「刺さった!」侍タイムスリッパー t2lawさんの映画レビュー(感想・評価)
刺さった!
監督の安田淳一が、脚本はもとより車両やタイトルなど、あらゆる役割にクレジットされている。究極の手作りインディーズ作品だが、なぜか安っぽくなく風格があり、王道の物語として完結させている。
この娯楽作品としての完成度の高さは、口コミで伝わったそうだ。独立系の大手、ギヤガが配給に加わり、超拡大公開となっている。僕が見た新宿ピカデリーも、祭日とはいえ、そこそこのサイズのスクリーンが満席だった。
昭和時代にテレビや劇場で、あたりまえに時代劇を見ていた世代には、そうとう刺さる中身だ。僕が所属していた会社でも、正月には大型時代劇大作(12時間ドラマ)をウリにしていた時代もあった。
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