ラストマイルのレビュー・感想・評価
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MIU、アンナチュラルファンにはたまらない!!
MIUやアンナチュラルメンツが思っていたよりたくさん出演されていて、いちいちキャーってなりました!
でもそれだけじゃない、やはり野木作品、今の社会の問題点をあぶり出し考えさせられる事もすごく多くて。
絵空事ではないリアルなヒリヒリした感覚を味わいました
Customer centric(全てはお客様のために)…それはMagic word
ブラックフライデー前夜、ショッピングサイトの物流センターから発送された
荷物が届いた後に爆発、その後連続爆破事件へ発生。
センター長として着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャの梨本孔と
対応に追われる。。。
今回も予備知識なく、ただ米津玄師さんの歌に魅かれて鑑賞したのだが、
やたら豪華キャストだなと思ったら、ドラマのアンナチュラル、MIU404との
共演だったとは。
(どちらも観たことがないので、詳しくはないが、登場人物はなんとなくわかる)
まあ、それはそれでよしとして、この映画で描かれたのは、
物流業界、配送業界の問題、大変さ、苦悩に加え、
大企業による搾取、不当取引などなど。。。
そして、Customer centric(全てはお客様のために)というマジックワード、
解釈の仕方、受け取り方により、どうにでも意味合いが転ずる。
どれがホントのCustomer centricなのか、と頭を傾げざるを得なくなる。
また、爆破事件の真相、犯人の同期、そしてトリックもなかなか難しかった。
特にどうやって爆弾を仕込んだのかが、物流業界のことを知らないと
思いつかないのでは。
この映画のタイトル、「ラストマイル」に秘められたもの。
物流センターから各拠点へ配送され、各拠点からさらに最寄りの拠点へ、
そして最寄りの拠点からエンドユーザに配送されていくのだが、
その最後の区間を指していたのか。
はたまた、キーマンとなる、山崎、筧の二人が最後に辿った道、
それこそ、ラストマイルだったのかもしれない。
主人公舟渡エレナを演じたのは満島ひかりさん、たぶん映画で観るのは初めて。
最初は某スマホのCMの女王様のしゃべりが浮かんだが、めっちゃ頭が切れる、
切替も早く、おまけにコミカル、優秀なセンター長役を見事にこなしていた。
チームマネージャの梨本孔を演じたのは岡田将生さん、イケメンです。
今はすっかり朝の顔の一人で拝見させていただいていますが、
最後にスクリーンで見たのは「ゆとりですがなにか」かな。
相変わらず、かっこいいなあ。
同僚、上司の五十嵐役はディーンふじおかさん、こちらもかっこいい。
配送業を営む羊急便の管理職八木役は阿部サダヲさん、うまいよなあ、何やらせても。
刑事さんコンビもなかなか面白かったけど、配送をしている親子を演じた、
火野正平さん、宇野祥平さん、会話やお弁当食べているところ、哀愁漂う親子、
とてもよかった。
エンドロールで流れる、米津玄師さんの「がらくた」、胸に響いた。
キーマンである、山崎、筧のことを描いたんだろうな。
♪例えばあなたがずっと壊れていても 二度と戻りはしなくても
構わないから 僕のそばで生きていてよ
どこかで失くしたものを探しにいこう どこにもなくっても
どこにもなかったねと 笑う二人はがらくた
米津玄師さん、すごすぎ。エンドロールで泣きそうになった。
現代日本をエンターテインメントに描く
ノンストップ サスペンス
わたし自身、宅配便ドライバーの娘として育ち、宅配便の事務員をしていたため、委託ドライバーの言葉に胸がつまりました。
アンナチュラル、MIU404が大好きだったので、「え? あの子がこの職業に!?」という驚きや、変わらないな〜っという安心感でニヤニヤしました。もうイントロが流れるだけで胸が高まります。
続編、熱望してます!
俳優陣の演技が本当にうまかったです。
うまいとわかってて見たのにやっぱり引き込まれました。
ラストの荷物は誕生日だから日にち指定してるのかなと思ったら違った……。
けっこう前に届いてたのね。
パンフレットが変わってて、ネタバレ回避用なんだろうけどハサミ入れたくないな。でもあの俳優さんのインタビュー読みたいし、悩む。
面白かった
期待以上、想像以上!
ほんとうにほしいものは?
巨大ショッピングサイトの物流センターの話から、物流業界、エンドユーザーの生活までが描かれる。
焦点は【何故爆発物が荷物に入ったのか?】
徐々に解き明かされる謎がテンポよく、各ドラマ陣の登場も自然。
アンナチュラル以外は未視聴でしたが、役割に沿って心地いい配分。
今作でのファインプレーは火野正平、宇野祥平が演じる配達員。特に火野正平が発する言葉は刺さる。
会社の上の様子もありありと描かれ、結局割を食うのは末端…とやるせない気持ちにもなるが、一度立ち返って【ほんとうに必要なものか?いますぐほしいのか?】を意識しながら注文したいと思った。
特盛天丼のようなキャスト陣
行き着く先
「アンナチュラル」「MIU404」共に完璧に予習済み。いつもの自分に似合わないことをしてしまったから、期待値は爆上がり。シェアードムービーということで、もうこの日を楽しみにしていた。
だけど、思っていたのとは違った。絶賛している人の多くはドラマ未鑑賞であり、ドラマを見ている人の絶賛はこの物語に込められた2024年問題に対するメッセージことばかり。みんな、目を逸らしているだろう。無論面白くはあったんだけど、言いたいこと沢山ある。
まず、2つのドラマのキャストが一同に集まるというのを聞いて、どう収集付けるんだろうと鑑賞前から疑問に思っていたんだけど、案の定機能しておらず、石原さとみや綾野剛などの大物はサプライズ程度の登場でストーリーにはほぼ関わらなかった。
ドラマで登場していた酒向芳と大倉孝二演じる刑事2人がバディを組むという意味でのシェアードムービーであり、分かりきっていたことではあるけれど、同じ世界線で起きたというだけで、本作のメインはあくまでショッピングサイトを運営するデイリーファースト社の連続爆発事件。「MIU404」はまだしも、「アンナチュラル」はあってもなくても変わらなかった...。だって、死因わかりきっているのに、UDIがわざわざ解剖する必要ないもん...。ただ、何年かの年月が経過し、それに伴ってドラマの登場キャラの成長した姿が見れたのは嬉しかったな。
扱うテーマは素晴らしいし、ラストも良くて現代の当たり前に疑問を向ける、今最も必要な作品ではあるんだけど、ツッコミどころが多いし、何よりわざわざ映画でやる意味はあったのかと思ってしまう。やはり、塚原監督と野木さんの良さはドラマの方が発揮される。
この作品においても、家のテレビでゆったりと見るのが合っていると思うし、緊張感はあったものの、映画館で見る作品とはちょっと違うような気がした。そもそも、映画よりドラマの方が断然面白くできる。ユニバース映画としてもアッセンブルしてる感じじゃないし、一個人としては、「MIU404」の劇中に登場したUDIメンバーのような使い方が好み。んー...宣伝が不味いのかな。
問題は2時間で収まっていないところ。ドラマの延長戦・劇場版とうって新たな物語を作るならまだしも、本作は一からストーリーを作る上に、これまでのキャラも登場させるという何とも無謀な試みに挑戦しているから、とっちらかった状態で収集がつかなくなり、ラストはかなり駆け足になってしまっている。
満島ひかりと岡田将生の演じる主人公2人の背景も描き不足のように見えるし、今回のMVPである火野正平&宇野祥平親子をもっとじっくりとスポットが当てられていれば、更に深いメッセージをもつ作品になっただろうなと思わざるを得ない。さすがに無理があった。
ただ、面白いことは確かで、後半のテンポ感や事件の概要が明るみになっていく様なんかはこれまでのドラマ同様に興奮したし、色々と考えさせらるものも多くて、今このタイミングで作られたことは非常に意味があると思う。基盤が本当によくできているだけに、これをただ2時間で消化してしまったことが正直勿体ないなと。あまりに期待しすぎていた。そんなことより、「アンナチュラル」と「MIU404」の続編、作ってくれないかな...。
日野正平の様な人間でありたい。
テーマがはっきりした映画
おもしろかったです。
ネットショップやその配送ドライバーの問題はだいぶ前から叫ばれていますが、そこに焦点を絞ったサスペンス。
こういう「これが伝えたいんだ!」という作り手のテーマがはっきりしている作品は個人的に好きです。
「言いたいこと、受け取りました」と、スクリーンのあちら側とこちら側が繋がる感じ。
私の読解力の問題か、はたまた映画業界もしがらみがあるのが、見終わった後に
「・・・で、何が言いたかったんだ?」
という作品に当たることもあるのですが、今回はそれがなかった。
脚本家や監督の方が信頼されてるのでしょうね。
(これ、amazonの人が見ても大丈夫なのか?とはちょっと思った)
アンナチュラルは見ていたけれど、MIU404は初見でした。
綾野剛、ああいうキャラ設定なんですねw
こんな豪華な俳優陣が、メインのストーリーを邪魔することない程度の出演なんてすごすぎる!
それだけでも退屈しません。
私はわりと利便性の高い場所に住んでいるのでネットショップ利用の頻度は低いけれど、深く考えずに配達日を指定することもあって、改めようと思いました。
そして、次にネットショッピングの荷物が届いたら、梱包を開封する時にちょっとへっぴり腰になってしまうかも、ともw
それにしても、あれだけの大事件を起こしてもその結果が荷物1つあたりの賃金UP¥20で終了とは。日本が元気になる道のりは険しそうですね。
テレビ局の映画が大嫌い!なのですが…
特にF局の大手代理店のステマにまみれた内容の無い映画が大嫌いw
しかし本作!TBSのテレビドラマをモーラしたよく練られた企画! それぞれのドラマのキャストが脇を固め、ありえない豪華さ!(それぞれのドラマは観ていません)
そして何より脚本がしっかりしていて(宮部みゆき的)さすがドラマのTBS。
満島ひかりは言うまでも無く、岡田将生、大倉孝二、安藤玉恵、日野正平らそれぞれの群像劇が素晴らしく、先の読めない展開にハラハラドキドキ!
テレビ局映画とは思えない、映画作品として楽しめました。
伏線も多いので必ずリピします。
ポチリ消費社会に対するメッセージ、結局は簡単にポチる私達が根元であると感じました。
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※追記、1週間後にリピしました😅
泣きましたw
1回目はストーリ展開が早く感じられ無かったそれぞれの感情がより深く感じとれ目頭が熱くなりました。
それで冒頭から細かい伏線が凄い‼︎ 気に入った方はぜひリピオススメします。満島ひかりは凄い‼️(2度目w)
発達を遂げ進化した物流社会の限界!これは物流に限らず現代社会のシステム全てに言える事で、私達の世界はより便利で快適になる物と思い込んでいるが、人口減少、温暖化による自然災害で、国々の諍い、資源の枯渇で、これからの時代世界はあらゆる面で後退して行く事を自覚しなければならないという警告。
心は晴れないけれど
主人公のエレナ初めから犯人なんとなく分かってじゃないの?
映画館で観る価値はありません
もちろん、ある程度面白かったです。ただし、それは脚本の面白さであって、この作品に映画でいうところの「映像」や蓮見重彦さんの言う「ショット」は1ミリも存在しません。
日本人の映画鑑賞層は一定数、「面白い!」というのを「その脚本が面白い」と混同していて、編集やキャメラ、美術などに対する関心が欠落しています。
この作品もその例外ではありません。「映像」がどこにも存在しない、そしてキャメラの妙味のまったくない作品を映画とは呼べないでしょう。
グローバリズムが大量商品の最終アウトプットである物流に注ぎ込まれた時に歪みがくることは、もはや誰もが想定・経験していますし、今更感があります。
明らかに利益を享受している層も一定数いるはずですので、歪みの来る層だけを取り上げるものフェアでない印象です。
TV鑑賞で十分ですが、それでも満島ひかりや岡田将生をはじめ、俳優陣は輝いていました。まあ、そこにおまけして50点ですね。
社会派エンタメ作品。
ポチれば翌日には商品到着。そんな当たり前の日常に隠れた物流業の過酷な実際に切り込んだ作品。「アンナチュラル」や「MIU404」と絡めることでエンタメ映画としても上手く仕上がっています。請け負い家内運送業の悲哀、親子の絆、伏線回収、火野正平親子が全部請け負っています。
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