシーンをあの感じでやれるのは長澤まさみさんくらいかなぁって気もする。
(綾瀬はるかさんもなかなか良さそうとか思ったり)
映画館で見なくても地上波でやってたら是非くらいな感じかなー
面白かったけどね。
長澤まさみの歌とセイラー服以外になんかある‼️❓
最後まで観るのが苦痛でした😫
ミステリー要素も無いし。
旦那たちがいるのは、長澤まさみの変化を見るためだけのものだし。
オヤジたちはうるさいだけだし。
演技らしいのは西島秀俊と松坂桃李くらいだし。
笑えないコメディほど苦痛は無い。
長澤まさみの歌は上手いし、セーラー服は綺麗だけど、それ以外はポンコツです、最後の旦那はうるさすぎるし、三番目もなんじゃこら。
あゝ、貴重な時間を無駄にしました、残念。
あ、長澤まさみと宮澤エマもいい演技でしたよ。
長澤まさみに翻弄される
身も蓋もないことを言えばダー子がピンチに陥らないコンフィデンスマンですねー
そのせいでカタルシスが特にないですが、まさみちゃんの七変化の素晴らしさを安心して楽しむことができます
下手に出自が不幸だったみたいなお涙頂戴とかバレそうになってピンチとかそういう取ってつけたようなストーリーの起伏に走らなかったのはむしろ良いところなのではないかと思います
スオミが愛していたのは……
ヘルシンキ♪
あれなんの時間?
数々の仮面を持ち、男たちを手玉にとるファム・ファタール的な話かと思ったら違った。
愛し方も愛され方もわからない女の子が、愛されるために不器用に四苦八苦してたけど限界が来ちゃって、もうちゃんと自分を愛そうと決めるという物語。
夫の一人一人に「〇〇さんにとってのスオミさんってどういう人だったんですか?」と聞いてくれる新人の刑事に感情移入しちゃった。素直だし正直だし良いキャラ。
最後にスオミさんの関係者の話し合いに参加したいって愚図ったのも、(わかるよ、ここまで来たらもう最後まで知りたいよな!)という気持ちになった。
スオミの母親が、落ち着きがないし真剣な話ができないし水商売っぽいし強迫性障害っぽいのがなんかつらい。
父親は早くに離婚して他人だけど、スオミは凄く好きで尊敬してるのかもなと思うとさらにつらい。
両親どちらからも愛を教われなかったスオミ。
ソウルメイトって言ってくれる友達が出来た事が最大の幸福だよ。救われてほしい。
狂言誘拐なのは途中でなんとなくわかってくるので、ミステリーでなかったのはちょっと残念。面白かったから良いけど。
舞台でやったらいいんじゃないかな
うーん、あまりしっくりきませんでした。
長澤まさみを堪能するという1点に目的を絞ればまだいいかも?
無駄なやりとりが多い割には、スオミが何者なのか、誘拐なのか?とかミステリ的な要素はどれも浅くて、かといってコメディにもなりきれず。
上手く言えないんですが、演劇的な空気をあちこちで感じたので、もしかしたら映画じゃなく舞台にしたらわりと映えるのかもしれないです。
舞台?
画面がほぼ変わらないので、映画というより舞台を見ている感じがします。
登場人物も少ないので、展開が予想しやすいので、スオミってどんな女のという謎めいた部分も、予想できてしまうので、この映画はそこじゃないのか?もチョット不明。
コメディとしては、チョイチョイ面白い部分はありました。が、飛行機のシーンはやりすぎ感があり安っぽく見えます。
あと、最後のシーンは必要だったのでしょうか?
私には三谷作品の打率は低いままです。 ギャラクシーに続く凡打。 豪...
私には三谷作品の打率は低いままです。
ギャラクシーに続く凡打。
豪華俳優陣には申し訳無いが、脚本は無理に笑いを取りに行き過ぎです。
面白くない
なんだ、これ。
私にははまらなかった。
すぐにこれは狂言だとわかるし、共犯の存在も感じる。多分この人、と思ったいたらやっぱり。
新聞切り抜いていないのになんだか、根拠になるのか?
セスナの中もなんだか。
宮澤さんもあの中学の小さい子なんだろうな。作文もエマさんが書いたという落ちかと思ってた。
そこまで話が展開しなかったけど。
舞台劇のような場面展開の少ない話。舞台のほうが良かったんだろう。
化学反応が起きていないような印象
役者の演技は◎、脚本もつまらないわけではない(少々肩透かしだったけどこっちが期待しすぎた感がある)、つくりも観やすくて悪くないんですけど……
なんというか、なんかもっと面白くなりそうなのになぁ!?という印象を持ちました。
レシピ通りに作って普通に美味しいけどちょっと塩コショウ足したい物足りなさ、みたいな。
もうちょっとスッキリサッパリ満足して劇場をあとにしたかったかな〜
とはいえ、今後もし舞台化とかしたら行きたいくらいにはよかったです。他の役者さんverを観てみたいし。
結論、俳優陣の演技を堪能するための物語ということで。
うーーん……残念だ!!
三谷幸喜作品は好きで、もともと演劇も好きで、また真田丸はかなり大好きで、今回長澤まさみ主演というのもあり期待していたのですが、残念ながら期待はずれでした…!
何が言いたかったのか…とくに何も言いたい事なんかないか…大体いつもなんだか円満な空気に転換して終わるのが三谷幸喜作品…なんて思いながら、終始眉を潜め苦しみの表情のまま大画面を見つめ終わりを迎えました。
以下、観終わった勝手自由な生の感想です。
まず、たしか三谷幸喜は再婚していたと思います。この作品の女性像はだいぶ古い感じなのですが、何か奥様への当てつけ的なところがある作品でもあるのか?なんて勝手に感じちゃいました。実際どうなのでしょう。他の方の感想を漁りたいです。
また、歳をとると価値観は時代遅れになるためか、それが作品に出てしまってつまらなくなってしまうのか、なども感じました。宮崎駿などもそうだと思っているのですが、歳をとると監督の性癖が如実に作品に出るところがあると思います。年若い女性がこんなにおじさんと何人も何回も結婚する話は生理的にちょっと受け入れられないというのも感じました。たぶん男性はそれが理想でなんだか素敵な女性をイメージするのでしょうが、女性の方は一般的におじさんと結婚したいというそんな願望は無く、できれば避けたいことなので、きつい展開だな、なんて感じました。スオミを自由で面白い人として描きたかったのかもしれないですが、私にはかなり不自由で古い女性に見えてしまいました。
演出としては、ある意味演劇らしいと言えばらしいわざとらしい演技が、今回ツボに入らず、笑えなかったところがあります。
という感じで、楽しみたかったのですが、残念な結果となりました。
また真田丸のようなテンポの良い面白い作品を観たいです。
これはもう舞台劇! 「舞台と一緒で」演者のみんなと観客も一緒になって 限られた時間を共有して、がやがや楽しむのがいいのです 瀬戸康史推し!
良い悪いではなく、これはもうほぼ舞台劇。
俳優陣の演技合戦、わちゃわちゃしてるのを、観ているこっちも一緒になって楽しんで、初めて完成する演劇と同じ贅沢。
これだけの人が出ている三谷演劇なんて、絶対チケット取れないでしょうし。
エスカレートしていく笑いのノリがまさに舞台の雰囲気。
特に小型飛行機からの落下シーンのノリなんて、まさに舞台の盛り上がり。
舞台だったら、ワイヤーで吊られて飛んでるところで、拍手喝さい、
舞台上と客席が一体になる瞬間になったに違いありません。
特に、そのシーンでも大活躍の、瀬戸康史のはしゃぎっぷりを観てるだけでも楽しい。
宮澤エマが何回もお約束で登場するところとかもウケる。
全く余談ですが、なぜ本作が「TOHOシネマズ日比谷のプレイアムシアター」でないのか?!
代わりに、いきなり「侍タイムスリッパ―」(大好きだけど)なのか?不思議でしょうがない。
東宝シンデレラで東宝カレンダー何十年も表紙の東宝トップ女優主演、フジテレビジョン・東宝製作のメインストリーム作品ではないの?
「サムタイ」は確かにヒットして奇跡の拡大公開だけど、そこまでではないでしょう?
三谷幸喜は東宝に嫌われてるの???
仕方ないので松竹=新宿ピカデリーのスクリーン1で観ましたよ。
マサミ演じたスオミはネズミみたいに消えた
長澤まさみは今年かなり消えた主人公を演じたね笑
でも、この作品で唯一な魅力点は長澤まさみさんの演技力だと思う。本当に凄かった。
最初から最後まで、面白いシーンは少ないし、全然笑ったこともなかった。アドバイスの所は、中国語の部分のセリフは大事ではないけど、字幕があればもっと良いと思う。最後の舞台のシーンは要らないと思って、ぼーっとしているから二度と詐欺を始めるまでのシーンは結末で十分だった。
そしてもう一つ、独立な女性の魅力的だった所は感じられず、ただ他人の都合を考えないいたずらにすぎない。それは一番腹立つだった。
原生家庭の原因もあるけど、それでも自分の感情に向かえば良いじゃない?最後に、また人をだますのはなぜ?前言ったことは全部嘘ということ?
長澤まさみファンのための映画?
全体的に長澤まさみのファンムービーの要素が強いと思ったけど
終盤になるまで、回想でしかでないのでファンムービーとしても中途半端な気がする
魔性の女に翻弄される男たちというには微妙
富豪で詩人の妻のスオミが失踪し
知り合いの刑事に捜索を頼むが
刑事はスオミの元夫で
さらに庭師もスオミの元夫で
そこに上司の警察官、ユーチューバーと追加され
スオミを結婚したことある男ばかりで事件を解決を目指す
スオミの人格が夫によって違うのは
相手に合わせてキャラをつくっていたらしい
様々な役をこなせる長澤まさみの演技力はすごい
母親役もやっているのは驚いた
でも、中国人のフリをしているのはストーリー的にどうなんだ?
あと、夫たちが揃ったところでキャラがコロコロ変わるのはくどい
個人的にはコメディはイマイチだったが
「7000円」と詩人の富豪なのにドケチぶりは面白かった
結局、誘拐事件はスオミの自作自演で
身代金はフィンランドに移住するために使うらしい
最後に現在の夫とも離婚して自立したと思ったが
やはり同じようなことを繰り返して終わる
ソウルメイトのこともよくわからなかった
スオミが元夫たちと離婚をした理由は
4番目は神経質
5番目は富豪の詩人なのにドケチで保身しか考えていない
この二人のインパクトが強くて
他の夫の離婚理由がわかりにくい
ユーチューバーは逮捕されたから別なのかな?
でも、離婚した夫たちと連絡を取り続けているのはどうなんだ?
ミュージカルシーンでグダグダに終わった話を誤魔化しているような・・・
基本的に場所はほとんど屋敷内で起こるので
映画館で見るにはちょっと物足りなさを感じる
ユーチューバーはセスナを出すためにでてきたような気がした
事件をずっと警察に通報しないままはどうかと思ったし
警察官と結婚してずっと中国人のフリをし続けるのは無理な気がしてくる
ちょっと物足りないコメディ
ネタとして全体的に新しさを感じにくい?というのも、ダー子さんのインパクトに完全に負けているからだ!
新しい長澤まさみをもっと追求すべき?
ゆるいコメディとしては及第点ですが斬れ味が弱い。
5人の男たちのキャラも想像の粋を超えてこない。もっと真逆の設定でも良かったかもしれないが、皆さん色んな役柄をこなしているので難題であるには違いない。
まぁ笑ってる人もいたし封切り週末としては上々かも?
108
役者さんって、すごいね
酷評も見受けられますが、気にしないで観に行ってほしい。
スオミが5人の元夫と対峙するワンカットの長尺シーンを観るだけでも、値打ちがあるってもんです。長澤まさみさん、おそるべし。(この夏、観に行った野田秀樹作品『正三角関係』での二役早変わりも素晴らしかったけど、この作品では5役早変わりです、ブラボー♪)謎の配役の宮澤エマさんも、三谷組の無茶振りを全部消化しちゃうバケモン級女優ですよね。
男優の皆さんも、それぞれにチャーミング。朝ドラで活躍した戸塚純貴さん、大抜擢でしたね。これから注目します!
三谷幸喜作品なんですから、あーだこーだ言わないで、ゲラゲラ笑って明日も元気に生きてゆきましょう。
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