ラストマイルのレビュー・感想・評価
全1064件中、781~800件目を表示
誰かの犠牲のもとに
誰かの犠牲のもとに世の中は回っているのだと再認識させられる。
働いている本人だけではなく、その後にいる家族や恋人にも我慢を強いているのではないか。普段の行いの中でそこまで考えることはないが、こうして目に見えて示されることで思いいたらせることができる。
会社の理念が世の為から自社の為にすり代わっていく、そのことに気づいている人間はどれほどいるのだろう、自分もその罠にはまっていないだろうかと自戒させられる。
満島ひかるさんは素晴らしかったですね。外資系キャリアをいやらしくなく、その上それらしく演じていました。あんなに上手くアメリカンナイズされた人を演じた人はなかったんじゃないかな。彼女の演技に支えられた映画だと感じました。
岡田将生さんも仕事に諦めたさめた人を嫌な感じをだすことなくいい温度感で演じていました。
彼は朝ドラでもそうですが、セリフのない時の表情の演技が良いですね。意識されてるんでしょうが。
連ドラでやってもよかったのでは?と思わなくもないですが、あの集配センターの巨大さを見せるのには映画が効果的でした。
40-40より、70-40
ほぼ満席だった。
全カット、全パート、
全力投球が観客に伝わっているのだろう。
40-40は大谷翔平ファンに任せて、
ラストマイルの、
70-40を友達に話したくなる。
次は少し後方の座席から、
音を中心に観てみよう、聴いてみよう。
ロジスティ、ロジスティク、
ロジスティックス、、
間違える芝居の方が難しい。
カメラは、
ここまでヨル、
ここまでヒク、
メリハリが効いて、
伏せ気味のポジションも、
美しい。
ワイパーONのままの親子の芝居、OFFより気持ちが生々しく伝わるだろう。
箱だけでなく、
ゲーム本体もあった、
焼き鳥4目並べは、
ネギ4より鳥4の方が強い?
互角?
ゲームを囲める友人、
肩を並べて弁当食べる父子、
プレゼントで笑顔になる母子、
重い荷物を一緒に持つ仲間、
お金で買えないラストマイル。
【蛇足】
コラボは、
「アンナチュラル」
「MIU 404」
と、
NHKのあの番組の医師と、
あの番組のマルカ運輸も署名してないかガン見した、
12か条と共に説得力を増幅させていた。
すごく面白い
ドラマは一つも見ていなかったのだけど、事前に見ていなくても関係ないというような意見を聞いて見てみる。するとさすが脚本家の野木亜紀子さん、おそらく今日本一ではないだろうか、謎解き要素やスリリングな展開で引き込まれる素晴らしいドラマ構成ですっごく面白い。連ドラとの関連は、豪華な脇役くらいの扱いだ。
とある宅配業者でバイトをしたことがあるので、アマゾンみたいなあんなきれいな倉庫は知らないけど、なんとなく雰囲気は分かる。我々が気軽に通販を利用している裏では人々の汗と時間が注がれている。底辺の労働者がストライキをして条件を向上させるが、それがほんの1件当たり20円だか30円の値上げで、涙ぐましい。一方でこの社会では中抜きという不労所得が横行していて、考えると気が滅入るばかりだ。
後から考えると岡田将生はちょっとパソコンをいじったくらいであんまり何もしていない。満島ひかりと恋もしない。
野木亜紀子の脚本✕満島ひかりの演技=絶品!!
まちがいなく面白かった!
まず、
「爆弾」がもつ緊張感がハンパない!
次々とテンポよく展開するストーリー
しかも!
それが謎解きの枠だけに留まらず
社会問題的なテーマもしっかり下敷きにある
さすが、野木亜紀子さんの脚本だわ
ぐっと引き込まれて
あー面白かったって見終わったあと
ネットショッピングサイトの販売の仕方や
それを支える物流業界の現状に
思いをはせることになるとは…
驚いた!
「アンナチュラル」や「MIU404」と
からむシーンも
人寄せパンダ的にならず
さり気なく組み込まれていて
シャレてるなーと思った
それでいて
野木作品の魅力を
あらためて実感させられてしまうところが
ニクい!
そしてなんと言っても 満島ひかり!
ホントこの人うまいよねー
全体をしっかり支えてた
赤い衣装が印象的で
よく似合う
でもって、最後の最後に
米津玄師の「がらくた」がきたー!
作品にもマッチ
もう、言うことなし!
野木さんワールドにどっぷり浸れた
幸せな時間でした!
現代社会への
令和の社会派ミステリー
最高傑作 たくさんの映画を見てきましたが、様々なジャンルが詰まった映画でした。
もちろん、アンナチュラルも404もリアルタイムで見てきて、そちらからの期待感もありましたが。ドラマを見てきた方、見てない方 評価を補填するとすれば、404のドラマの中でも、ゲスト扱いだったアンナチュラルのメンバー 同じ世界に生きてるんだなと。なので、映画の登場も納得。あれ以上でも以下でもないかな。ドラマが終わっても、同じ(我々)世界でずっと活躍してくれてるんだ〜と嬉しさを大きかったですよね。2つのドラマのメンバーが事件解決の一役に買ってるという意味では、アベンジャーズと言ってもよいですよね。
さて本題 令和の時代の社会派ミステリーというジャンルに当てはまらないほど、いろんな意味がこめられてましたね。古くは松本清張の映画多数、最近では東野圭吾の天空の蜂など、社会問題を提起して、見るものをエンタメに消化させながら、考えさせられる素晴らしい映画でした。
アンナチュラル 404を見ていた私は、映画公開が決まった一年以上前から、推理して、「物流問題に絡んだ、物流関連の人の物流を止めたい犯行」と推理してたので、キャスト発表時に怪しい怪しい、阿部サダヲさんや火野正平さん親子たちが犯人ではないかと推理してました。もっとも私のような凡人が簡単にわかるようではダメですけどね。
今の視聴者、伏線が大好きな我々が楽しめるような伏線もたくさんあり、2回3回と見たくなりました。日本製洗濯機 時差 冒頭の爆発などなど。
舞台は物流業界 小売業界 IT業界の問題提起ですが、どの分野の職業の方にも置き換えて考えると日本の将来、世界の将来が怖くなります。
例えば、レストランや居酒屋、飲食業界。電車や飛行機などの人を運ばせる業種。当たり前のように受けてるサービスの裏にはいろんな方達の努力やアイディアなどが、あるんでしょうね。そういった社会に普通なことが、当たり前になってることに感謝しつつ、2回目のラストマイルを見たいなと思いました。
劇場に足を運ぶ我々の一人一人の思いがラストマイルであるように。少しづつ、良い方向に社会が向かってくように。という制作者さまたち、キャストの皆様の気持ちがわかったように思いました。
素敵な映画をありがとうございました。
野木亜紀子さんの別作品も観たい!
テンポ良く見飽きること無くラストまで…
去年、劇場で予告を観た時は内容も
満島さん・岡田さん以外のキャストも
知らされていなかった作品だったので
観ようかどうしようか思っていた作品
少しづつキャストが明かされ
内容も『MIU404』『アンナチュラル』も絡んでくるって知って…
これは観なくちゃ…😍って
ワクワクして公開待ちました。
ただMIU404は観ていなかったから
Netflixで予習した程💦
推しの伊吹さんがチャーミング💕✨
物流センター・配送業者の大変さは
自分の仕事上、とても大変なことを知っているが為に
身を乗り出す様な感じで観てました。
あぁ〜わかるぅ〰️宅配の人ホント大変なの😨
私もよく宅配便使うから
『ご苦労さまです。ありがとうございます』は必ず声掛けます。
話の展開もテンポ良く
2作品が絡んだことで
MIU404の伊吹・志摩コンビが出た時は
『おぉ〜』って思った次第です😅
キャストも豪華だったし最後まで見飽きずに観れました。
またまた日本アカデミー主演女優候補か!?
満島ひかりさんの演技スキルとして、熱演なのか素の芝居なんだかわかりませんが、キレてからの泣きの演技力は現役女優さんの中では屈指だと思っていましたが、今回の役どころがまさにそれなので、彼女を主演にチョイスした監督さんなのか制作会社をまずは絶賛したいと思います
話はミステリー要素の強いパニック映画ですが、ダラダラ謎解きシーンも少なく、テンポが良いし、生活に密接な通販サイト大手を舞台にしているので年齢層不問で楽しめます
コラボ2作品を含めて大物俳優さんたちが、ちょい出演でわんさか出てきてお茶を濁したり、CGで違和感を感じる部分もありますが、そんな事が気にならないぐらいひかり様にグイグイ引き込まれるので、そんな彼女を見たい方にオススメします
いや絶対見てほしいです!
満島ひかりさんすげぇ
人気ドラマの繋がりがあるってことで期待して観に行った。少しずつの登場で本線に絡んではいるくらい(巻き込まれている)だったね。贅沢言えばMIU404の綾野剛と星野源はもう少し暴れて欲しかったかも
本線の方だがちょこちょこっと出てきてたのがまとめて回収されて結末はっぴー?な日本のドラマの王道って感じの展開で見てて気持ち良かった。ただだからこそ展開少し読みやすかったかな。
あとは満島ひかりさんの演技がすごかったという印象。初めっからアメリカンな印象がバッチリで仕草とか目線とかかなり良い感じ、どことなくスペースと言うか人との距離とかで真面目が伝わってくる感じすごい上手いと思った。
新しいカタチ
自分たちの世界で起こる事件を同じ世界にこいつらもいたらこんな感じで噛んで来る。
アンナチュラルとかほとんど観ていないけど、こいつらが別の話(事件)で噛んで来るとこうなるみたいなことをやっているけど、本筋にはあまり関係ないですね。
銀河鉄道999にハーロックやエメラルダスが出て来るみたいなことを監督や脚本家が同じ実写映画でやっているみたいなので、スピンオフには遠いけど、知ってるドラマの話の一部みたいな作りをすれば知ってる観客には楽しめる。知らなくても観ていて困るという関わりではないのが、これからもこんな感じの映画が出て来るのでしょうか?
それで本筋の話は無差別爆弾犯人が有力人物から別の人に移り、最後主人公の舟渡センター長まで疑う展開で、12個めの爆弾のありかがハラハラ展開を作り楽しく観てました。いろいろと小ネタが最後に関わってくるので細かい設定をよく見ていたら最後にニヤニヤさせられました。
とっちらかるのは当然
ドラマのファンには音楽が流れてきたところで
テンションが上がる
だけど脇役なんだよね
脇役にやたら目立つ人が入ってくるとどうしても話がとっ散らかる
豪華キャストによる作品だけど、
ひとりの犯人の計画、実行というのがなんとも
(協力者もいる事はいる)
そして犯行の動機、経緯が少し雑
私の感性の鈍さが原因だったら申し訳ないけど
2.7m/s→70kg→0には無情感も怒りもなんの感情も湧いてこない 心震わせるなにかが欲しかった
事件の規模もなんとなく小さくなっちゃってる感じがしてしまった
もう少し褒めるつもりがこんなになってしまってすみません
ドラマファンでもあるので楽しめました
追記
劇場版MIU404の方が作品としては良いものになったのでは
脚本が本当に良い、間違いない
当たり前に面白かった
大好きなドラマの世界線で、大好きな満島ひかりさん主演の映画、米津玄師さん主題歌、とずっとずっと楽しみにしていた映画。面白くないはずがなく面白かったのだけど、公開を待ってる間に期待値がどんどん上がりすぎてしまったため、3.9よりの★4止まり。
出演している方々も豪華で、いい意味でクセのある味のある役者さんが配役されてて、そこが本線にどう絡むのかな~と楽しみながら観れた。言葉は多くなくても背景が見える宇野さん、良かったな~!
お話としては悲しい事があったことがベースなのだけど、荷物が早く届くことが当たり前のように感じる現実、普段当たり前に感じていることの奥にあるものに思いを寄せたくなるような映画だった。
大きなスクリーンで観ると映像の迫力もあり良かった。
まだ自分のなかで謎な部分もあるからまた観に行きたいなと思った。
観るべき作品 野木亜紀子さん天才
本当に野木亜紀子さんが大好きで。
アンナチュラルもMIU404も本当に大好きで。
あんまりテンション上がってしまってはと思い冷静に
観たけれど、やはり傑作。
社会問題提起がいつもの事ながらお見事すぎました。
アンナチュラルのしあわせの蜂蜜ケーキの工場の回に
も触れていた働かせ過ぎ働きすぎ問題が前提にありながら
その背景には価格競争や利便性向上にまつわる
問題も描かれていて、生活者、労働者ひとりひとりに
ずっしりと関係がある話なので考えさせられる。
スマホひとつで物が直ぐに届く便利な時代で
送料無料が当たり前になっているけどサービスは
もちろん無料ではない。
そこには誰かの苦労と労力があって成り立っていて
限界はあるというメッセージに感じたし、
私自身がサービス業をしているから
日々の鬱憤にも教訓にも、どちらにも感情移入して
没頭できた。労働に対価が見合ってなくてもある程度感謝されたら報われるけどそれによって会社だけが儲けたらしんどいよ。
あとはIT社会は便利だけど何かあったら本当に余計に
必要以上にきっとパニックになるよね。
便利で助かっていることもたくさんあって
無かった時代に戻るのは難しいけれど。
仕事に対する責任の問題も色濃く感じて
機械やデータに頼り過ぎると何かあった時の責任転嫁や
消費者のモヤモヤは、どうなるんだろう。
人の気持ちが想像出来なくなったら怖いことだなぁとしみじみ考えた。物流に限らず。
そしてエンタメとしての感想としても
音楽もテンポもやっぱり良くてずっと見応えあった。
主演の2人も良かった。
岡田将生さんハマり役すぎて本当にこうゆう人いるのよ!!芝居が上手すぎた。。わかってはいたけど。
満島ひかりさんはやっぱり存在感や癖が最初強くて普通にこの辺りに居なそうでセンター長に見えなかった。狙いだよね?と期待していた通りのさすが過ぎるお芝居でやっぱりこのチームは裏切らないなぁと感じた。特に爆弾処理してるシーン凄かったなぁ。恐怖がこんなに伝わってくるなんて。
そしてMIU404の音楽かかると単純にめちゃくちゃテンション上がる!伊吹が好き過ぎることを再確認。志麻が全く変わらずに志麻すぎて星野源さん凄い!!感動。個人的には伊吹と志麻がもう少し事件解決に関わってくれたら嬉しかったな。主役2人の役はいくら有能でも犯人推理はやっぱり警察に活躍してほしい!
そして阿部サダヲさん主役過ぎて悪目立ちするんじゃと思ってたけど、すっごくその辺にいる管理職のおじさん過ぎてまたしてもやられた。どんだけ気配まで操れるの?
豪華過ぎるキャストの良くない部分が全く出ておらず
全てが良かった。
野木亜紀子さんの脚本は事件がドラマチック過ぎずリアルで分かりみがありすぎて、ごくごく普通の日常や感情が生々しくだけどエンタメとしてワクワクドキドキもさせてくれて本当にこの世界観が大好き。ずっと浸っていたい。
映画の帰り道に配送トラックを見かけて心から感謝した。
全1064件中、781~800件目を表示