「失笑落涙で御座る」侍タイムスリッパー カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
失笑落涙で御座る
心配無用ノ介が最高でした。
正に市川歌右衛門、中村錦之助、大川橋蔵、東千代之介を彷彿する丁髷物の大スター登場ですね。
噂話の撮影上がりには、木屋町河原町に流れ込み大宴会の時代が垣間見れて楽しかった。
ちょと、大沢たかお主役の「JIN-仁」と被っているところが気になったが、
幕末物ではよくあることと!?そんなことぶっ飛ばして思いもよらない話へ進む。
どこまで進むのか?
第三のタイムスリップ侍がターミネーターよろしく降りて来る!!!
時代遅れでも一途の侍は、誠実で可笑しく物悲しい。
最後の真剣勝負の静謐の長い間は、
時代劇最長ではないかな!?
生死を分ける真剣の脅威を知る者同士が故に充分な空間で良かった👏
沢山笑わせてもらい、泣かせてもらいました。
コメディの模範です。
小判五枚
(o^^o)
侍タイムスリッパー
現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた時代劇コメディ。
幕末の京都。
会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまう。
目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。
新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする。
一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。
やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する。
テレビドラマ「剣客商売」シリーズなど数々の時代劇に出演してきた山口馬木也が主演を務め、
冨家ノリマサ、沙倉ゆうのが共演。
「ごはん」「拳銃と目玉焼」の安田淳一が監督・脚本を手がけ、自主制作作品でありながら東映京都撮影所の特別協力によって完成させた。
一部劇場ではシーンを追加した「デラックス版」が上映。
2023年8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみで封切られ(8月30日からは川崎チネチッタでデラックス版が上映スタート)、
口コミで話題が広まったことから同年9月13日からはギャガが共同配給につき、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷ほか全国100館以上で順次拡大公開される。
侍タイムスリッパー
劇場公開日:2024年8月17日 131分