「本作の実質的な主役は王騎。「王騎編」とも言える4部作を締めくくる上で最も盛り上がる作品!」キングダム 大将軍の帰還 細野真宏さんの映画レビュー(感想・評価)
本作の実質的な主役は王騎。「王騎編」とも言える4部作を締めくくる上で最も盛り上がる作品!
キングダムの実写化において、やはり本作でも気になってしまうのがアクションシーンで、特にジャンプをするシーン。
❞トーンタンタン❝など、映像に不自然さがあり、いかにも「ワイヤーアクション」に見えてしまう点は、この4部作では解消されず残念感はあります。
また、特に女性が「モデル体型」のまま大将などを演じると、映像に重厚感やリアリティーが欠け、そこも実写化の難しさを醸し出しています。
その一方で、本作ではメインの大沢たかおが演じる「王騎」と、吉川晃司が演じる「龐煖(ほうけん)」によるアクションシーンでは、映像に不自然なところはなく、リアリティーが満載。
圧巻のシーンをふんだんに使うことで全体も引き締まり、ようやくキングダムの実写化で「★5」に値する作品になったと実感します。
エンディング曲も、1作目の「ONE OK ROCK」に戻り、この4部作の締めくくりに相応しい楽曲になっていると思います。
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