「「カメラを止めるな」のように上映館数爆増すべき映画」侍タイムスリッパー 椿六十郎さんの映画レビュー(感想・評価)
「カメラを止めるな」のように上映館数爆増すべき映画
いや~、めっちゃ面白かった
130分が全然長くない
池袋のシネマ・ロサ、初めて行きましたが昔懐かしき劇場でしたが
満席御礼状態でした
主人公の会津藩士役、山口馬木也さん、恥ずかしながら存じあげませんでしたが
時代劇には良く出ていた方だと聞いて作品をみんな見直したくなりました
タイムスリップしてきた侍の雰囲気も、現代に翻弄されるもやはり胸に「侍」を
もち続ける姿もかっこいいし、共感をもたせるいい演技
山口さんの「目力」にものすごい魅力があり、若き日のジャンレノに見えるくらい
いい目、いい表情をするんです
居候先の寺の住職とその奥さんたちとのからみも、懐かしい昭和感、寅さん映画感が心地いい
そして、ストーリー!
ネタばれになるので語りませんが、皆、声を上げて大笑いするシーンが何度もありつつ途中からのなるほど~と思わせてからのラスト3秒まで、息をのむシーンは本当に息をのむというかリアルに(見てる私自身が)呼吸ができなくなるシーンもあり、泣かせるシーンもあり、それでいて最高のエンターテイメントになっていて・・・・
エンドロールが流れ「おわり」と表示されると場内から
一斉に拍手が起きたことに感動しました
ほんと、拍手したくなる気持ち、めちゃめちゃわかる!
退場の際、下りの階段の踊り場に、胸に「私が監督です」とゼッケンをつけた
男性が立っていて、それに気が付いた人たちが口々に彼に対して「面白かったです」
「また来ます」「私、3回目です」など声掛けしていて
私も駆け寄って手を握って「めちゃ面白かったです」と言いたかったんですけど
シャイさが仇となり、最大限の感謝を込めた会釈でその場を離れてしまいました
後ろの人は「写真一緒に撮ってください!」と言って嬉しそうに写真撮っていたのを
見て、なんだかとても羨ましかった(笑)
繰り返しになるけど、もっと広く世間に知らしめるべき映画です
劇場拡大の機運は高まらないのかなぁ 出来ない理由があるのかなぁ
もったいない・・・
唯一、劇場がひな壇式ではなくフラットなため、前席に背の高い(座高の高い)男性が座るとモロにスクリーンを遮るリスクあり
で、しっかりその状態になり、スクリーンの2割(しかも中央下部)が目隠しされた状態になってしまいかなりストレスになった
もう一回見に行きたいので次回は一番前に行くか、サイドの席を取ろっと
追伸:川崎のチネチッタで追加公開が始まりました!!
毎日4回上映しているみたいのなので都内の方、少し足を延ばして川崎へもGO!!
追々伸:全国91館公開に拡大していましたね!最高です!いや~、あのときやっぱり
監督さんと写真撮らせてもらっていればよかった~ もう雲の上の人になっちゃいますね
でも、作品がみんなの目に留まるのは何よりうれしい