ラストマイルのレビュー・感想・評価
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シェアード・ユニバースでなくてもよかった
シェアード・ユニバースじゃなくても
良かったと思う。
アンナチュラル×MIU404と
めちゃくちゃ深く関わるわけでもないし
この二作品の世界の中で
こういうことが起きたっていう感じ。
批判的な書き方になってしまったけど
ただ、
シェアード・ユニバース作品じゃなきゃ
見ようと思わなかったし
こういう社会的な問題を知ることもなかった。
シェアード・ユニバースで
アンナチュラル×MIU404の世界の人たちに
また会える!!
なんてルンルンで見たら
自分の頭では答えが見つからない
問題をお土産に渡されたような。。。
あの二作品の完結後、
主役の人たち以外に
六郎が、坂本が、白井が、勝俣が
細かい登場人物たちまでが
登場し成長した姿が見れて
ものすごく感動して嬉しくて
ある意味救いでもあったし
あの日の続きって感じでわくわくもしたし
それがほんとにたまらなかったけど
映画のラストシーンが分からなくて
色々な人の意見や考察を見て
浅はかな見方をしたなと反省。
そりゃ脚本はあの野木先生。
きっとシェアード・ユニバースにしてまで
この社会問題を伝えたかったのかなと
すごく考えるようになった。
答えはないけど知ってほしい
あなたならどうする、
あなたはなにが欲しい
次はあなたの番
そういうメッセージを伝えたかったのかなと。
みんながみんな分からなくても
ほんの少しの人に伝われば
もしかしたら何かが変わるかもしれなくて。
そして主題歌「がらくた」。
ちゃんと聞けば聞くほど
そう意味なのかなと思わされるような。
稚拙な感想で申し訳ないですが
ほんと素敵な作品であり
色々考えさせられる作品で
ちゃんともう一回みて
ちゃんと向き合いたいと思ったし
この作品を世にだしてくれた
製作関係者や役者の皆様に
感謝を伝えたいぐらい
素晴らしい作品でした。
ありがとうございました。
物流の闇、それは私たちが作り出したもの
のっけからの荷物の爆破。
オウオウどうなっているんや。
かなりヤバいがな。
ちょっと引いてもうたわ。
で、つかみはOK。
結論から言えばオモロかった。
楽しませてもろうたわ。
2時間以上の長丁場やったけど飽きひんかったわ。
キャストも豪華。
「アンナチュラル」も「MIU404」も知らんけど!!
ちょっとだけの出演がモッタイネ~!!
満島ひかりのセンター長、切れ味抜群やね。
ナイスな配役、よう似合ってたわ。
で、アメリカナイズされた合理主義の塊やったな。
連続爆破事件もなんのその、警察に対して一歩も引かず、荷物の遅延を阻止すべく物流を請け負う羊急便を締め上げる。
それも淡々と。
締め上げられた阿部サダヲがこりゃまたウマいなぁ~!!
ただ、“のり弁当”が“から揚げ弁当”に替わっている例えは「おかしいやろ!!」と突っ込みそうになったわ笑。
そやけど、羊急便って、名前がいかにも発注元に従順な感じがしてブラックユーモア笑。
ヒツジさんやのにヤギさんやクマさんもいててクスッとなったわ。
でも、ヒツジさんがキレて集団になってかかってこられたら、コワかった~笑!!
大手ショッピングサイト内で自殺者が出てもラインが止まらない(止められない)のは不気味やった。
背筋が凍る気がしたわ、ホンマのことなんか??
Wショーヘイがやっていた委託ドライバー親子の姿が今の物流の実態やね。
安い委託料で、不在の荷物に右往左往しながら、少ない休憩時間で満足に食事も摂れず、結局を体を壊しても自己責任、けど自分たちが日本の物流を支えているという自負だけを頼りに生きていくしかない。
こんな実態をずいぶんと身近に見てきたんで胸が痛かったわ。
息子が「(委託料が)20円上がって100個配達しても2,000円で焼け石に水」と最後に語った本音に心が引きずられてしまう。
ぬいぐるみに仕込まれた最後の爆弾を、爆発寸前に息子が放り込んだ洗濯機がかつて勤務していたメーカー(HINOMARU)やったのは皮肉か??
“ポチっ”するだけであらゆるものが手に入ることを考え直さなアカンでホンマに!!と振り返る機会になった。
※米津玄師の「がらくた」がとても良い。
面白かった
私はこの作品の世界線と交錯する「アンナチュラル」「MIU404」を見ておらず、なんとなく登場人物と大まかなストーリーを知っている程度だったのですが、映画自体はとても楽しめました。ただ、この二作品の登場人物が出る頻度も決して低くはないので、見ていた方がより楽しめると思いました。
「過労」がひとつのテーマ。そのことを直接的すぎない表現で描くのが上手いと思いました。確かに自殺未遂したのは山崎でしたが、運送の佐野親子が言う「やっちゃん」も過労で体を壊し、亡くなった人。このことが話に出るのは割と最初の方で、作品のテーマに結びついてくると気づいた時はドキドキしました。また、息子の前職であったヒノモト製品の頑丈な洗濯機が、結果的に別の家族を救うことになったという伏線回収も感動しました。
登場人物の一挙手一投足、一言一言が伏線になっていて、それを不自然すぎない流れで回収していく、という感じの映画でした。ミステリーものが好きなのもあり、個人的にはすごく楽しめました。
テレビドラマっぽい
ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞🎥
テレビはあまり見ないが、たまたま先日、この映画の宣伝をしていて、面白そうだったので観てみた。
それなりに金をかけた流通センターのセット、やたらと豪華な出演者だった。薬師丸ひろ子まで出て来たのはビックリ😄笑
物語は、テレビ宣伝で「大流通センターに複数の爆弾がセットされている。さぁ、どうする?」という設定は面白くなりそうだった。
しかし、緊張感が感じられず、お金をかけたテレビドラマを映画館で観ているような感じだった (^^;
冒頭、配送センターからの品物が爆発するあたりは、その後の展開が楽しみだった。
Amazonセンターもこんな感じなのかな?……と思わせるような物流センターから発送された品物が2つ、3つと連続爆破事件となっていく。
こうした連続爆破事件が発生したら、爆弾をまだまだ抱えているような物流センター倉庫は立入禁止にして大勢の警官が物流センターを取り囲むぐらいのことはするのではなかろうか?🤔
そういう場所で引き続き、配送する/しないで揉めていたり、大勢の搬送業者をはじめとする一般人も出入りするっていうのはオカシイのではなかろうか?🤔
事件の重大性を軽視した緩さが見られて、シラケてしまう😶
本作が爆弾を扱った映画なので、どうしても長谷川ゴジ監督の『太陽を盗んだ男』と比べてしまったりするが、爆弾を作るシーンどころか、爆弾そのものが殆ど映らないというのも危機感が迫ってこない。
まぁ、あんな大傑作と比べても仕方ないが……
物流センターに目を付けたあたりは良かったと思うが、物語展開に難があり、ノリ切れなかった。
サイドストーリーに感銘。
コンベアーを止めるな
野木さん✖️塚原さん✖️新井さんの作品の魅力がなんなのかをようやく理解できた。それはズバリ「題材への敬意」である。緻密な脚本の作品は数は限られるが他にもある。ただ題材とする職業への敬意だったり感謝を感じられるのはこのトリオの作品が随一であろう。
その敬意が最も表れてるのはタイトル。ラストマイルは物流の最後の区間。ドライバーが商品をお客さんのところに届ける区間。24時間365日この世界のどこかでドライバーさんがラストマイルを駆け抜けている。そんなラストマイルをタイトルに掲げていたり、ラストシーンで子供に爆弾が入ってない商品を届けるのがエレナではなくドライバーの佐野親子である所も日夜駆けずり回っているドライバーさんへの感謝と敬意を感じる。
その上で物流を支える人として上層部にも敬意を感じる。「全てはお客様のために」というマジックワードに上層部も追い詰められている様が見てとれる。おそらく物流問題について綿密に取材して考察を重ねた上でドラマに落とし込まれたのだろう。そういう誠実さが伝わってくる丁寧な作品であった。飛び降りた社員の後ろで淡々と流れるベルトコンベアに胸が押しつぶされそうであった。この闇の原因はなんだったのか?
そんな疑問を我々に考えさせてくれる丁寧で優しい映画だった。
野木さんの脚本は相変わらず緻密で隙がない。前半のミスリード用の話を最後のオチで回収して行く華麗さには思わず笑みがこぼれてしまうほど。とはいえ、耐熱性の洗濯機は流石に無理がすぎるようなというか振り切ってギャグの領域まで行ってる。
MIU404やアンナチュラルの面々にもちゃんと事件解決の鍵となる活躍の場面が設けられていてシェアードユニバースムービーとしての隙のなさも実感。ただ、世界観を共有してスペシャルゲストとして登場させてお祭り騒ぎを演出しましたというだけでは無いところが素晴らしい。
MIU、アンナチュラルファンにはたまらない!!
Customer centric(全てはお客様のために)…それはMagic word
ブラックフライデー前夜、ショッピングサイトの物流センターから発送された
荷物が届いた後に爆発、その後連続爆破事件へ発生。
センター長として着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャの梨本孔と
対応に追われる。。。
今回も予備知識なく、ただ米津玄師さんの歌に魅かれて鑑賞したのだが、
やたら豪華キャストだなと思ったら、ドラマのアンナチュラル、MIU404との
共演だったとは。
(どちらも観たことがないので、詳しくはないが、登場人物はなんとなくわかる)
まあ、それはそれでよしとして、この映画で描かれたのは、
物流業界、配送業界の問題、大変さ、苦悩に加え、
大企業による搾取、不当取引などなど。。。
そして、Customer centric(全てはお客様のために)というマジックワード、
解釈の仕方、受け取り方により、どうにでも意味合いが転ずる。
どれがホントのCustomer centricなのか、と頭を傾げざるを得なくなる。
また、爆破事件の真相、犯人の同期、そしてトリックもなかなか難しかった。
特にどうやって爆弾を仕込んだのかが、物流業界のことを知らないと
思いつかないのでは。
この映画のタイトル、「ラストマイル」に秘められたもの。
物流センターから各拠点へ配送され、各拠点からさらに最寄りの拠点へ、
そして最寄りの拠点からエンドユーザに配送されていくのだが、
その最後の区間を指していたのか。
はたまた、キーマンとなる、山崎、筧の二人が最後に辿った道、
それこそ、ラストマイルだったのかもしれない。
主人公舟渡エレナを演じたのは満島ひかりさん、たぶん映画で観るのは初めて。
最初は某スマホのCMの女王様のしゃべりが浮かんだが、めっちゃ頭が切れる、
切替も早く、おまけにコミカル、優秀なセンター長役を見事にこなしていた。
チームマネージャの梨本孔を演じたのは岡田将生さん、イケメンです。
今はすっかり朝の顔の一人で拝見させていただいていますが、
最後にスクリーンで見たのは「ゆとりですがなにか」かな。
相変わらず、かっこいいなあ。
同僚、上司の五十嵐役はディーンふじおかさん、こちらもかっこいい。
配送業を営む羊急便の管理職八木役は阿部サダヲさん、うまいよなあ、何やらせても。
刑事さんコンビもなかなか面白かったけど、配送をしている親子を演じた、
火野正平さん、宇野祥平さん、会話やお弁当食べているところ、哀愁漂う親子、
とてもよかった。
エンドロールで流れる、米津玄師さんの「がらくた」、胸に響いた。
キーマンである、山崎、筧のことを描いたんだろうな。
♪例えばあなたがずっと壊れていても 二度と戻りはしなくても
構わないから 僕のそばで生きていてよ
どこかで失くしたものを探しにいこう どこにもなくっても
どこにもなかったねと 笑う二人はがらくた
米津玄師さん、すごすぎ。エンドロールで泣きそうになった。
現代日本をエンターテインメントに描く
ノンストップ サスペンス
わたし自身、宅配便ドライバーの娘として育ち、宅配便の事務員をしていたため、委託ドライバーの言葉に胸がつまりました。
アンナチュラル、MIU404が大好きだったので、「え? あの子がこの職業に!?」という驚きや、変わらないな〜っという安心感でニヤニヤしました。もうイントロが流れるだけで胸が高まります。
続編、熱望してます!
俳優陣の演技が本当にうまかったです。
うまいとわかってて見たのにやっぱり引き込まれました。
ラストの荷物は誕生日だから日にち指定してるのかなと思ったら違った……。
けっこう前に届いてたのね。
パンフレットが変わってて、ネタバレ回避用なんだろうけどハサミ入れたくないな。でもあの俳優さんのインタビュー読みたいし、悩む。
面白かった
期待以上、想像以上!
ほんとうにほしいものは?
巨大ショッピングサイトの物流センターの話から、物流業界、エンドユーザーの生活までが描かれる。
焦点は【何故爆発物が荷物に入ったのか?】
徐々に解き明かされる謎がテンポよく、各ドラマ陣の登場も自然。
アンナチュラル以外は未視聴でしたが、役割に沿って心地いい配分。
今作でのファインプレーは火野正平、宇野祥平が演じる配達員。特に火野正平が発する言葉は刺さる。
会社の上の様子もありありと描かれ、結局割を食うのは末端…とやるせない気持ちにもなるが、一度立ち返って【ほんとうに必要なものか?いますぐほしいのか?】を意識しながら注文したいと思った。
特盛天丼のようなキャスト陣
行き着く先
「アンナチュラル」「MIU404」共に完璧に予習済み。いつもの自分に似合わないことをしてしまったから、期待値は爆上がり。シェアードムービーということで、もうこの日を楽しみにしていた。
だけど、思っていたのとは違った。絶賛している人の多くはドラマ未鑑賞であり、ドラマを見ている人の絶賛はこの物語に込められた2024年問題に対するメッセージことばかり。みんな、目を逸らしているだろう。無論面白くはあったんだけど、言いたいこと沢山ある。
まず、2つのドラマのキャストが一同に集まるというのを聞いて、どう収集付けるんだろうと鑑賞前から疑問に思っていたんだけど、案の定機能しておらず、石原さとみや綾野剛などの大物はサプライズ程度の登場でストーリーにはほぼ関わらなかった。
ドラマで登場していた酒向芳と大倉孝二演じる刑事2人がバディを組むという意味でのシェアードムービーであり、分かりきっていたことではあるけれど、同じ世界線で起きたというだけで、本作のメインはあくまでショッピングサイトを運営するデイリーファースト社の連続爆発事件。「MIU404」はまだしも、「アンナチュラル」はあってもなくても変わらなかった...。だって、死因わかりきっているのに、UDIがわざわざ解剖する必要ないもん...。ただ、何年かの年月が経過し、それに伴ってドラマの登場キャラの成長した姿が見れたのは嬉しかったな。
扱うテーマは素晴らしいし、ラストも良くて現代の当たり前に疑問を向ける、今最も必要な作品ではあるんだけど、ツッコミどころが多いし、何よりわざわざ映画でやる意味はあったのかと思ってしまう。やはり、塚原監督と野木さんの良さはドラマの方が発揮される。
この作品においても、家のテレビでゆったりと見るのが合っていると思うし、緊張感はあったものの、映画館で見る作品とはちょっと違うような気がした。そもそも、映画よりドラマの方が断然面白くできる。ユニバース映画としてもアッセンブルしてる感じじゃないし、一個人としては、「MIU404」の劇中に登場したUDIメンバーのような使い方が好み。んー...宣伝が不味いのかな。
問題は2時間で収まっていないところ。ドラマの延長戦・劇場版とうって新たな物語を作るならまだしも、本作は一からストーリーを作る上に、これまでのキャラも登場させるという何とも無謀な試みに挑戦しているから、とっちらかった状態で収集がつかなくなり、ラストはかなり駆け足になってしまっている。
満島ひかりと岡田将生の演じる主人公2人の背景も描き不足のように見えるし、今回のMVPである火野正平&宇野祥平親子をもっとじっくりとスポットが当てられていれば、更に深いメッセージをもつ作品になっただろうなと思わざるを得ない。さすがに無理があった。
ただ、面白いことは確かで、後半のテンポ感や事件の概要が明るみになっていく様なんかはこれまでのドラマ同様に興奮したし、色々と考えさせらるものも多くて、今このタイミングで作られたことは非常に意味があると思う。基盤が本当によくできているだけに、これをただ2時間で消化してしまったことが正直勿体ないなと。あまりに期待しすぎていた。そんなことより、「アンナチュラル」と「MIU404」の続編、作ってくれないかな...。
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