カーリングの神様のレビュー・感想・評価
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#20 熱くないけど熱い思い
監督と主人公の父親役の方の舞台挨拶が地元富山であるというので観に行きました。
あんまり期待していなかったけど、カーリングの試合部分とかはオリンピックで見るみたいで緊張感あって面白かった。
カーリング場は寒そうだし、野外シーンも寒そうだけど、御代町のカーリングに対する熱い思いは伝わりました。
そもそも御代なんてところ知らなかったし、そんな無名な町がかの有名な軽井沢とライバル関係にあったなんて知らなかった。
主人公の本田望結ちゃんをはじめ、今後頭角を表すであろう若手女優さん達の演技を楽しむだけでも観に行く価値あり。
【"とにかく攻めろ!”滅多に観られぬ青春カーリング映画を堪能するの巻。ヤッパリ、団体スポーツは個人技よりも、チームワークが重要だよね!キッパリ!】
ー カーリングという競技が注目を集めたのは、オリンピックだと思う。北京オリンピックのスキップ藤沢さんが率いる”ロコ・ソラーレ”の快進撃には、最初はルールが分からなかったが、徐々に魅入られたモノである。
”そだねー!”と言う北海道っぽい肯定的な掛け声も良かったな。もぐもぐタイムとかさ。
他の競技と違うのは、リード、セカンド、サード、スキップ(試合をコントロールする司令塔みたいな役割かな。)の順にストーンを氷上に滑らせ、ハウスと呼ばれる円の中に多くストーンが残っているチームが勝利するという、一見、単純なルールだが、見ていると頭脳戦であり、体幹が強くないとダメなんだろうなあ、と思いながら観ていたモノである。ー
■粗筋
今作は、長野県の女子高生たちがカーリング国際大会エキシビジョンにエントリーし、王者の軽井沢チームに、隣町の御代田町のチーム“みよステラ”が挑む映画である。
“みよステラ”はスキップのかすみ(本田望結)が率いていて、小学校時代には優勝経験もあるのだが、オリンピックを目指す舞(川口ゆりな)が王者の軽井沢チームに移った事で、長い休止状態に入っていた。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、カーリングを行う女子高生たちの葛藤や、悩み、チームワークの大切さと言うスポーツ映画には必須の項目がキチンと盛り込まれており、本木克英監督らしく、エンターテインメント作品としても、面白い作品になっている。
・舞と“みよステラ”のかすみ達との確執や、人数が足りなかった“みよステラ”に、母(田中麗奈:ウーム、女子高生のお母さん役を演じるようになったのかあ。「がんばっていきまっしょい!」の頃からお変わりないなあ。)の離婚で御代田町に戻ってきた事で、町に馴染めなかった娘美乃梨(長澤樹)が、母が働く介護施設に入居している我儘爺さん(柄本明)が実は”カーリングに精通している”ことが分かり、“みよステラ”に入る辺りから、ドンドン面白くなってくるんだよね。
美乃梨が頑固爺さんに言われた通り、ハードな肉体訓練をする事で、下半身が更に安定し、チームメイトたちとも馴染んで行く姿。
■この映画が上手いと思ったのは、前半で人間関係や町の人達が一生懸命応援する姿を描いておいて、上映時間の大半を軽井沢チームと“みよステラ”との一騎打ちに割いている所だと思う。
第一エンドからリードされる“みよステラ”が、チームで考えたストーンのコース取りで大量得点を挙げるシーンは、興奮したなあ。
カーリングって、奥深いよねえ。
<ラストも、高校生スポーツ映画らしく爽やかに終わる。
それまで自分の技を磨くことが第一だった舞が、“みよステラ”に帰って来て、かすみが涙を浮かべながら”お帰り”と声を掛け、舞が”ただいま”というシーンは良かったなあ。
今作は、滅多に観られぬ青春カーリング映画を堪能する作品なのである。キッパリ!>
チームワーク!
試写会で鑑賞しました。チームワークが大切なカーリング、一人一人がとても輝いて見えました。(若いっていいな〜!)エキシビションを決める決勝戦は編集が無しで通しで観たいほどの良い試合でした。特に初心者の美乃梨ちゃんの頑張りと成長が良かったです。
Sweaty Smell
カーリングを主題にした映画というのは珍しく、オリンピックでの様子しか目にして来なかったので、学生競技としてのカーリングって面白そうだなと思ったところに試写会のハガキが来たのでありがたく鑑賞。
映画内でのカーリングは役者陣が実際にやったものを採用しているので、素人目でも難しいんだろうなという技を成功したり、そもそも氷上を歩くことの難しさだったりをやってくれるので主役4人含め本当に凄いなと感心しまくりでした。
真ん中にストーンを持って行ったり、相手チームのストーンを2枚抜きしたりと高度な技をめっちゃ練習して成功させたんだろうなと思うと胸が熱くなりました。
ざっくりと説明して練習と試合に行くので細かなルールが分からない事もありましたが、これをきっかけにカーリングとはなんぞやというのを細かく知れるんではないかなと思えたので結果オーライです。
ストーリーとしては100分の尺に収めるにはぎゅうぎゅう詰めだったなというのが最終的な印象です。
町おこしのために小学校の頃に組んでいたカーリングチームを再結成→1人は他のチームに移ってる→転校生を勧誘して練習と本番とトントン拍子に話は進んでいくので、1クールのドラマとかでじっくりやってくれたらなぁと思うところが結構多く、そのドラマもご都合的&1人の子が不憫なくらい強く当たられていたりと登場人物の魅力もイマイチな気がしたのは残念でした。
今作の最大の欠点はエンドロールだと思います。
STU48が主題歌を務めている(中部地方なのにSKEじゃないんだとは思いつつ)のは良いんですが、エンドロールが終わった後にSTUのライブ映像を流してしまったのはいくらなんでも悪手すぎないかなと思ってしまいました。
「カーリングの神様」という作品を観に来たのであって、STUのライブ映像を観に来たわけではないのにこれはちょっとなぁ…試写ならまだしも本公開されてお金を払って観るとなるとこれは映画本編を台無しにしてしまう気がしてガックリしました。
タイトルのカーリングの神様のタイトル回収的な部分も唐突すぎて、頭の中が一瞬真っ白になりましたが登場人物はそれをスッと受け入れてるのがこれまたなんとも言えない感情を生んでしまいました。
試写会の環境…というか民度が終わりすぎてたのはかなり萎えました。
思った感想を何でもかんでも口に出すおじさんが後ろ斜めにいて集中できなかったし、横と右前の人がスマホをチカチカつけるし、しょっちゅう出入りする人も多かったし、エンドロールに突入した途端喋り出したりと、年齢層高めだったのもあったんだと思うんですが静かに映画を観ようって気にならないのかなーとムカムカさせられました。
いやーほんとやれるもんなら全員蹴飛ばしたいんですけどねぇ。
期待はしていたんですがそこまで…。
ただカーリングへの興味とやってみたさは出てきたのでそこで五分五分かなーと思って納得することにしました。
鑑賞日 10/30 (試写会にて)
鑑賞時間 18:30〜20:09
座席 P-5
康さんの見えない力
エンドロール 何故、あの形にしたんだろ。
康さんの見えない力を感じました。
うーん、皆、頑張って演じてたと思うので、
映画の余韻を楽しめるエンドロールにして欲しかった。
STUが悪いわけでも、曲も良いと思うのですが、
エンドロール大事にして欲しかった。
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