ラストマイルのレビュー・感想・評価
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面白いが納得は出来ない。
物流オペレーションの描写はわかりやすく、全体的にスピード感や緊迫感があり、それらは良かった。その意味では面白い。一方で、テーマと犯人の行動、テーマと主人公の言動がきちんと連動していない。
テーマは、物流の過重労働・低賃金・下請けイジメ・本社の隠蔽体質といったところか。あとは、舟戸エレナ(満島ひかり)の本社キャリアをベースとした新たなチャレンジと警察を超えた推理力か。
ところが、犯人の復讐と無差別テロが、大事なテーマに上手く結びつかない。犯人像をテロ集団に単純化したくなかったのはわかるが、自死を試みた従業員の恋人が出来る犯罪ではない。
本社から来た舟戸エレナが組織・業務課題を劇的に革新するわけでもなく、数日間で自社に多大な損失を齎して辞めた。彼女のこの着任への心持ちを察すると、そんな選択は合理性が無さすぎて不自然だ。
ラストマイルの過酷な労働と理不尽な低賃金については僅かな賃上げで、また物流センターの過重労働と自死未遂は会社の多額の補償損失で、それぞれ報われた?あるいは徒労感で終わりたかった?
繰り返し示された物流課題の根の深さと、舟戸エレナの一仕事やり切って颯爽と次のキャリアを目指す姿や、ラストマイルの疲弊した運送業者による人命救助のヒーロー感が、全く噛み合わない。
納得がいくストーリーではない。
満島ひかりがカッコいい
流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデーの前夜、世界的巨大ショッピングサイト・デイリーファーストから配送された荷物が爆発する事件が発生し、続いて二件目、三件目と、連続爆破事件となった。ディリーファーストの関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾に当たるが、以前関東センターで落下事故が有り、その被害者が容疑者と関係している事がわかった。しかし、捜査協力のためであろうと営業を止めるなと上から指示があり・・・さてどうなる、という話。
舟渡エレナ役の満島ひかりがカッコ良かった。
あまりテレビドラマを観ないので、アンナチュラルもMIU404も観た事無いから、知ってる人には面白さが増すのだろうな、と思ったが、知らなくても楽しめた。
五十嵐役のディーン・フジオカは英語も上手いし、腹黒さもあり良かった。
火野と宇野のハゲWしょうへいは最後はちょっとだけ活躍したが、全体的には誰でも良かったかも。
筧まりか役の仁村紗和も存在感あった。
その他、岡田将生、阿部サダヲ、酒向芳、石原さとみ、井浦新、窪田正孝、綾野剛、星野源など、出演者は超豪華。
米津玄師の主題歌も良かった。
得体の知れない気持ち悪さ😑
何なんでしょうね🙄
悪くはない、悪くはないんですが、何故か奥歯に物が挟まったというか、得体のしれない気持ち悪さが😓
アンナチュラル、MIU404が出て来て、すげえなって思う反面、何かよく分からない気持ち悪さも🤔
たくさんの主役級が脇役に回っていることに対する心の準備ができていなかったのもある🤣
ディーンさん、最初が心象悪いという事は、最後には改心して…の展開にもならなかった、何かよく分からない気持ち悪さも🤔
犯人も分かったような分からないような、何かよく分からない気持ち悪さも🤔
2時間ドラマ大好き人間の私めからすると、犯人役、もしくは曰くありげな事件関係者が鉄板の金井勇太がどこにいたっけ?ってなったのも違和感を感じた理由かも🤣
ロッカーのあの言葉の意味も実は未だによく分かっておらず、一人だけ置いてきぼりを食らった感のある、何かよく分からない気持ち悪さも🤔
だから、中村倫也がああなった理由も実はよく分かっておらず😭
犯人は複数って事?
結局、あの言葉の意味は何?
鑑賞動機:予告7割、野木亜紀子氏3割
『アンナチュラル』は全くみていない。『MIU404』は後半は観た。どちらも重要ポイントで見せ場があったので、ファンは嬉しいだろう。麻生久美子さん、素敵です。
プライベートではあの超巨大企業を含めほぼECを使わないけど、そもそも私の消費行動=嗜好=思考に口出ししようなんて100万年早い、と思ってしまうのでね。
仕事では送料や配達までの日数がジリジリ上昇しているのを嫌というほど実感しているし、この1年くらいは物流業界の問題を目にすることも多かった。
多人数多視点ながらそれぞれの人物をうまく印象づけつつ、サスペンスを随所に組み込んで、さらにストーリーの捻りを仕込んでくる。あそこに収斂していく手際とか。予告で印象的だったあのセリフが、本編ではある意味余計に効いてくるとかね。いやあ、いいようにもてあそばれた。『ノマドランド』や『家族を想うとき』、あるいは『私たちの声』なんかも脳裏をよぎる。そしてある意味観客自身を見せつけるという点では『トゥルーマン・ショー』的でもある。
満島ひかりはほん…ああっ!? 「時差ボケ」って今気づいた…。もっとバンバンスクリーンで観たい人。岡田将生はいい役者になったなあ。
根性というか執念なのだろうけど、でもやはりそんな根性いらない。爆弾マニアって自己承認欲求の塊だよなあ。爆発は成果発表会みたいな。私の作品/子供見て→って感じ。_
エンドクレジットは注意して見てたつもりだけど、某世界的企業は各種協力会社の中には名前はなかったと思う。
塚原あゆ子監督ね…よし覚えた。
最後にお客様の届けるラストマイル♪
満島さんと岡田君と聞くと、【悪人】を思い出します。でも!この作品で変わりました。その位に良かった、楽しかった、出演者全てに個性がありその場に必要な人でした。ドラマのアンナチュルルとMIUも好きだったので最高で、個人的に言えば【綾野剛様】にお会いできてタンション上がりました。サスベンス+ヒューマンドラマ+今日本の労働環境+ユーモアを入れていて最高の作品でした。相変わらず、阿部サダオ!いいねぇ~
配達員さんありがとう!!
ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」どちらも鑑賞した上で臨む本作!
一時も退屈する事なく楽しめたし、ある意味では自分もこの物語の一部でもあるような気がして考えさせられるような作品でした!
本作と世界を共有しているドラマ2作品も見て損はないと思うので余裕があれば見て欲しいけど、本作見るに当たっては地上波ドラマとのシェアードユニバースなんだって事くらいでもストーリーを楽しむ上では問題ないかと思う。
ドラマ全く知らないとなんでちょい役にこの俳優?とかなんか意味ありげなセリフだったけどなんだったの?ってのはありそうだけど…
「配達員さんありがとう!!」
まずはなんと言ってもこの一言を先に言いたい!
いつも荷物受け取る時はありがとうございます。と言っているし思ってる、不在で受け取れないってことにはならないようにしているけど、暑い日も雨の日もホントありがたいよ!
どんなにシステムで効率化されても今の所まだまだ最後の受け渡しは人だもんなぁ。
いつかドローンで配達とかできるようになるのかなぁ?マシンで配達になったとしてもそれを管理する人は必要なんだろうけど…
これまでドラマでも末端の組織のようなものを描いていたので本作もブレずに末端を描いていますね。
「シェアードユニバース」
きっとドラマファンで見に行く人も多いであろうこの作品。
もちろんドラマの面々も出てきて活躍するけど、またあの人たちの活躍が見れるってあまり期待すると、期待ほどではないかもしれないので、まぁそれなりの期待で!
でもファンサービス的なことだったり、ドラマの顔ぶれが見られるのは嬉しい。
あくまで本作はラストマイルそこにちょこっとファンサービスあるよ。くらいで楽しみにするのが多分ちょうど良い。
「巨大ネットショッピングサイト」
本作で扱われる架空の大型ネットショッピングサイト、架空とは言うものAmazonって捉え方で問題ないでしょう。
川口にAmazonのでっかい倉庫あるし。
頻度の差はあれどきっとほとんどの人が使ったことがあるAmazon。
実際に身近なサービスだからこそ、爆弾事件の報道があったら自分ならしばらく買い物やめるかな?届いた箱は開けずにしばらく放置するかな?気にせず開けるかな?とか考えたりした。
「悪はなんだ?」
本作一見すると悪いのは皺寄せを末端組織に押し付けている大企業や企業の上層部にも見える。
だけど本当にそうだろうか?
企業はあくまでも“お客様のため”にサービス向上をし続けただけ、お客のニーズ、「安く早く良い物を手に入れたい」欲望に応えた結果だと思う。
お客が求めるものを提供する、商売としては当然のことだと思う、そしていろいろな物を欲するお客が悪なわけでもない。
でもどこか人それぞれ少し欲深くなりすぎているのが現代なのかも。
それは自分もそう。
便利でとてもありがたいけど、どこかいろんなところでサービス過多になっているのかもしれない。
本作爆弾を仕掛けた犯人、そういう意味では悪は存在するけど、この問題に対しての悪というものは存在しないのかもしれない。
強いて言えば物事スピードが求められ過ぎる時代そのものなのかも。
今後企業はお客よりもしくは同じくらい末端組織の声を聞くことをより一層求められるのかも。
「少し高くても品質の良いもの」
ラストはとあるセリフの伏線回収をしつつ、高品質(サービス)は低価格では提供出来ないって事を物理的に示すような出来事が起こる。
言わんとしていることはわかるが、ややそうはならないだろ…という気もするが、ちょっと笑える気もする。
まぁ爆発に耐えるほどの◯◯はさすがにメーカーも強度とか過剰設計し過ぎている気はする笑
ムダに高品質過ぎる必要はないけど、安い物には安いなりの理由(材質の質が悪い、末端の人材が安く使われているとか)があるし、
高価なものには、品質を保つための検査をしっかりしているとか、材質も良い物だとか大抵の場合ちゃんと理由があるもので、
その上でさぁ何を重視して買い物しますか?
「安くて良い物、良いサービスを求めすぎているのかも」
現在円安の影響でますます出来るだけ出費は抑えたい、安く、でも良い物を…って考えが加速している気がする。
100円ショップ(最近は100円以上の商品も多いけど)のものにさえ、ある程度の耐久性や品質を求めるのが現代の消費者だと思う。
“安かろう悪かろう”の考え方はいつしかなくなってしまったのかもしれない。
もちろん良いものが安く買えるほうが良いのかもしれないけど、なんだか少し私たちはわがままになってしまっているのかも…
「それでも私は買い物をする」
本作別にネットショッピングを悪にしているわけではないが、サービス過多になりすぎているような現代に問いかけるものがあった気がする。
それはまさに最後の最後に機械音声のような英語で問いかけられる「あなたは何が欲しい?」という問いでもあると思う。
欲しいなぁと思ったらポチッとすれば翌日に届く便利さ、サービスが提供されている限りはそのサービス利用して買い物してしまうなぁ。
もちろん不在とかにはならないようにはするけど、一度知ってしまった便利さからはなかなか抜け出せない。
本作ドラマ2作品とのシェアードユニバース作品だけど、取り扱っている社会的な問題的にもフィクション作品とは言え、ある意味現実のこの世界ともシェアしている世界観だった気がする。
また「アンナチュラル」の第4話「誰かため働く」が本作に通じるものがあった気がする。
物流ではないけど、ある業界の末端的な場所で睡眠時間を削ってでも仕事していたこともあるし、今は何かにつけてコストダウン、値下げする事を気にする、末端とは真逆の大きな企業にいるので、なんだか心に引っ掛かるというか、考えさせられることが多かった気がする。
荷物がすぐ届くとか、メールやチャットですぐ連絡できるとか、技術の進歩なんかでいろいろ便利にはなって、仕事とかも円滑になったとは思うけど、何か効率良くなったからそのぶん労働時間が短くなるわけじゃなく、その分1日の仕事量が増えるのが現代なんだよなぁ…
1つ3時間かかってたことが、1時間でできるようになったらじゃあ3時間で3つできるね!じゃなく少し時間に余裕もって働けるね。ってなると良いのにと常々思うがそんなんじゃ企業として生き残れないんだろうなぁ…
世界がもっとゆっくり動けばいいのに…
世界でも睡眠時間が短い日本
自分も眠れなくなり、眠っても夢の中でも働いているような時期があったけど、ぐっすり眠れる人が増えると良いですね…
そしてなんと言っても配達員にも感謝!!!
HINOMOTO!
邦画を応援し隊・副隊長としましては、本作予告を目にした時からもう鼻息荒くして待っておりました!
ここまで公開を待ち望んだ邦画は久しぶりです。
塚原監督x野木脚本!
この2人が描く世界観が大好きなのと、
ひかりちゃん&ま〜ちんの大ファン!
阿部ちゃんに至っては本当に大&好きなんで、グループ魂も見に行ったもんね٩( ᐛ )و
破壊〜!!
(バイト君は。。あ〜あ!もう( *`ω´)
猫田が大好きwニャ〜!!
予告ではちょい役かと思っていたので、出番が多くて嬉しかった。
そして、どんな役も見事に演じて魅せてくれる、流石!の酒向さんも出演しています。
加えて
"シェアード・ユニバース・ムービー"という事で、あの!アンナチュラルと
MIU404の世界線と交差する作品!
どちらのドラマも珍しくリアタイでTVの前で夢中で見ていました&録画も♡
レイトショーでしたが人がいっぱいで、普段映画館に来ない方も多かったのではないかな?
改めて注目作品なんだな!と実感しました。
ストーリーは、、
流通業界最大のイベントである
"ブラックフライデー"前夜、
ショッピングサイト「DAILY FAST」
から配送された荷物が爆発する事件が起きる。
そのショッピングサイト「DAILY FAST」の巨大物流倉庫のセンター長として着任したばかりのエレナ(ひかりちゃん)
帰国子女?例え話しが独特なエリート社員。
「私の事はエレナで!ね!こう!」には
ビックリw いや、呼べないしw
桃?桃太郎?金太郎?わけわかんねw
ひかりちゃんの独特なキャラと良く合っていましたw
そこに2年ほど働いているマネージャー
こう(ま〜ちん)の2人が、事態の収拾にあたるのだが。。。
(冒頭のま〜ちんのアップ!
見つめられて(見つめてはいねぇ)
目が合っちゃってハキュン♡♡)
物流を止める事なく、爆弾が仕掛けられた荷物を見つける事が出来るのか?!
犯人は?!その動機は?!
見所いっぱいです。
我々の生活に欠かせなくなったネットでポチっと生活。
実物は店舗で見て、買うのはポイントバックが良いタイミングでネットで。。って方も多いですよね。私もです。
その影で
現実でも問題になっている物流業界の闇
(ドライバー不足や低賃金・高齢化)
(大企業の市場への影響力。
その弊害・利益追求によるスタッフへの過度なストレス)が写し出され心苦しくなった。。
この間、午前中指定にしているのに届いたのが12時半になってチェッてなった自分にグーパンチです。
しかししかし!
連ドラで描かれる位のこのボリュームを、この尺で、過不足なくまとめた出来に!もう恐れ入ったのです!!
上がりまくったハードルを超えてくれた作品でした。
MIU404から
クールで大好き♡志摩(源ちゃん)
伊吹(綾野さん・ちょっと作り過ぎた?!w)
相変わらずお美しい桔梗さん!着いて行きます!(麻生さん)
やっぱりドカドカしてた陣馬さん(橋本さん)
ひゃ〜〜♡嬉しい嬉しい♡
九重君(岡田君)会いたかったのに残念。
出世したのかな??
その変わり?あの高校生だった彼が警察官で出ていたのでオドロイタ
Σ('◉⌓◉’)
アンナチュラルから
中堂さん(新ちゃん・ちょっと大袈裟だった?!w)
ミコト(さとみちゃん・やっぱりインパクト大!ミッシングに見えた(°▽°)
立派になったね〜六郎(窪田君)
役名忘れたチームで申し訳ない。
飯尾さん!村重さん!実日子ちゃん!
大好きだった葬儀屋さんの竜星君まで!会えて嬉しい!
この2作品をとても自然にストーリーに絡めていてファンサがエグい!
勿論ラストマイルの世界にも引き込まれました!
大勢の"派遣"スタッフが吸い込まれていく恐ろしい程巨大な倉庫も、何だか不気味だったし、リアルに見えた。
人間じゃないような、顔が見えない大勢の人々が、振り分けられた場所で機械的に仕分けする姿が怖かった。
ノルマを課せられ、こなせなければペナルティ。。
そんな舞台と緊張感が続くストーリーが相まって、、
勿論、物流業界に携わっている方々には感謝しかないのですが。。
ポチっとして2、3日後に商品が手元に届く事を当然って思っちゃってる今って、実は異様なんじゃないかと思えた。
到着が3日後でも"遅い"って思うようになっているし、送料がかかるショップより無料な所を探しちゃう。
今の生活と切り離せないネットショッピングの便利さ。。
考えさせられました。
荷物の爆発シーンも迫力があって恐怖でした。
自分に届いた荷物がもしかしたら。。なんて考えただけで背筋が凍ります。
開封時のあの一瞬の間。。。
緊張感に包まれました。
エレナ。
羊のヤギさん(阿部ちゃん)の所に自ら赴き、彼らの目線になって立ち返り、からの〜、あの提案はカッコ良かったです。
彼女に疑惑の目を向けさせてからの反撃でしたから、胸がスッとしましたね。
会社の利益を重視するあまり、五年前の事件にフタをして、ない事にしてきた、日本支部統括部長の五十嵐(ディーンさん)との駆け引きはお見事でした!(外資ならではでしょうか)
企業と消費者。
一見Win-Winの関係に見える社訓にも皮肉が込められている様でした。
彼が残したロッカーのメッセージ。
0にする。。
止めたかったのに、結局止まらなかった泣
彼女も追い込まれていたのは同情するが、関係のない人々を巻き込む手段をとった事は絶対に間違いだと思います。
自らの死をもっての抗議になってしまったのは1番悲しい結末でしたね。
生きているうちに誰かが手を差し伸べられたら良かったな、、と思いました。
こうと五十嵐の今後がちょっぴり心配になりましたが。。
様々な伏線もスッキリ解消。巧い!
HINOMOTO。。。ドンッッ!!泣
安定の大倉君に加え、祥平正平コンビに玉ちゃん、丸山さんと"シビ〜"俳優さん達もしっかり脇を固める♪
ちゃんと皆んな重要な位置付けで、塚原監督、野木さんの匠の技にしびれますビリビリ!
アンナチュラル、MIU404のメンバーが登場する度にハキュンとなっていたので、ちょっと気持ちが逸れちゃったので、もう一度しっかりと本作の世界観に浸りたい。おかわりします♪
中盤まではとても面白かった
早い展開でおもしろい
大好きなドラマの世界観も入ってい ると聞いて、どんな展開かワクワク して観ました。満島ひかりさんと岡田将生くんのコ ンビがとても良かった。掛け合いも テンポも好き。アンナチュラル、MIU404が好きな方 もそうでない方もぜひ。
ドキドキしたり、手に汗握るシーン もあったり・・・そして泣けちゃうシー ンも。
最後は、大好きなの女優さんが出て きてキャーってなりました。
「ブラック」を生み出すのは私たちカスタマー
予告から期待を高めていた本作。公開初日は都合で観に行けず、2日目に鑑賞してきました。期待どおりめっちゃおもしろかったです。
ストーリーは、ブラックフライデーを目前に控えたある日、世界規模の通販サイト「DAILY FAST」から届いた荷物が相次いで爆発する事件が発生し、同社が関東に置く巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナが、警察からの要請にもかかわらず、企業理念と売上を理由に出荷停止を拒む中、犯行の裏側にある物流業界の闇がしだいに明らかになっていくというもの。
予告で見知った内容での展開ではあるものの、爆弾犯の特定や動機、配送品へ混入させる方法等をめぐるサスペンス展開で、序盤からずっと目が離せません。特に冒頭から続けざまに描かれる爆発シーンがどれもリアルで、日常よく利用する宅配荷物に爆弾が仕掛けられ、持ち込まれた室内で爆発するだけに、生々しい恐怖を感じます。
そんな恐怖が罪もない人々の身近に迫っているというのに、通販会社、配送業者ともに責任を押し付け合う姿が、なんとも醜くあさましいです。さらにそれは、そこで働く者同士での責任の擦り合い、立場の弱い者へのしわ寄せと続きます。どこの業界にも存在する、力関係と慣例によって蔓延る闇と腐敗を感じます。とりわけ今回は物流業界を舞台としていることが興味深く、物流の重要性とそれを支える構造上の問題に鋭く切り込んでいるように思います。
ここへ、人気テレビドラマ「MIU404」「アンナチュラル」のメンバーたちを巧みに絡ませる、シリーズファンへのサービスが心憎いです。せっかくの豪華キャストなので、もっと活躍の場が欲しいところではありますが、こういったシェアード・ユニバース展開は、観ているだけでわくわくします。
また、配送ドライバー親子やシングルマザー親子を登場させ、苦しい生活状況の中、歯を食いしばって頑張る姿を描いている点も見逃せません。中でも、火野&宇野のショウヘイ親子が、昼食時間も削り、身を粉にして働きながら支え合う姿は、切なく沁みるものがあります。と同時に、本作に説得力を持たせていると感じます。
これだけの内容に加え、冒頭のアパートでの爆破や洗濯機などの伏線を回収しながら、最後はエレナの変容と業界にさす希望の光を感じさせる見事な締めくくり。いささか盛り込みすぎにも感じますが、それを破綻なくまとめ上げている脚本が秀逸です。
鑑賞後にスマホを見ると、偶然にも宅配便業者からの不在通知。申し訳ない気持ちでいっぱいになり、すぐに帰宅しました。私たちの暮らしの利便性は、誰かの頑張りで支えられていることにただただ感謝です。しかし、互いの首を絞め合うことのないように、過剰なサービスを求めすぎないことも持続可能社会のために大切なことではないかと感じます。もう少し寛容な世の中になるといいのにと感じる今日この頃です。
主演は満島ひかりさんで、エレナの心情の変化が伝わる好演が光ります。脇を固めるのは、岡田将生さん、阿部サダヲさん、ディーン・フジオカさん、大倉孝二さん、酒向芳さん、石原さとみさん、井浦新さん、市川実日子さん、窪田正孝さん、松重豊さん、薬師丸ひろ子さん、竜星涼さん、綾野剛さん、星野源さん、麻生久美子さん、橋下じゅんさんらで、豪華キャストが顔を並べます。ちなみにシークレットキャストが、かつて宅配便を扱ったドラマの主演だったのも何かの縁を感じます。
手堅いが物足りなさも
「深夜バイト」
良くも悪くもスケールがテレビ的
正直テレビドラマはまったく見ないので野木亜紀子という人をそれほど認識して観てることはない。しかしキャストがやたら豪華だ。派手な予告編の割には意外に地味な印象。
たまたま上映前にAmazonプライムのドラマなのか恋愛バラエティなのかよくわからない予告が入っているのは何かのサービスか知らないけれど、Amazon的会社からの配送物が爆発するところからはじまって12個の無差別爆弾の爆発阻止と犯人探しがはじまる。
物流、というのはいいところに目をつけたと思うのだけど、予想より地味だと思ったのは、あのスケールある空間と人とマシンがあんまり活かされてなかったな、と。センター長とその部下と運送会社のトップと、ドライバー、そしてお客様、上から下へ荷物の流れと共にドラマはカットバックされてゆくが、肝心の倉庫内と従業員や捜査員のモブシーンとかやりとりが少ないからか、あまり盛り上がらない。意味不明で更に下手くそな雨のシーンがあるが何か大幅にカットしたのだろうか。
盛り上がらないといえばその豪華さの一端である捜査関係者が豪華関係者であることが顧客第一主義には則ってるけど物語を加速させることはなかった。本来派手さを出すのなら、やはり捜査側(警察とマスコミ)を群れで突っ込めばいいのに、そしてテレビ局映画なのにそうはしないのも不思議だった。
結構カットしてるのか?といま思う。
ドローンをケレン味程度にバンバン使ってテンポ良く見せるが、やはり爆発と爆発物サスペンス的な見せ方、特に中盤とクライマックスが弱いのか(未遂のシーン)
それと、犯人が、その巨大物流組織への復讐だったにせよ、無差別殺人はさすがにやり過ぎな気がする。さすがに犯人の自爆は納得だけど、市民の命を巻き込む犯罪な割には、主人公たちも警察もちょっと軽い気がした。
テレビドラマとしてテレビや飛行機の中で観てたら面白いような気もするが、どつしても映画館で観るものとすると、同じ脚本家の「カラオケ行こう」のほうが映画的で良かったが、やっぱり「罪の声」はダメだったのを思い出した。
わけわからんくらい引き込まれた濃密な2時間
「まだ頭の中が混乱してる…色んなことが起こりすぎて…」一緒に観に行った人の第一声。同感。とてつもない情報量と濃密なストーリーに圧倒されてしまったのです。
はじめに、「アンナチュラル」も「MIU404」も未鑑賞でしたが全く問題ありませんでした。それもあって、ただただ豪華キャスト陣に震えます。え?あの人をちょい役で終わらせるの?やべぇな、これwww両作のファンの方の反応も気になりますが、レビューを見る限り概ね好評のようです。
私も物流関係に従事しているので、この作品に込められた問題提起は凄く刺さりました。特に末端の配送業者の抱える過労、人員不足、タイムスケジュール、単価の安さ等の課題を描いていたのは嬉しくもあり、胸が苦しくなりました。それと、大手運送会社の局長(阿部サダヲ)のセリフは思わず笑ってしまいそうになるほどリアルでした。
この作品、とにかく脚本、演出が凄い!観客を飽きさせないとかそういう次元ではなく、本当にわけわからんくらい引き込まれました。疾走するストーリー、圧倒的テンポの良さ、矢継ぎ早に起こる事件、追われる対応、途切れない緊張感……もう、とにかく濃密な2時間。さらに、主人公の考察や事件の概要など丁寧に描かれているので、置いてけぼりを食らうこともありませんでした。
ポチれば翌日には物が届く。その裏でいかに多くの人達が動いているか。「俺達は奇跡を起こしているんだ」。作中、ドライバーが放ったさりげないセリフ。あぁ、いかん、レビュー書きながら泣けてきた。ドライバーの皆さん含め物流関係のお仕事をされてる方々、本当にありがとうございます。(自分に言ってるみたいでキモいなw)
圧倒的スケールで描かれたサスペンス映画。「アンナチュラル」も「MIU404」も知らなくてもOK!物流という身近なテーマはきっと万人に刺さるはず。是非映画館で観てほしい超おすすめの傑作です!
野木さんをはじめ、トリプルタッグの復活作で大傑作✨️
まず、映画としては展開が早く上映中常に面白かった。ひとつ言わせてもらうと(志麻さん風に笑)もっと長い時間この世界観に浸りたかった。
そして404コンビまた見れて良かった!!
明日からまた、仕事にやりがい見出して頑張ろう!!って思えるそんな作品です。
(高校生だから仕事してないけど)
リピ確定です笑
この4年間背負ってきたものを全て忘れられるような、それくらい
インスピレーション感じる作品(あずにとっては)
この作品を忘れることはないんだろうなぁと思います。
そしてここからは本当にネタバレになりますが、MIU時代に虚偽通報で出てきた前田くんが陣馬さんとコンビを組んでたところでほんとに嬉しかった✨️志摩さんも伊吹の扱いにさらになれててこの4年間いいコンビであり続けたんだろうなぁって感じました。4機捜が臨時部隊ですぐに無くなるかもしれないってところから始まったのにまた見れて嬉しい。何度でも見たい映画でした。
頑張るおじさま達に癒された
優生思想的な人が多い世の中でピラミッド構造となっているショッピングサイトと物流業界。顧客満足なんてものは後付で売上重視の社会をまざまざと見せ付ける1本。
重厚なシリアスとコミカルな会話劇が塩梅よくエンタメとして落とし込まれており久々心躍る傑作でした。
自分が壊れていくことに気付かない社訓12箇条のマジックは身近に感じる要素もあり、満島エレナの強烈なキャラクターに疑心暗鬼になりつつも、最後は彼等を応援していました。
岡田将生さんは珍しく温度感のない役なのでそれもまた新鮮で目で感情を魅せる演技力は流石。
アンナチュラルとMIU404、そしてラストマイルの三作で出演の大倉さんが演じる毛利さんは力の抜け方と観察力のある優秀さのギャップにヤラれます。今回天然が炸裂した刈谷刑事(酒向さん)と抜群の相性でした。
そして末端の委託ドライバー佐野親子のワチャワチャも最上級に可愛すぎる。
鑑賞後に米津さんの主題歌「がらくた」を聴くと暖かさと切なさが倍増し感涙に浸りました。
映像が洋画に劣る邦画はショボさを補う何かが必要。さて、本作は・・
製作費が圧倒的に洋画より少ない邦画は映像面のショボさを補う何かがないと観客動員は望めないと思っています(脚本の良さとか動員力の有る出演者とか)
まず、映像は洋画に比べると悲しくなるほどショボいです。
あと、本作は、ちょうど実社会で問題になっている物流業界の影を扱っています。
(社会に不可欠・縁の下の力持ちと言葉では持ち上げられることがあっても、実際に待遇を改善されることはほとんどなくやりがい搾取でコキ使われるキツイ業界だそうです)
話としては面白かったですし見て損にはならない作品だと思いました。
ただ、テレビドラマとちょっとコラボしていて出演陣は豪華でしたが、話の進行の点では特段の必要性は感じなかった。
まあ、客入りに繋がるので否定することではないのでしょうけど・・
繋がる
推理要素は捻りもあり様々な疑いがあるも、案外ストレートな展開で起承転結があり見やすかった。また、普段何気なく利用しているECサイト、ネットショッピングをテーマに、ハラハラドキドキを味わえるのは、とても身近で入り込みやすい作品でした。代理代行や下請け、配送業者など、様々なしがらみや配送料の安さといった社会問題に触れつつも、この作品のストーリー性を貫いている点が素晴らしかった。また、Customer-centricのお客様中心主義についても、捉え方次第でお客様以外の会社主義という見方もできるということが、この作品からの学びでした。
真面目な日本人ドライバー
真面目で刀を抜けない日本人。主人公の女性はそれが淡く出された女性で、海外らしさがありながらも、出自が日本であることを拭えないようなキャラクターでした。
物語としては大手物流会社から始まりますが、大手から顧客まで繋がる作品ですので、物流会社だけではなくその他の会社でも当てはまる内容です。
野木亜紀子さんが書かれたアンナチュラルでは『幸せのはちみつケーキ』の回がありましたが、それと似たものをよく感じます。(異なる点としては、死因が意図的か意図的じゃないかのところで、これがそれぞれの物語のメッセージ性に繋がります。)
事件があったことにより一度はベルトコンベアーも止まりましたが、解決すれば元に戻ります。
元に戻った際、退職した主人公とは違って、会社に残る人間たちは何を思うのか、0という文字を見た人間は自身もそうならないようにとまた気を負ってしまい負の連鎖になるのか。
主人公が八木に言った「嫌なら止めちゃえばいい」というセリフは、止めるだけではなく、辞めるともかかっていたのでしょう。
己を犠牲にした山崎にも直接言いたくなるような、もしくは今後こうなってしまうかもしれない方々へのメッセージとして強く感じます。
飛び降り自殺は、失敗してしまい植物状態になる事例も多くあり、自殺の成功ではなく失敗を描くことで、よりリアルさが出ます。
エンドロールには相談センターの綴りもあり、閉鎖的になっている日本で働いている私たちへのメッセージでもあったと思います。
気丈に振る舞う彼等も、心の奥や頭の中では山崎の思考と似たものがあるかもしれません。
権力を持つこと自体は悪なのではなく、それをどう行使するのかによってそれぞれ物の見方が変わります。
主人公は度々海外と日本を比べるセリフを吐きますが、委託ドライバーのキャラクターを見て思い出したのは、SNS上でよく共有される海外と日本ドライバーの荷物の置き方の対比動画です。
海外ではドライバーが荷物を玄関に向かって投げたり、踏んでしまうも謝りもなく去ってしまう光景があり、それを防ぐために玄関にドリンクや食べ物を置いて改善されたという動画が拡散されました。
日本のドライバーはドリンクや食べ物が玄関に置かれなくとも商品を丁寧に届けるのがほとんどです。
この日本人の真面目な部分が映画ではよく映し出され、それと伴い委託ドライバーは雨が降る中傘もささず、荷物が落ちないようにバランスを取りながらもインターホンを押す部分がありました。
必要のない自己犠牲の元に成り立つ仕事は真面目な日本人がよく映し出され、またドライバーとしてプライドのある人間像として受け取りました。
1時間ある休憩を30分にし俊敏な配送をすることは、傘もささず雨に濡れる中荷物を抱えることは、仕事を止めるため自ら飛び降りることは必要なのでしょうか。
必要のない自己犠牲を、自身で認識することが大事なのではないでしょうか。
人の命を犠牲にして成り立つ仕事は、もはや戦争と何ら変わらないのではないでしょうか。
序盤で張られた伏線がよく回収されていたと感じます。
ストーリーの舞台を複数当てたことで、異なる立場、経歴の人たちが移されるため、観客がストーリーの社会背景や空間をうまく認識できる作品でした。
社会問題と、言葉遊びと、きゅるんと。
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