劇場公開日 2024年8月17日

「そう来たか! たしかにそうだよね!」侍タイムスリッパー 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5そう来たか! たしかにそうだよね!

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

驚く

タイムスリップした侍が撮影所で斬られ役になるっていうのは、資金が少ないがゆえの苦肉の策かなあ、
とか
こういうタイムスリップものって、特に細部が大事だよなあ、大丈夫かなあ、
なんてことを思いつつ観た。

冒頭、山口さんの会津弁がけっこうよさげ。
てっきり会津出身かと思ったら、岡山だそうで、意外。

でもスリップ後、
現代のポスターの、左からの横書きの日本語を難なく読んじゃうところは、
アレレ?
さらには、140っていう算用数字も、読んじゃってなかったか?

そして、空腹の極みにあるはずが、
握り飯を食べたとき、タクアンひと切れ残してなかったか?

そういうわけで前半は、細かいところが気になって、
悪くはないけど、まあこんなもんか、
と思っていたのでありますが、

途中、意表をつく展開。
なるほどそう来たか!
たしかにそうだよね!
上手い!
と膝を打ち、

そこからは十分のめりこんで、
これ、結末どうなっちゃうんだ?と、ハラハラしながら、
面白く観たのでありました。

最後のオチも、
期待通りでよかった(^o^)

そして、殺陣はとことん格好よく、
全編を通じた「時代劇愛」には、
はげしく同意したのであります。

島田庵
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