「物流を止めるな!国が止まる!」ラストマイル ヨークさんの映画レビュー(感想・評価)
物流を止めるな!国が止まる!
劇中と全く同じブラックフライデー期間に合わせて観ることができてスリリング倍増!
爆弾は誰が、どこに、どうやって仕掛けたのか。そしてその動機は…とサスペンスの王道展開ですが冒頭からテンポよく進むので良い緊張感を覚えながら最後まで観られた!
人々の欲望に応えるのが資本主義の本質なので、ネット通販のしわ寄せが末端の配送業者へ集約されるのは必然。どれだけ科学が発展しても、ラストワンマイルを届けるのは人。その人が最も危険に晒される。 2025年物流問題を目前に控えた今の公開は絶妙。
そんな社会へのアンチテーゼのような内容ではあるけれど、欲望は止まらない!ベルトコンベアの耐荷重70kgを超える自分の体を載せれば止まる…なんてことはもちろんなく、すぐにまた歯車は動いていく。皮肉だね。でもそんな社会が私たちの生活を快適にしているの。
個人的には次々と起こる爆破事件のトラブルに対して鮮やかに対応していく満島ひかる演じるセンター長が胸を打たれた!不謹慎でも不測の事態で発生する問題を知恵絞って解決していくのはアドレナリンが出て楽しいよね!見事なまでの対応力に共感しかない!
あと、ドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」も見てたのであのチームが同じ世界線で動いているのが良い。ユニバーサルシェアードムービー。素晴らしい!
観終わったあと、このブラックフライデーでもう何十万円もネットで買い物してたのにメチャクチャ買い物したくなってまた買ってしまった。
我が家に配達物が届かない日はない。
買って買って買いまくれ!物流を止めるのは国を止めるということ!すべてはお客様のために!マジックワードだ!使っている間に使われている!無くても困らないものを私はたくさん買っている!それでも欲望は止まらない!たまらない!