侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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消えゆく時代劇への愛が感じられました!
後回しになっていましたが、ようやくタイミングが合い、本日鑑賞してきました。
話題作で採点も良いし、なるほどなるほど、これはなかなか面白い映画で点数が高いのも納得です。
効果音が結構よい仕事をしてましたねえ。
時代劇への愛情がたっぷり詰まっているし、福本清三さんへのリスペクトも感じられました。
斬り合いの最中に雷に打たれ幕末から現代にタイムスリップする会津藩士高坂が時代劇の斬られ役として頭角を現す中、斬りあっていた相手の長州藩士風見も実はタイムスリップしていたという面白さ!
ここが盲点となる斬新なアイデアで、しかもタイムスリップした年代が異なるという面白みを加え、二人の侍が時を超えて時代劇の中で対決するという練られたストーリーに惹きこまれました。最後、真剣だけにどうなるのかハラハラしました。
面白かったです。なぜか久々に「太秦ライムライト」を見たくなりました。
日本映画のいいとこ、全部
いやー、降参です。最後の対決は、蒲田行進曲の階段落ちのシーンを思い出しました。日本映画のいいところ、全部入りの感動の映画でした。こんな映画撮っていただき、ありがとうこざいました。時代劇万歳🙌
時代劇の真髄をここに見た!侍が現代を生きる!
遅ればせながら、大変話題になっている本作の鑑賞です。地元での公開も一カ月になるんですが、結構ヒト入ってました。
良かったです。大きな後悔をするところでした。メチャクチャ面白かった!
たどたどしいセリフとか安っぽい感じとか、どこか素人っぽさの残る印象を受けましたが、そんなの吹き飛ばすほど、楽しませてもらいました。
ヒシヒシと伝わる時代劇愛って言うんでしょうか、作っている方も楽しんで真剣にやっている真摯さがビンビンと伝わってきました。
まさに目を離す間もないほど魅入っちゃいました。
幕末に生きる侍が現代へタイムスリップするSFの話ではありますが、内容的には、どんな場所であっても生き抜くことの大切さを訴えていると感じました。
そしてその中で、侍としての生き様を時代劇という形で表現しているような・・・
ジャンル的にはコメディと表示されていましたが、なかなかどうして、生きるということを深く考えさせてくれるヒューマンドラマのようにも感じました。
最後に一言、クライマックスの殺陣、最高でした!チャンバラなんて言葉で片付けられないような熱い死闘を見せてもらった気がします。
主人公のあり様に胸打たれる
3回見に行きました。主人公のあり様に胸打たれました。日本人というのはこういうものだ、ということを認識しました。
主演の山口さんの侍にしか見えない演技が、全てを持って行ったと思います。
ケーキは小麦、白砂糖、乳製品と西洋文化ですね。
異国の食べ物が庶民も食べれる世の中は豊かになったとも言える。
しかし日本独自の伝統文化が衰退せざる得ない状況の現在を憂います。
ケーキは誕生日だけ頂きます。食べると私の腸が不調を起こします。
ただのコメディではない。その先に…
ロングランで評判のこの作品。
やっと渋谷で都合の良い時間にやっていて
観ることが出来ました。
ただのコメディならこんなにロングランする訳がない。知っている役者さんは全く出ていない。
観て納得。
とても納得。
伝えたい事がしっかり伝わりました!!
やられた〜!
題名でなんとなくストリートは自分の中で先入観で想像していたが、まさか映画館で声を出して笑ったり、泣くとは思いませんでした〜😅
まったく知らないキャストの人達だけでここまで面白いと言う事は、人気がある役者が上手い訳ではないと言う事でしょうね〜🤔
ヒロイン役の『ゆうこさん』の実際年齢にびっくりです。
ファンになりました〜😙
残念な
残念なレビューを偶然目にしてしまいました。ケーキを誰もが買えるだけで、豊かな国になった、という主人公のセリフがこの国の現実を反映していない、なのでこの映画はつまらない、という事でした。そこだけを取れば、そうかもしれません。しかしこの映画はファンタジーなのではないでしょうか。悪人は登場せず、登場人物は善人ばかり。現実の醜い面を描くための映画ではないのです。細かい事を言えば過去の人間が現代に来れば、直面する問題は無限にあるのです。実際に幕末の侍が現代にタイムスリップしてくることを前提に、リアリティを前提に描けば、どのようになるでしょうか?現代に来た主人公が周りに理解されず、精神病院に入れられ、生涯を終える・・。あるいはタイムスリップして、撮影所に来た瞬間、撮影所に同じ設定の場面があり、俳優を切り殺し、殺人犯として投獄される・・・。ネット中毒になり廃人になる・・。いくらでもありますよね。
そもそも現代で身分を証明できるものが何もない人間が、すんなり雇用されたりする筈がない。この映画はファンタジーとしての作りなので、リアリティを重視すれば、いくらでも突っ込みどころはあるのです。なのにその映画の趣旨も理解せずに、現実に即していない、というのはどうでしょうか。ひとつ知ってもらいたいのは、私の母親は戦前の生まれですが、幼少期は貧乏で、靴も買ってもらえず、はだしで何時間もかかって通学したそうです。また、お菓子など一年に何度か食べられる特別なものだったそうです。普段は野イチゴを取って、食べることが楽しみだったと言っています。現代の若い人には到底理解できない時代だったと思います。昭和でさえそういう境遇で育った人がいたのですから、幕末なら当時はどういった生活をしていたのか。それだけ考えても、主人公のセリフに私はそれなりの意味があると思いました。
緊迫のラスト
本作のことは全く知らなくて、いつも観に行く映画館のHPをチェックしたら1日1回で上映されていたので、興味を持って調べたらかなり評判がよかったので観に行きました。
主演の山口馬木也さんはドラマの「剣客商売」以外で見たことがなかったので、あんなに素晴らしい演技をする人だとは知らなかったです。色々突っ込みどころもあるけどクスッと笑える場面もあったし、何よりラストの対決シーンの緊張感が半端なくてよかったです。あの「椿三十郎」をリスペクトしたであろう長い長い間(ま)に、ついつい息を止めて見入ってしまいました。
あとおまけですが、住職とその妻の掛け合いが吉本っぽくて、誰かと思って調べたら妻役の人の名前が「紅萬子」で度肝を抜かれました。だって「くれないま〇こ」って、芸名付けます? フルネームで呼べませんって!!
ちょっと評判が良いらしい~と言う軽いノリで観る。話も分からないまま...
ちょっと評判が良いらしい~と言う軽いノリで観る。話も分からないまま劇場へGOです。侍ストリッパー?侍タイ?題名もチンプンカンプンなまま劇場へ。久しぶりに声を出して笑うところがここかしこに。主人の高坂新左衛門が空腹のあまり気倒れになっているところを寺の住職夫妻に助けられる。が空腹と言えず、しらを切るが正直なもので腹がなる。そこで「武士は食わねど高楊枝」と気取る。思った通りの展開で思わず声を出して笑う。現代から過去に戻る話は良く聞くけれど過去から現代は珍しいと思いながら観る。幕末の武士の清々しさと言うか生きるか死ぬかのギリギリの心持で生きる人の後ろに引くところの無い厳しさを見ると、現代人のなんと甘々な生き方か!と反省したりもした。インディーズ映画とのことだが、本当に楽しい作品だったと思う。観に行けって良かった。
刀の重み、時代劇の重み
邦画には殆ど食指がそそらないが、あまりの評判とここ数週間で邦画を立て続けに観る機会があり、そのうち数本が良かったので(もちろん酷いのもあったが…)、勢いに任せてついに鑑賞。
現代には存在しない“侍”を通して、需要がなくなりつつある“時代劇”に目を向けるという、単純だけどストレートなテーマが分かりやすい。登場人物も大半が無名なだけあってかイイ表情の持ち主ばかりだが、やはりメインの山口馬木也と冨家ノリマサのそれが際立つ。クライマックスはもらい泣きしそうになった。監督は「刀の重みを伝えたい」と語っていたが、同時にそれは時代劇の重みでもあった。音響の使い方がベタ過ぎるのが気になったが、まあご愛嬌ということで。
奇しくも『暴れん坊将軍』が復活するというニュースが入ったばかりだが、もしかしたら時代劇は廃れるかもしれない。でも劇中のセリフを借りれば、「それは今日ではない」。
高度に発達した芝居バカは、タイムスリッパ―と見分けがつかない。(...
高度に発達した芝居バカは、タイムスリッパ―と見分けがつかない。(逆もまた然り?)主人公の、いかにもお侍様・然とした朴訥かつ篤実な風貌もあって、現代に転移してきた侍が、時代劇の切られ役として居場所を見つけるという前段だけでも十分面白いのだが、後半はある人物の登場によってもう一段ドラマが高まる。斜陽の時代劇と、時代に(文字通り)取り残された侍の生き様が重なる構成も、良い。そしてなんといっても結末の立ち合いの素晴らしさ。無音のなか、重みをもった剣戟が、人体を掠める迫力は、それまで虚構としての時代劇作りを地道に描いてきただけ、迫力を増し、本作のクライマックスとしてこの上ない。
そこまではハマれなかった
侍が現代にタイムスリップするというベタな話。
それ故に役者の演技力が重要なポイント。
タイムスリップ物では、もはやお約束だと思いますが、
周りの環境の変化に対するリアクションが面白ポイントだと思います。
が、そこは割とあっさり現代を受け入れる感じで、ちょっと消化不良気味。
基本、笑い路線の話なのですが、今一つ、乗り切れない感じ。
周りの観客は笑っていたが、自分的には、それほどでも。
演技も、酷くはないが、そこまで上手くもない。
殺陣や人情味あふれる話など、いいところもたくさんあったので、小さいところがちょっと気になった映画でした。
滑り込んで
やっと今日見に行けました
評価の高い作品で
前回見た『最後の乗客』は肩透かし
だったけど、これはとても良かった
余計なことを削ぎ落とし
タイトなテンポで話が進む
女性助監督の部分、あれは
要るのかな?
男性客向けの彩りか?
どちらにせよ役者の演技も気持ちよく
安心して ストーリーに身を任せて
2時間弱のラストまでつれていってくれる。
どうして?
そんなに話題なのだろうと思っていた。
思いっきり手垢のついた素材だし、B級感半端ない。
今更侍のタイムスリップかよ、DVDで十分だなと思っていた。
しかし、他にタイミングの合う作品がなく消去法で観賞。
結果、泣かされた。
途中までは最初の予想通りコテコテの昭和人情もので、
やれやれまた老人どもが激賞しているパターンかと嘆息した。
実際、館内は老人ばかり(お前もな)。
潮目が変わったのは会津から。
東北人としては会津には尊崇の念を持っている。
その矜持は胸に迫るものがある。
それは立場は違えど相手もで、ラストに向けて一気に感情が昂った。
見事で気高い迫力あるラストだった。
久々に武士の矜持を体感して心が震えた。
ヒロインの辿々しい演技はどうにもならなかったのだろうか。
違和感満載で残念だった。
ありきたりでなかったし、うまくつながっててよくできてたし!
まず感心したのが、タイムスリップした人が、着地した時代の人に普通、怪しまれるはずのことが、あるできごとのせいで、不信感持たせないようにうまくつなげたところや、普通、同時期にタイムスリップした人って、同じ時期に来て出会うのに、そこも工夫があって、新鮮。
タイムスリップした人って最後、元の世界に戻るか戻らないか気になるところだが、不自然さのあまりない、ほんとに現実にそんなことあってもおかしくない?って面白く思わせてくれる終わり方だった。
ありきたりになりがちでいて、色々と斬新で感心。
斬られ役の人たちの仕事についても、へえ、そういうところを気を遣って動いてるのかっていう、全く知らなかったその仕事の職人性が、海外のスタントとは違う、日本独自の文化じゃん!って気づかされた。
主人公の気持ちの動きも、そうだよなあ、って思えること多々あったし、
素直だったり頑固だったり、キャラクター自体が好ましくて、見てる人、夢中になって観ちゃうと思う。
侍姿が似合いすぎてて、現代の格好が不自然なのも上手い!普通に着こなしてて違和感なかったらむしろ変だ。なんか変なのは、動き方や気持ちの姿勢まで、なり切ってたからか?
大げさな感じのシチュエーションも、それはそれで素直に笑える場面としていいと思うし、
それでいて、大事なところは細やかに気を遣って作られていて、純粋に映画を楽しむってことを楽しめた!
舞台の京都の緑も綺麗だったし、俳優さんたちの演技もそれぞれ、この映画に合ってる。
作り手の息が合って、全力で作ってるの感じられたし、映画館で観て良かったと感じた。
ドキドキする場面もほんとひやひや、怖かったし・・・大画面で周り暗いから特に!
観てすぐレビューできてなかったが、まだ上映してるようなので、映画館で観るのおススメと思って投稿。
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