劇場公開日 2024年5月10日

トラペジウムのレビュー・感想・評価

全114件中、101~114件目を表示

3.5小説と映画の表現の違い

2024年5月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映画『トラぺジウム』は高山一実の一人称の小説を三人称に変えることでほぼ原作に近い展開でありながら大きく印象が異なる。

小説は主人公がアイドルになりたいが為に策を巡らせ3人の仲間を集める過程が彼女の純粋さ、情熱の合わせ鏡としての辛辣さ、計算高さ、エゴイズムが内面の一人称の語りを通して描かれている。

映画ではこの辺りの負の感情が三人称になることでラストまでほぼ見えないように設計されている。明け透けの感情が情熱の強さと絡めて描かれる小説と映画の表現の違いは比較する観点で非常に面白い。

ただこうすることで終盤の主人公の強い苛立ちが、さながらサイコホラーのように唐突なものに見える(特に辛辣な描写は映画オリジナルである)のでそこに違和感を覚える人もいるのではないだろうか。

小説をテンポよく再構成して見せている点は好印象だが残念なのは原作で最も印象的な車椅子の少女サチの抱えた感情を主人公たちが理解できていない件りは巧く取り入れてほしかった、というのはある。

かっての角川映画の「読んでから見るか、見てから読むか」の謳い文句を強く感じさせる作品。
ある意味相互補完的な関係にあるので読んでから見る、という観賞方法はお勧めかもしれない。

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おさかな

5.05月2週の良い作品

2024年5月10日
PCから投稿

今年177本目(合計1,269本目/今月(2024年5月度)11本目)。
(前の作品 「春の嵐がやってくるまで」→この作品「トラペジウム」→次の作品「」)

 原作はしらないほうです。
アニメ作品は見ても憲法論などにならない映画は基本的に投稿もカウントもしませんが、良かった映画なのでぜひ。

 お話自体は原作の通りなのかな?主人公(を誰にとるかはともかく)の「ちょっと強引な」方法でチームを組んでアイドルレビュー…と思いきや…と言ったお話です。

 ただこれらの点は多くの部分で原作にそって作られているため当然あることないことも言えません。

 同小説のファンの方はもちろん、知らない方も知らない作品ならまさに90分ほどで展開もゆっくりだし、いろいろ考えさせる点が多いし、おすすめといったところです。

 個人的には憲法論的なみかた(それぞれの目指す人生に対してバンドなりを作るときにそこを抜ける抜けないの自己決定やそれを尊重すること等)でみました。ただ、音楽シーンももちろんあり、そちら観点でもおすすめです。

 主人公をはじめ4人のキャラは生まれも育ちも今いる学校も全然違います。そうした彼女たちが目指したもの、そこでが起きたか…という映画ですね。

 採点に関しては以下のようにしています。

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 (減点0.2/「ドローンを飛ばすには、C++やJavaを勉強しないと、ですね」)

 IT企業につとめている私ですが、以前は国家資格としての基本情報技術者試験があり、そこで言語を必ず学習することになるので(基本情報技術者試験は、一般的なIT企業ではだいたい3年目くらいまでには取りましょう、になる)、その「基礎」として今でも応用例が多い「C言語」を学習します。映画内でいうC++やJavaはそれらの発展言語です。

 ただ、国家試験である同試験もコンピュータ受験が可能になると「特定の言語の問題は出さない、アルゴリズム等を読解できるかを問う問題にする」となり、C言語やC++などをしらない方も当然出てきます(まあ、今年2024年のうちの新人さんも外部研修では学習するのかなぁ)。

 この辺、映画のストーリーとは関係が「ほぼない」のですが(プログラムを作るとかという話にならない)、C++にせよJavaにせよ、もう少し何か字幕・演出上の工夫が欲しかったです(この映画を上記のように憲法的な観点があるのだろうという「学習映画」の趣で行くと、いきなりC++?、Java?となって厳しい)。
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 (減点なし/この映画のタイトル)

 映画をご覧になった方はもうお分かりだと思いますが、映画内では夜に「一つの星座」だけをずっと見つめているシーンが何度もあります。この「一つの星座」とかかわりがあるものです(ネタバレ回避)。

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yukispica

3.5主人公に難あり

2024年5月10日
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ゆきお

3.0プロ意識に欠けるアイドル

2024年5月10日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

原作未読で、いわゆる最近話題の集団アイドル?にも全く興味が無いのですけど、アニメの絵柄が可愛かったのでついつい鑑賞してしまいました。

序盤、アイドルを目指す主人公東ちゃんがアイドルグループ「東西南北」の人集めに正に東奔西走します。グループ結成以後はメディアへの露出や売り込みまで一手に担い、まるでアイドル兼プロデューサーみたいな立場で奮闘するストーリー。

「アイドルという虚像」を作り出すためには東ちゃん自身あまり興味のないボランティア活動も「好印象を演出する過去の経歴、大手メディアに接触する手段」として利用するあたり、ほんと分かり易い上昇志向、欲望の発露が見られて逆に新鮮だったのですが、その裏の戦略はともかく見せる態度の悪さ、表情が醜悪すぎて興醒めです。

特に相手に対して不満な時に何度か見せた彼女の「チッ」っていう舌打ちが無意識に出ちゃうのは普通の家庭に育った高校生女子の仕草としてあり得ない。平気で食べものを路上に捨てて隠したりするし、育ち悪すぎ(笑)。

外見が抜きん出て美しいわけではない人間(失礼)がアイドルとして戦略的にメディアへの露出しようとする際、綺麗事は言ってられないのは分かります。

ただ、それらが性格の悪さに直結するかって言ったらそうじゃないと思うし、実社会でもそれは証明されています。例えば長く芸能界に残る人って裏方さんにも気を遣い、常日頃からファンサービスに意識がある方がほとんどというじゃないですか。これは伝聞ではありますが実生活と照らし合わせても真実と思います。

最終的には、主人公から協力者が離れることで彼女の今までのやり方の一部は否定されることになるのだけど、この「手段を選ばない上昇志向=性格の悪さ」としか捉えられない時点でこの物語の底の薄さが露呈してしまいます。元アイドルさんの原作ってこのあたりはどうなってるんだろうと、最近の原作無断改変問題を絡めて疑問を持ちました。

また、言及されるかどうか期待していた「自分を応援してくれるファンに対する感謝の気持ち」ってのが具体的な行動として最後まで明示されずに残念でした。

例えば東ちゃんに対するファンレターの数が他のメンバーと比較し少なくて精神的に落ち込む描写がありました。
おそらく内容確認さえせずゴミ箱直行モードを暗示してるんでしょうけど、少なくともその中に車椅子の可愛い女の子を始め、ボランティアで実際接触した方々からの手紙があったかも・・・という認識があってしかるべき。

少なくとも全部の手紙に一応目を通す、場合によっちゃ感謝して部分的、選択的にでも返信するのがプロのアイドルのしかるべき行動というものじゃないでしょうか。ファンが返信みて感動し過去のボランティア活動の掘り起こし含めてSNSで拡散してくれるかもしれないのに。そこを期待して戦略的に動くのがプロの本当のあざとさなんだけど、分かってないねぇ。

東ちゃんは最終的にそれなりの着地点を示しますが、この「一人一人のファンあってのアイドル」という視点、描写が最初から最後まで抜け落ちていて、見た目以外で推せないアイドルの典型の様で残念でした。

むしろ、彼女以外のメンバー3人が皆、あざとさも無く基本善人で終始こちらに共感してしまう始末。

この流れは、この作品の本意じゃないと思うのだけど、どうなんでしょうかね。

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やまちょう

2.0良くも悪くも作者ありきの映画

2024年5月10日
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楽しい

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すん

3.5思ったよりアイドルしてない

2024年5月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

前情報は何にも無しで私はみました。
主題歌をVTuberさんが歌っていることから王道キラキラアイドル系だと思っていました。
ですが違いましたね
序盤の仲間集めパートは平和だったのですが
主人公の悪い部分が見え始めたりするとことがよかったですね(普通の人間じゃしない発言を友達するにのはありえないけど)
歌唱ダンスパートはさすがって感じでめっちゃ綺麗でした。
最初にインパクトのある主題歌を流したせいで劇中歌がすこし弱く聞こえてしまうのは仕方ないのかなあ…
結局主人公の我儘に最後まで付き合ってくれた仲間の3人がただただいい人だったなと思います。
最後には主人公の我儘も無駄ではなかったことがわかって上手くまとまってるなと思いました。
原作も読んでみたいなと思います。

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ねぐまちゃ

3.0普通のアニメ

2024年5月10日
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ゆ

3.0キラキラしてる世界への憧れは人それぞれ

2024年5月10日
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アイドルやってた子が書いた物なのだから、こう言う世界もあるんだろうなとは思いました。
原作読んでないから分からないけど、映像にするのにかなり端折ったんじゃないかと感じます。
人への思いやりなど、様々な経験を通しての人間の成長物語として捉えればいいのかな
あと、仲間内の中での舌打ちはやめた方がいいよね
思ってたのとは違ったけど、だからこそ見て良かったです

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たつのこ

3.04人のベクトル

2024年5月10日
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ごっとん

5.0アイドルの素晴らしさと難しさ共に味わえる作品!

2024年5月10日
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けちゃっぷ

3.5少し違和感

2024年5月10日
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S☆

3.0原作とかなり違う?

2024年5月10日
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鑑賞方法:映画館

単純

何年も前に読みましたから忘れていますが、内容がかなり違うような気がします。原作はあっという間に読めて入り込めた記憶がありますからちょっとがっかりです。

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イ・ジア

4.0主人公ゆうの性格!!

2024年5月10日
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楽しい

怖い

萌える

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シャーリィーちゃんねる

4.0Clover Work好きなら

2024年5月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

萌える

期待を外さない出来だったと思う。
Vtuberの星街すいせいさんも好きなのでそこも。
和定食頼んだら中華ばったかだったみたいな期待外れなものはない。
とはいえ、話の内容は想定を上回るものではなく、驚きの展開とか斬新なストーリーなどはないので、純粋にアイドルグループモノを欲する人が観るべき作品

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龍之新