復讐のワサビのレビュー・感想・評価
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真面目に作って欲しい。
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劇場にて観た。
予算の都合から画面や役者の演技は目を瞑るとしても、脚本や世界設定が支離滅裂すぎる。
・主人公は本屋もない場所に住んでる故に、怪しい奴らに余計な金を払って本を買ってる。筈なのに、普通に東京に出る。それも頻繁に。東京に本屋がない世界なのか?
・母親はスマートフォンを持ってるのに、自分が依頼する就職エージェントの事を何も調べない。娘たる主人公も同様。
・主人公は顔に傷があり、その外見のせいで不遇な学生時代を過ごした筈なのに、いざ客を取ろうとすると一瞬で、しかもかなりの高額で客が見つかる。破綻してる。
・主人公はルービックキューブをきっかけに数学に目覚めるように描写されるが、その設定はその後全く出てこない。
・主人公が同じ当たり屋行為を複数回やって26万稼ぐ。ちょろい。
・中盤以降展開がガラッと変わるが、仲間になった人たちの動機が謎。抵触ないっぽいオッサンやガキは分かるが、車も持ってて仕事もしてるリエはなぜ犯罪者になった?
・タローどっから出てきた。
・同じメソッドの詐欺及び車泥棒を、同じ場所で同じ格好で何回もやって荒稼ぎ。ちょろい。
・ヤクザが主人公を逃す理由がない。しかも、自分達は捕まるつもりで警察呼ぶのも意味不明。
……書ききれない。支離滅裂すぎる。
テーマにしても、「復讐」する相手が何の関係もない、車持ってるだけの人になってるのが意味不明。それは八つ当たりでは?虐めた当事者は回想シーンにしか出てこない。
キャラクター造形の練り込み、世界観設定の深掘りが全然足りてない。だからこんな支離滅裂な脚本になるのだろう。
本当に、観に行ったことを後悔している。
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