侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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⭐︎4.6 / 5.0
こってこて
自費製作ならではの面白さ
ここ10年観た映画の中で一番!
昨年の10月に池袋『ロサ会館』で観たのですが、
「過去からタイムスリップして来た侍、周りも含めて皆んなでドタバタするコメディ映画」なんて思って観てたら全然違ってた。監督、御免なさい。
登場人物の心の動きがとても丁寧に追いかけて作ってある、どの役も「なるほど、」と思うような人間ばかり。当り前なのだが、案外それを疎かに周りの人物を描いてしまっている映画やドラマが多い。これ簡単そうで案外難しい。
人間は誰もが自分の正義で生きている。私もあなたもあの人も。だから、良い人は良いように、悪い人は悪いようにではなく、その人の立場からは全てが違って見えるように描くべきなのだと思う。この映画はそれが出来ている。そこがとても素晴らしいと思ったのです。
あと、この映画は『時代劇』を扱った『現代劇』と言うのがいいかなぁと思いました。
ありきたり設定だけどめちゃくちゃおもしろい!
ちょっとやばくないですか?
ロングランの理由
失礼ながら、期待以上に楽しめた作品だ
ヒノモトは良い国になって…る?
久々の映画館での鑑賞になりました。
やっぱり映画館の大画面はいいですね。
この映画、特に最後のシーンはぜひ大画面で鑑賞してほしいです。
タイムスリップしてきた云々言わないで生きていく術を見つけて馴染んでいく主人公が良かった。
ゆうこさん、和尚さん、師匠、みんな良い人たちでほっこり。
なんとなく漂う昭和感もなんか懐かしいかんじがしました。
印象に残ったのはケーキを食べたシーン。
果たしていまの日本、先人の方々にしたらどうなんでしょう。
誰かタイムスリップしてきてくれたら聞いてみたいと思います。
映画の魅力が詰まった傑作
評判が良い。期待以上
初っ端から陰影が上手かった。これは期待大と思ったがその通りだった。
メインの役者の表情の変化がとにかく素晴らしい。
武士に戻る瞬間や、言葉に出ない表情、お固いことで有名?な会津藩士が現代に馴染んで表情が柔らかくなっていく様。
伝えたいこともストーリーもオチも良かった。
一番身近な内戦なので戊辰戦争で何が起きたかは語り継ぐべきだとも改めて思わされたし、今現代で内戦や戦争の渦中にある方々にも想いを馳せながら見てしまった。
あの時代をよりよい未来のためを想い必死で生きた方々に感謝と、同様に現代の我々も必死で生きてると感じさせられた。
邦画洋画問わずどこか見覚えのあるような雰囲気が全体にバランスよく散らばっていて、日本映画だけでなく映画の懐かしさと素晴らしさが詰まっていた。
逆にストーリーは今流行りの転生物?っぽさやノリの良さなど、今の時代だからこそ作れる映画だと思う。
shogunが売れたから海外でもウケると思う。字幕で映画館で見たいと思う方もいるのでないでしょうか。
期待を裏切らない面白さ
これは面白い
タイムスリップ映画
作品自体というよりその作品の状況を魅力に感じた
時代劇という文化の衰亡と
江戸幕府の衰亡が重ねられ
それに抗うこともできずに今を生きていくしかない人々の姿は
2010年代の洋画のおっさんキャラに
通ずる格好良さがあった
しかし殺陣というのは本当に美しいものだなと思った
ずっとチャンバラがカッコよくて笑いながら観ていた
すると、どうだ
最後にそれを裏切って
いきなり緊張度Maxだ
あのギャップは上手い脚本だなー
と感心した
『カメ止め』と較べる方が多くて気になって観たが
『カメ止め』程、映画として完成度が高いかと言われればそうでもない
使い古されたネタに苦笑する人もいてもおかしくない
でも結局殺陣がカッコよくて
周りの人たちが暖かくて
定番だからこその安定感が心地よいと感じれば
この映画は最高のタイムスリップ体験になるだろう
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