キングダム 大将軍の帰還のレビュー・感想・評価
全450件中、201~220件目を表示
大将軍の理想形を見事に描いている。実写版ならではの良さがあり気持ちが伝わってきた
王騎vs.ホウケン(吉川晃司)の一騎打ちの場面は見事。馬ごと吹き飛ばされて、それを持ちこたえる場面など、実写でちゃんと迫力を出せていることに感心した。アニメだと一般の兵士よりも何倍もの体格で描くことで迫力を出しているけど、実写は等身大でそれができない。でも、砂塵や映像のアングルの工夫などでうまく表現している。戦いの途中の口上も迫力があって、力が入る。殺陣は少しやりすぎなところもあったが、単純に矛を振り回すだけではないので楽しめた。
信が目指す「大将軍とは」という問いに答えるのが、この映画の王騎で、ホウケンに匹敵する武力、李牧の作戦に対抗する知力、大軍団を指揮する統率力、そして全軍から信頼される人望を備えている、ということだろう。大将軍の理想形がここにある。KINGDOMシリーズの中で、王騎は特に人気があるというのは、とてもわかる。
山﨑賢人の演技が良かった。怒りや勇気の激しい感情を、顔面を崩して表現していて、気持ちが伝わってくる。先頭を切って走る時の気合の入った表情も良かった。ラストの帰還時の演説も万感がこもっていて迫力があった。実写版ならではの良さがある。
カイネ(演:佐久間由衣)、キョウ(演:新木優子)はミスキャストでもないけど、出てくる場面ではちょっと力が抜ける感じがした。もう少し「目の力」や、重みのあるしゃべり方で鋭敏さを出せたのではないか。楊端和(演:長澤まさみ)、羌カイ(演:清野菜名)は、そこはさすがと思う。
ファルファルファルファル❗️
映画は4作とも劇場で鑑賞。
原作は最新話まで読了、まだまだ終わる気配なし。
映画は4作目にして最高傑作でありました。
キングダム作中最大のカリスマ、王騎将軍=天下の大将軍とは何者かを、大沢たかおが見事に体現し演じ切った。1作目の登場の時には、正直少し胡散臭さを感じたのだが、よくよく考えてみると、原作の王騎のキャラ自体が初めは胡散臭さかった事を思い出して、改めて大沢たかおスゲ〜なと今作で思いました。
1作目で王騎が矛を振るシーンでは、「うーんちょっと軽いんじゃ無いかい王騎さん」でしたが、
王騎、龐煖の決戦では弩級の迫力で、互いの矛が撓るほどの激突は、これが観たかったと素直に思いました。
欲を言えば雑兵真っ二つとかの原作にあるゴア描写が欲しいのですが、レイティングに引っかかるし、老若男女皆さんが血を沸き立てて鑑賞するには、致し方ない事かと。
原作王騎に寄り添い、正に血肉を与え同化し超えようとする大沢たかおの仕事は、何らかの賞を与えて然るべき素晴らしさでした。
論功行賞ならば、第一功ですね。
相対する龐煖を演じる吉川晃司は、初登場の3作目では、なんで吉川晃司やねんってツッコミましたが、原作龐煖に寄り添わないで、武神求道者を吉川晃司なりに、具現化していたと思いました。
中々どうして、あの腕の血管は出るもんじゃ無い(確か出てたと思う)
着ていたボロが血に染まった赤色なら、もっと良かったのにと思いました。だけど賞はあげません。
第二功は、山﨑賢人。
本作では主役と言うより、脇に回って王騎を引き立てる役回り。
それでいてちゃんと信の成長を体現してみせ、将の器を醸し出し、あの若さでシリーズの座長をこなすのは、中々できる事じゃないと思います。
第二功でもう1人は吉沢亮
この人の嬴政は、1作目から完成されてて他に誰が演れるんだ!のビジュアルでハマり役。この人は銀魂の沖田や東リべのマイキーもハマってたので、役のオーラから具現化する達者な役者さんですね。
一筋流す涙は尊いし、開門を促しサブタイトルを回収した台詞は痺れました。
第三功は、飛信隊の皆様
特に最早こっちが本業だろ?の真壁刀義の沛浪の存在感。
安定の清野菜名の羌瘣、龐煖に巫舞を仕掛けてクルクル回るとこ。
立派に役どころを完遂した三浦貴大の尾到。
後、岡山天音の尾平の歯。
そして特別功が三つ❗️
初登場の草刈正雄の昭王
偉大なる大王としての立ち姿、特に声。
新木優子の摎
原作通りキャスティングした人偉い。
謎の仮面将軍、強いが華麗で決して線の太いキャラではない。
その儚い王騎への想いと芯の強さを、新木優子が体現してた。
それから
もっと出せの長澤まさみの楊端和とその太もも。
そして、本当にこれが言いたいが為に長々書いてきました。
個人的には特別大功。
要潤の騰❗️
原作の騰がとても好きなキャラで第1作の時から要潤が演じる騰を注目してました。
ビジュアルはそれほど寄せては無いのだけど、王騎との距離感と立ち振る舞い、静かに王騎の横にいるけど、唯ならぬ曲者感と、どこか軽やかな部分。
前作の軍略会議で荒ぶる蒙武に見せた飄々たる表情なんて原作の騰はしない(原作の騰はずっと同じ顔)のに、間違いなく騰❗️
そして
待ちに待った騰無双ファルファル❗️
これが観たかったよ待ってたぜ❗️
あっでもファルファルって口で言うんじゃ無いのね、刃音なのね。
王騎の台詞「本来 あなたの実力は私に見劣りしません」くーっそれが聞きたかった。
とても満足しました。
今作を最終章と謳ってますが、勝手に王騎の章の最終章だと思っとります。
今夏にも3作まとめて撮入するとの噂もありますし、陰陽師0で落とした体重を戻してる山﨑賢人を見て、絶対続く筈だと信じてます。
原作が続いているので、完走が不可能なのは分かりますが、合従軍編の実写化は必ず実現して下さい。
お願いします。
作品毎に俳優達が成熟し真の大作に
スケールの大きな引きの風景と動き、人馬一体の迫力、ファンタジーレベルの激しいアクションや大軍が移動する様を眺めながら戦いの先を読む様子など、見た目の面白さも多い作品だが、一作毎にスクリーンの中の人物達が実際に成長し、役が成熟して行っているところが作品を一層面白くしている。今作はとにかく、大沢たかおの役者としての度量の大きさをあらためて感じた。肉体だけでなく、その佇まい、そして体全体から響くあの声の凄さ。間違いなく大将軍そのものだった。巨星が落ちた後の次の作品はどういう雰囲気になるのか、とても楽しみだ。
我らの大将軍
2019年から始まったキングダムシリーズも、これにて完結か...。悲しすぎる。でも、ここまで作ってくれたことに感謝。本当はまだまだ続編を見たいところだし、制作中なのでは?という噂も最近流れているが、一先ずありがとう。こんな超大作が毎年見れるとは、1の頃は思ってもみなかったよ。
本作は一区切りのつく最終章として、これまでよりかなり力が入っている。冒頭からクライマックス。全編クライマックス。気合いの入れ方が段違い。145分とシリーズ最長にも関わらず、体感はおよそ30分。あまりにあっという間で、改めて佐藤信介監督の演出力の高さに驚かされた。こんなに濃い内容なのに、ここまで一瞬に感じさせるとは...恐れ入った。そして今回は1~3の予習が序盤に差し込まれており、物語に一層没頭できる。ただ、過去作は見なくてもいいよ!と初見の方に向けて言いたいところだけど、このシリーズに限っては全部見た方が絶対楽しいし、今回の内容は特に、見ていた方が深く刺さるはず。振り返りシーンはあるものの、やはり過去作必見ということでお願いします。
吉川晃司vs大沢たかおって...ねぇ。男の色気と熱気に頭がクラクラしてしまう。あまりにカッコよくて恐ろしい。2人の筋肉はもはや芸術。アクションの撮り方からも普通では無い熱量を感じ、ワンカットワンカット呼吸を忘れてしまうほど見事な出来栄えだった。2人の戦闘シーンだけでまる5日,6日使ってるってんだから。圧倒的な緊張感と破壊力。もう常軌を逸してるって...。
今回は王騎回。彼の活躍ぶりは、主人公が信であることを忘れてしまうほど。同時に、これまでスポットの当たらなかった秦国王・えい政の側近である昌文君、そして王騎の側近である騰についても今回初めて描かれており、また1から見直したい、漫画も読んでみたいと思える大傑作に仕上がっている。アクションも人間ドラマも、シリーズの集大成に相応しい高品質ぶり。気付いたら姿勢が前のめりになっている。
ただ、不満があるとするならキャスト関連の問題。これはシンプルにわがままだけど、山田裕貴演じる万極の登場シーンが少ないのは、本作で期待していた要素のひとつであったがために残念だった。まだまだ謎の多い存在。彼のためにも続編を作って欲しい。あと、新木優子はみなの心を奪う美貌ではあるものの、あまりに細くて、しかも剣術も微妙で、どうも最強の女武将には見えなかった。摎ってきっと原作でも人気キャラだよね。ん〜、もっと鍛えて欲しかった。
まぁここまで全身を沸き立たせ、胸が熱くなり、立ち上がりたくなるような映画はこれまでもこれからも見ることは無いだろう。日本映画も、お金をかければここまでのものが作れるんだ!と世界に示したシリーズであり、その功績は今後の映画業界の行く末を左右すると思う。声高らかに言いたい。邦画だって、面白いんだ!!!!今年ベスト10には山﨑賢人が2つもランクイン。すげぇよ、賢人。少女漫画の王子様からよくここまで来たよ。もっと、もっとやってくれ、わらべ信っ!!!
邦画では最高点
人間力とメッセージ
大沢たかおを観る回
「キングダム」の第4作でしたが、個人的には第1作以来のご無沙汰でした。そもそも原作を全く読んでいないのですが、予告編で大沢たかお演ずる王騎将軍が非常に印象的だったので観に行ってみました。
その結果、副題である「大将軍の帰還」が示す通り、王騎将軍が主役のお話でした。勿論主役の信(山崎賢人)は出て来ましたが、敵軍の”秘密兵器”ともいうべき龐煖(吉川晃司)に完膚なきまでに叩きのめされて気を失ってしまうありさまで、見せ場と言えば次回作に繋がるだろう終盤のシーンぐらいという感じで、この辺はちょっと意外でした。まあ信が王騎将軍からバトンを受け取るというのが本作の主旨なのでしょう。
そのため、一番印象的だったのは王騎将軍の大沢たかおであり、その風貌から所作、セリフに至るまで大将軍の名に恥じない貫禄たっぷりでした。そして本作最大の見せ場である吉川晃司演ずる龐煖との戦闘シーンは絶品でした。大沢たかおを観に行ったようなものなので、その点では大満足の一作というところでした。
大沢たかお以外にも、吉川晃司、要潤、岡山天音、草刈正雄、小栗旬などなど、豪華俳優陣がカッコよく演じており、さながらオールスター戦でした。ただ橋本環奈演ずる河了貂の位置付けが、イマイチ理解出来ませんでした。原作を読めば分かるのでしょうが、大物を使っているのに不思議な役柄だなあと感じたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.5とします。
大将軍の戦いは素晴らしい
大沢たかおといえば王騎将軍
近年稀に見る当たり役と言っていいほどのこのキャラクターがクライマックスを見せる、これまでの、超越的な余裕、笑み、そして強さ
これらを超えた激情、怒り、そして悲しみ
これらを表現するために、役者も相当に役に入り込んでいるように思う
よく言われる、肉体のビルドアップ
細身のイケメンのイメージを役者バカになりきって覆している
おそらく、大沢本人も相当に入れ込んだシリーズ3作目だったのではないか
主役扱いの山崎賢人は、ゴールデン・カムイでの主役が素晴らしいが、キンダムでは空回り気味に見える
吉沢亮のアップが銀幕に大写しになると、ノンケ男子の私ですら、綺麗だな〜と見惚れてしまう
吉川晃司の快演?熱演も収穫
とにかく、シリーズを通じて見ても、面白く楽しめる
3時間近くがあっという間
4 期待(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
文句なしの満点映画!
王騎が格別
大沢たかおさんの正体は、実は王騎なのではないか?と思える程の王騎だった。
名演技ですねぇ(王騎風に言ってみた)
次に目を引いたのは要潤さん。
シャープでクールでこんなに存在感あるとは、と改めて見直し致しました。
逆にアレ?と肩透かし食らったのは小栗旬さん。
もっとインパクトが欲しかったかな。
女性陣がなんかヤワで、、気になり…。
新木優子さん、色白のスラッとした筋肉無い腕で剣を振って、大将軍と言われても…。
大群の戦いでノースリーブで丸い肩出して戦って、強いって…。
重装備も似合うゴツいキレのある女優さんの方が内容的に本気度が上がる気がしましたが。
とにかく似たような戦いシーンが繰り返されて、眠気も襲ってきたけど
とりあえず王騎に救われました。
全450件中、201~220件目を表示