「そう来たか! たしかにそうだよね!」侍タイムスリッパー 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
そう来たか! たしかにそうだよね!
タイムスリップした侍が撮影所で斬られ役になるっていうのは、資金が少ないがゆえの苦肉の策かなあ、
とか
こういうタイムスリップものって、特に細部が大事だよなあ、大丈夫かなあ、
なんてことを思いつつ観た。
冒頭、山口さんの会津弁がけっこうよさげ。
てっきり会津出身かと思ったら、岡山だそうで、意外。
でもスリップ後、
現代のポスターの、左からの横書きの日本語を難なく読んじゃうところは、
アレレ?
さらには、140っていう算用数字も、読んじゃってなかったか?
そして、空腹の極みにあるはずが、
握り飯を食べたとき、タクアンひと切れ残してなかったか?
そういうわけで前半は、細かいところが気になって、
悪くはないけど、まあこんなもんか、
と思っていたのでありますが、
途中、意表をつく展開。
なるほどそう来たか!
たしかにそうだよね!
上手い!
と膝を打ち、
そこからは十分のめりこんで、
これ、結末どうなっちゃうんだ?と、ハラハラしながら、
面白く観たのでありました。
最後のオチも、
期待通りでよかった(^o^)
そして、殺陣はとことん格好よく、
全編を通じた「時代劇愛」には、
はげしく同意したのであります。
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