劇場公開日 2024年8月17日

「時代劇愛に満ち溢れた笑って泣ける感動作。 本年度ベスト!!!」侍タイムスリッパー イゲさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5時代劇愛に満ち溢れた笑って泣ける感動作。 本年度ベスト!!!

2024年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

予告編が面白そうだったので前情報も無く観賞したけど、予想以上に素晴らしかった!
コメディ映画と思いきや、めっちゃ泣ける感動の作品!

幕末の京都から現代の時代劇撮影所にタイムスリップした侍、高坂新左衛門。
最初は現代の生活に戸惑うものの、因縁のあるお寺に住み込み、撮影所で斬られ役として生きる事を決意して行くストーリー。

前半は予想通りのコメディー要素が濃い目!
涙が出る程に笑える。
特に殺陣師との稽古のシーンが最高!
塩おむすび。ショートケーキ等が食べたくなる。
ウイスキーのロックも良いな。

中盤からの思ってもいない展開も良い!
10年間、時代劇の役を断っていた有名役者の風見恭一郎。
何故か新作の時代劇の主役として出演。
恭一郎が、何故かセリフも無い斬られ役の高坂に共演をオファーする展開。
予想もしていなかった2人の繋がり!
この「繋がったー」感にテンションが上がる(笑)

後半は感動するシーンが多め。
そして、どこかで聞いた事のある「カメラを止めるな」のセリフから緊張感のある展開に引き込まれ、場内にも緊張感が伝わる静けさが凄い!
スクリーンでここまで緊張するシーンは今までに無かったか位の没入感(笑)
「手に汗握る」の単語はこのシーンの為にあると思う程の緊張感!

監督を目指している助監督の山本優子の存在も大きかった!
諦めていた夢に再び取り込む姿や風見との関係などが印象に残る。

ラストのオチも大爆笑(笑)
ター○ネー○ーを思い出す演出(爆)

今日はもう1本鑑賞予定だったけど本作1本だけで大満足なのでパス(笑)
暫く本作の余韻に浸っていたいです( ´∀`)

イゲ