スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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酷評が多かったのであえて観てみたが、そこまで悪くはなかった。
東宝芸能のエース長澤まさみ主演でTOHOシネマズでずっと前から宣伝してた東宝肝煎りの映画。
人気脚本家三谷幸喜が監督、脚本を兼任し、脇に西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、宮澤エマなど主役級がズラリ。
ほぼ豪邸のリビングルームの中だけでの会話劇なので、まさに三谷得意の舞台演劇を観ているかの様だったが、舞台の様に一体感やライブ感が伝わらなかったからか?鑑賞者への面白さの伝染が今ひとつだった様に思う。
「やっぱり猫が好き」や「王様のレストラン」など初期の脚本だけ担当したテレビドラマは凄く面白かったんだけど・・・。
小劇団出身の脚本家でも言葉のセンスが秀逸な宮藤官九郎やアドリブ感のあるギャク満載の福田雄一などが今は人気だが、クスッと笑わせる大人の笑いを大人の俳優達が演じる落ち着いた作品では自分的には少し物足りなさを感じてしまったのかも知れない。
本作はもちろん長澤まさみありきの映画だが、どんな格好でも美しい彼女が見ることができて楽しかった一方、坂東彌十郎は明らかにキャスティングミスで空気感が合っていない様な気がした。(個人の感想です)
最後のダンスやヘルシンキはさすがに着いて行くことができず、置いてけぼりになったしまったことも残念だった。
三谷幸喜さん、才能が枯れたのではないかと心配になりました。 『コン...
三谷幸喜さん、才能が枯れたのではないかと心配になりました。
『コンフィデンスマンJP』を観て、マネごとをしたくなったのかなというテイスト。
当然ながら、本物には全く及ばず。
始まって5分で眠くなり、何とかこらえて最後まで観ましたが、久々に超退屈な作品を鑑賞したなという感想です。
事前に、ここの平均レビューが2.8になっていることは認識していましたが、やはり皆さんの評価はウソをつかないですね。
三谷さんからのオファーに心躍らせたであろう役者の皆さんが不憫だなと思いました。
コメディエンヌ長澤まさみの七変化が売り?!
それぞれの夫たちに合わせて
別人に変化するスオミを長澤まさみが熱演!
…だけど、確かに高校生はちょっと無理があったかな
全体的にシチュエーションの変化があまりなく
舞台劇のようだった
なので、
飽きてくるか、のめり込めるかが
俳優陣の演技力によるところ大!
コメディでありながら
俳優陣の気合の入った真剣勝負の演技は
さすが!ぴりぴり…くらい
ストーリーも
笑えるんだけど
ミステリーというほど展開がなく
盛り上がりに欠けたかなぁ
長澤まさみのコメディエンヌぶりも
「コンフィデンスマンJP」のときのほうが
生き生きして楽しそうだったかも…
意外な発見は、宮澤エマ!
コメディ、イケるじゃん
茶番がすぎる
出会いと別れを繰り返すスオミが行方知れずに。駆けつけた元夫たちがスオミの行方を心配し錯綜するお話。
超一流の役者さんたちがシュールでおちゃらけた話に真剣に名演する。
三谷作品が大好きなかたがたは期待どうりの素晴らしいものとなっただろう。
それ以外の方はあの独特の茶々の入れ方と画面の端々で行う(観客にシュールと言わせたい)シチュエーションに一歩下がって見てしまうかも。
自分は後者。それでもそうそうたる俳優陣の中にいてけっして引けを取らない存在感を醸し出していた瀬戸康史・戸塚純貴・宮澤エマは素晴らしかった♪
とても面白かったです。
三谷先生、お疲れ様でした
若かりし頃の笑いと風刺を絶妙に織り交ぜた作品が大好きでした。
そんな先生も、こんな作品を上映するようになられたのですね。
マジックアワーでの感動を味合わせて頂いた時、
大学生だった私も今は中年サラリーマン。
むしろこういうオヤジギャグ路線は楽しめる年齢になってきたのですが、
本当に薄寒いだけで、苦痛な2時間でした。
前作も酷いオヤジ作品でしたが、今作はもはや意味不明です。
本当にお疲れ様でした。
うちの自慢の長澤まさみを見て~~♥♥♥
っていう映画。
包み隠さなすぎていっそ清々しいレベル。
一つでも多くバリエーション豊かな長澤まさみを詰め込めれば脚本などどうでもよかったんでしょ?気持ちは分かるわ。長澤まさみだもんね。顔面で優勝してるからね。分かるわ。
何とかして長澤まさみに三つ編みセーラー服着せたりツインテールさせたり内気か細奥様させたり中国語喋らせたりサバイバルさせたり歌わせたり踊らせたりしたかったんだね。
分 か る 。
長澤まさみだもんね!!!!
愛に答えて男のために自分を殺して生きてきたみたいな語りしてるけど、いや大分男を消耗品扱いしてる身勝手女ですよね…?
3億円もらってたら男どもが稼いでかき集めた金もってフィリピン行ってたんやろ?
結果的にうまくいかなかったから、お金は要りません一人立ちします!って言ってるけど、うまくいってたらとんずらこいてたんだろ?
その計画にも新しい男使ってるし、5.5人目は趣味じゃなかったから捨てて6人目で稼ぐんやろ?
結婚詐欺師なのよね…やってることがね…
ほんでただ男引き連れて踊らせたかっただけなヘルシンキ落ちは草なのよ。
まあ分かるけどね。
長澤まさみだからね。
大物俳優たちが群舞してるのも愉快よね。
でも長澤まさみに全てをお任せしすぎだよね!!!!
分かるけどね!!!!!!
予想通り
三谷幸喜
1980年代日大在学中に結成した
「東京サンシャインボーイズ」
を成功させ徐々にテレビの
放送作家の仕事も関わるようになる
サザエさんの脚本も務めた事が
あるが世界観を壊すシナリオで
降板させられたりしたとか
1990年代にはフジテレビのドラマ
「振り返れば奴がいる」
「古畑任三郎」
等ヒット作で一気に知名度を高め
後半からは監督脚本を務める
映画作品も撮るようになり
「ラヂオの時間」
「有頂天ホテル」
等がヒット
基本的に舞台劇シナリオが
基本形のような作品が多い
の最新作
どうだったか
予告から思っていた通りの
ガッカリ感でした
もうごちゃごちゃ言わなくても
わかる感じ
舞台劇のシナリオに無駄な絵が付いた
だけの退屈な映画
個人的に思う「舞台劇」ってのは
真っ暗なステージ上の演者に
スポットだけが当たるような環境で
役者の狂言回しで話が進んでいき
「ここは深海の暗い暗い深度3000m」
と言ってしまえばもうそこは
深海になります
その為には役者は演技力を
フル回転して場を作るでしょう
この映画はそれと「実際の深海」
がそこにあるのに同じように
役者に演技させちゃってます
仰々しくうるさくなります
それが2時間続きます
苦痛です
突然失踪したとされる
「スオミ」なる女性と結婚歴が
ある5人の男たちのスオミとの関係が
話の軸なのですがもうこの時点で
舞台スケールのシナリオにしか見えません
信じられないような寒いギャグを
ぶち込んできてもう
共感性羞恥心で見ていられなかった
終盤にスオミが実際に出てきちゃった
のも寒いです
この話に全く必要ありません
警察関係者かぶらせすぎなのも
よくわかりません
何かあまり深く考えていないで
作った気すらします
ハッキリ迷走してますねこの監督
ラヂオの時間の頃のスタッフが
もういなくなってるので仕方が
ないんでしょうけどもう次回作はいいかな
聖徳太子の話をしよう
ラスト、現・前・元旦那達の前のスオミ、爆笑しながら身も凍えました。「何がジェーンに起こったか?」のジェーンは2つの顔でしたが、スオミは5つの顔でした。旧友も入れたら6つですが。
三谷ワールド満載でした。
追記。聖徳太子、賢人数人の合成架空人物の説があるそうです。
舞台劇なら最高だったけど・・・
三谷幸喜監督の下、主演の長澤まさみをはじめ、西島秀俊、坂東彌十郎、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一などなど、豪華キャストが配されたゴージャスな一作でした。予告編も散々観たので、何となくドタバタ喜劇なんだろうなというイメージを持って観に行きましたが、ちょっと残念な結果でした。
長澤まさみ演じる”スオミ”と言うのは、フィンランド語で”フィンランド”を意味すると言うことが明かされ、実際その通りのようです。彼女の現在の夫は坂東彌十郎演じる寒川しずおでしたが、予告編でも公開されていた通り、寒川は5番目の夫というのが話のポイント。それぞれの夫ごとに性格が全く異なるスオミが、一体何者なのかということを解き明かしていく謎解きの妙を楽しむべき作品だったと思われるのですが、正直かなり無理のあるストーリーだったように感じてしまいました。
また、最終的にフィンランドの首都”ヘルシンキ”を唄ったミュージカルチックな唄も登場し、長澤まさみが唄に合わせて登場人物が踊るシーンで幕になるなど、徹底的にスオミ=フィンランド=ヘルシンキに拘ったお話でしたが、フィンランドのシーンは一切なく、8割方が坂東彌十郎演じる寒川しずお邸が舞台になるお話でした。フィンランドで生まれたらしいスオミが、フィンランドに拘るのも分からないでもありませんが、狂言誘拐までして拘るほどの気持ちもイマイチ理解出来ず、結局最後までその辺の引っ掛かりのために面白さも半減してしまったように思いました。
ただ、前述のとおりほぼほぼ寒川邸が舞台になっていることや、最後はミュージカルのようにして締めくくられることから、本作が舞台劇であったとしたら、相当面白かったんじゃないかとも感じたところ。無理は承知ですが、舞台劇として公演してくれれば、是非観に行ってみたいとも感じた作品でした。
そんな訳で、映画としての本作の評価は★2とします。
なぜかモヤモヤ
楽しかった。笑えた。キャストは見事だし、それぞれが個性豊かに演じてくれた。舞台となった部屋も細部にこだわり美しい。そして長澤まさみの七変化。夫達の回想は勿論だが彼らを前にしてのやり取りは笑いを通り越して茫然とした。誰もが素晴らしかった。
なのにこのモヤモヤは何だろう。
言うなれば、予告で全て観てしまっていてそこに長澤まさみの演技が加えられただけのようだった。そしてその予告で一番期待していたのが松坂桃李の「おっさん、二枚目、おっさん、二枚目、おっさん」シーンだ。いつ来る?いつ来る?…まだ…ですか。待ちくたびれてしまった。この時点で観る気持ちがだらけていた。
思うに松坂桃李をもっと早い段階で登場させ、「スオミを一番愛しているのは私だ!」とか夫達に更にメリハリを付け五人+αでぞろぞろぞろぞろとやっていたらもっと笑えたのではないだろうか。
三谷幸喜への期待大、がありすぎたのだろうか。あの漫画の神様手塚治虫も自ら駄作と言った作品がいくつもある。三谷幸喜は天才かもしれないが、天才が常に名作を生み出すとは限らない。
ただ私としてはこの作品の幕を閉じて欲しくない。是非舞台化して欲しいのだ。勿論キャストは変わるだろうが舞台でこそ生きる作品だと思う。セスナのあの人のシーンなど、ワイヤーを使えばそれこそ爆笑になるのではないだろうか。そしてラストがあの終わり方でも違和感は少ないだろう。
この作品は映画では名作になれなかった。でもスクリーンを離れ舞台の上に立った時、初めて名作となる気がする。
「スオミの話をしよう」は失敗作ではない。それをもっと教えて欲しい。
階段の上の長澤まさみ
長澤まさみさんが夫に合わせて変化する、というアイデアは面白いと思いますが、
あまり生かしきれてなかったような。
(3人目、会話がずっと中国語というのは旦那が可哀そう(笑))
家事がもともとできない、という設定で、予告を見て想像していたものとはなんだか逆でした。
最後、どうやって終わらせるのかなと思ってみてましたが、
歌って踊ってごまかすなっていう(笑)
長澤まさみさんはやっぱり歌も上手でした。
(「シング」、「若者たち」で知ってましたけど。)
で、何を訴えたい映画なの?
期待しすぎたのか、鑑賞中にあくびが複数回出たのは初めてでした。テンポが悪いのか、脚本のせいでしょうか。結婚生活の設定の不条理さは目をつぶるとして、動機、目的が分かった時、「ん? はっ?」というのが正直な感想でした。 ふふふとは笑いましたがはははとは笑えませんでした。
最後の「アレ」はいらなかったですね。周りの知人も失笑していました。
次からは用心して見に行きます。
ワン・アイディアの映画
他の方のレビューにもありますが、
ストーリー的なものはほとんど無いです。
というか、自分もそうですが、
予告見ただけでオチが分かる人は沢山いると思います。
で、その通りのオチですw。
もう清々しいほどワン・アイディアの作品です。
自分的にここまでアイディア一個で作られたものを見たのは久しぶりです。
なので後は、シチュエーションと小さなくすぐりを楽しむだけかと。
で、5人のスオミの夫俳優さんが皆さん、
チャーミングに撮られていると思いました。
ちっちゃい男の西島さんと可愛い瀬戸康史さんのバディが好きです。
三谷さんも「西島さんの刑事モノやりたい」と言っていたけど、
この二人の刑事ドラマ見たいです。
(古畑みたいになるかもしれないから、アレかもですがw)
エマさんも可笑しくて美しくて素敵です。
で、結局、この映画は長澤まさみさんのための映画なのですが。
三谷さんは「サッパリした長澤さんが大好き」等言ってましたが、
自分は逆で、しっとりした長澤さんがそろそろ見たいです。
『嘘を愛する女』とか『海街ダイアリー』とかのような、
大人な、ヨーロッパの俳優さんみたいな感じの。
この作品を「最高傑作」と宣伝しては駄目でしょう!
三谷幸喜さん脚本・監督作品として、これだけ評価が低いという事は、大失敗作で良いと思います。私も、ストーリーも目新しくないし、コメディとしても笑いどころは少なく、114分間が退屈な作品でした。
三谷幸喜さんは、長澤まさみさんでこの作品を撮りたかったんでしょうが、男性俳優陣の演技が上手い方が多かったので、スオミ役は、宮澤エマさんの方が良かったと思います!
全512件中、281~300件目を表示